◆12月13日(月)の子どもたち
2021年12月13日 月曜日
◆友達っていいね (つぼみ)

つぼみパーティー中?!
木の枝をぐるぐるしながら地面に絵を描く素振りをしていた○ちゃん。
気持ちが変わって、ベンチの方に移動します。
この時はまだ、ベンチには〇ちゃん一人。
砂場玩具を机の上で動かしたり、砂を机の上で広げたりと保育者に見守られながら遊んでいました。
その姿を見て、△くんがベンチにやってきました。
手には色の違う車の砂場玩具を持っています。
〇ちゃんの反対側に座り、机の上の砂を触ったり、玩具の中に砂を入れたりし始めました。
2人の様子を見て、☆ちゃんもベンチにやってきました。
嬉しそうに〇ちゃんの隣に座ります。
☆ちゃんは玩具を持っていなかったので、〇ちゃんが使っていた玩具に手を伸ばしました。
使っていた玩具を取られそうになって表情を歪ませた〇ちゃんでしたが、怒ることはありませんでした。
3人はやり取りをしながら遊んでいるわけではないのですが、同じ場所で親しみのある友達と顔を見合わせながら遊べるのが心地よさそうでした。
3人の姿を見てさらにつぼみ組の児が集まります。
友達を押すこともなく、ちゃんと空いている場所に座ろうとする子ども達の姿に関心。
一人ひとりは別々のことをして遊んでいますが、一歩引いて見てみるとパーティーをしているようにも見えました。
とてもほっこりする子ども達の姿でした。
(M.S)

砂が冷たくてもへっちゃらです

デッキの上でジャンプ!ジャンプ!
◆風が吹くと何だか楽しくなるね(ふじ)
落ち葉遊びの楽しさ満喫!
園庭に出てみると「きゃ~きゃ~」何だか楽しい声が聞こえて来ました。
子どもたちの様子を見ていると、どうやら強く風が吹くと、地面の枯葉と木の葉が舞い上がり、自分の身体の周りを吹き抜けていく感覚が楽しいようです。
楽しいということを声で表現したり、身体をバタバタして表現したり、ひとり一人の表現が違いそれもまた、その子の今の姿が見られました。
その枯葉の山の中にちょこんと座る△ちゃん。近づいてみると、枯葉を抱えて「それ~」と保育士に葉の雨を降らせて笑い楽しそうです。
するとその様子に近くにいた子どもたちが、△ちゃんの遊びのまねっこを始めました。
△ちゃんが枯葉を抱えて移動を始めると同じように枯葉を抱え、同じところに集め始めました。時々運んでいる時に、顔を見合わせ嬉しそうです。言葉でのやり取りはないものの、思いは伝わり、小さな枯葉の山の完成です。
正門前では、沢山落ちている葉の中から選んだ、イチョウの葉や紅葉の葉を拾い見せてくれた、□ちゃん。
今日も大事なものを入れるジップロックのバッグを肩から下げています。
拾った葉を自分でそのバッグの中に入れて嬉しそうです。
うまく入れられないときは、「んー、んー」手伝ってと伝えてきます。
拾う葉は色々な形で、じりじりにちぎれていたりもしてますが、発見してバッグに入れるときには、嬉しそうで、入れた葉を大事そうにしていました。
その時、その時に感じることの姿を大切にしたいと思います(O.A)
ここにもあったよ
◆できたよ (きく・たんぽぽ)
12月も中旬に差し掛かって来ました。子ども達は元気いっぱい寒さに負けず駆け回っています。
園庭に行く前にきく組では今日遊びたいことを3人の子に前に出て発表してもらいました。
「走りたい」「お絵かきしたい」「□ちゃんとあそびたい」など。みんなの前に出るのは少し照れてしまうようでしたが、しっかり自分は今日これして遊ぶとみんなの前で話してくれました。
園庭に遊びに行き友だちと手を繋いで駆け回る子、スコップを持ってブルドーザーになり落ち葉を集め山を作る子、落ち葉で葉のブーケを作る子、それぞれ好きな遊びを楽しんでいます。
太鼓橋に挑戦する〇君。しかしなかなか一人では登れず保育士に助けを求めていました。一人で挑戦する遊具な為、保育士はそっとお尻に手を添える程度の援助位しかしないのですが、その援助だけでも〇君は安心するのか一人で挑戦するよりも力を発揮できるようでずりずりと登っていき何度か登ったり降りたりを繰り返していました。そろそろコツを覚えたかなと保育士が判断したところで手を添えるのをやめ声援のみにして様子をみていると、手を添えていないことに不安そうにしながらも自分一人の力でずりずり登り頂上まで登りきる事が出来ました。頂上について振り返った〇君の顔は驚きと喜びに満ち溢れていました。「一人で登ったんだよ」と周りにいた保育士に声を掛けみんなで喜びを分かち合うことが出来、〇君の心にはまた一つの大きな自信がついた瞬間でした。
かくれんぼやおおかみさん今何時などの集団で楽しむゲームが人気になっています。みんなで隠れたり見つけたり走り回ったりみんなで同じことをして遊ぶ姿が多く見られるようになっています。ますます子ども同士の絆が深くなってきているようです。
(K☆H)
◆オオカミって面白い(うみグループ)

