◆12月27日(月)の子どもたち
2021年12月27日 月曜日
◆はいるかな? (つぼみ)

滑り台が好きな〇ちゃん。
今日も園庭に出ると、砂場近くの滑り台にしばらく座っていました。
ちょうど日陰になり寒かったので、「お散歩しにいく?」と手を持ってあげると
よいしょ、と立ち上がり歩き始めました。
正門のところまで歩くと、鍵に興味を持ちます。
他の児が触っており、ギコギコと音がしていたので、気になったようです。
◯ちゃんも同じように鍵を触りますが、鍵が重たくて持ち上がらず音が鳴りません。
それでも、◯ちゃんはニッコリ。
鍵に触れたことが嬉しかったのでしょう。
鍵への興味も薄れてきたので、またまたお散歩へ。
園庭の真ん中までくると、立ち止まりました。
誰かが使っていたであろう、バケツとスコップが置いてありました。
◯ちゃんはスコップを握り、砂をすくいたそうな動きを見せました。
ですが、園庭の真ん中なので砂場のようにはすくえません。
保育者がかわりに砂を入れてあげました。
砂が入ることを確認すると、スコップをバケツの近くに持って行き、トントントン。
バケツの中に砂が入りました。
ニッコリとした表情で保育者の方を見て、またスコップを地面の上で動かします。
暫くスコップを動かす様子を見守りますが、、、入りません。
「なかなか入らないね~」と声をかけ、スコップの中に砂を入れてあげました。
砂が入るのを確認すると、バケツに砂を移そうとする〇ちゃん。
ちゃんと確認する姿に驚きました。
このやり取りを何度も繰り返したので、バケツの中に砂がたまりました。
一つのことを何度もやろうとする〇ちゃんの姿が素敵だな、と思いました。
(M.S)

バランスを崩してもめげません!つよい!

氷を見つけて触ってみました
◆助け合い(ふじ)

しのましら〜?つめたいね、と嬉しそうでした。
園庭に出ると、今日は一段と風が冷たく身体がぶるっと震える気温です。
ミッキー体操で少し身体をほぐしていると、きく・たんぽぽのお兄さんたちが園庭にできていた霜柱を見つけたようで「みてみて、こおりだよ~!」とシャベルに乗せてふじ組のみんなの元に届けに来てくれました。小さくて透き通った氷に興味津々ではありますが、触わることに少し躊躇する児もおりました。すると「あっちにあったんだよ」「こっちこっち!」と見つけた場所を教えてくれました。足元にあるとは気付かずにシャリシャリと踏んでいた子どもたちでしたが、指差しで教えてもらうと、顔を近付けてじっくり観察したり、掘り起こそうとしてみたり。『霜柱』という言葉を聞き「しのましら??」「しものばしら?」「しもばちら~?」「なんだそれ~!」「きれいね~!」と初めて聞く言葉にワクワクした様子でした。
遊んでいると、きらきらの◎くんが「さっむいね~・・。」と保育者に声を掛けます。『そうだね、今日さむいね』と話していると「ん!ん!」と◎くんは上を指差しました。指の先には葉っぱが一枚もついていない木でした。少し前まではまだ葉っぱがついていたのに、いつの間にか全部落っこちて枝だけに。葉っぱがなくて木も寒そう・・もしかすると、◎くんは変化に気が付いてそんな風に感じ取ったのかもしれません。
そして寒いからなのか、「はしるど~」と気合いを入れていた◎くんと△ちゃんを見て、1人2人3人・・と次々増えてきて気づけば10人近く集まっていました。
名前を呼ぶとき、『よーい!』の姿勢の時、いつも立っていることが多いのですが、今日は門の所に座り、お友だちとぎゅーっと身体を寄せ合い、走る直前までみんなであったまっているようにも見えました。
『ドン!』で勢いよく立ち上がってスタートし、玄関まで行ったら折り返して門に戻ってきてようやくゴールです。長い道のりに、転ぶ子もちらほら・・。先にゴールして「お~い!」と待っていた子たちがすぐに転んだことに気が付いて「だいじょーぶー?!」とみんなで助けに行ってくれます。
助けてもらったあとも何度もズコっと転んでいるところを見て、「またー?!」「またなのー?!」と笑って言いながらも何度でも助けてくれる優しい子どもたちです。
みんなが助けに行っているのをじっと見つめて戻ってくるのを座って待っていたわくわくの☆くんと□くん。
すると、走っていた場所とは全然違う場所から「わーん!いたいよー!」という泣き声が。その近くには誰もいなかったため助けに行こうとした時、さっきまでじっと座っていた☆くんと□くんが保育者よりも先にすかさず走って助けに向かいました。
濡れたは築山は滑りやすくなっていたので、二人も転びそうになりつつも力を合わせて一生懸命立たせてくれて、泣いていたお友だちも自然と涙も止まり笑顔になっていました。
みんなで何往復も走って身体があたたまっただけではなく、子どもたちの優しさに心までポカポカです。
I.S

