◆3月2日(水)の子どもたち
2022年03月02日 水曜日
◆楽しい時間(つぼみ)

ジャンプ
今日は園庭に出る前にはたらくくるまを歌ったり、ピーカーブーを踊ったりとノリノリの子ども達でした。どちらも大好きな歌でもあるので人差し指を立ててもう一回をアピールするのも忘れていませんでした。
次に『ぴったんこって気持ちいいね』という紙芝居を見た時には紙芝居の絵を真似て保育士や子ども達同士で手や足の裏、頬っぺた等を合わせたりして触れ合いを楽しんでいました。
園庭に出るとすぐにトランポリンや固定車、大門、砂場の方へと分かれて向かう子ども達。毎日繰り返し遊んでいくことで少しずつですが遊び方も変化したり、やり取りも上手になってきました。
砂場で保育士が型抜きを始めると同じように始める○ちゃん。保育士が型抜きの見本を見せると持っている型抜きに砂を入れて型抜きを始めました。型が抜けるとすぐに壊してしまう○ちゃん。保育士が「あれ?ライオンさんどこいった?いないね」と言うと「いないねー」と首を傾げ、また保育士が「どこに行っちゃったのかな」と聞いてみると型抜きをして壊して平らになったところを指差していました。そのやり取りをそばで△くんが見ていて自分も型抜きを持ってきて同じようにやり始めました。
2人の会話を聞いてみると
○ちゃん「(型抜きしたを崩して)あれ?ないねー」
△くん「ないねー」
△くん「(型抜きしたを崩して)あれ?ないねー」
○ちゃん「ないねー」
と何となく会話を成り立たせながら二人で遊びはじめ、それが15分ほど続きました。
トランポリンでは年上の児達やつぼみ組の児達も一緒に「ジャンプ、ジャンプ」と声に出しながら楽しみ、固定車でも運転席、助手席に乗ってドライブを楽しんでいました。
保育士を通して、他児と一緒に遊ぶ楽しさを感じる姿があちらこちらで見られるようになってきました。
日々の中で楽しめる環境を提供していくことをこれからも大切にしていきたいと思いました。
(I.H)

あれー?

