◆3月23日(水)の子どもたち
2022年03月23日 水曜日
◆いやだ(つぼみ)

ミッキー体操楽しい!
言葉が多く出て来たり理解できたりすることが多くなってきたつぼみぐみの子どもたち。大人が発する言葉もよく聞いていて真似したりという瞬間も少なくはありません。子どもたちの吸収の速さには驚くと共に言葉遣いには気をけていかなければなと思います。
そんな中意思もはっきりしてきたため「これをやりたい」「これをやっているからやりたくない」と気持ちを表現してくれますが、最近「やだ」とう言葉も耳にするようになりました。子どもたちなりに気持ちを言葉にできるようになったと思うと4月から大きく変化しているんだなと感じます。「そんなことも言えるようになったのか!」と嬉しい反面、「おっと!ここからどう伝えようか」「どう気持ちをもっていくか」と頭が働きます。
「おやつ食べよう!」の言葉に「やだ」と返ってきたときには遊びたい気持ちを受け止め一旦様子を伺います。そしてもう一度「おやつどう?」と聞いてそれでもダメな時は「今日のおやつ○○だよ」といろんな方法を試しています。
いろんな気持ちが出てくるようになったことも成長の証。それと共に大人も子どもも「どうしたらいいのかな?」と思う事も増えてくると思います。
一旦気持ちを落ち着かせ、ちょっとでも気持ちに余裕を持たせることでいろんな事を切り替えられるように子どもたちと関わっていけたらいいなと思います。
(K.E)


◆つぎはなにえき? (ふじ)

金曜日も昨日もお部屋でじっくり楽しんでいるので、園庭に出るのがなんだか久しぶりな感じがします。
「園庭いく??」と聞いてみると、新しいお部屋が楽しくて楽しくて「いかなーい!」と首を横に振る子もいましたが、
「いくよー!」「○くん、太鼓橋やりたかったのー!」「やりたいから園庭いくー!」と強い意気込みを聞かせてくれました。
その声を聞いて「やっぱりいくー!」「△も太鼓橋するー!」「やりたーい!」と、玩具を片付け準備をする子がいるほどでした。
そんな太鼓橋は今日も大賑わい。日に日にのぼるスピードが上がっているふじ組の子どもたちです。
のぼるところを応援していると、「電車したーい!」とやってきた☆くん。
なわとびやフラフープを使いたいのかなと思っていると、「ちがう、いらない。」「て、つなぐのー!」と言って走り出しました。
「ガタンゴトンガタンゴトン〜♪」
どうやら自分自身が電車のつもりのようです。
「ガタンゴトン」の声に引き寄せられて他の子たちも、「それやりた〜い」とやってきて、一緒に走り出しました。
「とまりまーす!」「はっしゃしまーす!」
アナウンスも完璧です。
「ここは、きえき(木駅)です。」「ここはすなえき(砂駅)〜」と木がある場所や、プランターの中に入っている砂を見て、駅名をつけていました。
次に走っていく先には保育者がいました。すると、
「つぎは〜O先生駅〜O先生駅〜」と保育者の前でとまり、切符の受け渡しをしてもらい、ご満悦の表情です。
そして「とっきゅう〜!」とダッシュに変わりみんなで大笑い。
次の行き先を聞いてみると、ちょっと困ったのか「どこにもない駅〜」とユーモア溢れる返事が返ってきました。
そんな会話をしながら歩いていると、築山に到着。
「お〜!ここはやま駅〜」
その声にみんな一斉にのぼり、駆け下りて行き、終始笑顔と楽しそうな笑い声で溢れていました。
物を使わなくても電車ごっこが面白いほど広がっていく子どもたちの発想の豊かさに感心するばかりです。
I.S


◆ゲーム遊びは楽しい (うみグループ/きく・たんぽぽ)