可愛いオオカミからこわーいオオカミまで、いろいろです。
休み明けの月曜日、32名とやや少ないと感じさせる人数でしたが、
「お休みで○○に行ってきたんだ」
「可愛いドレスを着て写真を撮ったの」
「髪の毛切ったんだよ」
と休み中の楽しかった出来事を友だち同士伝え合ったり、保育士に嬉しそうに教えてくれたり朝から賑やかな室内でした。
朝の集まりで読んだ『3匹のこぶた』
オオカミの登場シーンでは思わず、「フ~フ~フ~ッ」と声が出てくる子ども達。
身を乗り出して見る児もいました。
そして最後のシーン、「グツグツ、グツグツ」こちらは身振り手振り立ち上がる児もいたほどです。「あっちちちち~」オオカミの逃げていく姿に大喜びの子どもたちでした。
3匹のこぶたは子どもたちが大好きでよく知っているお話です。そこで、みんなで劇遊びをしてみることにしました。
「大ブタがいいなぁ」
「オオカミになりたい」
「レンガのお家作りたい」
それぞれやってみたいものが決まりました。
広い場所へ移動して、「よいしょよいしょ」と家を建て、「ドアを開けて」「こんな家吹き飛ばしてやる~」と台詞を言ってすっかり役になりきる子ども達。
最初は、「恥ずかしいからやらない」と言っていたひまわり組の☆君は、オオカミが逃げたのを見て「やったぁ~」と大きな声で叫んでしまうほど楽しんでいました。
「もう一度やりたい」そんなリクエストに応え、もう一度やりたい児だけで楽しみ、園庭でもう一度。
家を吹き飛ばす喜びを味わいたいのか、強さを見せたいのか、オオカミになりたい児が次々に増え盛り上がる劇遊び。思いきり表現する楽しさを味わえたようです。
また、違う劇遊びも楽しんでいけたらと思います。(M.C)

竹馬、ホッピングに挑戦する児が増えてきました。「こうやるとできるよ」優しく教えるひまわり組の姿がありました

「みんなでやればあっという間だね」力を合わせて園庭の片付けを手伝ってくれました。
◆とんとん相撲(にじグループ)

今日は集まり後に昨年おこなった「てぶくろ」のオペレッタをやってみました。
「忘れちゃったなぁ」
「できるかなぁ」と、少し不安そうな年長児。
保育士が年少児・年中児の後ろで踊っていると、保育士から目を離さずによく見ながら踊っていました。
久しぶりだったからか表情はかたかったですが、女児たちは「もう1回やりたい」と、楽しんでくれたようでした。
年長男児が、段ボールの空き箱でトントン相撲をしていました。
昨年から折り紙で作った力士で相撲をとる様子は時々目にします。
実際に自分の身体で相撲をとった経験から、相撲に少しだけ詳しくなった子どもたちは、ダンボール上の土俵の周りに観客席を作ったり、行司がいたり、トントン相撲も進化しているように思えました。
折り紙の力士を画用紙を使って作ってみました。
型紙を写し、自分達で力士の形に切っていきます。
細かい部分に手こずる様子みられましたが、画用紙にも力を込めて、根気強く切っていました。
出来上がると「足がちっちゃくなっちゃった。これじゃあ立たないよ。もう1回作るかぁ…」と男児。
「ハサミは苦手なんだよ。」と言いながらも、最後まで諦めずに頑張っていました。
それぞれ完成すると、土俵に力士を上げて取り組みが始まります。
画用紙の力士は強く叩きすぎると倒れてしまうため、力は弱めで音も小さめです。
園庭でもやってみましたが、風が強く勝負は数秒で終了でした。
身体での相撲は少しお休みのようですが、力での勝負だけでなく、力を加減しながらの勝負も楽しんでいけたらなと思います。K.Y


◆2人はサンドイッチ (そらグループ)

