◆5月18日(水)の子どもたち
2022年05月18日 水曜日
◆逃げろ~(つぼみ)
とられてたまるか・・・逃げろ~
「おはよう」 朝の始まり、自分から両手を広げてお部屋に入ろうとする子が増えてきました。
その様子に保護者の方々も安心した表情に・・・
逞しくなってきました。
園庭遊びも行動範囲が広がって、園庭奥の築山辺りももう平気です。
今日はとうとう水道で水浸し、泥んこまみれになってしまった子もいます。
本人、大満足顔、豪快に遊ぶ姿にいよいよ始まったなと感じます。
かたかたかた・・・今日も手押し車がリズムよく響いています。
途中で選手交代、〇くんから△ちゃんの手へ・・・
お部屋でも△ちゃんは盛んにつかまり立ちをしています。
やったー・・・とちょっとしめしめ という表情。
ゆっくりゆっくり慎重に足を動かし始めた時です。そばにいた□くんが気づきました。
あー、いいなー・・・そんな感じです。
その心の声がきこえたのか、△ちゃんが取られまいと ゆっくりゆっくりから急に猛烈ダッシュに早変わりしました。
ダ・ダ・ダ・ダ・ダー・・・・・
□くんは突然の出来事に呆然としています。
逃げろ~ 逃げろ~ まったく逞しい姿です。
そんな風に、少しずつ自分以外の存在に気付き意識していくのです。
つぼみ組の仲間、一緒に大きくなろうね と思いました。
昨日押し車で園庭一周をした〇くんは、今日はまたまた大冒険、トランポリンの裏側を知ってしまったのです。
太鼓橋の下を そろそろそろ・・・と入って行きました。
少々暗いからかなりの冒険、でも好奇心がかきたてられたようです。
入ってみるとすぐにトランポリンがあります。
ここにいるよー と余裕の表情で出てきました。
晴れが続きそうです。
明日はどんな顔を見せてくれるかな? わくわくします。(N・S)
今日から靴です ルン♡
いっぱい遊んでお腹ぺこぺこ
◆初めてのお散歩(ふじ)

久しぶりの青空が広がり、気持ちのいい天気になったので、初めてのお散歩に行くことにしました。
今日はきらきら・ふわふわのメンバーで出発です。
散歩カーに乗ったときは抱っこを求めて『おろして〜』とアピールする児も何人かいましたが、散歩カーが動き始めると『あれ?どこか行くのかな?』と周りをキョロキョロと見渡し始める子どもたち。
ドキドキがワクワクに変わった瞬間でした。
ホールの前でみ仏さまにご挨拶をして、いざ出発です。
園周辺の道路には、バスやトラック、タクシーにごみ収集車など、乗り物がたくさん通ります。
「バスだよ!」「あ!ゴミ収集車もきたよ!」という保育者の声にも良い反応を見せてくれて、
乗り物を「あっあー!!」と言って指差ししていたり、「ばしゅ〜」と教えてくれたり。
乗り物や道行くひとにバイバイと手を振り、散歩カーの中で身体を揺らすほどみんなご機嫌でした。
4月の園庭のあそびの時、散歩カーに乗っていると、気持ち良くてすぐにスヤスヤ寝ていたふわふわの◎くんは、今日は散歩カーから身を乗り出そうとするほど、隙間から顔をひょっこりと出し乗り物に夢中の様子です。
乗り物を目で追い、手を伸ばしてみたり目の前のお友だちにも興味津々でほっぺや手をそっと触ってみたり。
いろんなものへの興味の幅も見るものの視野もぐーんと広がってきているなぁと感じました。
出発する時は泣いていたきらきらの☆くんは、園に着くと「イェー!!」と言いながら拍手をしてくれて、楽しかったことを全身で伝えてくれました。
あたたかい日差しを浴びて、園に帰る頃にはうとうとする児もいたりと、とても心地よく楽しいお散歩になりました。
明日はわくわくの子どもたちがお散歩へ行く予定です。
どんな反応が見られるのか、楽しみです。
I.S

