◆11月29日(月)の子どもたち
2021年11月29日 月曜日
◆寒くても元気だよ(つぼみ)
お水でるかな~
園庭に出ようとドアを開けると、待ってましたと言うようにテラスに出ようとします。
帽子と上着がまだ準備できていない児も、気持ちが先走ってドアのところに近づいてきます。
「まだ準備できていないよ」と保育室の方へ誘導しようとすると「ん~」と抵抗。
寒くなっても園庭で遊びたい気持ちは変わらないようです。さすがです。
園庭を探索中に蛇口のところで足が止まった〇ちゃんは何度も蛇口を触り、水を出したそうにしています。
〇ちゃんの姿を見つけて、保育者と一緒にやってきた□ちゃんも蛇口を触り始めました。
なかなか水が出ないので、水場の囲いの部分に登ろうともしていました。
「水出ないね、あっちで遊ぼうか?」と声をかけても動こうとはせず、暫く蛇口を触っていました。
寒いので出来るなら水を触りたくないなと思ってしまう私ですが、子ども達にとっては違うのでしょう。玩具で遊ぶよりも楽しそうなので、子ども達の感じている蛇口の魅力を味わってみたいなと思いました。
☆君は縄を引っ張って走っていました。
「まてまて~」と追いかけると笑顔で逃げます。
築山も余裕で登っていって満足そうに保育者を見下ろします。
保育者の姿を確認すると、登ってきた方と反対側の方へ降りていきました。
スピードが出たので少しびっくりした☆君は、追いかけっこをしていた保育者の姿を確認し「ビックリしたね、大丈夫だった?」と声を掛けられると、また縄を引っ張って走っていきました。
寒くても元気いっぱいでした。
(M.S)
日の当たるところで一休み
滑り台上手だよ~
◆みんなで一緒に車探し(ふじ)
いろいろな車が見えるね
寒さが増してきましたが、今日も気持ちの良い秋晴れです。今日も朝のおやつを食べ、早速、園庭に出て遊びました。
園庭に出ると、ゴーと大きな音が聞こえてきました。園外を清掃車が走っていました。道路をお掃除中、みんな車の方へ目がけて走って行き、その様子を金網越しにじっと見ていました。今度はもう一つの通りをゴミ収集車が走って行きました。「ゴミしゅうしゅうしゃ!」と大きな声を出して見つけたことを教えてくれると、みんなもその方向へ向かってもっと近くで見ようと車の方へまたまた走って行きました。
どの場所が車がよく見えるか、もっと高い所から見ようと、今度は築山の上へ登っていきました。築山の上から見える車の名前を叫びながらみんなで盛り上がって見ていました。山の上はたくさんの子どもたちでいっぱい、落ちないようにしているのか、たまたま抱き合っている二人の子達もいました。何のために山に登っているのか分かってない子もいそうですが、みんなで同じことをすることを楽しんでいるかのようでした。
今日は、お散歩でどんぐり拾いで使っていた袋を持って、落ち葉拾いをしました。細かい小さい葉っぱを好んで入れている子、イチョウの葉、赤い大きな葉を選んで入れていたり、葉っぱだけでなく、石を入れていたり。中には砂場の砂をたくさん入れて、重たそうに歩いていたり、それぞれ袋詰めを楽しんでいました。袋を肩にかけていると、お出かけ気分のようで、それだけで満足して歩いている姿もあります。もう少し、落ち葉遊びが楽しめそうです。(T.Y)
何を袋に入れようかなあ
お手伝い?
◆ガラガラうがい、始めました。(きくたんぽぽ)
喉のバイキン、やっつけるぞー
休み明けの朝は、話したい事がたくさん。「こうえん、いったよ。」「チューリップあるんだよ。」とお話してくれます。朝の集まりでも、聞いてみました。
「昨日のお休み、何をしましたか?」「すいぞくかん、いった。」「バレエした。」「おうちにおばあちゃんがきたよ。」また色んなお話が聞けました。
「痛いところとか、具合悪いところないですか?」「おうちでここ、ごっつんしたの。」「おなかいたかったの。」自分で伝えることも、上手になってきています。
大事なお話ももしました。「段々寒くなってきて、外で遊ぶとお口の中にバイキンが入ってくるかもしれないから、ガラガラうがいをしましょう。」保育士が実際にやってみせると、真剣にその様子を見ています。外から帰ってきたら、やってみようかと話して園庭に出ました。
「おおかみと7匹のこやぎ」の大型絵本を読みました。ドキドキワクワクしながら、オオカミが出てくるスリルを楽しんでいます。園庭に出て、寒かったので走っていると、「追いかけっこしよう。」の声があがりました。それならと、「オオカミとこやぎの追いかけっこしようか。」と提案すると、「やる!やる!」とのってきてくれました。
こやぎ役の子たちは、ログハウスに入り、オオカミ役の保育士がトントントンとドアを叩きます。
「だれですか?」「おかあさんよ。(ガラガラ声)」「おかあさんはそんなガラガラ声じゃないよ!」・・・。保育士にリードされながら、やりとりを楽しみ、お話が進んでいきます。そして、最後はもちろん、、、「みんなまとめて食べてやる~!」「キャー!」。ニコニコしながら、逃げていくこやぎたち。楽しく逃げていたのに、保育士オオカミに捕まえられて怖くなったのか、悔しかったのか、うえーんと泣きだす子がいたり、上手に隠れて、なかなか見つけられない子がいたり。全員つかまると、「もう一回!」の声。オオカミ役とこやぎ役を入れ替えたりしながら、追いかけたり追いかけられたり。4回も楽しみました。お話の登場人物(動物?)になって、ちょっとしたゲームを楽しめるのも、今の時期ならではの遊び、これからの寒い時期にも取り入れて、身体をたくさん動かしたいと思います。
外から帰ったら、朝話した、がらがらうがいにチャレンジ。慣れた様子でがらがらする子もいれば、口から水がぶはっと出てびっくりしている子、口の中に溜めるだけで精一杯の子と様々でしたが、「大丈夫だよ。がんばったねえ。」と一人ひとり声をかけると、新しいことにチャレンジできて、ちょっと誇らしげな表情を見せてくれました。これから少しずつできるようになって、習慣になっていくといいなと思っています。
(T.M)
美味しそうなこやぎたち。「ドアは開けないよ!」
いらっしゃいませー。おいしいものやさんです。
◆何してるの?(うみグループ)

