◆8月31日(火)の子どもたち
2021年08月31日 火曜日
◆いつもいっしょ (つぼみ)
明日から、天気が崩れるようです。せっかくなので、水遊びを楽しみました。
生活の時間や遊びの保障、衛生面も考慮して遊んでいるので、人数を分けて楽しんでいます。園庭でも楽しんだ子ども達もいます。最近は園庭の砂場の玩具やログハウスを使って遊んでいる姿があります。木の机と椅子でおままごとのような見立て遊びが始まりました。
始めは保育者と一人の子で始まったのが徐々に増え始めて三人で何となく一緒の空間に集まってきます。同じ空間を一緒に過ごす姿もでてきています。つぼみ組の子ども達や保育者がなじみの人になってきていることがとてもうれしいです。これからもたくさんの時間を共有して、共に成長し合いたいと思います。U・А
◆高いところも届いちゃう(ふじ)

気温は高いながらにも、なんだか夏の終わりを感じさせる天気です。
プールに入って楽しむ子どもたちの姿、もう少し見ていたいものです。
園庭で野菜が植えてある花壇に足を掛け、手を伸ばしている〇くんの姿を見つけました。バランスが崩れないようにとゴーヤのツルや棒を左手で持ち、右手はゴーヤに一直線。どうやらゴーヤを収穫しようとしてたようです。採ろうとしてもバランスを保つことに必死なので右手に力が入らずなかなか収穫ができません。そんな〇くん、近くで見ていた保育者の存在に気が付きました。
『ゴーヤあるねぇ。(でも、)とれないねー』
とどうしたものかと考え中。
「本当だね、大きいゴーヤだね。もう一度やってみようよ。ゆっくり乗ってみたらグラグラしないかも」と言うと、再チャレンジする〇くん。
〇くんのその姿に気づき、数人の男児がやってきました。
〇くんが手を伸ばす先を見てゴーヤの存在にも気づいた男児達は、
『ゴーヤあった!』
『(指差して)あそこあるねー』
『△も(採りたい)!』
と〇くんに刺激され、、皆で我も我もとゴーヤに手を伸ばします。でも、不思議なことに〇くんが採ろうとしていたゴーヤには誰一人手を出さず他のゴーヤを狙い、順番に花壇に乗って手を伸ばすという同じ体勢に皆がなっていました。
ずっと頑張っていた〇くん、やっとのことで採れたゴーヤを皆に見せています。☆ちゃんは『ほんとだ!すごいねー』と共感し、そんな☆ちゃんの言葉に〇くんはもちろん笑顔が溢れます。
ゴーヤの隣にはピーマンも実っています。
他のゴーヤは高い位置にあるので採れないと思ったのか、男児達はピーマンに狙いを変えて『ピーマンとるー』と集まって来ました。しかし、ピーマンはまだ小さく赤ちゃんサイズ。皆に「このピーマンはまだ赤ちゃんだからもう少し大きくなったら採ろうね。もう少し待っててね」というと『これあかちゃん?』と保育者が指差したピーマンを再確認する◇くん。□くんは『これは?これは?これは?これは?』と実っているピーマンを次々に指差してどれか収穫できるものはないかと探しています。
今は採れない・採ってはいけないという事が理解できているからこその確認です。
必死に探していますが残念ながら今日収穫できるピーマンはゼロでした。しかし、「また明日見に来ようね」の一言に皆納得。子どもたちの心の成長にまた驚かされました。
〇くんや他の男児達がやっていた花壇に足を掛けて手を伸ばす体勢は以前、高い所にあったゴーヤを採ろうと子どもたちと一緒になって頑張っていた保育者がしていた行動です。そして、その下で〇くんを筆頭に何人かの児も同じようその体勢で頑張ってくれていた時がありました。それまでは低い所に実っている野菜を地面に立って手で捥いでいましたが、以前の経験から〇くんは高い所の実を採るという思考が生まれたようです。
日々過ごしている中で経験がこうやって繋がっているのだなぁと感じ、そしてその行動が周りにも繋がていく連鎖が面白くも思いました。
皆でわいわいと楽しむこの繋がり、とてもいい時間でした。
K・E


◆悲しい出来事(きく・たんぽぽ)


