◆2月28日(月)の子どもたち
2022年02月28日 月曜日
◆きて、きて (つぼみ)

ぶらーん
2月最後の日。
だんだんと春らしくなってきて、園庭で遊んでいても気持ちがいいです。
今日はゆっくり保育室で遊んだあと、外で遊びたい児から園庭に出始めました。
靴下のケースを置いておくと、自分のところから靴下を出してきました。
靴下ケースが出てくる=園庭で遊ぶ、ということを認識して靴下を取りに来た児もいます。
この1年で出来るようになったことがたくさん増えたな〜としみじみします。
1番初めに園庭に出てきた◯くんは保育者の手を握ってきて、きて、きて、と言うかのように保育者の手を引っ張りました。
保育者の手を握りながら園庭内をウロウロ探索します。
保育者が違う方へ行こうとすると、「ぼくが行きたいのはそっちじゃないんだ」とばかりに手を引っ張り、自分の行きたいところへ案内してくれます。
立ち止まったのは鉄棒の前でした。
始めは高い方の鉄棒の前で手を伸ばし、棒につかまりたい素振りを見せます。しかし、残念。手をピンと伸ばしても届かず、低い方の鉄棒の前に移動。手を伸ばして棒につかまると余裕の表情で両足を地面から浮かせます。ぶらーんと浮きながら嬉しそうな◯くん。
「すごーい!もう1回見せて!」とお願いするともう一度やってくれました。
後から園庭に出てきた△ちゃんも保育者を見つけると手を握ってきました。
これまで保育者の手を握りながら歩くので精一杯だったのに、△ちゃんも、きて、きて、と自分の行きたい方に保育者の手を引っ張ります。
自分の行きたいところに来て欲しい気持ちが伝わってきて、これも成長を感じました。
一生懸命に握ってくる小さな手にとても癒されました。
(M.S)

お姉さんに混じってゆらゆら

はい、どうぞー
◆やさしさがいっぱい(ふじ)
太鼓橋登れたよ
園庭で遊びました。太鼓橋では、今日も挑戦者が続々現れ、順番待ちでいっぱいです。今日初めて登ることができた●くん。登ったのはいいのですが、その先をどう行くのか戸惑っている様子。行ったり来たりし、橋を渡らないとその先には行けないのですが、他の子の様子を見てやっとそれに気づくと、渡り始めました。その後は、登るとすぐに橋を渡り、滑り台を滑って降りてきてと、喜んで何度も行っていました。順番待ちの方では、まだ登れないふわふわの子が、縄にしがみついているのはいいのですが、中々登れず、それを辛抱強く黙って見ている子ども達のやさしさを感じます。
砂場では、砂に小さい枝や石をデコレーショして、バースデーケーキを作り、お祝いをしていました。「ハーピーバースデー~」と歌い、枝のろうそくを吹く◎くん。嬉しそうです。すると、砂場から砂を入れた器を持ってきてそれをテーブルに置き、会釈をして去っていく▲くんが現れました。どうも、レストランの店員さんになっていたようで、さりげなく食べ物を持ってきてくれました。
築山の方では、山を下りるのに転んでしまい、「助けて~」と言う○くん。それにノッテ、手を差し出してくれる子ども達。わざと転んで、「助けて~」と言うのも楽しくなって何度も言っていて、手を差し出して助ける方もその気になって手を差し出します。みんながその気になっていて、優しさを楽しんでおります。(T.Y)
おめでと~ そこへ店員現る
たすけて~
◆ポカポカ陽気、春間近?(きく・たんぽぽ)
新しく準備していただいているお昼寝セット。今日から使っている子もいて、新しい布団に自分の好きな絵柄が描いてあり「みて、かわいいでしょ」「かっこいいでしょ」と子ども達同士で見せ合いひと盛り上がりしてからお昼寝に入りました。子ども達にとって嬉しい変化になったようで良かったです。もうすぐ幼児組に行くという期待が膨らみだし、お兄さんお姉さんのクラスではこうやってるんだよという話にすぐに耳を傾け自分でやってみようとする様子がたくさん見られるようになってきています。不安そうにしている子もこんなこともできるよとと少しずつ気づかないうちに着実に幼児組になるという準備をし始めています。
今日はポカポカ陽気でジャンバー着ないで外に行くと決め準備の段階から上着を着ずなんだか嬉しそうな表情の〇君。「暖かいからきなくていいんだよ」と友だちに教えてあげていました。
園庭遊びを始めて1分もたっていないのに「ジャンバー脱ぐ」という子もいました。春がすぐそこまで来ている気配を感じました。
園庭遊びでは猫ごっこをする女の子たちがいました。「ネコちゃんのお姉さん」「おかあさん」と役割を振り分け、猫になりながらトランポリンを飛んだり、お出かけしたりと楽しんでいるうちに役割を忘れてしまいお姉さんの役をしていた▽ちゃんは「お母さんなる」と話しているとお母さん役をしていた□ちゃんが「私がお母さんなのに▽ちゃんがお母さんて言ってる」と少し離れて違う事をして遊んでいた◎君に伝えに行き、「お母さんは□ちゃんって言ってきて」と頼んでいました。
◎君は何のことだか分からないまま▽ちゃんに「お母さんは□ちゃんだって」と伝えに行き▽ちゃんはしょぼんとしてしまいました。そばで見ていた保育士が▽ちゃんは何役だったのか聞いてみると「おねえさんだった」と思い出したようで□ちゃんには自分で▽ちゃんにおねえさんだったことと□ちゃんがお母さんだったことを伝えたらよかったんではないかと伝えてみました。すると□ちゃん「お母さんは私、お姉さんは▽ちゃんだったでしょ。悲しかったよ」としっかり自分の気持ちを伝えることが出来ていました。まったく関係なかった◎君はその二人の姿を見ても何だろう?と理解はできておらずでしたが、二人の話している姿を見て安心して遊びに戻っていきました。
自分の気持ちを伝えられてまた一緒に猫ごっこを再開した2人でしたがすぐに猫ごっこを止め砂場あそびへ。すぐに気持ちを切り替えて、すぐに仲良く遊べる子ども達。尊敬します。
たくさん遊びお腹がすいたようであっという間に給食を食べ終えてしまう子ども達。たくましさを感じます。
(K☆H)
入れ物がなくて葉の上に並べるキャンディー屋さん。
◆迷路とドッヂボールの日 (にじグループ)