めっきり寒くなって子ども達の衣服が冬物に変わってきました。
温かそうな素材の物を着ている子達のかたわらではまだ半袖の子もいます。
それも寒くなってきたからではの姿で、部屋に暖房が入っているから温かいのです。
先週から始めた郵便屋さん。
お手紙がたくさん入っていました。
お家の人宛には連絡帳のポケットに配達しました。
兄弟に宛てた手紙もポケットへ、サンタさん宛てのものもポケットへ、お家の人がこっそり見てくれることでしょう。
分からない字がある時は五十音パズルを見ながら書いています。
兄弟当てのものには「ごめんね。」とか「がんばってね。」とか、言えそうだけどなかなか言えない言葉が書かれていました。
切手を貼った郵便は最近少なくなってきていますが、メールや電話ではなく字や絵にしたためる思いって、もらうととっても嬉しいものです。
継続した取り組みになりそうです。
園庭の時間がくるまでいつも通り室内遊びをしていたのですが、年長児の集団の中に一人もも組の子がとても近くで観察しているのです。
一緒に遊んでいるように見えるのですが、どうやって作ったのか、どんな話をしているのか、どんなふうに遊んでいるのか近くでじっくり観察しています。
春頃、いろんなことに興味があってあれもやりたい、これもやりたい、もっとやりたかった、自分にもできるよと心の中がいつも満杯になっていた感じです。
少しずつ自分で出来る領域が増えて、自信もつきました。
そして最近、また観察期に入ったようです。
どうやら玩具を使うテクニックの他に、コミュニケーションの方法や解決策なんかも吸収しているようです。
年長児は立派にお手本になっています。保育者があれこれ伝えるよりも、年長から年中、年少へと伝承していく姿が育児園ならではの姿になっていると思います。
年長児は、ずっと前の年長さんは・・・この前の年長さんが・・・と思い出した話をすることがあります。
きっとこの観察もいつか思い出して話す日がくるかもしれません。
園庭に出ると、木に登っていたゆり組の子に、「どうやって上ったの?」と早速質問していました。
「せんせー、やってー。」 よくある光景です。
いつでもお手伝いするよとそばで待ち構えたもののいっこうに来る気配がありません。諦めないで自分の力でやり遂げる姿をみました。
自分でやってみるってすごい思いました。 「やって」の一言は簡単ですがやってみようとする気持ちは難しいです。
逞しくなった姿が眩しいです。(N・S)
どうやってのぼったの?
自分で作ったラキューの剣、自分で手首に付けてみる
◆今日も元気に(にじグループ)