移行から1週間が過ぎました。きく、たんぽぽ組の子ども達も、「朝の集まりが始まります」の声を聞くとしっかりと反応し、ランチルームの椅子を下ろし、背筋を伸ばし座っているようになりました。
一つひとつ、ゆっくりと幼児グループの生活の流れを覚えている様子がわかります。
今日は、『お道具箱』と『飾り棚』の紹介をしました。
お道具箱~自分のクレパス、折り紙等で作った作品、塗り絵等の制作物を入れておきます。
飾り棚~作り途中の玩具(ブロック等)、完成しまた後で使いたい玩具を飾っておきます。
※共に、毎週金曜日には整理整頓。片付けをします。
教えてもらった飾り棚に早速作品を飾っていた◎ちゃん。「また、後で遊ぶんだ」と教えてくれました。
集まり後は、もも・ゆり組を中心にゲーム遊びをしました。
今日のゲームは、「猛獣狩りに行こうよ」です。
はじめての児ばかりです。
説明をきちんと聞いて、ルールをしっかりと理解しなければいけません。何度か行ううちに『保育士が言った動物の文字数の人数で手をつないで座る』というルールをほとんどの児が理解し、楽しむ姿が見られました。
園庭では、もも組を中心に増えオニを楽しみました。
こちらのルールもわかりやすく単純です。
オニにタッチされたらオニになる。
全員が理解し、楽しむことができました。
こんな風に、ルールのある遊びを友だちと一緒に楽しむことができるようになっている子ども達。今後も、色々なゲーム遊びを取り入れていきたいと思います。(M.C)


◆お友だちの優しさ(にじグループ/きく・たんぽぽ)

LaQは子どもたちに人気の玩具の一つ。
主に男児が集まっていることが多く見られます。
今日も年中、年少児の男児を中心にLaQの周りは賑わっていました。
今まで、電車遊びをしていることが多かった年少☆君。
最近、LaQの楽しさを発見し、毎日のようにLaQで遊ぶ姿が見られるようになってきました。
簡単なものは自分なりに作って楽しんだり、説明書に載っている車を作ることにも夢中になっています。
今日はレースカーを作りたくて、保育士のところに説明書を持ってきて「作って」とやってきました。
保育士と一緒に必要なパーツを探して作っていると、
「何作ってるの?」と年少○君。
「レースカーだよ。作り方難しいね」と保育士が伝えると
「○ちゃん、これ作ったことあるよ。すぐできたよ!3分!」
「3分はすごいね!一緒に作ってくれる?」
「うん、いいよ!」と快く一緒に作り始めてくれました。
タイヤを4つ繋げる時には、1個タイヤが足りなくて「タイヤ無いよ…」と☆君。「無いね。もうちょっと探してみよう」と保育士とタイヤを探していると「これ、使っていいよ!1個あげる」と年中※君。
「もう使わないからいいの」と※君の優しさ。
「ありがとう」と☆君が嬉しそうにレースカーに繋げました。さらに「何探してるの?これ?それともこれ?」と年中◇君。☆君が作っているレースカーに○君、※君、◇君の優しさが集まりその場がほっこり温かい空間に包まれていました。○君、※君、◇君にとっては何気ないやり取りであったかもしれませんが、子ども同士の思いやりがそこには溢れていたように感じました。
移行期間が始まり、一つ進級する意識がより高まってきた子どもたち。「どうしたの?」「やってあげる」など子ども同士の温かい関わりがこれから益々増えていってくれると嬉しいなと感じます。(O.Y)


◆忍者 (そらぐるーぷ/きく・たんぽぽ)

