◆3月11日(金)の子どもたち
2022年03月11日 金曜日
◆もぐもぐもぐ… (つぼみ)

もぐもぐもぐ…美味しいなぁ〜
枝の皮を拾ってきて、砂場近くのベンチに座った○くん。
砂場玩具の中に入っている砂をごりごりとかき回したり、ざくざく差し込んだりしながら遊んでいました。
暫くすると、木の皮を口元にもってくような仕草をはじめました。
小さな声で何か言っています。
何を言っているのだろうと耳を傾けると、「もぐもぐ….」と聞こえます。
なるほど!
枝の皮をスプーンに見立てているのだと気が付き、「○くん、ごはん食べてるの?もぐもぐだね~」と声をかけました。
すると、写真のような表情をみせてくれ、また「もぐもぐもぐもぐ」を見せてくれました。
さらに、「美味しいね~」と気持ちを代弁してあげると、木の皮で砂をすくいはじめました。
さっきよりも、よりリアルに見立てていてびっくりしました。
とっても嬉しそうで、幸せそうな○くんの表情に癒されました。
少しずつ自分で遊べるようになり、体力もついてきて、今日は大分長い間園庭で遊べました。
(M.S)

あははは!トランポリン楽しい!!

靴下はけるかな??
◆どんな音? (ふじ)

昨日の園庭遊びの際に、玄関の傘立てに入っている傘を持ち上げてガンガンと音を鳴らして楽しんでいたふわふわの○くんときらきらの△ちゃんと□ちゃん。
傘ではなくちがうもので音が鳴るか探してみようと始まった音探しの旅。
ウッドデッキやたたきの上、地面などいろんな所を石でコンコンと叩いてみると、土の上は音が鳴らないと大発見もありました。
それを覚えていたようで、今日も音探しが始まりました。
楽しそうな雰囲気に昨日していなかった児もたくさん集まってきて、まずは石探しから始まりました。
石を持つと、いろんな場所で音を鳴らしてみます。
コンコンコン・・カンカンカン・・と高い音低い音大きい音小さい音、叩く場所によって異なる音にみんなの気持ちの高まりも感じます。
鉄製の柱は強く叩くととても音が響きます。強く叩くと耳が痛くなっちゃうね、どうしたらいいかな・・そんな保育者からの問いに「やさしくする!」「そーっとよ」という言葉とともに、叩く強さも優しくなりました。
優しく叩くと綺麗な高い音になり、ふわふわの☆くんは柱に耳を当て音をじっくり堪能する姿もありました。
保育者が「石と石が仲良ししてる音はどんな音??」と聞くと、きらきらの◎くんは「ガラスのおとー!」「いいおと〜!」と、ものに例えながら嬉しそうに教えてくれました。
自分で柱をコンコン叩いては「トントントンなんのおとー??」と柱に向かって聞いている児もいれば、とっても小さい小石で叩いて「なんなーい!(鳴らない)」「コンコンなーい!」と不思議そうにする児もいました。
こっちは?ここはどんな音?
あちこちでいろんな発見があり楽しい音探しになりました。子どもたちの探究心、本当に素敵です。
そして、来週からいよいよ進級に向けた移行期間となり、きく・たんぽぽ組のお部屋で過ごします。
新しい環境に変わっても、これまでと変わらず子どもたちが安心して楽しく過ごせるよう関わっていきたいと思います。
月曜日、新しいお部屋でお待ちしております。
I.S

木ってどんな音がする??

みんなが叩く優しい音・・耳をすませています。
◆きく・たんぽぽで過ごす最後の日もたくさん遊んで楽しみました(きく・たんぽぽ)
みんなでジャンプ!トランポリン!
今日は、きく・たんぽぽで過ごす最後の日です。来週からは、子どもたちが楽しみにしているお兄さん、お姉さんのお部屋です。
朝の集まりで、園庭で何をして遊びたいかインタビューすると「〇ちゃんとおうちごっこしたい」、「太鼓橋やりたい」、「滑り台した」と答えてくれました。
△くんが「先生、アリがいるよ」と言ってその場所まで連れて行ってくれました。植木鉢の下にいると教えてくれました。「まだ寒いから下にいるのかな?」と言っていたり、「キャンディーはいかが?」とアリに声を掛けていました。
お友だち同士で何かあると保育士に求めず、子どもたち同士で話し合いをしていました。
どうしてもだめだった場合は、保育士が仲裁に入りますが、子どもたち同士で解決しようとしている姿に感動しました。
今までうがいはコップを使っていましたが、今日からコップを使わずに水道の蛇口を上に回してうがいをする練習を始めました。近くで保育士がやり方を教えると、上手に出来ていました。
来週から新しい環境で子どもたちは、楽しみなこともある中で不安な気持ちにならないように、子どもたちが毎日「今日も楽しかった」と思えるよう見守ってサポートしていきたいと思います。
(Y.H)
アリさんみーつけた!