日を重ねるごとに、ひとつまたひとつと子どもたちの作ったクリスマスツリーが増え、部屋も秋と冬が同居しています。明後日からは12月。「もう冬だね」と口にし、寒さも増し、あったかいコートを着てきた児、マフラー、手袋をしてきた児、家のこたつや床暖房もつけ始めた児と子どもたちも話をしてくれました。
そんな中、今日の活動はお絵かきです。紙にはいつもと違い、青や赤、緑やシルバーといった額縁風のイラストが印刷されています。額縁の中に、クリスマスをテーマにしてクレパスで絵を描きました。字の得意な年長児は手紙を描きました。家族が大好きな年少児〇ちゃんは、“家族で過ごすクリスマス”を描きました。一番多かったのはツリーを描いた児。横には、サンタクロースやプレゼントがある児もいました。
▽くんは「プレゼント描きすぎちゃったよ~、こんなに来るといいな」と嬉しそうな顔で、願いのこもった絵を見せてくれました。
子どもたちにとってのビッグイベント“クリスマス”を引き続き楽しんでいきたいと思います。
園庭では、「三匹の子ブタがしたい」と年少児の2人のリクエストです。
年少・年中児中心で遊んでいた始めは、みんなが大ブタ中ブタ小ブタをし(保育者がオオカミ)、みんなで家に隠れ、みんなで逃げて、家も最初に逃げた児が居るところ、となっていましたが、年長女児が仲間に入るとオオカミが来る前に家の場所、誰がどのブタか等きちんと配役もされました。オオカミが入る煙突の場所も決め、保育者が落ちても痛くないように台の上にみんなの脱いだ上着が重ねられていました。(優しさは有難く受け取り、上着の上には落ちられませんでした)
子ブタのあとは、恒例の7匹の子ヤギもしました。「もう一回やりたい!」と劇遊びの魅力にハマったような子どもたちに、どちらの劇がしたいのか尋ねると、「7匹の子ブタ!」と、もう話がどっちだか混線している児もいて、なんだか微笑ましく感じました。
劇遊びを通して、たくさんの笑顔が見られました。
e.y

オオカミさん、まだかな

お寿司ができた
◆日本のお話と西洋のおばけ(そらグループ)
たこ焼きを食べにくる子ども達、まだ焼けてないよ。
パネルシアターで『タコ焼き』『舌切り雀』『おばけマンション』を見ました。いつもみんなにやってもらったりするパネンルシアターですが、今日はお話をじっくり聞きました。
『たこ焼き』では、もう食べる気満々な子ども達は、たこ焼きがちらっと見えただけで「あっ」と言って食べようとしてきます。「まだまだ、出来ていないよ」何回言った事でしょう。「タコ焼き作るよ。この間、お芋のケーキ作ったでしょう。その時にも出てきた粉と卵は一緒だけど、今度はタコとネギを入れていきます」と言うと、急に興味が湧いてきました。ケーキを作る所を見ていた子ども達は、たこ焼きを作るのもイメージしやすかった様です。タコやネギを切って入れるところは、良く見ていました。粉を入れる時は「もっと入れてよ」と言う声が上がり、いっぱい入れて大きなたこ焼きを作りました。こっそりとっておいた保育士のたこ焼きをこっそり横から食べに来る子もいました。そして「えへへ」と笑ってごまかしていました。
『舌きり雀』のお話は、真剣に事聞いていました。日本の昔話をじっくりと聞く姿に、ちょっとゆっくりと日本らしいところを強調して進めていきました。最後まで静かに聞いていて、おばけが出て来るところで、我に返ったように「わ~っ」と大喜びする子ども達でした。
『おばけマンション』では、今度は西洋のおばけたちが出てきました。そらグループにはよく出てくるガイコツ、ドラキュラ、化け猫、魔女、ねずみ3世が出てきました。さっきとは違って大騒ぎするこども達、ネズミ3世が「私の部屋を教えないでね」と言われても、我先にと化け猫にネズミの部屋番号を教えてしまう子ども達。「部屋を教えたからもうマンションから出られないよ」と言われてもなんのその、「出られるよ」とそんな話には乗りません。大騒ぎで終わりました。
大騒ぎしながら楽しんで見るものと、じっくり見るものと子ども達の様子が違っていたのに驚きました。楽しむ事も大事ですが、日本の伝統的な話をじっくりと聞くのもいいものだと改めて思いました。色々な話に触れていきたいともいます。 M・K

ネズミの部屋を化け猫に教える子ども達。手を挙げて「知ってるよ、222が号室だよ」

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