昔も今も
2021年08月13日 金曜日
私が保育士(あの頃は保母)になりたての1年目、1歳児の〇君が泣きながら抱っこを求めることが常で、私はよくその子を抱っこしていました。すると先輩保育士に「そろそろ抱っこはやめたほうがいいよ」と教えていただきました。
その頃は、『抱っこは癖になる』『甘やかしている』と抱っこすることに対してマイナスのイメージがありました。頼まれると断れない私の性格も重なり、抱っこを求めてくる子に応えてあげられないことはとても辛かったのを覚えています。
今では0歳児から年長児まで抱っこを求めてくる子がいたら、『寂しいのかな』『甘えたいのかな』『何か嫌なことがあったのかな』と子どもたちの表情やその背景にあるものを感じながら気持ちを満たしてあげられるよう堂々と抱っこができます。
以前は良いとされていたことが、現在では良くないことになっていたり、反対に昔は良くないといわれていたことが良いものになっていたり、時間と共に様々に変化していくことがたくさんあります。
先日重くなった年長児を抱っこしながら、変化があっても、昔も今も子ども達のよりよい成長を願う気持ちは同じなんだと昔のことを思い出しながらふと考えました。
保育主任
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