よき手本に
2022年01月24日 月曜日
子育てをしている最中は楽しいことがたくさんありました。それと同じくらい大変なことがたくさんありました。
子どもは思い通りにならないとわかっていても、親として思い通りにしたくなったことが、小さなことから大きなことまで何度もありました。特に幼少期においては言って聞かせることが多くありました。
ある夏の日、扇風機を点けようとした時、ちょうど子どもがそばを通ったので「扇風機をつけてくれるかい」とお願いしたら「いいよ!」という返事、と同時に彼の右足が扇風機のスイッチを押していました。それを見て「むむむ・・・」 これは一言、言わなければと「足でスイッチを押すな!}と注意すると、なんと「足の方が楽だもん」という返事。「手であろうが足であろうがスイッチを点けることには変わりない」というのが子どもの合理性でした。本人が納得しなければ怒って直させたとしても本人の身には付きません。ここから忍耐の日が続きました。
先達の言葉に「愛と智慧を身に付けて叱るよりほめ、ほめるにも慢心させることなく、自信を持たせ、より一層はげましになるようにしていただきたい」とあります。
叱りたくなるような子供の姿は自分の鏡と反省しながら、よき手本となって伝えることの大切さを学ばせてもらいました。
園長
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