わくわくの子ども達は園庭で遊びました。ウッドデッキの上で「おーい!」
◆ともだち(きくたんぽぽ)

お花の奥の虫探し。
いい天気です。雨の日も大切だとはわかっていながらも・・・やっぱり気持ちがいいですよね。朝から、ちょっと気持ちが保育園に向かないでいた〇くん・・。ちょっと涙顔で登園です。保育者の隣に座ってしょぼんとしていました。それをみていたのでしょうか。△くんが玩具をもってそばにやってきました。
「ほら・・ないてないで」と言葉を添えて持って来てくれました。慰めてあげようと思ったんですね。自分以外の人に気持ちを寄せる姿がちらほら見られるようになりました。
たんぽぽ組には、新しいお友だちが先日から来ています。当り前ですが、朝は離れがたくて泣いています。
今日は園庭で遊んでいる時に、ニコニコと笑顔で遊んでいました。それを、おつけた※ちゃんは
「わらってるね、ないてないね、めずらしい」と言っていました。いつもと違うと感じたんですね。子どもたちの世界には友だちが仲間入りし始めていますね。誰かと一緒が楽しいのはとっても嬉しい気持ちですね。
そんな体験を重ねていけるようにと思います。U・A

はたらく車を大発見しています

◆協力して電車ごっこ(うみグループ)

朝の集まりで、うみグループに新しいお友だちが入りお友だちの名前を一回読んで、新しいお友だちの名前をみんなに聞くと「△くん」と答えていました。
お部屋で、電車遊びをしていました。長い線路を作って積み木で駅を作っていました。
「駅は△くんが作って線路は△くんが作ったよ」と教えてくれました。お友だち同士で分けて作っていることを教えてくれて子どもたちで表現をしている姿が見られました。
たくさん電車が並んでいて、保育士が「これなに線?」と順番に聞くと「総武線」、「ヒカリ」、「中央線」と教えてくれました。積み木で作った駅はほんとの駅のように、屋根があって左右に電車が止まるようになっていて、「こっちとこっちに止まるんだ」と言っていました。
「この駅は新宿駅だよ」、「この電車は方南町に行くの」と詳しく教えてくれました。
保育士が子どもたちの輪の中に入って「何してるの?」、「これはなに?」と聞くと子どもたち同士での遊びが広がってると感じました。(Y.H)


◆カエルさん、げんきでね(にじグループ)

コガモさん、かわいいね
数週間前ににじグループに仲間入りしたおたまじゃくし。1週間ほど前に足が生え、手が生え、尻尾がなくなってカエルになりました。
子どもたちは毎日その変化を観察して、住処のかごを掃除したり、餌をあげたり、ピョンと跳ねてかごから飛び出ると優しく戻してあげたり、カエルやおたまじゃくしの絵を描いたり、と沢山たくさん可愛がってきました。
“カエルになると生きた餌しか食べない”
このことを、他のクラスの保育士から聞いたり、実際に図鑑で調べたりしました。今のままのかごの中ではカエルは住みにくいのではないか、自然に返してあげたほうがいいんじゃないかと、子どもたちと今日まで話し合ってきました。大切ないのちです。
そして今日、水辺がある蚕糸の森に返してあげることにしました。
蚕糸の森までは、長い距離です。今日は日差しも強いこともあり、もも組は園でいつもより広くゆったり使える部屋や園庭を楽しむことにしました。
ゆり・ひまわり組は、カエルを返しに蚕糸の森へ行くか行かないか、子どもたち自身で決めてもらうことにしました。交通ルールや道のりが長いことを子どもたちと共有してから一人ひとりに聞きます。数人は「行かない」と決めましたが、ほとんどの児が自分で「行きたいです!」と返事をくれました
行っても行かなくても自分で決めたこと。道のりで疲れてしまっても、やっぱり行きたかったな、などあとから思っても、“自分で決めたことだから”と納得できるような力もつけていってほしいと思います。
蚕糸の森に到着すると、最初に見つけたのは沢山のコガモでした。池の岩で日向ぼっこをして気持ちがよさそうです。子どもたちの目も釘付けです。
コガモ、目の前に広がる野原、そして川に今すぐにでも遊びたい気持ちが溢れる子どもたち。ですが、まずは一番の目的のカエルを返すことにしました。どこに返すのがいいか…子どもたちと話し、水の近くで、葉っぱもあるところにしました。カエルを触れる児が持ち、土にのせてあげました。すると、ピョンと元気に跳ねました。みんなで「バイバイ、元気でね、大きくなってね」と声をかけてお別れをしました。
そのあとはお待ちかねの遊びの時間です。ルールを確認して、いざ!!
すぐにさっきのコガモを池まで見に行く児がいました。コガモが池に飛び込んだり、泳いだりするのも観察しました。川に急いで向かった児もいました。手を入れてみて「冷たい!きもちいい」と飛び切りの笑顔を見せてくれました。川では、松ぼっくりや葉っぱを流して競争もしました。少し山になった広い野原でおもいっきり鬼ごっこをした児もいました。
それぞれが友だちと初めて過ごす場所を思いっきり楽しみました。
園に残ったもも組と行かない選択した児は、みんなで集まり人形遊びをしました。人形はカエルです。カエルの歌を歌いながら、人形をピョンと跳ねさせたりと楽しみました。
お話組み木も楽しみました。少ない人数だからこそ、人形や組み木にも沢山触れることができ、ゆったりと過ごすことができました。
e.y

