◆9月10日(金)の子どもたち
2021年09月10日 金曜日
◆色んな姿(つぼみ)
こんにちは
今日も園庭で遊びました。天気が良くて暑かったので、久しぶりにシャワーも浴びました。
園庭に行く前に、いないいないばあの絵本を読みました。中々集まらなかったのですが、読み始めると絵本の周りにつぼみ組の子ども達が集まってきました。いないいないばあとやるとパチパチしたり、ニコッと笑っていてとても楽しそうでした。色んな絵本を読んで、絵本の楽しさを伝えていけたらと思います。
いつもは、滑り台や砂場で遊んでいることが多いのですが、今日はいつもとは違って離れたところにあるトランポリンやお山があるところまで散歩カーに乗って遊びに行きました。〇くんは、保育者と手を繋いで歩いて行くことができました。保育士が、「〇くん、歩いてここまでこれたね。」と伝えると嬉しかったのか手をパチパチと鳴らしていました。トランポリンではふじ組の子ども達が遊んでいました。楽しそうだと感じたのか、△ちゃんは少し高いトランポリンに自力で上がっていき、トランポリンで夢中で遊んでいました。
滑り台や砂場で遊んでいる子の様子を見に行くと、遊具のお家から顔を覗き込んだり、室内から出てくる年長組をじっと見つめていたりと様々な姿が見ることができました。
(s・m)
滑り台の周りにはいつもつぼみ組の子ども達が集まっています。
これなんだろう
◆どこいった?? (ふじ)

アオムシ捜索中!!「アオムシどこいった??」
この夏、セミやカタツムリを見つけて虫が大好きになった子どもたちは、今日も虫を探しを始めました。
まず見つけたのは土の中に隠れていたミミズ。
水溜まりを埋めようと掘った土の中にいて、見つけた子どもたちは取り囲み歓声をあげながらミミズを見ていました。
代表して〇くんが葉っぱを使ってミミズを捕まえ、みんなの目線に持って来ると歓声はさらに大きくなりました。
そのまま〇くんが移動すると、みんなもついて行き、ミミズと共に大移動。
途中で砂場のカップにミミズを移し、さらに移動は続きました。
しばらく経ってもカップを大事そうに持っている〇くんに近づいていくと、中身がミミズからアオムシ(実際は蛾の幼虫)に代わっていてビックリ。
「すごいね。どこにいたの?」と声を掛けると、「あっち」と花壇の方を指差して教えてくれました。
そこで、みんなで花壇の方へ移動し、アオムシの仲間がいないか探してみることにしましたが、残念ながら見つかりません。
しかし、そこで事件が起こりました。
夢中になってカップを置いたままにしてしまったために、カップからアオムシが脱走してしまい行方不明になってしまったのです。
周囲のプランターや落ちているおもちゃの下などを見ていきますが見つかりません。
〇くんも「アオムシどこいった??」としきりに呟きながら花壇の中をのぞいて見ると、奥の方に移動していくアオムシを発見しました。
手を伸ばしても届かないほどの落ち葉の中に隠れるようにしていたので、「きっとお家に帰ってごはん食べるのかもね。」と話し、みんなで手を振ってお見送りし、他の虫探しを始めました。
カップに入れてアオムシを持っていた〇くんにとっては特別な思いがあったのか、その後も「アオムシどこいった?」と聞いてくるので、「お家に帰ったよ」と答え、その場を収めていきますが、なかなか納得が出来ないようで、このやり取りはお昼寝の寝付くまで続き、最後の方は、「お家帰ったね」に加え、「ちょうちょうになったね」「とんでっちゃったね」と成長した様子も想像しながら話していました。
今までは、動作や表情で表現していた子どもたちが、声を発し、中には言葉で表現しようとしたり、お友だちと一緒に何かをすることが増えてきました。
虫探しという共有できるものを通して、お友だちと過ごす楽しさを感じてもらえたら嬉しいなと思います。(E.Y)

カップの中を確認中。「アオムシいないね」

アオムシ発見!!みんなでお見送りします「またね!」
◆祭りだ祭りだ! (きくたんぽぽ)

