◆3月9日(水)の子どもたち
2022年03月09日 水曜日
◆どんどん吸収してるものですね(つぼみ)

はいどうぞ
言葉が聞かれるようになってきています。大人めがけて発する姿もよく見かけますが、子ども同士でも話しかけるような姿がありました。保育室で楽しんでいた時のことです。〇くんが手のひらに収まるほどのボールを使って遊んでいました。ふとした拍子にころころと転がってしまいました。転がったボールを見つめる△ちゃん。手にとってキョロキョロします。あえて話しかけないで様子を見ていると、ボールを使って遊んでいる〇くんの姿も見つけた△ちゃん、〇くんの傍までやってきて「はいどうぞ」と伝えています。ボールを見つけて、どこから来たのかと考えて、そのボールを持って使っている子に届けた△ちゃん。ここまでの工程を、自ら行動していった姿と言葉を添えていたことに驚きました。こんなに、色々なことを習得している姿を「見ることが出来て嬉しく思います。
一日過ごす中で、様々な場面で子どもたちの成長に出会います。今まで声をかけてしまう場面も実は習得していることも増えてきたように思います。
戸外から帰ってき時のことです。靴や靴下、上着に帽子と脱ぐことやしまうことが沢山あります。色々言葉掛けながら、出来る事やってみようとする姿があるときはやってみたりしてきました。
戸外から帰ってきた※君、靴を脱いでしまう手伝いをするとトコトコ上着や帽子をしまうかごの前に行きます。両手をお腹の前に置いて何やら考えている様子。
はっとした表情を見せて、自分で上着のチャックを下げ始めます。
「次はなにするんだっけ・・」と考えていたのでしょうか。閃いたときの表情はとても嬉しそうでした。
日々、色んな事を感じて吸収し続けている姿を感じます。いつもと一緒でいる事と芽生え始めているやってみたいと思っている姿に気が付いていける自分でありたいなと感じています。U・A

ぶらんって上手だねーと話していたらみんながみせてくれましま

お手伝いしてあげるね
◆それぞれ感じる遊びの楽しさ (ふじ)
それぞれの楽しい遊びを発見!
正門前の泥山の前では、2歳児のお友だちが、水入りバケツをスコップでクルクルと混ぜています。
何をしているのかな?と思い尋ねてみると、「猫のおさかな」と教えてくれました。
猫が好きな食べ物、おさかなづくりのようです。
その姿を近くでじーっと見ている1歳児の◎くん。
しばらくすると、◎くんは、乾いた泥のかたまりを見つけてきました。
そして2歳児のお友だちに「入れてもいい?」と尋ねました。
すると「いいよ~」の返事に嬉しそうな表情です。バケツの中に入れると「ポチャ」と音がしました。
◎くんの目がキラキラしました。楽しいことを発見した瞬間です。
それからしばらく◎くんは、入れてもいい?と尋ねながら、楽しいことを続けています。
△くんは木の枝を使って、同じようにクルクル混ぜています。
枝は上下に動かすと葉っぱが絡まり、ぶら下がります。△くんは絡まるのが楽しいようです。
◎くんは、泥のかたまりから石へと変化。
石のポチャは、なかなか勢いがよくて、入れると顔に水が跳ね返ってきて、
「おっ!」と、思わず声が出たようです。
その後も次々に入れるものが変化します。
最後には、枯葉や草を握りパラパラと入れています。
枯葉や草はゆっくり沈んでいきます。
2歳児の子どもたちは、変わらずクルクル混ぜ続けています。まだまだ猫のおさかなは完成しないようです。
△くんは枯葉や草が入ったことで、さらに葉の絡まりが増えて、嬉しい表情です。
皆で一つの水入りバケツを使って遊んでいる中でも、ひとり一人経験している事や感じている事は異なります。
それぞれが深めていることを大切にし、何にどのように心を動かしているのかを見守っていきたいと思います。(O.A)
新幹線の線路づくり! スコップで穴を掘りまるでトンネルのようだね
◆もうすぐ春ですね。(きく・たんぽぽ)

