◆7月22日(金)の子どもたち
2022年07月22日 金曜日
◆大移動(水害訓練)/廊下は広い (つぼみ)
今日は水害の避難訓練がありました。大雨により、1階の部屋が浸水するという事で、2階へ避難しました。放送が流れ、おんぶされたり抱っこされたりして部屋を出ました。ふじ組も一緒に、よいしょよいしょとゆっくり2階へ上がり、大人は汗をかきかき、無事2階に到着しました。人数確認をし訓練は終了、そしてすぐにまた階段を下りて1階へ戻りました。
ロビーには、水槽があったり、年長児のお楽しみ会で使っていたお神輿が飾られていたり。行き帰り親御さんと一緒に通っていると思いますが、事務室へ入ろうとしたりあっちへこっちへと興味を持ち、開放的になり、追いかけると逃げていき楽しんでいました。
このまま、部屋の前の廊下で遊ぶことにしました。トンネルと、押し車を出して置き、自由に過ごしました。歩ける子達は、広い廊下を行ったり来たり、歩くだけでも楽しそうです。ちょっとしたスロープを行ったり来たり、ちょっとした段差に座ったり、また自然と高月齢の子達は集まってにぎやかに遊んでいました。
低月齢の子達も、辺りをハイハイしたり、押し車の中に座って揺らしてもらったり。狭い箱の中は居心地よく、入って嬉しそうに笑っていました。高月齢児も自由に箱の中に入ったり出たり、箱を押して移動したり、他の子が入っている箱を押してあげたりして楽しんでいました。
お部屋や園庭だけでなく、いつもと違う場所で、特別なものはありませんが、広い場所で行ったり来たり、伸び伸び遊ぶ姿が見られました。(T.Y)
◆避難訓練に参加しました。(ふじ)
「おはなし、でーてこーい」と朝から子ども達の元気の良い声が保育室に響き渡っていました。
時々絵本コーナーで繰り広げられるこの光景。絵本を読む前に歌う歌を覚えて歌っているのです。
わくわくの子ども達が中心ではありますが、きらきら、ふわふわの子も一緒に口ずさんだり、振りを真似てみたりとやる気は十分です。
「お話、読もうか?」と子ども達に尋ねるとうんうんとうなづいています。
早速集まって絵本を読もうとした時、突然放送が入りました。避難訓練を告げる放送でした。今回は洪水の際の訓練です。1階のふじ組保育室は危ないので、2階に避難を始めました。階段を使っての避難です。「上に行くから皆ついてきてね」と声をかけながら移動しました。
雰囲気を感じた子は真剣な表情で避難し、中には不安に思った子もおり、保育士に抱っこされながら移動し、階段は個々に合わせて介助しながら無事に2階へ避難することが出来ました。
避難訓練の後は部屋に戻り、絵本や紙芝居を読みました。お話出てこーいの歌もバッチリ上手に歌えました。
外を見ると雨が降っていたため、今日はおひさま広場で滑り台やボールプール、クネクネの平均台など身体をたくさん動かして遊びました。
机上遊びも人気です。今回は粘土がしたいと子供達のリクエストで行いました。
子供達の興味に合わせて、これからも遊びの幅を広げていきたいと思います。
I.Y
◆クレヨンの氷って?(きく・たんぽぽ)
今日の為にと昨日の午後に用意していたものがありました。
それは、「たまごの氷」。
風船の中に、ビーズや小さいフィギュア、ジスターを詰めて水を入れ、固める。そんなたまごの氷をみんなで一緒に作って用意しました。
でも、だんだんと曇り、皆が外に出る時間には雨が。タイミングが悪かった、、。
子ども達にも、「明日やろうね」と話していたので、今日出来なくなったことを話しました。「なんでー?」と尋ねる子もいて、楽しみにしてくれていたようです。
代わりに、「きょうりゅうのたまご」という絵本をにじグループから借りてきたので読むと、食い入るように見ています。
たまごの氷はいい天気の日のおたのしにとっておくことにしました。
楽しいこと間違いなしです。
今日はお部屋でもできる氷あそび、「クレヨン氷」をしました。
まずは保育者が見本でやってみると「わーぴんくだ」「すごーい」とみんなの心を鷲掴み。早くやりたくてウズウズ。氷を持っている保育者の傍をがっちりマークして1番に手に入れようとする子もいて笑みがこぼれます。
欲しい色を手した子も出来なかった子もいましたが、白い大きな画用紙に思い思いに筆(氷)を走らせています。
緑の氷で黙々と描いていた〇くん。
しばらく様子をみていると、ムクっと顔をあげ「できた」と一言。
何を描きたのかを聞くと。「えほんのきょうりゅう」と返ってきました。「?」が浮かびましたが、朝のことを思い出し、「きょうりゅうのたまご」の絵本に出てくる恐竜の事だと気づきました。「朝読んだ、きょうりゅう?」と聞くと「うん!うん!」と嬉しそうに頷いています。
「たまごの氷」と「クレヨンの氷」ものとしてはちょっと違いますが、同じ氷。〇くんの中でちゃんと繋がっているんだなと思いました。
今年の夏は、色んな氷にたくさん触れ合って、発展させていければと思います(I・K)
◆小さな画伯たち (うみグループ)
今日は26人と少人数の中、のんびりと過ごしました。
「○ちゃんはお休み?」と今日来ていない児の名前が何人も出てくるなど気にかける姿が見られ、子どもたちは少し寂しそうでした。
何気ない日常の中で子どもたちが築き上げてきた関係性の深さが感じられます。
今日は初めて水害の避難訓練がありました。近くの川から水が溢れそうだという設定での訓練です。
1階の低年齢クラスが2階に避難する中、うみグループは室内に集まりました。
川が溢れるとどうなるのか?身を守る為にはどう行動すれば良いのか?