築山からボールとフープ転がし
◆今日は何の日?(うみグループ)

年長さん、何やっているのかなぁ
今日でもも・ゆり組だけで過ごす日も最後となりました。
来週からは、移行期間です。子どもたちにも再度、きく・たんぽぽ組の小さな子たちが月曜日からうみグループに来ることを伝えると、「やったー!」と大喜び。一緒に遊んだり、一緒に給食を食べることを楽しみにしているようでした。うみグループでの過ごし方や遊び方を知らないきく・たんぽぽ組さんに優しく教えてあげてねと約束しました。「うん!いっぱい教えてあげる!」と頼もしい言葉がたくさん返ってきました。来週からの子どもたちの姿に今から楽しみです。
そしてもう一つ、今日は東日本大震災があった日であることをお話しました。
今日は、何の日でしょう?という保育士の問いかけに、
〇くん「お片付けの日!(正解でもあります)」
△ちゃん「う~ん。昔ママとパパが出会ってお祝いした日?」
◇ちゃん「み仏さまの日」
とたくさん答えてくれましたが、震災の日であることは知らない様子の子どもたち。
みんなが生まれるずっと前に大きな地震があったこと、その地震でたくさんの人が亡くなったこと、地震や火事はいつ起こるか分からないことなど、子どもたちと災害について共有しました。いつもよりも真剣な眼差しで話を聞いている姿に成長を感じます。
中には、「大きな地震ってどんな感じ?」「津波がきたらどこに避難するの?」と気になったことをたくさん保育士に質問する年少※くんの姿もありました。そんな※くんの姿から、少しでも災害について関心を持ってもらえたのではないかなと感じられ、嬉しく思いました。ぜひ、ご家庭でも共有していただければと思います。
集まりの後は、室内と園庭で遊びました。暖かい陽気で、園庭で遊ぶ児が増えてきました。上着を着る児は少なくなり、半袖の児も数人いました。春を感じられる活動も取り入れていけたらと思います。
(M・Y)

ドーナツ作りに夢中です。

妹がお部屋に帰るまで付き添います。
◆整理整頓DAY (にじグループ)

年少児、年中児で過ごした1週間が今日で終わります。
来週からはいよいよ移行期間となり、新しいにじグループがスタートします。
今週はゆったり流れる時間の中で、年長児のいない広々とした保育室を満喫し、1つの遊びに遊び込んでいる姿がよく見られました。
「先生見て!こんなのできたよ!」と積み木やカプラ、LaQ、様々な玩具を組み合わせて大きな家を作っていたり、線路を独り占めして長い電車を作っていたり、それぞれ満足いくまで遊びに夢中になっていました。
今日は金曜日。片付けの日です。
先週まで、年長児中心に片付けが進んでいましたが、今日からは年中児が中心です。
「ここお願いしてもいい?」「あそこもいい?」と次々にお願いする保育士に「うん!!」と嬉しそうに片づけを引き受けてくれる年中児。気分はもう年長です。
造形棚、絵の具、パズル、カードゲーム、ソファーカバーetc…綺麗に整理整頓され、気持ちよく来週が迎えられそうです。
来週からは人数も増え、お片付けも今以上に大変になることが予想されますが、みんなで協力して保育室を綺麗にして行けたらいいなと思います。
園庭では、年少児が鬼ごっこを始めると、年長児も加わり、年中児も加わり、3年齢で氷鬼を楽しみました。
年長児の足の速さにも負けずに走り回る年少児はたくましく、1年間の成長を感じます。
年長児と過ごせる時間も残りわずかですが、園庭でも今日のように異年齢での関わりがたくさん見られると嬉しいです。K.Y


◆難しい顔をした大人達 (そらグループ)

