◆7月16日(土)の子どもたち
2022年07月16日 土曜日
◆土曜日保育
今日は年長児のお楽しみ会なので、土曜保育はふじ組保育室でみんなで一緒に過ごしました。
いつものお部屋でも、お兄さんお姉さんがいるとなんだか違って見えるのか、立ち止まってお兄さんたちの遊びをじっくりじっくり観察しているふじ組の○くん。
いつもなら線路を見つけると外すのが楽しいことを知っているので見つけるとすかさずやってくる〇くんですが、年中児たちが次々と展開していく遊び方に少し圧倒されていて、少し離れた所から憧れの眼差しを向けながらも、なんだかたのしそう~!と時折微笑む姿がとても可愛らしかったです。
雨が降っていない時間があったので、園庭にも出れました。
排水溝の土を掘る作業をしていた保育者を見つけ、同じように玩具のスコップを持って来て真似をしている子どもたち。掘っているとその近くでなにかの幼虫を発見したうみGゆり組の◇くんは大興奮です。まず一番に、にじGゆり組の☆ちゃんに見せたくておもいっきり走っていったあとは、ふじ・きく・たんぽぽ組の子にも、「幼虫いたよ!みえる?」と優しく教えてくれました。
少しするとまた雨が降ってきてしまい、早めにお部屋に戻りましたが、お部屋でも年齢関係なく一緒にじっくり遊び込む姿がとても印象的でした。
幼児グループの子が優しく助けてくれたり、お兄さんたちが片付ける姿を見て、使っていなくても片付けを一緒にし始めるきく組の□ちゃんやふじ組の★ちゃんの姿があったり…
異年齢での関わりの素敵さを改めて感じました。
I.S
◆お楽しみ会(ひまわり)
今日は待ちに待った「お楽しみ会」でした。
生憎の雨ではありましたが、「雨でもやれるのですか?」「急な変更、準備が大変ですよね…」の保護者の皆様からの一言に我々保育者の心は常に晴れでいる事が出来ました。
そして、こども達の、お楽しみ会を楽しみにしている表情や発言、お楽しみ会が近づくに連れて年長同士の会話がそれ一色に染まっていく様も空の雲は払えずとも心に雲を寄せ付けない要因の一つでありました。
※てるてる坊主を作ったこどももおりました
このイベントを企画出来た事、実行出来た事、当日も然りですが当日を迎えるまでのこども達の活動や行動の過程、どれをとっても「やれて良かった」の一言に尽きます。
結団式、昼食、おまつり、おやつ、探検、神輿担ぎ、盆踊り、夕食、花火、解散式のスケジュールはどれも密なものでした。
結団式
普段とはひと味違う衣装をみにまとったこども達。曇り空の中、淡く華やかな色彩が次から次へと園内に吸い込まれていく様は受け入れをする保育者にとっては幻想的でもあり、今日は何かが違う日、否が応でも特別な日と感じました。
大人が感じたので、感受性のあるこども達にはもっと特別な日になっていたのではないかと思います。
結団式では、異様なテンションのお祭り屋さん(園長)が場を盛り上げてくれました。
本当の事を言えば、こどもよりも笑っていたのは後ろに立っていた保育者達です。
1日のスケジュールやお祭りに必要な財布やしおりをを貰い、期待も準備万端です。
昼食
シートを広げると「あー、一緒だー」とシートを見せ、自然と近くに座り合います。
たったそれだけ、でもそんな奇跡が友達の輪を生むことがあります。
「お弁当箱の中身も一緒なんじゃない?」と伝えると、
「嘘つかないで」と言われました。
保護者の皆様の愛の詰まったお弁当は愛が溢れすぎて途中で蓋をしてしまったこども達やすぐに空っぽになった代わりにお腹はいっぱいになったお弁当箱がありました。
※休日の朝、そして前日からの買い物や仕込み…誠にありがとうございました。お弁当に勝る給食はないと給食室の職員も頷いておりました
おまつりに向けてパワーチャージを終えたこども達です。
おまつり
タダで貰った育子園でしか使えないお金。
それを握りしめ、様々なゾーンに向かい体験します。
