◆10月1日(金)の子どもたち
2021年10月01日 金曜日
◆台風の日に(つぼみ)

今日から10月というのに台風ということで室内遊びとなりました。
朝の集まりで読もうと大型絵本を用意しました。すると「読んでもらえる!」「何か楽しいお話始まるぞ」と言うように続々と集まって座って待っているつぼみの子ども達。ミッキー体操が終わってからと思っていたのですが、ほとんどの子が集まっていたので先に読むことにしました。
遊びに夢中になって朝の集まりでなかなか来ない子もいる中、ほとんどの子が絵本が来たことで興味を示している姿がみられ、色んな事がわかっているんだなと成長を感じました。
我先にといいポジションの争奪戦もあり「まっててね」「○くんがいたよ」と言葉でもしっかり伝えていきたいなと思います。
室内と廊下にも分かれてあそび、巧技台の滑り台やトンネルだったり、バランス玩具にも挑戦したり10月に入ったので体を動かす機会を増やしていけたらなと思います。
(K.E)

バランスできるかな?

おままごとも楽しいな!
◆待つ時間も楽しみたい(ふじ)

待合室(布団庫)で順番待ち。数を数えたり歌ったりと楽しみながら順番を待っています。
10月の始まりは雨でした。窓に顔を付けて外を眺める子どもたちは、風が強く吹く度に『おぉ~!』と思わず声が漏れ出て楽しそうです。雨を見ながらも『そとは?』と園庭へ行く事に期待を馳せる姿を目にし、晴れマークが続く来週が待ち遠しいと感じました。
今日は廊下とおひさま広場で運動遊びをしました。
横向けに置かれた肋木(普段は縦に設置)は縦の時とは違って手足の力が必要になってきます。初めて横に置いた時は、『こわい』という声が聞こえてくる程に子どもたちの緊張感が伝わり動きも慎重になっていましたが、何度も経験していく中でコツを掴んだり力が付いてきていたりと心身共に成長している子どもたちの逞しさを感じました。
『こわい』『あー(悲鳴とも聞こえる助けての雄叫び)』が今では『できた!』『みて!』『すごーい』『わー!』という喜びに変化しています。恐怖心も持ち合わせてはいますが、それ以上に達成感が勝っているようです。
肋木も滑り台もそうですが普段とは違う姿かたちをしたものへの興味・関心が強い子どもたちは意欲的にそれぞれのコーナーに向かい、その中で鉄棒は人気という事にに加え、他と違って一度にできる人数が多くないのですぐに人数オーバーになり、やりたい子どもたちが溢れていたので待合室を作って”順番”を伝えていきました。
「鉄棒やりたいひとはここ(布団庫の中)に座って待ってようね。みんなで順番よー」というとすぐに理解してくれた○くんは『あーい』と言って布団庫内の待合室へ。
一度での理解は難しいので繰り返し伝え、一人ずつ座れるよう促していくと繰り返された言葉を聞いて周りにいた子どもたちも少しずつ座り始めてくれました。
ただ待っているだけでは時間が長く感じてしまうので数を数えたり即興で”順番こ”の歌を歌ってみたり。
”まっててね~ まっててね~
てつぼうやるひと まっててね~”
手拍子をしながらみんなで大合唱です。
歌が分からなくても手は自然と動き、体もゆらゆら。そうこうしている間に自分の番が回ってきて『いーい?』と聞いてくる□くん。嬉しそうに鉄棒へ向かいました。
みんなと歌いたい・手拍子したいと鉄棒の時間を早めに終わらせて戻ってくる児がいたりと待つ事を楽しむ姿もあり、新たな気持ちの芽生えに嬉しくもなりました。
早く鉄棒がやりたいという気持ちが溢れて涙する児もいましたが時には「まっててね」も必要な事。やりたい気持ちを受け止めながら、じっくり関わっていきたいと感じた場面です。
涙が流れる程にやりたかった△ちゃんに「△ちゃんの順番がきたよ。待っててくれてありがとう。ちゃんと待てて素敵だったね」というと泣き笑いを浮かべながら鉄棒を楽しんでいました。
様々な感情が溢れながらも元気な声が響き渡っていたふじぐみの子どもたちでした。
K・E

