「わ~これはすごい」
2021年10月08日 金曜日
ある幼児クラスの子どもたちのなかで、お店屋さんごっこが流行りだしていました。食べものやお財布、お金、看板、レジスター、定員の衣装・・・本格的に様々なものを手作りしています。中心になっているのは年長児ですが、年中児も一緒になって制作に取り組んでいました。その時、帰りの集まりの時間になりました。ほぼ全員、集まりのスペースに向かっていきました。
年少児もお兄さんたちに倣って、集まりに参加していましたが、途中で飽きてしまう子もいます。そんな時は遊びのスペースに戻っていきます。その日、遊びに戻った3名の年少児は、今は誰もいないお店屋さんに行きました。普段、お兄さんやお姉さんが遊んでおり、あまり思うようには使わせてもらえない憧れのお店屋さんなのかもしれません。
いつもよく観察していたのか、遊び方は様になっていますが、あっという間に、お店屋さんは散らかり放題になっていきました。年長児たちはこの様子を見てどうするのだろうかと見てみることにしました。
集まりを終えた子どもたちが戻ってきました。そして、散乱したお店屋さんを見て、「わ~これはすごい」と一言・・・。誰も年少児がやったことを責めることなく片付けが始まりました。この行動を年少児はしっかり見ていました。異年齢の生活の中では遊びだけでなく、こんな行動も憧れとしてお手本になっていきます。寛大な年長児さんに感謝です。
保育主任
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