今日も朝から机に向かうこども達の手元には色とりどりの四角があります。
その四角を半分に折って三角にしたり、長四角にしたりと忙しそうにせっせと行っています。いつの間にか忍者の忍具が出来上がり、この色は好み、この色は好みじゃないとカラーパターンを試している実験の様にも見えました。
一方ではカラフルなビニールの前で立ち、伸ばして切ってを3回行い、片方を結んだらテープで机に固定させ、右を真ん中、左を真ん中…と繰り返しています。
途中で順番が分からなくなり、あべこべの紐が出来たり、3本切ったらハイ終了とそれぞれの目的地やゴールの違いがよく分かります。それぞれに合った援助や支援が必然的に変わってくる事も面白く、得意な子どもや、教えてもらったこどもが今度は教える側に立つという場面にもなっていました。
奥ではおままごとの見立てに使っていた、こども達の制作物のチョコレートのラッピング(折り紙と銀紙)が破られ、中身が丸出しになった長方形の段ボール(チョコ)が沢山ありました。
それを右手に持ったこども(新ひまわり)が「こんな事になってる」と慌てふためいて保育者に相談しています。
※「このチョコ…本物かな…?」と好奇心から開けてしまうこの行動はこの時期の新もも(現きく・たんぽぽ)あるあるです
その奥では電車で遊ぶ、いつメンという現代の言葉に相応しいこども達が、床に寝そべって、時に俊敏に線路をつなげ、また寝そべってを繰り返します。
その姿は忙しそうでもあり暇そうにも見え、それさえもまるで車掌の様です。
二階建ての木の家(ロフト)ではちょこんと座ってドールハウスで遊ぶこどもがおりました。遠目から見たらまるでドールハウスの世界で自ら動く人形達にも見えて思わず心が温まります。静かな空間、落ち着ける場所、暗さや静けさをベースにした空間作りを改めて大事にしていきたいと感じます。
朝の時間はピアノの演奏や、ギターに触れたりと音楽を楽しむ時間も設けました。
こども達が作成した造形やLEGO、お絵描きやLaQなどの煌びやかな作品の発表もし、定期的に起こる『忍者ブーム』に合わせて忍者ごっこや忍者の紙芝居、忍者のダンス…を皆で楽しみました…が、しかし、それだけで終わらせないこども達。他、数曲踊って園庭に行く時間となりました。
※もっと踊りたかった様です…。(こどもはヒーハー、保育者はゼーゼー)
今日も笑顔溢れる一日になっていれば…とこども達と過ごす時間を大切に丁寧に過ごしていきたいと感じます。
k★y
◆ちゃんぽん麺(ひまわり)

毎年2月になると給食の先生からひまわり組限定のアンケートが届きます。
今年もありました。 【卒園する前にもう一度食べたい給食は?】
それぞれのグループで聞き取り調査があり3月の献立表に青い文字となって決定しました。
いつも人気のメニューが予想通りの結果です。
お弁当箱マジックによりさらに盛り上がり、毎日沢山食べています。
今日はちゃんぽん麵、朝から盛り上がっています。「イエーイ」と歓声があがりました。
お弁当箱で食べるか?いや無理かな・・・でもこの前のミートソースはお弁当箱で食べたしな・・・
色々考えてやっぱりどんぶりで食べる事になりました。
次はどこで食べるか?
雨は降っていなしやっぱり園庭でしょ、と外派。
どんぶりラーメンゆらゆら運ぶの大変でしょ、とホール派。
色々考えてホールに落ち着きました。
外派の意見はこうです。 少しでも長く園庭で遊びたい。
昨日は雨が降ったしその気持ちはよくわかります。
そこでおやつに目を付けました。これがまた青い文字 チキンライスおにぎり。
朝の集まりでお弁当箱はおやつの時に使うか、使わないか、を多数決で決めていました。
結果は 使う:16 使わない:18 どっちでもいい:3
ということでおやつのチキンライスおにぎりの準備ができたら速攻で園庭に行き、園庭で食べる事にしました。
何となく丸く収まってよかった・・・みんなのリクエスト、チャンポン麺。
心に残ったでしょうか?
お鍋(スープ)と麺が追加で届き、おかわりが沢山ありありました。
あかわりが始まった途端すごい行列です。行列のできるラーメン屋さんです。
もじもじしてトイレに行きたそう・・・おかわりがしたいのにトイレに行きたい ちょっと焦った□君。
大丈夫、いっぱいあるから。とトイレに促しおかわりも沢山食べました。
長蛇の行列、やっと番が来た時うっかりこぼしてしまった〇〇君。
すると、「〇〇君、大丈夫?助けようか?」と優しい声掛けがありました。
グループを超えて友情が芽生えています。
ホールの隅にしまってあったおままごとを見つけて、「遊びたい。」とお願いされ、お片付けの約束をして楽しんだのですが、給食後も「お願い・・・」と訴えにきます。
「ちょっと考えさせて・・・」と返事をしたところ返ってきた返事は「子どもの夢をこわさないで・・・」
そこまで言われては出さないわけにはいきません。
色んな意味で心にのこる日、今日はちゃんぽん麵でした。(N・S)


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