葉っぱを流して競争しよう
楽しみました
◆様々な視点 (そらグループ)

室内では様々な遊びをこども達が選択しています。
カードゲームや制作活動、絵の具やおままごと、レゴやLaQ…etc。
保育者と共に取り組むものや、こども同士、もしくは個人で楽しむ内容もあります。
それぞれの場でいきいきと過ごすこども達の姿も増え、保育者目線でも安心を実感しております。
絵の具ゾーンではフリー活動(自由にお絵描き)とデカルコマニーの提供、制作活動ではおままごとゾーンで使用していたチョコレートやドーナツの補修やリユース、ごっこ遊びでは歌を歌っているこども達に手作りマイクを提供しています。
こども達がそれぞれの場所に興味を示し、「昔やってたやつだね」「これ壊されたからもう一回作っとこう」「あ、今度はアイスも良いね」「ピザも作るといいんじゃない?おままごとのご飯沢山作ってみたい」など、やりたい事リストがどんどん増えていく毎日の様に感じます。
※午前中の活動はドーナツとチョコレート(包装のデザイン)作り
〜新聞紙を丸めて棒にするのに苦戦するこども達
〜棒を曲げて丸にするのに苦戦するこども達
〜◯(円)にする為に先端同士をテープでつける事に苦戦するこども達
〜◯(円)に折り紙を巻き付ける事に苦戦するこども達
・様々な場面で「ねぇねぇ難しい」が出てきます。
発達によってはその場面や教える回数の増減があります。
※その後の活動の展開
〜「僕イチゴのドーナツにしたい」
〜「これにトッピングはあるの?」
・シールや折り紙の貼り付けで様々なドーナツとインスピレーションによる「◯◯ドーナツ」(ネーム)が沢山付けられました。
〜「ねぇ今度アイス作ってみたい、前の年長さんがやってたように」
〜「ピザもいいんじゃない?あ、家に届けてくれるバックがあるといいんじゃない?」
・それは次回、お楽しみに。
※チョコレートの包装のデザイン[マスキングテープやサインペンでの取り組み]
〜「このペンこの紙の色だと見えない」
〜「この色だと見えやすい」
〜「こうするとねこのペンは使いやすいんだよ」
〜「このテープ切れないの…」
〜「やってあげるよ…こうだよ、ほらね?」
・たった一コマですが創造性や協調性・社会性などが育まれている瞬間が沢山あると改めて感じます。
日々の生活の中で様々な活動とその中で育まれる学びの保障を大切にしていきたいと思います。
k★y


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