待ちに待ったお祭りの日。
保育者が準備を進めていると、その後ろで
「何やってるのかなあ?」
「お祭りの準備だよ」
「今日、お祭りなんだって」・・・・・
子どもたちの会話が聞こえてきます。
子ども達には、お祭りやるんだよと前々から伝えてあったのでわかっている子はちゃんと覚えています。
9:00
「ピーヒャラ♪ピーヒャラ♪ ドドドンドン!」
廊下とお部屋からお祭りの音楽が流れ始めました。
遊びの手を止め、「ん?なんだなんだ」と顔をあげ様子を確認する子どもたちです。
音の正体がわかるとすぐにデッキに集まって「お祭りだ」「始めるのかな」とワクワクした表情をしています。身体も自然とユラユラ・・・全身を使ってまだかなまだかなと期待感を募らせていきます。
9:30
トイレ等の朝の準備をすませ、集まりをしました。
「よーいはいいですか?」「いいですよ~!!」元気のよい返事が返ってきました。
「今日は何の日でしょうか」と聞くと真っ先に「プール!」とこたえる子が一名・・。
笑ってしまいましたが、きっとプールもやりたかったのでしょう。
でも今日はお祭りの日。と伝えると「やった~」「お祭り楽しみ~」と嬉しそうな反応にこちらも嬉しくなります。
9:45
保護者の方が用意してくださった袋も配ってお祭りスタート。
一人ひとり、自分の行きたいところ、やりたいものを探して、選んで向かっています。
ここからはそれぞれのコーナー別に紹介&様子をお伝えしたいと思います。
◎おやつ屋さん
毎日の朝のおやつもお祭りに組み込んでみました。
ベランダにベンチを置いて青空おやつ屋さんです。食べやすいように個包装のおせんべいとお茶を用意しました。外で食べれるおやつが珍しかったからか、開始早々多くの子どもたちで賑わいました。楽しさをお友だちと共有するかのように顔を見合わせては微笑んだり「美味しいね」「ちょっとしょっぱいね」と感想を言っています。特別感を存分に味わうことが出来たようです。
◎まとあて
お祭り前に、何度も練習していたのでまとあての楽しさは体験済みの子どもたちです。
足跡の所からオバケや鬼の的を狙ってボールを投げています。的が倒れるたびにチリンチリーンとなる鐘の音にガッツポーズをしてみたりピョンピョンはねて喜んだり、当たって当たり前とばかりにクールにキメたり、たまにもう一人の子のボールも全部手当たり次第に投げたりと一人ひとり個性が見えました。それぞれがそれぞれの楽しみ方・感じ方で楽しみを見つけているように感じました。
◎わなげ
的あて同様、以前に練習をしていたのでやり方はバッチリ。
時折現れる、わなげのプロたちに拍手と歓声が上がり、「もういっかいコール」が止まりません。流れ作業のように輪を投げすべて的にさしていて、あっぱれです。
こちらもまたチリンチリーンと鐘の音がたくさん鳴り響いています。
まとあてとわなげではクリアできた子にメダルとシールのプレゼントを渡しました。
何色のメダルにしようかな・・・何のシールにしようかな・・・と悩んで自分だけのメダルを完成させています。
◎ジュース屋さん&宝くじ
この前、ベランダで色水遊びをしたときのジュースを売りました。
その隣には宝くじの箱が。
早番の保育者がお祭りのお土産にでも使ってとたくさんの折り紙を折ってくれたのでそれを箱に入れました。蝶々やカブトムシ、クワガタ、お花、ちっちゃな宝箱…くじ引き方式で取ってもらいました。何が出るかお楽しみの宝くじではありましたが、ほとんどの子が中をチラッと盗み見て選んでいます。
自分の好きな色のジュースを選んで、お宝もとって、大事にマイ袋にいれています。お友達ととったお宝を見せあっている姿もありました。
◎お好み焼き屋さん
円盤の生地に、茶色(お肉)・黄色(鰹節)・緑(青のり)・赤(紅しょうが)の紙をのりで貼っています。
低月齢の子たちの中には
のりを指につける→紙にのりをつける→生地に貼る、の複数ある工程をやるのがまだまだ難しいようです。紙を山盛りにもってみたり、のりを付けづに並べてみたりしていましたが、1回1回伝えていくとどうにかお好み焼きが出来上がりました。高月齢の子たちは時間をかけ納得いくまで貼り続けたり、色をバランスよく付けたりする姿がありました。
完成すると、「できたよ!」ととっても嬉しそうに報告してくれ、最後にお好み焼きをのせるお皿を選んで机の上に並べました。机に並べられていくお好み焼きにお祭りの雰囲気が更にグンっと増したように感じます。
◎かき氷
お祭りといえばやっぱりかき氷。
かき氷を知っている子や食べたことがある子も何人もいて、今日の出店の中で1番馴染みがあったのではないでしょうか。
前に作ったオリジナルのカップ(マジックとシールでデザイン)の出番です。半紙をグシャグシャっと丸めてカップイン。霧吹きで少し湿らせた後に、絵の具で色付けしたシロップをかけます。ピンク(いちご)・黄色(レモン)・緑(メロン)・紫(ぶどう)・青(ブルーハワイ)と味もたくさん用意しました。「ぶどうにする」と1色を選ぶ子がいる一方で、「赤がいい!あと黄色、青も…」と全部のせをする子が圧倒的に多く、たくさんあったら全部欲しいよね…と子どもらしい可愛い姿が見れました。最後にストローを刺して完成。美味しそうなかき氷が出来上がりました。
以前もブログで話したかと思いますが、今回コロナの流行で様々なイベントが延期、中止が相次いでいます。その中にはもちろんお祭りも含まれていて、今年3歳になる子どもたちはまだお祭りを知らなかったり、経験してない子がほとんどだと思います。
なので、今回、日本の伝統的行事でもあるお祭りをきくたんぽぽ風にアレンジして、開催することにしました。
甚平や鯉口シャツを着て来た子もいたり、お便り帳で「お祭り楽しみです」「また経験したことがなかったので嬉しいです」などの保護者の声も頂き、子どもたちだけでなく、保護者の方も楽しみにしてくれていたことを知り、お祭りを企画して良かったなと感じています。
お昼寝の時間、「お祭り楽しかったね~!」と言ってお祭りの時間を振り返って眠りにつく子もいました。きっと夢の中までお祭りかな?
今日は、かき氷・お好み焼き・メダル…たくさんのお土産があります。
お土産の中身を楽しむことはもちろんですが、是非お子さんと一緒に「何が1番楽しかったかのか」「何味のかき氷を作ったのか」「お祭りいけるといいね」…などなどたくさんお話を聞いてみて下さい。
(I・K)


