いっしょに競歩
2021年11月15日 月曜日
朝の門での挨拶を終え園舎に向かっていました。お父さんと一緒に登園してきたKくん、気づくとお父さんを置いて並んで歩いてきました。少し歩みを早めるとKくんも歩くスピードを上げてきました。ちょっとした競争が展開しました。玄関入口がゴールです。Kくんと同時にゴールでした。Kくんの顔を見ると“やったね!”と無言の言葉が伝わってきました。
Kくんは朝の門での挨拶では中々目が合いませんが必ず応えてくれていました。いつか元気な受け答えができればいいなと思っていました。
子どもの成長はあるとき急に現れます。ただし、この「あるとき急に」と思ってしまいますが、これは周り(私)の見方です。Kくんにとっては毎日の朝のちょっとしたふれあいで一歩ずつ近づいてきていたのでした。今日、Kくんは「いっしょに競歩をしたい!」というレベルに達したのでした。
100歩目が行動の変化ならば99歩目までの変化や積み重ねは周りからは見えにくいものです。今日はKくんと私の関係の100歩目を見せてもらいました。
どんな関わりも100歩目に近づく1歩です。
園長
Posted in 三感ブログ