肋木は大人気。どんどん上達しています。

『カンカンカン♪」腕を上下に動かして踏切に見立ててお友だちを楽しませてくれています。
◆マイ探検バックを作りました (きく・たんぽぽ)
今日は台風が接近中のため荒れ模様です。
園庭にでられないため、いつもよりゆったりと朝の集まりをしました。雨の日も楽しい気分になれるようにカミナリどんの手遊びで遊んだり、泣くと雨が降ってしまううさぎの絵本を読んでいると、廊下にたんぽぽ組の子ども達が出てきました。風船で遊び始める姿が見えるとソワソワしている様子です。あせる気持ちを抑えながらも、きちんと自分の座っていた椅子を戻し、廊下に飛び出していく子ども達でした。
廊下ではロフトや透明の風船をつかって体を動かしたり、わなげ遊びのコーナーも用意しました。わなげのルールもだいぶ理解できている子どもが増え、決まった位置に立ち、そこからピンをくぐれるように狙って真剣な表情です。そして成功するとジャンプして喜びを表現する子どももいました。わなげが得意な○ちゃんは、次は黄色のピンに、次は紫のピンに、とこちらからリクエストをすると、そのピンをめがけて挑戦する、という遊び方に展開できていました。進化しているわなげ遊びが楽しみです。
今日から10月です。秋といえば収穫が楽しみな季節。園庭で見つけた宝物を大切にしまえる自分のバックがあったらいいね、と考え、探検バックというグッズをつくることしました。透明のビニールパックに肩掛け用のリボンをつけたもので、名前もつけるのですが、一目で自分のもの!とわかるように、そして芸術の秋らしく、自分でデザインしてみました。好きな色の油性マジックをつかいます。ふたを開けたり閉めるのも自分でできていました。ちょっとずつ描いては、何色も試してみる子ども、まずは太字の黒でぐるぐるっと豪快に描いている子ども、シンプルにさらっと仕上げる子ども、おかあさんの顔を描いているこども、一度に二本のマジックを握りボリュームたっぷりに描いている子ども、などなど。その子らしかったり、意外だったり、一人ひとりの豊かな感性を感じられた楽しいバックになりました。仕上げに自分で選んだシールを貼ったのですが、その選んだシールをみても、この子が選びそう、なるほど、と微笑ましく思いました。
今年の秋はこの探検バックを持って園庭やお散歩に出たいと思います。走ったり、地面を這いつくばったり、重たいものや、泥んこのものが入れられるかもしれません。子ども達の探検のおともをしてくれるたくましいバック。どんなお宝が入るのでしょうか、、、楽しみです。(F.S)
風船から向こうがみえる。
バック作りは終わっちゃったけど、もっともっと描きたーい。今度はくれよん。
◆今日から10月 (うみグループ)

コマ回し対決
朝から大雨の金曜日。
荒れた天気ですが、うみグループは34名が元気に登園しました。
今日から10月です。集まりで、カレンダーをめくりみんなで9月にさようならをしました。10月のカレンダーには、誕生バッジが7つ付いています。「やったぁ!もうすぐ◇くんの誕生日だ」と10月に誕生日を迎える年中男児は嬉しそうにカレンダーを眺めていました。
そんな今日は、年長〇ちゃんのお父さんがパパ先生として保育士体験にきてくださいました。〇ちゃんは、数日前からドキドキわくわくが止まらない様子で今日を楽しみに待っていました。昨日○ちゃんに「明日、何かしたいことある?」と聞いてみると、「トト(お父さん)とねぇ、カルタしたり…たくさん遊びたい」と教えてくれました。
集まりの際、パパ先生を紹介するとニコッと嬉しそうな子どもたち。質問がある人!と聞いてみると、たくさんの手が挙がりました。
「どんな形が好きですか?」
「どんな色が好きですか?」
「どんなお月様が好きですか?」
「何のお仕事しているんですか?」
など、子どもたちの質問に丁寧に答えてくださいました。
集まりが終わると早速パパ先生のところに集まり、かくれんぼやあやとり、絵本を読んでもらったりとたっぷりパパ先生と遊んでもらった子どもたち。いつもと違う特別感を満喫していました。
そんな中、トトをみんなに取られないようにと必死にパパ先生にしがみついている○ちゃん。時々、保育士のところへ来て「みんなに取られちゃってトトと全然遊べない…」と少し寂しそうに呟いていましたが、すぐにいつものニコニコな〇ちゃんに戻っていました。嬉しい気持ち、甘えたい気持ち、我慢している気持ち、寂しい気持ち…色々な気持ちが入り混じっている○ちゃんの姿は、微笑ましくもあり共感もでき、また新たな一面を見ることもでき、保育士体験ならではの姿だなと感じさせていただきました。
午前中は、最近流行り出したコマ回しをはじめ、LaQや塗り絵、スクラッチ、折り紙など自分で好きな遊びを選択しゆったりと室内で過ごしました。
(M・Y)

「みてみて〜おうち作ったよ」と上手にカプラを積み立てた年少△ちゃん

海の地図を書いているそう…
◆紙コップdeゲーム(にじグループ)

今日から10月。あいにくの雨の日、部屋でゲームをしました。
用意したのは沢山の紙コップ。それを使って、
・小さな玉を投げて 紙コップピラミッド崩し
・紙コップに点数を書き(年長児が手伝ってくれました) 玉を投げ入れる
・机の上にいくつもある紙コップ うちわの風邪で全て落とす
・箸で紙コップを飛ばし バケツのようなものに命中させる
※イメージがしにくいと思いますので、ぜひお子さんに聞いてみてください
約束は、命中し崩れたコップは自分で組み立てること、と順番を守ることです。
最初。なかなか当たらないし、入りません。でも根気よく数を重ねていくと、あちらからもこちらからも「できたー!!」「入ったー!!」と歓喜の笑顔とともに駆け寄ってくる姿が見られました。
できなかったことができたことの喜び、嬉しさを沢山経験してほしいと思います。
また自分ができたときだけでなく、友だちが成功したことも自分のことのように喜び合う姿が印象的でした。
崩れたピラミッドを積み上げるのも、初めはできない児がいました。でも、友だちに「ここだよ、もう一個だよ」と教えてもらい、何度も挑戦するうちにできるようになりました。
「できるようになったね」と保育者が声をかけると、にっこり笑顔で得意そうでした。
準備、手伝い、片付け。「やりたい!」「まだなにかある?」とたくさん手伝いもしてくれました。
子どもたちに感謝です。
e.y