◆奥深い体験(うみグループ)
丁寧に教えます。そのやり取りを聞いていると、伝承する大切さを感じました。
ちょっと前から流行り出したコマ。年少児が中心になって盛り上がりは続いています。
紐の巻き方が肝心、という事に気付いてきました。
何度も何度練習し、手つきが さま になってきました。
上手く巻けた時はコマはきれいに回転します。
回数を重ねる度にどんどん上達し、ほぼ完ぺきになってきています。
ここまでくると次は伝える側になります。
どうやって?のお友だちに手を取って丁寧に教えています。
こうやって、ここを押さえて、違う違うここを持って・・・
何度も何度も根気よく伝えています。
これが遊びのブームです。
自分たちで伝え合い楽しさを共有していく、だから自信がつき楽しい気持ちがどんどん大きくなります。
ちょっとしたきっかけで始まったブームですが、子ども達の遊びのきっかけはじつはこんな風にひょんなタイミングで始まるのかもしれません。
保育者たちからの意図も何もない本当にひょんなタイミング。
こんな「ひょん」はなかなか楽しい伝染を起こします。
そんなきっかけになるような環境づくりを考えていきたいと思いました。
新聞紙でかたどった形にテープを巻いて作る遊ぶも流行っているのですが、テープの先にはテープとかシールといったものとの相性はいいもののボンドとか絵の具といったものとは相性が良くありません。
そこで昨日からテープではなくボンドでこつこつボールを作り一日乾かして絵の具で色を付ける・・・という挑戦を☆くんがしています。
昨日の時点で色は決めていました。
黒と緑を混ぜる。
すっかり乾いた新聞ボールにいよいよ着色です。
決めていた色の絵の具を準備、混ぜるとちょっとイメージと違ったようで違う色を追加、追加、追加・・・・としていくうちにやっと納得して、めでたく塗りつぶすことができました。
何を作っているかというとそれはただの新聞ボールなのですが、その途中の過程の一つ一つがとっても楽しくて、愛着のある作業になっていました。
見物人も増えてきて、「見てるだけー」と言いつつなんか一緒に楽しい顔になっていました。
意味がなさそうで実は奥深い体験です。
そして今日、年長児はやっと手紙をポストに投函しました。
お引越ししたお友だちに近況報告、切手を貼った封筒をみんなで一緒に投函。
「待って、まだ〇ちゃんの手が届いてないよ、みんなさわってる?」とリーダーシップをとってくれた女の子達が一人ひとりがちゃんと封筒を持っている事を確認して「せーの」で入れました。
これも奥深い体験です。(N・S)
実験は楽しい、そして見物人の中にはもも組の子もいます。
みんなの想いを乗せて・・・郵便屋さんよろしく!
◆今季最後のゴーヤかな(にじグループ)