どこに持っていくのかな
◆遊びが深まり 楽しさひろがる (ふじ)
太鼓橋の先では 高さのある橋も一緒なら怖くないね
園庭に出るとすぐに、「ちょっと来て~。◎くんが出来ないからやってあげて」と△くんに呼ばれました。
後をついて行くと太鼓橋に着きました。
この場所は最近子どもたちが、登りたいとチャレンジしている遊び場所です。
太鼓橋には、◎くんが「登りたいの」とつぶやいていました。
△くんは「登りたいの」というつぶやきを聞いて、保育士のところに◎くんの気持ちを伝えに来てくれました。
友だちが登りたいのに登れないという場面で△くんが考えた解決の方法が、保育士を呼んで、登るお手伝いをしてもらおうと思ったようです。きっと△くんの行動は経験からの学びだと感じます。
砂場前の小屋に近づくと♦くんから「アイスクリームを作ってるの。どの色がいい?」と声を掛けられました。
目の前には、黄色、緑色、青色のカップが並べられています。
「黄色はみかん。緑はメロン。青はブルーベリー。どれがいい?」♦くんがアイスクリームの種類を教えてくれました。カップの色と味が関連ついているように感じます。
その後のやり取りもまるでお店に来ているようでした。
しばらくすると再び「アイスクリームを作っているんだ」とつぶやく♦くん。
カップに砂を入れてのアイスクリーム作りかと思っていたのですが、♦くんはカップにスコップの持ち手を差して、クルクル回しています。アイスクリームミキサーのように見えます。
今度のアイスクリーム作りは混ぜ合わせるところからスタートしています。
初めて見るアイスクリームづくりの工程でした。
いつもはカップに砂を入れてどうぞが多いです。
今までと同じような遊びをしているようでも、子どもの興味、関心、気付きが深まっていることで、子どもの姿は変わっていました。
子どもの世界を大切にしながら見守っていきたいと思います。(O.A)
帽子見つけたよ!お手伝いするね
美味しいアイスクリーム 作ってます!
◆ぴょん、ぴょん、ぴょーん。(きく・たんぽぽ)
勢いをつけて~ジャンプ!
今日もぽかぽかと暖かい朝です。ジャンバーは準備しませんでしたが、自分で考えて着ている子どももいました。自分で考えようとする積極的な姿勢もみられるようになっています。
朝の集まりで、今日の天気を尋ねると、窓から確認する間もなく「晴れです!」との即答。子ども達にせかされるようにして園庭にでました。
靴を履く時も、「あってる?」と保育士に確認をする声もほとんどなくなってきました。人にきくのではなく、自分で靴の左右が正しいかを考えて履くようになっています。それでも分からない時にはちゃんとわからないことを伝えてくれます。できないこと、こまっていることを伝えられるようになっていることも大きな成長です。
暖かくなったためか、砂場で遊ぶ子どもたちも増えてきました。工事現場ごっこが大好きな〇くんたちは、築山付近から砂場に移動してきて、前より大きな山や川を作ったり、行き止まりを作ったり、ますます本物みたいに進化していました。部屋では「はたらく車」の本をみて研究熱心なので、アイデアがあふれでているかのようです。
地面に大小のフープを花のように丸くならべると、すぐにフープの輪のなかに入ってきた☆ちゃん。☆ちゃんのお家にしちゃおう、じゃ、おとなりの▽ちゃんおお家に遊びに行こう。ピンポーン。となりのフープに入ると、狭い空間でなんだかとても楽しそうでした。それから、またお隣りへ、お隣へと、フープを一つずつ移動しながら、みんなでクルクルと、花のようにまわっていました。
目がまわってきたので、今度はフープを縦にならべると、□くんがぴょん、ぴょん、ぴょーんとジャンプで渡っていきます。みんなもあとに続いてジャンプ、ジャンプ。出口にフープのトンネルをつくると、背を小さくしてひょいっとくぐっていきます。小さいサイズのフープにしても、みんなも小さくなってくぐっていて、まったく問題なしの得意顔でした。
フープの間隔をあけてみると、大ジャンプで飛び越えていたり、フープを左右に並べると、けんけんパの足で着地したりと、遊び方が難しくなっても、しっかり挑戦し、楽しんでいたようでした。
子どもたちと一緒に楽しむなかで、期待を感じ取り展開させていくことができたらいいなと感じました。
転んでひっくり返って泣いてしまった友だちをみて、一生懸命に抱き上げて立ち上がらせていた✿ちゃん。おもいやりに行動も伴う姿が嬉しかったです。(F.S)
片付けも自分で。

テーブルを囲んでそれぞれの遊びに熱中!
◆1年間を振り返って(にじグループ)

お友だちのを見ながら楽しそうに描いていました
今日は、今年1年にじグループで過ごして楽しかったことを絵に描いてみました。
もも組になって、ゆり組になって、ひまわり組になってどんなことがあっただろうと振り返りました。
•水遊びしたこと
•スポーツデイでカエルの体操、やんちゃ怪獣、ソーラン節を踊ったこと
•リレーをしたこと
•お楽しみ会やったこと
•お弁当もって遠足にいったこと
•ゴーヤやサツマイモチップスを作って食べたこと
•お花や絵の具などの制作をしたこと
沢山の思い出が子どもたちからもでできました。
何を描こうか「う〜ん」と考えながらもその表情は楽しそうな姿が伝わってきます。
「お弁当持って大聖堂で食べたこと」
「園庭で遊んだこと」
「年長さんとボール遊びをして、遠足でお弁当食べたこと」
「○ちゃんと☆ちゃんと◇ちゃんでおままごとしたこと」
「色水遊びしたこと」
「リレーをやったこと」
子どもたちの楽しかった思い出が一枚の絵として出来上がりました。「何を描いたの?」と聞くこちらも楽しく、子どもたちが伝えてくれる言葉からも“楽しい”が伝わってくるようでした。
1年間を通して、何度か絵を描くという機会を設けてきました。はじめの頃と比べて一人ひとり絵の描写が感じられるようになったことも1年間を通して大きな成長と感じます。絵を描くことが楽しいな、苦手だなと感じ方はそれぞれあるかもしれませんが、その子なりに絵に向き合おうとする姿はこれからも大切に受け止めていきたいと思います。
今日描いた自由画はお部屋に飾りましたので、ぜひお子様と一緒にご覧になってみてください。(O.Y)