順番に名前を呼ぶと元気に返事をしてくれます♪

助け合う優しさが素敵です。
◆クリスマスの後は年末の大仕事(きくたんぽぽ)

大掃除。小さな戦力たち!
「あのね、、、サンタさん来たよ」
「プレゼントくれたの!」
「私は○○もらったよ、〇ちゃんは何もらったの?」
朝からお部屋の中ではクリスマスのお話でもちきりです。
プレゼント自慢、サンタ自慢が止まらない子どもたちです。
私たちも子どもたちがどんなプレゼントをもらったのか気になります。
保育士は「サンタさん来た?」「プレゼントなにもらったの」と子どもたちへの質問が止まりません。
どんなプレゼントをもらったのか話を聞いてみると、
「イルカとカメのスタンプ」
「ドラえもんのどこでもドア」
「すみっコぐらしのユーフォーキャッチャー」
「アンパンマンのパン工場と、ウサギのお人形と、シルバニアと、あとはお菓子!」
「ほんだのくるま」
「やまのてせん」
「マリオのゲーム」
「音のなるパトカー」
「エルサのテレビ」・・・・・
△くんのお家にはサンタさんがピンポンを押してやってきたそうです。
子どもたちの話やお便り帳から各ご家庭のクリスマスの様子が知れて楽しかったです。
ずーっと言い続けていたものをもらえた子もいました。
「念願の」です。あのね、う~んとね、、、どうにかしてこの嬉しさを伝えよう・・・と言葉を途切れさせ、言葉を繰り返しながら必死な子どもたちです。
その姿から本当にうれしかったのだろうなとこちらまで嬉しい気分になりました。
さて、いよいよ年末本番。今日明日で保育園もおしまいです。
年末にやる大事なことは「大掃除」です。
前半に園庭に出て、後半に1日早いですが子どもたちと一緒に大掃除をすることにしました。
まずは園庭。凍えるほどの寒さです。
「準備運動しようよ」と〇ちゃんに提案してもらい、「1、2、3、4、・・」と掛け声をかけながら準備運動をすると少しポカポカしてきました。
次は☆くんから、「走ろうよ」と提案が。園庭を大きく一周するとさっきよりもぽかぽかになり「あったかくなったよ」「もう大丈夫みたい」と声が聞こえ、それぞれの遊びに移っていきました。
「きく・たんぽぽさ~ん!お部屋戻るよ~」と声を掛けると、朝、話していたことをちゃんと覚えていて、「やだ~」となることなく、階段下に集合できました。
着替えとうがい手洗い、やることをパパッと終わらせ、さすが。感心しました。
「明日保育園に来たら、しばらくお休みになります」
「いっぱい遊んで、いっぱいご飯食べて、いっぱい寝て、楽しく過ごしたお部屋をピカピカにお掃除したいと思います」「ママみたいにお掃除できるかな?」と話をしました。
もちろん雑巾を濡らすところから。
「自分がピカピカにしたいところを考えて拭いてね」と声を掛けると、椅子やおままごとの玩具、木の人形、窓、ソファー、テーブル、絵本・・・・よく遊んでいる玩具を重点的に掃除をしていていました。◆くんが「廊下は」と尋ねてきまいた。初めはお部屋だけのつもりでしたが、確かに楽しく過ごしたのはお部屋だけじゃない。◆くんの言葉にハッと、気づかせてもらいました。廊下の雑巾がけもしてピカピカにしました。
「おそうじ、たのしかった~」の声ももらいました。
みんなが廊下に出る中、〇くんがレゴのケースに向かい正座。ブロックを一個一個取り出し、丁寧に拭いてお母さん感を漂わせていて思わず笑ってしまいました。
それが終わると、窓ふき、窓のサン拭き、細かな部分にまで気づいてお掃除。
きっとお家でお母さん、お父さんのそういう姿を見ているんだな・・と感じました。
1年間の「ありがとう」の気持ちを込めて行った大掃除。
みんなのおかげでピカピカになりました。子どもたちのお掃除の上手ぶりには驚きました。きっとお家でも「大掃除」すると思います。
その時はぜひ子どもたちにも声を掛けてみてください。
小さな戦力になることまちがえなしです。(I・K)