「今日迷路やろう!!」と年長児。
卒園式の練習後に迷路をすることを約束すると、さっそく集まりの準備をしていました。
まだ時間ではなったのですが、やることがたくさんあることをわかっている年長児は「はやくはやく!」と急いでいました。
来年度に向けてグループの装飾を外したことやお昼寝布団が変わったことなど、今週から来週にかけて変化していくことを子どもたちに伝え、最後にこの1週間でやりたいことを聞きました。
子どもたちからのリクエストは今まで何度もにじグループでやってきたゲームばかり。
今日は年長児との約束もあったので、室内では迷路、園庭ではドッヂボールをしました。
集まり後は卒園式の練習です。
今まで、歌やお別れの言葉は画用紙に書かれた歌詞と言葉を見ながら練習していましたが、今日は何も見ずにやってみました。
お別れの言葉は初めて何も見ずにやってみましたが、迷うことなく自信たっぷりで最後まで全員で言い切る姿にウルウルしてしまいました。
保育士たちから「すごいね!」「泣いちゃうよ〜」と言われると、隣の子と顔を見合わせ、少し照れた様子を見せながらもうれしそうにしていました。
練習を終えると、急いで迷路の準備をしました。
年長時のお手伝いのおかげであっという間に準備が整い、年少児、年中児を呼んで迷路をしました。
テーブルの下をくぐり抜ける迷路ですが、子どもたちは簡単なルートでも何度も繰り返しやっています。
物足りなくなった年長児は「何秒でゴールできるか計ってー!」と速さを競い合い、年少児、年中児はゴールするまでの暗い迷路を楽しんでいました。
園庭の時間もあったため、時間を見て片付けを始めると「もっとやりたかったよーう」と年少児。
遊びが持続できるようになり、飽きずに何度も挑戦する姿に成長を感じながらも、「また今度」を約束しました。
片付けもあっという間に年長児がおこなってくれたため、スムーズに活動が進みました。
園庭でのドッヂボールも久しぶりでしたが、ボールを投げるスピードも取ってから投げるまでの速さも上達し、ドッヂボールがレベルアップしていました。
ボールから逃げることも、ボールを投げることも、ボールに当たることも、楽しみながら真剣に行う子どもたち。
残り少ない時間を全力で楽しんで欲しいなと思います。K.Y


◆楽しみにしていた (そらグループ)

今日は朝からそらグループの室内の入口で出待ちをしている人の姿にも似たこどもがおりました。
「おはよう、先生、今日は僕の誕生日やっと来たんだよ」
と、こちらのおはようとおめでとうをいうタイミングもない程畳み掛けてくる姿に思わずこちらの笑顔も120%になりました。
朝の集まりではお祝い(誕生会)をします。
嬉しくて嬉しくて前に立つだけで満足していたのか、質問の時間では思わず固まってしまったり、お祝いの言葉に対してのありがとうございましたというお礼の言葉まで固まっていたりと、意気込みすぎたのかもしれませんが嬉しい一日になってくれたら良いなと思います。
また、室内では思い出話や進級についても簡単に話をしました。
呼び方も少し変化を加え「小学生になるお友達」「年長さんになるお友達」「ゆり組さんになるお友達」と伝えると、張り切って返事をするこどももいれば、「誰のこと?」とハテナマークが浮かんでいるこどももいたように感じます。
※是非ご家庭でも、少し変化を加えて呼んであげてみて下さい。「もうすぐ○○になるんだからしっかり…」と後ろ向きな声かけよりも、前向きな状態の時にそう呼ぶ事を保育者も意識したいと思います。その繰り返しで、こども達は自信や自覚が芽生えるかとも思います。
思い出話の後は、「おもいで」の表紙(自由画)を描きました。
育子園の園庭を描くこども、カブトムシを描くこども、鬼ごっこ、キャンプファイヤーを描くこどもがおりました。
※シャチのショーを描いたと言ったこどももおります。(お休みの時の思い出になっていました)
園庭ではジャンパーを脱ぐこどもがいました。
日の当たる場所は温かくいつも以上にこども達の表情も眩しく見えます。
「見てて、ここ登れるんだよ」
保育者に何度も伝えてくれます。
「諦めないで練習頑張ったんだね」
と伝えると大きく頷いてまたどこかへ向かいました。
これからもこども達の「みてみて」に寄り添っていきたいと思います。
k★y

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