1歳児の行動
2022年04月25日 月曜日
1歳児の保育を見させていただくと、新しく入園された児が加わり人の環境が大いに変わったため落ち着くまではもう少々時間がかかるようです。
1歳児がホールで遊んでいたので覗いてみました。活発なHくんは目が合うと寄ってきました。「H君くん」と呼ぶと少し目元が緩んだように見えました。手のひらを出すとちょんとタッチしました。それからとことこ歩いて近くで立っていたSちゃんのそばに行き胸をポンとおしました。Sちゃんは予期せぬHくんの胸ポンにより尻もちをついてしまいました。Sちゃんはあっけにとられていた感じでした。
Hくんは歩行も十分にできるようになり、他児に興味を持っているため近くにいる児に関わりを持とうとしていたのでした。もう少しすると言葉による関りが行動に伴ってきますが、今のHくんは自分の思いと行動が先になって他児と関わっていたのでした。
HくんのSちゃんへの「胸ポン」の思いを汲んでHくんに「HくんはSちゃんと遊びたいんだね」と代弁してから「でも、急にSちゃんをポンしたからSちゃんは驚いたようだよ」と伝えました。Sちゃんに「Sちゃん大丈夫?」と聞いてから「HくんはSちゃんと遊びたかったんだね」とHくんの思いを伝えました。
こどもの気持ちに沿った言葉を保育者が伝えることでこどもたちの心が落ち着き、言葉への発達を促していきます。子ども同士の思いを丁寧につなげていきたいと思います。
園長
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