朝の集まりで悲しいお知らせをしました。
みんなでエサをあげ、土のお掃除をして、毎日大事に大事にお世話をしたカブトムシのお父さんとお母さんが死んでしまったのです。
ひと夏の命だとわかっていてもいざその瞬間を目の当たりにすると悲しいです。
子どもたちにもこのことを伝えると、「えー…。」とちょっぴり悲しい反応をする子もいます。
毎日園庭で、生きている虫と死んでいる虫と触れ合ってきた子ども達。
そんな経験から子どもたちなりに「死んでしまった」ということをなんとなく理解しているようでした。
カブトムシをそのままにしておいてもかわいそうなので土に埋めてお墓を作ってあげようと提案をしました。土を掘るから砂場のシャベルを持って行こうねと言うと、「は~い!」と言い返事。階段を降りると真っ先にスコップを探しに行きます。
一歳児が先に園庭遊びをしていて、かごの中には数本しか残っていませんでした。
そんな中、〇ちゃんは「探してくる!」と落ちていると言って、使われていないシャベルを探しにいきました。そんな〇ちゃんの行動を見て、私も、僕も、とシャベルを手にできなかった子たちが動き出しました。シャベルを見つけ出していく中、△くんだけ見つけられません・・。すると、2本見つけていた☆くんが「どうぞ」と△くんに渡してくれました。
☆くんの優しさ溢れる行動に△くんもにっこり笑顔。ちゃんと「ありがとう」の言葉も言えました。とても素敵なやり取りでした。
園庭奥の水道の横。もみじの木の下がお墓の場所です。
みんなで協力して土を掘ります。「ちょっとかたいよ」「つかれちゃた」といいながらも最後まで一生懸命に掘ってくれました。
カブトムシを土に埋めた後に、みんなでお供えの花を探しに行きました。
ピンクや白、紫の花をたくさんとって供えました。最後に「ありがとう。またきてね」と最後に手を合わせました。
カブトムシはきく・たんぽぽ組の人気者でたくさんの思い出が出来ました。ありがとう。
今日は、太鼓橋も大盛況。
チャレンジする子の下では、「〇〇頑張れ、〇〇頑張れ」とお友だちを応援する声が聞こえてきます。「ここに足やって、こうやるんだよ」と教えてくれたりもしています。
そして今日、◎ちゃんが初めて太鼓橋に登ることが出来ました。登り切った時の◎ちゃん、達成感にあふれたすごくいい笑顔をしていました。
これから涼しくなるにつれ、運動あそびの時期がやってきます。
太鼓橋等、何事も成功したら一緒に沢山喜んで、失敗したら気持ちに寄り添って次につながる関りをしていきたいと思います。(I・K)

◆紙ひこうき大会 (うみグループ)

昨日年長児を中心に行われていた紙ひこうき制作の続きとして、今日は的を作ってみんなで紙ひこうき大会をすることにしました。
朝、年長〇くんに的を作ることを提案すると「いいねいいね!やりたい。」と意欲を示し、他の年長児にも伝えに行ってくれました。大きい模造紙とカラーペンを用意していると、すでにやる気満々の年長児の姿がありました。そんな年長児に的作りをお願いし、紙ひこうきを作っていなかった児(主に年少・年中児)は紙ひこうき制作に取り掛かりました。
みんなで一丸となり、的作りを進めていく年長児。作る前、「ぼくやらない」と言っていた年長□くんも友だちの取り組む姿を見て「やっぱりやる」と気持ちが変わり、意欲的に取り組んでいました。
ほかの児も、
「どんな的にする?」
「〇に数字を書くのはどうかな?」
などと、話し合いながら模造紙の空白を埋めていきます。模造紙いっぱいにたくさんの〇と数字で作った的が完成しました。
完成した的を壁に貼ったら、いよいよ紙ひこうき大会の始まりです。
続々と、紙ひこうきを作り終えた年少・年中児も参加しに来ました。少しでも高い所から飛ばしたいのか、椅子の上に乗り、そこから紙ひこうきを飛ばす年長児。それをしっかりと見ていた年少・年中児も真似をして飛ばし始めます。
途中で、子どもたちが作った的の他にフラフープと風船の的も準備してみました。新しい的に目がけて必死な子どもたち。涼しい室内で遊んでいましたが、いつしか汗が出てくるまで夢中になって遊んでいました。これからも、子どもたちが夢中になって遊び込めるような環境づくりをしていきたいと思います。
(M・Y)


◆朝からハンバーガー(にじグループ)