コンサートスタート
昨日とは打って変わってポカポカ陽気になりました。子ども達も「はれ~」と嬉しそうです。
来年度の新しいクラスが発表され子ども達も「お姉さんクラスに行ける」「お兄さんクラスになれる」と待ちきれないように子ども達同士で話しています。自分で出来る事は自分でやってみる、出来ないことは先生やお兄さんお姉さんに助けてもらおうと声を掛けると幼児グループへの期待が高まっているようです。
園庭に遊びに行くと梅の花が綺麗に咲いていました。花びらが地面に落ちているのを集めた〇君。保育士も一緒に集めポーンと投げてみると花が舞い花吹雪ができました。〇君は「すごい」と感動し「やってみる」と自分で持っている花びらを投げるとヒラヒラと花びらが舞い「できた」と大喜び。それを見ていた子ども達も一緒に花びらを集めパァ~っと投げて「きれいだね」「すごいね」と口々に話していました。〇君はもっともっとと何度も花吹雪をしてその度に感動していました。春のおとずれを感じとる事ができたようです。
ウッドデッキを舞台にして子ども達によるコンサートが開かれました。どんぐりころころ、アナ雪のうた、アンパンマンの歌、ひなまつりの歌と豪華なラインナップで次々に披露する子ども達。□ちゃんは少し緊張気味に小さな声でアンパンマンを歌い上げ拍手をもらうと少しはにかみながらウッドデッキを降りていきました。▽君は堂々と大きな声でどんぐりコロコロを熱唱。その後ろでは△君が「ロボットダンス」とガッシャンと言いながら首をカクカク、手もカクカクしてバックダンサーを務めていました。
ダンスしながら歌う子もいたり、モデルのようにポーズを決める子もいたりとそれぞれの個性が発揮できる場にウッドデッキの上がなっていました。きくたんぽぽ組の保育室で過ごすのもあと少し。幼児グループに行ってもそれぞれの持ち味を更に表現できるよう今のうちから備えている子ども達でした。
(K☆H)

花びらパー

上:1列に並んで園庭出発! 下:あららら、脱線事故発生! 園庭に降りる過程も楽しむたんぽぽ組です☆
◆ヒントをもらいました (うみグループ)

「ここはこうだよ」教えてくれるところを、じっと見ています
朝の集まりの時間になりました。
遊んでいたものをそれぞれが片付けて集まってきました。
「どれどれ?」と保育士が子どもたちの遊んでいた部屋を見に行くと、椅子はバラバラ。
ラキューは落ちています。ちびブロックも落ちています。塗り絵も置いたまま。
一人ひとりは片付けたつもりのようですが、あとちょっと足りなかったようです。
「落ちているもの、どうしよう」そう呟いた保育士の言葉を聞き逃さなかった☆君。
「ぼく、片付けるね」その一言で、次々と席を立ち、ほぼすべての子どもたちで部屋をきれいにしてくれました。
「なんだか、気持ちがいい」「嬉しい気持ち」「いい気持ち」
そんな言葉も聞こえてきました。
来週からは、きく・たんぽぽ組の子どもたちが部屋に来ます。
その前に、確認しました。
「遊んだもの、使ったものは、元の場所に戻す事」
「みんなのうみグループのお部屋、みんなできれいにしましょう」
『ぼくたち、わたしたちならだいじょうぶ!』そんな顔を見せてくれる子ども達、これから楽しみです。
昨日の帰りのこと。ラキューで難しい作品を作りたい○くんが「むずかしい。できない」と困り顔でした。そんなときにお迎えが来てしまい、なかなか気持ちが切り替えられません。
そこで、ラキューが得意なひまわり組の児に教えてもらう約束をし帰宅しました。
朝保育中、早速○くんはひまわり組の△君のところへ行きます。
△君は、「こうやって、一つづつパーツを作ってから組み合わせていくといいんだよ」と優しく教えてくれました。
作ってあげるのではなく、作り方のヒントを与えてくれました。
保育士が伝えたときよりも、なんだか受け入れられた様子の○くん。園庭に出るまで、説明書とにらめっこをしながら、一人で進めていました。
ひまわり組の子どもたちから引き継がれていくことがたくさんあります。それを教わった子どもたちが、また小さの子どもたちへ引き継いでいます。
この移行の時期、そんな姿を沢山見せてくれる子ども達の姿は、キラキラと輝いています。(M.C)

一緒にやろうか。ぶつからないように、そっと走らせていました

「美味しかったよ。おかわりまだー?」と待ちながら、おしゃべりが弾んでいました
◆椅子取りゲーム(にじグループ)