友だちが入って後ろの○ちゃんも大喜び

友だちが投げたのを直してあげてます
◆汚名返上 (そらグループ)

都民の日と台風が重なり、少し少ない登園人数のそらグループでした。
※お休みされている方、月曜日お待ちしております
今日は誕生日のこどもがいます。
明日が誕生日のこどももいます。
今日から入園する新入園児もいます。
朝の集まりでは二人の誕生会と一人の歓迎会を行いました。
皆にお祝いされると嬉しそうな表情と照れた表情を見せてくれます。
新入園児もその後に紹介しましたが、流石に前に出てくる事に躊躇いを感じた様で周りにいるこども達が、椅子に座っている新入園児の方をチラチラと微笑みながら見ています。
今日から宜しくお願い致します。と畏まらずに打ち解ける未来がすでに想像出来ます。
今朝、保育室に入ると折り紙を使って輪繋ぎが行われていました。
輪繋ぎカラーは「オレンジ」と「黒」。
※ハロウィン仕様
誕生児が選んだ本は二人ともハロウィン仕様の本です。
読み進めていくと「おばけこわい」「トリックオアトリート?」「お菓子欲しい」などと様々な声が聞こえて来ました。
季節ごとの絵本を見ているとある事に気づくこども達がいます。
「あ、それお店で見たよ」
「あ、それおうちでもやってる」
「あ、それテレビで見た」
「あ、それ歯医者さんで見た」
(歯医者さんは季節の装飾に敏感)
絵本を通して、社会、地域、身近な環境からインプットしたものを思い出し◯◯の季節は◯◯なんだという事に繋がっていきます。
そういった繋がりはとても感動的で、日常生活の中で保護者の方とのコミュニケーションがいかに密に取れているのか、そういった社会環境の変化に目を向けられている事もベースとなっています。
我々保育者がこども達に伝えられる、気付ける環境や関わりを用意出来るのはほんの少しかもしれませんがそれでも丁寧な保育を心がけていけたらと思います。
今日はその様なイベントもあり、少し座っている時間の長い受身型の集まりとなってしまった為、絵本の後は体を動かす表現遊びを行いました。※ダンス
二曲行うと次は…あれでしょと言うかのように期待するこども達がいます。
しかし、自由に遊ぶ時間も設けたい為、午前の活動では行いませんでした。
すると、こども達が「先生忘れてるよ」と言います。
※忘れておりません、午後行う予定です
室内での活動となる為今日は、ハロウィンに因んでお化け作りをこども達に提案しました。
※長方形の画用紙、目玉用の丸紙、クレパス、のり、はさみ、テープ、紙テープのみで出来る簡単なもの
目の前で作って見せると前のめりで興味を示すこども達がいました。
一通り説明した後、ゆり組とひまわり組さんと声をかけます。
すると「はい」と椅子から立ち上がって私達がやるんでしょ?と言うかのようにニコニコしています。
「それでは、あっちの部屋(ランチルームではない方)で好きな遊びを選んで遊んでください」と伝えると「え?何で?やんないの?」とその場を動きません。
今日はもも組の子からにしますと伝えると「ずるい」と声が聞こえました。
※大体、もも組は最後です。
様々な発想や個性を活かしたいと思い、色や数、デザインなど自由設定にし、少人数〜クラス別〜もも組だけで造形活動を行います。
ランチルームに集まる嬉しそうなもも組のこども達を部屋の入り口の赤い線から身を乗り出して見ているゆり、ひまわり組…。
「ゆり、ひまわりさん」
と声をかけると「何?」と走って来ました。
「もも組さんのわからない部分や難しい所のお手伝いお願いしていいですか?」と伝えると「良いよ」と張り切っています。
小さい先生達が沢山いる事に感謝です。
席が空いたので対象を変えてゆり組さんどうぞと声をかけるとガチャガチャガチャ…と使っていた玩具を片付ける音が聞こえて来ます。心の中で「おまたせ」と呟きます。
※こども達の様々な作品が出来ました
さて、次は年長児…と思った所でランチタイムです。
年長児からは大ブーイング。
「今日の先生はあれも忘れてるし僕たちのことまで忘れてる」と言われました。
※忘れていません
午後、今日の先生が汚名返上し普段の先生と呼ばれる様、年長児の為だけの時間を設けたいと思います。
k★y


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