話をよく聞く事や自分で考える事の大切さに繋げ伝えていきました。
子どもたちは集中して耳を傾け意識を持っていました。
日頃の集まりでも感じますが、保育者の言葉を自分なりに受け止め考える様子が見て取れます。進んだり戻ったりを繰り返しながら、日々成長している姿が感じられます。
その後は昨日とはまた違ったアプローチで風鈴作りをしました。
風鈴をなぜ夏に飾るのか?由来を含め涼みについての話もしながら取り組みます。
年長組がお楽しみ会で行った、スポンジでのスタンプで模様をつけていきましたが、絵の具の分量の違いからマーブリングのような色合いを見せたり、半分に折ってデカルコマニーにしている児もいました。
スポンジの感触や色のつき方を楽しむといった保育者の思惑とは違った仕上がりとなりましたが、むしろ子どもたち1人ひとりの感性が垣間見え、色のつき方や混ざり方と向き合う子どもたちの表情がイキイキとしており楽しい活動となりました。
「次はどんな模様になるかな?」と何枚も取り組む小さな画伯たち。色の不思議さをたっぷりと感じた絵の具遊びでした。
雨も上がりその後は園庭へ。シャワーも全員浴びて気持ち良さそうでした。毎日のシャワーや水着の準備をありがとうございます。今後もたくさん水遊びをしたり汗を流し、安全に留意し楽しく過ごしていきたいと思います。
O・Y
◆宝石のような色水あそび(にじグループ)
にじグループで2回目のプールにも入り、夏ならではの水遊びをたのしんでいる中。今日は色水遊びをしてみました。
いつもは水の色付け染料は絵の具が主ですが、今日は食紅を使ってみました。用意した色は青・赤・黄色の3色です。
絵の具とちがって食紅だと色に透明感がでるのが魅力の一つです。集まりで子どもたちの前で水に溶かした3色の食紅水を紹介すると、その宝石のような色の輝きに歓声があがりました。
さらにスポイトで色と色を混ぜ緑に変化する様子を見ると、子どもたちのやりたい気持ちのボルテージは一気に上がりました。
一人一つ透明のカップを持ち、色実験の始まりです。
スポイトで少しずつ色を重ねていく毎に変化するコップの色、子どもたちの“きれい・おもしろい・たのしい・こんな色になった”等の様々な気持ちが湧きあがります。
りんごジュース、メロンソーダ、抹茶、コーラ・・・ちょっと混ざり過ぎた茶色や黒っぽい色も食紅の魔法“透明感”が、素敵な色に魅せてくれます。
コップを持ち上げて光に当て、透き通った色を子どもたちが楽しみ始めました。「光にあてるとキレイだね」の〇くんの言葉に、ライトを用意してみました。できた色水にライトを当てるとキラキラ輝きだします。コップを持ち上げ上からライトを当てれば床一面に色と光が映し出され「海の世界みたい」と、言葉も子どもたちから出てきました。
最初はたくさんの色を混ぜすぎて濃くなりすぎた色も、何度も作り直すことで、何をどれくらい混ぜれば〇色になる、のコツがつかめたようでした。思い思いの色を作りあげ、色水あそびをとても楽しんだように思います。
色水あそび。環境や道具、材料など今日とはちがう工夫をして、また楽しみたいと思います。
e.y
◆プールに入りました。(そらグループ)
昨日、「明日大きいプールに入ろう」と伝えていたので水着、水泳帽、タオルをしっかり準備してきてくれました。楽しみに登園してきた子ども達ですが、黒い雲が出始め雨がっ降ってきた時には「今日は入れないかも」と残念そうな表情でした。しばらくすると子ども達の願いが通じたのか雨があがり大喜びの子ども達でした。
男女分かれてプールに入りました。まずは女の子たちから入り思いっきり遊びたい子は大きい方へ入り、なぜか保育士が標的になり水鉄砲で保育士めがけ水を発射。水の掛け合いになりお互いプールの中を逃げ回っていました。顔を付けて泳いだりのんびり遊びいたい子は小さいプールの方で如雨露を使って遊び、ひまわり組の◇ちゃんは小さいほうのプールの枠におもちゃを並べ「射的屋さんごっこ」を始めました。お楽しみ会のお祭りを思い出していたようです。
男の子の番になるとひまわり組の〇君、「冷たい水は嫌だ」と保育士に伝えてきました。「寒いから」と聞くと「うん」と。小さいほうのプールにはぬるま湯を準備していたのでそちらを進めると小さい方へ。友だちが大きいプールで思い切り遊んでいる姿を見て「やっぱりこっちが良い」といざ大きい方へ。友だちと遊び始めると冷たさも忘れワニになって泳いだり水てっぽうで打ち合ったりと思い切り遊ぶことができていました。上がる時にはなかなか出てこない程楽しんでいる様子がありました。
今日は洪水に対応する訓練がありました。新しい試みで洪水の時はどこに避難知ればいいのかを子ども達にも知ってもらうための訓練です。ちょうど雨が降っている時の訓練で「近くの川から水が溢れそうだ」という設定で行うとリアルに感じたのか真剣な表情で保育士の話を聞いてくれていました。
そらグループがある3階までは水が来ないけれど1階のつぼみ、ふじくみの保育室には水が入ってくる可能性があるため上に避難するという事を伝えると驚いた表情で真剣に話を聞いていたゆり組の◎君は「僕のお家は高いところにあるから大丈夫だ」と自分の家のことまでも想像しながら参加してくれていました。普段行っている避難訓練とは一味違う水害訓練。このご時世何があるか分からないからこそ普段の備えは大切になってきます。
(K☆H)
Posted in 園のこだわり