すぐにお金が無くなり、一階の銀行に向かうこども達。
今日、何度、一階から三階を往復したことでしょう。
一体何段階段を駆け上がった事でしょう。
想像するだけで、こども達のエネルギーの源の底深さを痛感します。
※お土産を見て話をしてみてください
おやつ
「おやつは何?」こども達が聞きます。
「何だと思う?」と問うと「せんべいかな?」と日常を全面に押し出してきました。
そんなはずはない…と思いながらも「お楽しみに…」と。
※アイスでした。あの時の歓声と、スタンディングオベーションはアイスを持っていた保育者はスターになった気分です。(用意してくれたのは給食室の先生なのに)
おやつ後のキャベツちぎりは給食室の先生が美味しくなる方法を教えてくれます。
(自分達の口のサイズにちぎる事)
活動もアドバイスもシンプルイズザベストです。
探検
アイスで小休止し、いざ、探検へ。
薄暗い時間と空間に、何となく今からどんな雰囲気でどんな事をしていくのかを察するこども達は「何か怖いやつやんないでよ」と言います。
妖怪に扮した保育者がクイズやゲームを出してくるのでミッションクリアを目指し、力を合わせます。
クリアすると貰えるキラキラシールと、最後にもらえるおみくじ…。
全員、奇跡の大吉でした。
※決して肝試しではありません。
御神輿担ぎ
探検でもらったシール。
実は、自分たちで作った御神輿に貼るデコレーションの素材でした。
思い思いの場所に貼り、個性的な3つのお神輿がホールに集まります。
※うみ〜ダイヤの御神輿〜ダイヤの神様はこども達にダイヤをもたらす力あり
※にじ〜紅く、虹の御神輿〜火は大事だからこそ赤でそれを表現し、LaQで作られた龍の神はこども達に龍の力をくれるとか…
※そら〜水の御神輿〜水の神様には羽もあり、水を大切にする事がテーマに作られた様で、プール遊びを安全に守るなどの効能があるらしい
それぞれに神輿の紹介をし、園内を担ぎに行きます。
盆踊り
踊ると出てくる妖怪。
そんな訳がありま…した。
こども達は右の力こぶに、
「妖怪は出るのか出ないのかどっちなんだい?出る、パワー」
と声を挙げました。
その合図でホールのステージのカーテンが開きます。
これは奇跡です。
※みた事の無い妖怪もいました(ココシャネル、泥団子魔神、ザベス)
夕食
「こんな日に食べるのに相応しい夜ご飯は?」
という問いに「やきそばぁ…?」と他の物を期待していたような返事をしてくれたこども達でしたが、屋台のようにパック詰めされた焼きそばをワシワシ頬張っていました。
※スイカ屋さんから貰えたスイカはいつもよりも少し良いスイカでした。(原価)
花火
当初の予定時間を30分オーバーしながらも行った花火。
花火まだ?の声が15:30からひっきりなしに聞こえてくるほどこども達が楽しみにしていた事を保育者は知っています。
「え?花火どこでやるの?やれるの?」と撮影隊の方の呟きも聞こえないフリをし、こども達を二階ベランダへ誘導します。
花火が初めて…というこどもも多く、
「火が怖い」という子もちらほらおりました。
※その子に合わせて援助と本数を調節
解散式
振り返りの時間です。
振り返っているのは保育者だけかもしれません。
こども達はというと、疲れと眠気と興奮が相まって今すぐベッドに入れば5分で寝てしまうのではないか?という姿も…。
お昼寝なしの朝から夜まで。
(20:00までの楽しい活動とはいえ、集団活動です)
火曜日の登園まであと2日休養があります。
いつも以上にわがままで、いつも以上に疲れているかもしれません。
休日中、普段見られない甘えもあるかと思います。
「楽しすぎたんだね」
と受け止め、関わって頂けたら非常にありがたく感じます。
本日は、休日、夜遅くまで大切なお子様をお預けくださり誠にありがとうございました。
幼児G職員一同
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