椅子取りゲーム。音楽に合わせて回ります
もも、ゆり組だけの生活が始まり3日目。
おままごと、LaQ、電車や積み木、お絵描きなど遊びたいものを見つけて、じっくり遊び込む姿が印象的です。
朝の集まりで、来週月曜日にきく、たんぽぽ組がにじグループの仲間になることを伝えました。
きく、たんぽぽ組のお友だちがきたらどんなお兄さんお姉さんになりたいか今の気持ちを聞いてみました。
「玩具かしてあげる」
「塗り絵の塗り方を教えてあげる」
「いろいろ教えてあげる」
「ひらがな教えてあげる」
「やさしくしてあげる」
と子どもたちの今の気持ちを少し聞くことができました。もしかしたら、ドキドキ緊張しているかもしれない年下の子に“やさしくしてあげる”という子どもたちの思いに心温まる思いがしました。
年少児、年中児もドキドキワクワクしていることと思います。焦らずにゆっくりと見守っていきたいなと改めて感じる時間となりました。
今日は久しぶりに椅子取りゲームをしました。
今まで年長児に負けて、悔しい思いをしてきた児もいたかもしれません。椅子の準備も年中児が主体となり、「丸くするんだよ」と声を掛け合って準備してくれました。
ゲームがスタートして、段々と音楽に合わせて踊ったり、歌ったり、楽しんでいる様子が伺えます。
椅子が減ってくると「☆ちゃんがんばってー」と応援する姿も見られました。はじめにルールの確認をしたこともあり、スムーズにゲームが進んでいきました。年少児もルールを理解し、年中児に負けじと素早く椅子を獲得していました。
最後の決勝戦では、年中○ちゃんと年少※君の対決となりました。応援の声も一段と大きくなる中で、今日のチャンピオンは、※君に決まりました。
決勝戦が終わり、準優勝の○ちゃんを紹介すると「○ちゃんやったね!」「すごい!」「おめでとう!」と拍手で○ちゃんを讃える年中児。○ちゃんも負けて悔しかったと思いますが、「(みんなの声)嬉しかった」と笑顔でした。
もうすぐ進級する子どもたち。
新しい仲間を迎える楽しみや不安などあるかもしれません。その中でも“仲間を思いやる気持ち”はこれからも遊びを通して大切に育んでいって欲しいと思うと同時に、私たち保育者もしっかりと受け止めていきたいと子どもたちの姿から改めて感じました。(O.Y)

段々と椅子が少なくなっていきます

“あれ、僕座れちゃった”という気持ちだったのかな。今日は※君が1番に輝きました
◆最善とは何か (そらグループ)

ブルーシートでテント。壊れない為にどうしよう?
塗り絵に取り組むこども達がいました。
人数は5人です。
1テーブルに四人座れます。
その隣の別のテーブルに一人が座っていました。
塗っている塗り絵はバラバラですが、塗り絵に取り組むという形(塗り絵が好きなこども達の集まり)ではやはり同じで、同じ場所にいますが1人の世界で黙々と遊んでいます。
そこで少し考えました。
余計なお世話なのかもしれない。
遊びの邪魔になるかもしれない。
としばらく様子を見てそのこども達に声をかけます。
「◯ちゃん(一人で座って1つのテーブルに座って塗り絵をしていた子)のテーブルと△ちゃん(4人で1つのテーブルに座っていたこども達)のテーブル合体させて良いかな?」
すると、
「え?どうして?」
そこで一瞬何と伝えようかまた迷いました。
「そうだね、皆塗り絵やってるから◯ちゃんも隣でやると皆んなの見れて楽しいかなと思って。◯ちゃんはくっつけても良い?」
了承を得て机を合わせました。
すると、
「おーすげー。年長さんみたい」
「楽しいねーこっちの方が」
と喜び合っていました。
この関わりが良かったのか悪かったのか総じて見ると一見良さそうに感じますが、環境設定の見直しや遊びの保障の妨げの部分など改めて日々の保育の質の向上を図っていきたいと塗り絵の1シーンから学ばせていただき、全てのシーンで最善とは何か考えていきたいと思います。
k★y

◆初めての園庭での給食(ひまわり)

今日は、ホールで卒園式の練習をしました。
3グループ順番におこなったため、1時間ほど練習しましたが、最後まで集中して取り組んでいたように思えました。
他のグループの練習を見て、声の大きさや証書のもらい方が素敵だなと感心したり、自分は少し間違っていたかもしれないと改善したり、確認してみたり、それぞれ意識をもって参加してくれました。
練習が終わると「あ~疲れたぁ」と疲れた様子の子どもたち。
疲れ切った子どもたちに、今日の給食は園庭で食べることを伝えると、一気に表情が変わり「やったー!」と嬉しそうにしていました。
ホール生活初めての園庭での給食。
今日のメニューはチャンポン麺だったため、お弁当箱は使用せずにいつも通りの給食のお皿で食べました。
*お弁当箱の持ち帰りはありません。
園庭で給食を食べるためには準備が必要です。
・テーブル代わりのウッドデッキをの真ん中に並べること
・ベンチを並べること
・ウッドデッキの上をホウキで掃くこと
すべて子どもたちが準備していきます。
今日は初めてということもあり、片づけの音楽が聞こえるとすぐに片付け、ウッドデッキ・ベンチの準備をすすんでおこなってくれました。
重いウッドデッキも「ちゃんぽんめん!ちゃんぽんめん!」と声を合わせて運ぶ姿も印象的でした。
「カラスがくるかなぁ」と心配しながらも、カラスに給食を持っていかれることなく、無事みんなで食べ終えることができました。
ホール生活での楽しみの一つ、園庭での給食。
明日からも天気がいい日にはみんなで揃って食べられるといいなと思います。K.Y


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