にじグループで年長児と一緒に過ごせるのも残り3日。年長児との思い出たくさん作って欲しいです
◆このまま時間が止まれば良いのになって思う瞬間が (そらグループ)

明日はいよいよ雛祭りです。
「桃の花買ったんだよ」
「はまぐりがお店に売ってたよ」
「ずっと前から雛人形出してる」
「はまぐりって何?」
「僕のお家は貝は買わないんだよ」
ちょっとしたやり取りでもこども達の言葉には感激します。
「先生半袖寒くないの?ママが半袖ダメって言ってたよ」
「先生のママは半袖着て良いって言ってくれたの?」
と言います。
「少し寒いかも」
と伝えると、
「じゃぁ僕がくっついてあっためてあげようか?」
と言います。
「先生、チャック(ジャンパー)してください」
と助けを求めるこども達がいると、
「あ、俺(年長児)がやってあげるよ…ハイ」
と言います。
園庭から帰る時は、
「リュック持ってあげる」
「先生疲れたでしょ?おんぶしてあげるよ」
と言います。
「見て、おうちかいたよ。これは先生にあげる為に描いたんだよ。ママに見せたいからやっぱり持って帰るけど」
保育者は永遠の脇役(黒子)です。
一番になる事は無謀であり、その必要性もゼロに等しいとこども達と関わる中で感じます。
最近、室内に石を拾って帰るこども達が増えました。
「これで石に色を塗って指輪を作りたい」
と○さんを筆頭に口々にゆり組のこども達も言います。
ゆり組のこども達がふじ組の時、園庭で石に色付けをし、指輪を作っていた平成31年度のうみグループ年長児がおりました。
その年長児の活動に食い入るように近づいていたのが、当時2歳の○さんです。
年長児の真似をして、石を絵の具で塗ったくり、手も服もベトベトになった○さん。
当時の年長児は「いいよいいよ。やって良いよ」というこども達もいれば「ねぇ、こんなのやらせて大丈夫なの?びちゃびちゃじゃん。指輪になんないよ」と言っていたこども達がいたのも覚えています。
「これで石に色を塗って指輪を作りたい」
そのセリフを聞いて、3年越しに遊びが繋がった様にも思えて思わず感慨深い気持ちになりました。
20色程の絵の具を用意すると、
「これとこれは何だったっけ、あぁ、緑だ」
とこども達は絵の具の準備の段階から問いと答えを導いていました。
塗りながら、
「これはこうゆう模様にしよう」
とアイディアを閃き、工夫しているこども達の姿もありました。
遊びの伝承や繋がりが、一昨年でも去年でもなく今年の、今という、この「瞬間」に立ち会えた事を大事にしたいと感じます。
※あの当時の年長児の顔が思わず浮かび上がった3月2日の午前10時32分。
現在、室内にはカラフルな石が棚の上に干されている状態です。
くれぐれも触れることの無いよう注意し、棚の上のカラフルな石をご観覧下さい。
園庭に行く時間になると、引き続き、石の色塗りをやりたいという声も挙がりましたが、しっぽ取りゲームもやりたいという声も挙がりました。
しかし、時間は限られています。
「両方やるんだよ」
と言っていたこども達でしたが、時間だけはどうしようも出来ない事を軸にした上で、取り組む順番を考察していきます。
「これ(指輪作り)はおやつの後やる」
と意気込み、園庭でしっぽ取りゲームをする事を選んだこども達。
園庭では3グループの年長児がタッグを組み保育者対こども達で勝負をします。
想像以上に盛り上がり、以前よりも慎重に勝ちに行くこども達が動きで分かります。
作戦立てをするこども達も出て来て、
「皆んなで一気に尻尾を取ろう」
「よし、いまいくよー」
と指揮を取るこどもがおりました。
その号令に全Gの年長児が動き出します。
流石、3グループ集まった年長児。
迫力があります。
何より、この全てのこども達をまとめたこどもとそのこどもの号令で動けるこども達にも驚きました。
こども達の顔から【楽しい】が溢れ出ています。
このまま時間が止まれば良いのになと思う瞬間がこの先ずっと感じられる様、一瞬一瞬を噛み締めてこども達と過ごしていきたいと思います。
k★y


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