昨日食べる予定だったゴーヤとピーマンを今日食べることにしました。
消毒のために熱湯をかけたものを持ってくると、部屋中にあおい匂いが広がります。それを嗅ぎつけた子どもたち、「食べるの?」「匂いかぎたい」と期待を膨らませて来てくれます。
匂いを嗅ぐと「くさ~い」と〇ちゃん。他の児も嗅ぐと「いい匂い~」と次々に。すると〇ちゃんも慌てて「もう一回嗅がせて!うん、やっぱりいい匂い!」と感想の変更です。
炒め始めると、更に濃くなった匂いと音に誘われて、遊びのゾーンから一人二人と給食のゾーンへ集まってきました。出来上がるころには自然とみんなが椅子に座っていました。
少しずつですが食べると「にが~い」という感想と「おいしい」の感想が同時に聞こえてきました。でもどちらの児も次の言葉は「おかわりしたい!」です。苦くても“すきなもの”には変わりがないようです。
園庭では昨日の室内での鉄棒運動をきっかけに、鉄棒からの「見てみてー」の声が沢山聞こえてきました。
セミの季節が終わろうとしていますが、子どもたちは引き続き虫探しに夢中です。
網で蝶々を捕まえたり、植木鉢をどけて赤ちゃんミミズを見つけたり。土の中を掘ってアリの巣を見つけると、たくさんいるアリの中には同じ数ほどの白い卵がありました。
それを見つけた男児は大興奮です。友だちを次々に呼びに行き、みんなで観察です。
その男児の後ろでそーっと見ていた□ちゃんが「アリさん大丈夫かなぁ」と一言つぶやきました。
ひとつのものを見ていても、感じることはそれぞれちがうことを改めて□ちゃんに教えてもらいました。
e.y

見てみて!前まわりできるよ!

落ち葉で花火つくったよ!
◆お部屋と園庭(そらグループ)

今日は金曜日。作品棚とお道具箱の中を片付ける日です。朝から登園してきた子どもたちが作品棚に飾ってあったラキューやブロックを片付け、「壊さないでカード」を保育者に返しに来ました。もも組もお道具箱の中を綺麗にしていきます。□くんのお道具箱は制作物でいっぱいで、溢れそうになっていました。ゆり組のお兄さんに助けを求め、一生懸命自分のリュックに詰めます。なんとか手伝ってもらって全ての制作物をリュックに片付け終わった□くん。お兄さんに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、スッキリしたお道具箱を見てニコニコしてました。
朝の集まりでは、「今日はどこで遊ぶか」を決めました。「園庭とお部屋どっちで遊びたい?」という保育者からの質問の答えを考えます。拍手で多数決を取ろうとしますが、中々決まりません。そこで、他の保育者にもう一度拍手を聞いてもらいました。よく耳をすませ「お部屋で遊びたいけど、園庭にも少し行きたいっていう拍手の音が聞こえるなぁ」という答えが返ってきたので、子どもたちの意見を取り入れ、いつもより室内遊びの時間を長くして、その後園庭に遊びに行くことにしました。
お部屋では、ゲームをしたいと言っている子どもたちがランチルームにいます。「ドンジャンケンポンがしたい!」と熱望している数名の子どもがいたので、園庭に行くまでの時間、やりたい子どもはドンジャンケンポンをしました。ひまわり組VSゆり組をしたり、男の子VS女の子をしたりしています。男の子VS女の子の戦いは決着が中々着きません。相手の陣地手前まで進むことが出来ますが、あと一歩でジャンケンに負けてしまいます。その状況が20分程続き、園庭に行く時間になってしまいました。ブロックなどで遊んでいた子どもたちから「園庭行かないの?時間になったよ!」と言われてしまったので、決着が着くまで続けたい気持ちはありましたが、「引き分け」とし、拍手で終了しました。
園庭では安定してゆりかごスイングに子どもたちが集まります。今日はもも組だけでなく、ゆり組、ひまわり組の女の子達も集まっています。誰がどれだけ乗ったのか、次は誰が乗るのかなどを言い合っている中、ひまわり組の女の子が「〇ちゃんは少ししか乗ってないから、次乗ろう。△ちゃんはさっき長めに乗ったから次は押す人になって。」と1人ずつに伝えています。もも組、ゆり組だけの空間だと、私が私がとなってしまう状況で、ひまわり組がいるだけで、全員が楽しく平等にゆりかごブランコを楽しんでいました。自分も乗りたいという気持ちがある中、年下の子たちに譲ってあげる優しいひまわり組の姿でした。
F・A


Posted in 園のこだわり