園庭に霜柱が!ふじ組の子達に「どうぞ」とおすそ分け。
雑巾を手にふきふき。上手にふける子もいて驚きました。
◆プチプチ地獄(うみグループ)
プチプチはもうこりごり
年末です、お休みの子が多いなか登園した児たちは元気いっぱいです。
朝の集まりでみんなに聞いてみました。
「お家にもサンタさんは来ましたか?」
「みんなが欲しかったものがプレゼントに届きましたか?」
答えはYES。両手を挙げて喜びの返事が返ってきました。
楽しいクリスマスになったようです。
お部屋に届いたプレゼントの絵本を読んで、今日の集まりはもう終わり。
これが終わった子から遊びにいってください、と渡したものはプチプチ。
梱包用に使われていたプチプチ、もも組は小さい、ゆり組は中ぐらい、ひまわり組は大きい大きさを渡して一斉に よーいはじめ。
一瞬で部屋はシーンと静かになり、プチ、プチ・・・と小さく音が続きます。
赤ちゃんのときから育子園にいた子達はどこか懐かしいはずです。
2歳児組のころ、よく遊びに使っていました。
もっと大きい大きさを、ひたすらプチプチやっていた児もいました。
久しぶりにやってみると、あれあれ・・・もっと上手に出来たはずだったのに。
久しぶり過ぎて腕が落ちています。
はー・・・ため息も聞こえてきました。
もうやだー 弱音をはいています。
黙々と確実に攻める子もいます。
しばらく時間はかかりましたが、最後までやり遂げみんな無事に遊びにいきました。
朝の集まりのお話は早かったのになぁ とんだ落とし穴に落ちたような感じ。
もう結構、そんな渋い顔が可愛いです。
園庭に出ると所々ドロドロ状態の場所があります。
つるりっと滑って靴もズボンも泥んこです。
夏場ならともかくこんな冬に泥んこなの?
園庭を見渡してみると、道路側に多く見られます。 どうしてだろう?
その謎に迫る・・・雨が降ったから? それなら園庭全部が濡れているはず。
日陰だから? ちょっと近づいてきたかも・・・
泥んこ遊びしたとか? そうじゃないみたいだよ。
正解は、霜が解けたからです。
朝早い時間に霜柱が立っていたのが解けて、幼児たちが遊ぶ頃にはドロドロになっていたという事です。
靴の裏にこびりついた泥を木の枝で取りながら、なるほど と納得し次は大繩。
ゆうびんやさんの歌に合わせて1枚2枚・・・今日の最高は33枚。
部屋ではけん玉、べーごま、レゴブロック 楽しい冬の遊びです。(N・S)
けん玉、持ち方からしっかり覚えます
靴の裏がドロドロだ~
◆クリスマスの余韻(にじグループ)

「お家にサンタさん来たよ」
「NiziUのたまごっちもらった」
「すみっこのパソコンもらったよ」
「スキーの板とスノーブーツ貰って、スキー行ってきた。今年2回も行ったよ」
「かやがき(かがやき)とあずさが合体するやつもらった」
「しんばにあ(シルバニア)ファミリーもらったよ。ウサギのお人形も!」
「トナカイに人参用意してたら、無くなってたの!」
登園してくる子どもたちから沢山のクリスマスのお話を聞くことができました。
嬉しそうに伝えてくれる子どもたちの姿に聴いているだけでとっても幸せな気持ちになれる時間でした。
クリスマス会で、サンタさんから新しい玩具をいただきました。改めて一つずつ見ていく中で
「口に入れない」
「(玩具の上に)乗らない」
「投げない」
「紐を強く引っ張らない」
と玩具の使い方、約束事を子どもたちと確認してみました。サンタさんから頂いたプレゼントは特別感があるのか、子どもたちも真剣にお友だちの話を聞いたり、意見を出したりと共有する時間ができました。
集まりの後は、「大根抜きしたい!」と人気の大根抜きゲームをしました。「僕がおじいさんで抜くよ」と年中◎君を中心に年少☆君と◇君もおじいさん役になってくれました。ゲームに参加している全員が終始楽しんでいるのが伝わってきました。
今年も明日で終わりです。
休みの児も多く、年末感を感じる月曜日でした。
明日は今年最後の日。大掃除で今年1年間の感謝を子どもたちと一緒に感じられたら良いなと思います。(O.Y)


Posted in 園のこだわり