年長児の※ちゃん◇ちゃんが始まったハンバーガー屋さんごっこ。その遊びがにじグループの年長児全員に広がり、お客さん役として年中、年少児がお金を持って参加する姿が見られるようになってきました。
朝一から「開店しましたよー。先生何かいる?」と今日も元気に営業していました。
デリバリー用にUber eatsのバックも出来上がりました。
今日はメニュー表も作成です。
「こーら」
「ちぃずーバーガ」
「おれんじじゆうす」
「なげーと(ナゲット)」
「しぇく(シェイク)」
と一生懸命に文字で書いていました。
大盛況の為、ハンバーガーがすぐ売り切れてしまいます。今日の午前中はお店のオープンを一時中断してハンバーガーをみんなで増産。年長児は手際良く分担しながらあっという間に作り上げていました。
沢山出来上がったハンバーガーで午後の開店が楽しみです。
園庭では、リレーの練習に集中する年長児。
園庭では水遊びをしていて走るのが難しい状況でしたが、「園庭の周り走ればいいよね!」と○君。
園庭の端っこを走るのは、走りにくい上に距離も長く大変ですが「うん、そうしよう。順番どうする?」と自分たちで考えた進めていく姿に感心しました。
紫チームと白チームに分かれて競走です。
スタートすると応援の声も一気に大きくなり、一致団結している姿が微笑ましく感じられます。
2回戦行い、1対1の同点。
「次で決着つけようよ!」と○君。
その横で「えー、もう疲れた。」「私も〜」とチームから外れる児が出てきました。
どうするのか見ていると「△ちゃんと□ちゃん入ってくれない?」と近くで見ていたうみグループのお友だちを誘っていました。
その声に気がついた他のうみグループの年長児がどんどん集まってきます。
「にじグループvsうみグループで対決する?」と提案してみると「やるー!」「私もやっぱりやる!」とチームを外れた◎ちゃんも元気よく復活。
人数も揃い対決へ。
抜かし抜かされ熱い勝負となりました。
今日の勝負は1位うみグループ、2位にじグループ。
悔しさが残るにじグループの年長児です。
まだ始まったばかりのリレーの練習。
一人ひとりが力一杯走る姿、仲間を応援する姿、勝った喜び、負けた悔しさなど、練習を通してさまざまな感情を味わっていくと思います。一つの目標に向かっていく中で心の成長にも注目し、子どもたちが楽しみながら取り組めるよう大切に守っていきたいなと感じる瞬間でした。(O.Y)


◆8月の終わり(そらグループ)

8月最終日、水に触れて遊ぶ活動をこども達と準備をしました。
水遊びの準備は以前から保育者の姿を見たり、保育者の手伝いをこども達が行ってくれた事もあった為、今日は最初から最後まで手伝いをやってくれないか頼んでみることにしました。
こども達に尋ねると「手伝ってあげる」と意気揚々と答えてくれます。
※年中、年長児が手伝ってくれました。
絵の具やタライ、水鉄砲やスポンジ、ペットボトルやプラカップなど大量の水遊びに使う準備品を友達と協力しながら運んだり、1人で持てると意気込み一生懸命運ぶ姿が印象的でこども達が自信に満ち溢れ、責任を全うしている事に身も心も大きくなったのだと実感します。
園庭に出るとおひさまグループのこども達がすぐさま駆け寄り、タライに入っている水を泥水に変えてくれました。
「あぁー…」と保育者よりも先に気付き声に出した為、保育者は笑って過ごす事が出来たのも感謝すべきポイントの一つです。
思いもよらない不幸な出来事は園生活で必ずあります。
今回の泥水にされたタライの水もその一つになります。
そのような時、保育者はこども達には様々な話をします。
自分が小さい時の話、どうして泥水にしたのか、どんな気持ちだったのか、泥水にした後のあの表情を見て?、じゃぁ、今度はどうする?、何と声をかけるのが良いかな?
…etc
一つに絞れる声かけは一つもありません。
「今日は8月31日、火曜日、今日は園庭で水遊びをした。最初は気持ちかったけど、びちゃびちゃになって冷たくなった服は寒かった。お友達に水をかけたり水をかけられたり、ジュース作りもやってとっても楽しかった。また来年も皆と水遊びがしたいと思った。」
その位(夏休みの絵日記程)の記憶で、少しでも思い出になれば…と、園でしか出来ないダイナミックな体験をまた今後行えたら…と感じます。
※保護者の皆様、靴、帽子、服全て洗濯の程宜しくお願い致します。
k★y


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