ご飯行こう
2022年01月19日 水曜日
園庭遊びの1場面です。
0歳児クラスが給食の時間になりました。
育子園は、時間になって一斉に保育室に戻ることはしていません。
一人ひとりの遊びの様子を見ながら、個々に声をかけ気持ちが給食に向いたら保育室に戻ります。
最後まで遊んでいるAくんがいました。
私が声をかけても首を振り遊びを続けています。
その様子を見ていた3歳児クラスの4人がやってきました。
Aくんのお兄ちゃんもその中にいます。
4人は、私に協力してくれて、何とか保育室に戻ってもらおうと試行錯誤しながらAくんに声をかけていました。
「ご飯だから一緒に行こう。」
「今なら抱っこしていってあげるよ。」
「べろべろば~。」
「お兄ちゃんと行こう。」
笑わせて和ませそうとしたり、スキンシップを取ったり、強引に連れて行こうとする子は誰もいませんでした。
この関わりが異年齢保育のよさであり、強引でなくAくんの気持ちを尊重した関わり方も日頃の保育士の関わり方そのもので相手を見守れる子どもたちに育ってくれているのだと嬉しく感じました。
このあとAくんは、担任がやってきて「お部屋で少しお絵かきしようか。」との声かけにすんなり立ち上がり保育室に戻って行きました。
Aくんの好きなものを知っている担任の誘いはストレートではありませんでした。
さすがです!
副園長
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