「サンタさんにどんなプレゼントをお願いしましたか?」とこども達に聞きました。
「総武線がもう直ぐうちに届きそうです」と答えてくれた○君。
「本物の中央線が一両欲しいです」と答えてくれた○君。
「みなとみらい線が欲しいです」と答えてくれた○君。
電車が好きな男の子でした。
「ピンクのクマちゃんが欲しいです」と答えてくれた○さん。
「虹色のバスが欲しいです」と答えてくれた○さん。
「トンってすると光る靴とプラレール」と答えてくれた○さん。
恥ずかしそうに答えていた女の子でした。
サンタさん何卒よろしくお願い申し上げます。
サンタさんへの手紙や、クッキー、ミルクを置いておくと、サンタさんが来たか分かるよと話をしました。
「おれのいえそうしてる」と教えてくれたこどもがいました。
また日中の会話で、
「先生のこどもはサンタさんと手紙のやりとりしてたよ。アローラロコンが欲しいですって書いたみたいだけど、サンタさんからの返事の手紙に「アローラロコンは今転売される程人気で万事休すです。他に欲しいものはないかい?」って書かれてたから「転売って何?万事休すって何?」って言ってたよ」
と伝えると「サンタさんのお手紙英語?」と気になっていたこどもがいました。
「いくじえんのサンタさんなんてやくだよ」と言った年長女児がいます。
「あれは園長先生がサンタ役してるだけだよ」と言うのです。
それでもサンタが来るのと来ないのとでは雲泥の差であるとプレゼントの要望について熱く語る姿を見て感じます。
午前中はベランダと園庭、室内に分かれて遊びました。
ベランダでは遊動車に乗るこどもや、縦長の空間で氷鬼をやるこどもなど様々です。
ベランダの外窓から室内を傍観するだけのこどももいます。
何をやっても何をやらなくても良い時間が一日の中に少しでもあるのとないのとでは違うのだろうとポッケに手を入れて室内にいる友達と笑顔で話すこどもの姿を見て感じます。
室内で遊ぶ話し相手もベランダには出ずに、互いにサンドイッチの様に壁を挟んでおしゃべりを楽しんでいます。
いっそのことベランダに出れば良いのにとお節介を妬いてしまいそうですが、これもまた家で食べるサンドイッチと公園で食べるサンドイッチみたいに確かな何かが違うのかもしれません。
遊動車を乗りこなすこどもの姿は頼もしくなりました。(ブレーキの練習も、スピード調整も必要です。)
ものすごい勢い(スピード違反、信号無視)で近付いてきて「先生、これ救急車だよ」「私のはパトカーだよ」と笑っています。
一体どんなイメージを持っているのだろうとも思いましたが、確かにパトカーと救急車が徐行しているのを見た事がない事に改めて気付かされます。
パトカーと救急車が止まった後、園庭に出ました。
園庭では紅葉と銀杏の葉っぱがとても綺麗な絨毯を敷いていました。
それらは控えめに壁の隅に集まっていましたが鮮明な色は隠しきれていません。
せっかくなので、園庭の真ん中でこの綺麗な葉っぱをこども達に見てもらおうと葉っぱ集めをしようとした時です。
「先生、あの、コレ…。いつもありがとう」
と赤と黄色の花束の様な葉束を渡したかと思うと、たたたたっと年中児が走っていきました。
優しさと可愛さと心清さに触れ、より一層この葉っぱの美しさを共有しなければならないと感じました。
葉っぱを一輪車(作業用)に集めていき、園庭の真ん中に円を描きながら並べていきます。
※この作業を4回繰り返しました
※竹ぼうきの取り合いも4回繰り返しました
園庭の真ん中が彩り出すと、こども達が次第に葉っぱの美しさに気づき群がります。
「先生、スキップって知ってる?」
と、あるこどもが言いました。
「知ってるよ、出来る?」
「出来る様になったんだよ。パパが教えてくれたの」とやってみてくれました。
綺麗な葉っぱの周りで華麗なスキップしています。
「せんせい、あのこが、たいへん、あのき、きのこが」
文字にしてもあの子なのか、あの木なのか、木の子なのか、何がメインなのか理解するのに時を要しますが、園庭の藤棚の朽木にキノコが生えていました。
※育子園はキクラゲもあります
観察してみるとぶなしめじの様にも見えます。
「ねぇねぇ、これって毒キノコかな?」と嬉しそうに言う○君。
危険な物にワクワクドキドキする年頃の男の子を目の当たりにし、一瞬にして自身の幼少期を思い出しました。
「うーん、これどうだろうね、キノコ図鑑で調べてみるよ」と伝えると「あ、見て、ハートのキノコがあるよ」と○君が言います。
こども達の「みてみて」と「ねぇねぇ」にまみれた素晴らしい月曜日でした。
k★y


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