12月8日まであと2日
2021年12月06日 月曜日
12月に入って6日目、本当に陽が昇るのが遅くなったなと感じています。
朝起きて窓を開けると、冷たい空気がまだぼんやりしている頭をシャキッとしてくれます。
12月8日の朝早く、明けの明星が輝いている頃、お釈迦さまはお悟りを開かれたといいます。
この8日には育子園でも年長児による奉献の儀による式典を行います。年長児が一堂に会し礼拝し、代表者による奉献ご供物を捧げ、仏さまのいのちにふれて頂きます。その後に子どもたちに成道会のお話をさせていただきます。
「どのように話せば子どもたちに分かってもらえるのかな」と考え、話す内容を思案すると「わたしの命、友達の命を大事にしてください。」「たくさんの人のお陰で生かされています。感謝しましょう。」「お友達が喜ぶことや善いことをいっぱいしましょう。」となりました。
短い時間の中でこれを話すと子どもたちにお願いばかりしている感じがし、お釈迦さまがお悟りになった時の心もちがまったく伝わらないような気がしました。
お釈迦さまが感じたであろう「生かされている自分のいのち、人との出会い、あらゆるいのちの尊さに気づけたこの上ない喜び」をもう一度噛みしめると、子どもたちに話すことは「出来事やお悟りになった内容」ではなく、「お釈迦さまが、年長児を目の前にしたときに出る言葉」に至りました。
お釈迦さまの口からはどんな言葉が出てくるのか・・・
「子どもたちのたくさん輝いていることを伝えていこう、自分の思いを表現していこう」と心が決まりました。
園長
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