壊しながら学ぶ
2022年06月24日 金曜日
小さな子供たちは、壊すことを楽しむ姿がたくさんあります。積んだ積み木を崩したり、玩具を解体したりと面白いほど次々と壊していきます。1歳児の〇君は、積み木を積み上げると嬉しそうにそばに来て、あっという間に崩して去っていきます。積み上げているのを見事に察知し、崩しにやってくる姿がとても愛らしいです。
年長になった☆君も、かつてはそんな姿を見せてくれました。先日☆君はブロックで作った恐竜を見せてくれました。説明がなくてもティラノサウルスと分かるクオリティーの高さを感じるほどの作品でした。
作ったものを壊す姿を見ると、大人はせっかく作ったのに・・・とゼロに戻ってしまったような感覚になりますが、子どもたちはゼロにしたのではなく、次へ進むための準備をしているのだと思います。まだ作るのが難しくても壊すことは簡単です。まずは壊しながら作り方を学び、また壊しては違う作り方を学ぶことを繰り返し、創造力を養っていくのだと感じていました。☆君の作品がそれを証明してくれたような気がします。
保育主任
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