3月11日という響きに含みを持たせる保育者の声のトーンに反応するこども達がいます。
地震や津波の怖さを伝える事よりも、避難や警戒、準備などの大切さを伝えなければと毎年感じます。
それでも当時、育子園3階全てがにじグループだった時に体験した14:46の出来事や、2か月後の5月に岩手県釜石市で自分がこの目で見て体験したものをこども達に語り継ぐ事は大切にしたいと思います。
コロナ禍の今だからなのか、ウィルスだけでは留まらず、犯罪や戦争のニュースがこども達の目や耳にまで入っています。
合わせて、地震や津波など、あまりにもショッキングな内容が蔓延してしまい、心のワクチンこそ必要なのではないかとそれは我々大人次第だと感じます。
亡くなられた方々、未だ行方不明の方々がいるということ。
「可哀想」
と1人の子どもがいいました。
「合掌して感謝するんだよね?」
とまた1人の子どもがいいました。
『そうだね、合掌したら、先生は祈るんだよ。天国に行った人、まだ見つかってない人、どこか遠くに行ってるかもしれない人が幸せに過ごせます様に。って。そして、今、こうやって生きている事にありがとうございますって感謝して、一生懸命に生きます。ってお祈りする。14:46のお昼寝の時間にね」
こども達は、まだ4.5歳です。
発達や個性に合った理解度です。
それでも言葉やトーンや空気で感じ取る力は侮れません。
だからこそ、1人の人間として関わる事、リスペクトを込めて丁寧且つ理解度に合わせて関わる事が大事であると感じます。
「バレエの先生が津波でいなくなったって言ってた2人」
どこかにあった記憶と結びついた様です。
言葉の通り、ピースはバラバラで曖昧ですがその時の空気感やバレエの先生の表情やトーンなどきっと記憶に刻まれているのだろうとこども達に伝えていく大切さと責任をしっかり担わねばと思います。
園庭に行くと、
「おー、先生、久しぶり。(いつも会っている)先生はした?地震の話を。」
見事な倒置法に思わず笑ってしまいました。
「何で笑うの?もも組、ゆり組は全然聞いてなかったから?」
それにも思わず笑ってしまいました。
「僕たちは聞いたよ。ホールでね。◯◯先生が教えてくれたんだ」
何故か今日は難しい顔をした大人達ばかり。
そんなこども達の心の声が聞こえてきそうです。
※
来週からは、完全に移行が始まります。
2歳児クラスのこども達が来ます。
こども達の受け入れ態勢はバッチリだと思います。
ご家庭でも応援、鼓舞、発破をかけてあげてください。
反対にプレッシャーは取り除いてあげて頂けると幸いです。
k★y

◆驚きと緊張と(ひまわり)

並ぶ姿も1列で綺麗です。
朝の集まりで、東日本大震災について、当時の育子園はどのような状況だったのか話がありました。ひまわり組が産まれるもっと前の話。子どもたちは経験したことのない事ですが、当時の話を真剣な眼差しで、時には驚きながら聞いていました。「今日は東日本大震災の日だから」と折り紙でお花を作ってくれた□くん。「黙祷の時に一緒に持とうね」と伝えました。14時46分には放送が流れ、ひまわり組は黙祷を行いました。1日でも早い復興を願い、子どもたちも真剣に黙祷を捧げることができました。
11年経った今も、当時のことは昨日のように覚えています。これからも子どもたちには伝え続けないといけないと改めて感じました。
園庭ではサッカーをしたり、氷鬼をしたりと身体を沢山動かしました。最後は園庭の見回りまでも手伝ってくれました。声をかけずとも自分たちで「見回りしてくるね!」と言ってくれるのでとても心強く、安心して任せられます。そのような姿を見ていて、「もうすぐ小学校行くんだな」としみじみしてしまいました。成長したことが嬉しい反面、小学校に行ったら会えなくなる寂しさもあり、思わず泣きそうになりました。
沢山外遊びを楽しんだ後、今日は天気も良く、気温も高かったので園庭でお弁当を食べることにしました。すぐに外用のベンチを2人1組で運び、並べてくれます。流石のひまわり組は準備も早く、慣れた手つきで準備をしていました。今日の給食はひまわり組リクエストメニューの3色丼です。お弁当に詰められていく黄色(卵)、茶色(そぼろ)、オレンジ(人参)が食欲を掻き立てていました。「リクエストして良かった」と嬉しそうです。あと何回かリクエストメニューがあるので、その都度どのような反応を見せてくれるのか楽しみです。
そして、明日は卒園式本番。今日1日、少しソワソワしているように感じました。昨日の予行練習もとても上手に出来ていたので、明日の本番はどのような姿を見せてくれるのか楽しみです。
お子さまの晴れの姿。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。
F・A

築山から落ちたら負けだからね!

誰が鬼か決めるよ!

Posted in 園のこだわり