◆7月5日(月)の子どもたち
2021年07月05日 月曜日
◆いつもと一緒の仲間入り? (つぼみ)
押してあげるね
今日は、廊下を使って体を使って楽しみました。箱型の押し車も用意してみました。中に入ってみたり出てみたり、跨ぐということが出来るようになって繰り返し試しました。また、箱車に乗って押してもらうのを喜んでいる子もいれば、押して楽しんでいる子もいます。やってもらって楽しんだり、自分でやってみたいと挑戦したり、それぞれの意欲にも個性があります。
最近は、少しずつ人見知りのような姿があったり後追いをする子もいたりしています。時には場見知りをするような場面があります。いつもと一緒の人や場所によって安心してくれる姿があります。園でいつも一緒に過ごしている大人やいつもの保育室が子どもたちの安心に変わっていったと思うととてもうれしいです。
子どもたちの園生活がいつもと一緒の仲間入りをし始めているようです。慣れてきたからこそ、色々な体験が広がっていますが、いつもと一緒がいいなというシグナルには敏感でいたいと思っています。子どもたちそれぞれのペースで人、もの、環境、に興味を広げていけるように大人との絆をより深めていきたいと思います。U・A
指先使いも巧みになってきました
はいれた~
◆ワクワクいこうよ(ふじ)

おひさま広場で思いっきり身体を動かしたいという気持ちと同様に元気いっぱいの子どもたちのワクワクした気持ちをどうにか引き出せないかと考え、何か楽しいものを…いつもと違ったものを…という事で子どもたちが初めて目にするはしごを使って楽しみを用意することにしてみました。
はしごといってもはしごを置くだけではなく、スタートとゴールがある一連の流れを作って楽しめるちょっとしたアスレチックのような空間を設定してみました。
その空間とは、はしご・トンネル・バランス台がつながって設置されており、遊び方としては①はしごを渡る(スタート)→②トンネルくぐり→③バランス台に上ってゴール。はしごをスタートとしているので途中からの割り込みはご遠慮いただくというお約束もつけてみました。その他の遊具(鉄棒や肋木)は自由に出入りOK。
これらを保育者の話を聞いてみようとする姿が少しづつ見られるようにもなってきた子どもたちに遊びの流れとお約束事を言葉と共に保育者が見本でやってみせ、簡単に伝えてみました。「こうやってね、はしごを渡って・・・」等と動きながら説明。子どもたちは何が始まるの?何をしているの?あれはなんだ?と興味津々におひさま広場を覗き、動く保育者を見つめています。さっきまで聞こえてきていた元気な声も集中しすぎていつの間にか聞こえなくなっていました。一通り聞いた子どもたちはもうやるだけです。「さぁ、ドアを開けるよ~みんな仲良く楽しくあそぼうね」と声を掛けると「あーい」という素敵な返事も聞こえてきてオープンです。
保育者が見本を見せたということもありますが、初めて目にしたはしごに子どもたちの気持ちは奪われて一目散にはしごに向かいます。いざはしごに手を掛けた子どもたちは保育者がやって見せた様に両手足を使ってみたり、中には立ったままはしごの棒を一本一本跨いで歩いたりと進み方は様々でしたが列になって進んでいきます。初めてのはしごなので”早くやるたい”という気持ちがある一歩で”ちょっとドキドキするな”という姿の方が見られ、楽しみながらも一つ一つの行動は丁寧なものがありました。
はしごを渡っていく〇くんや△くんに「すごい上手だね~」と声を掛けると嬉しそうな笑顔を浮かべ、でもすぐにはしごに視線を戻して真剣な表情に戻っていました。やはり少し緊張しているようです。はしごは一段分高さをつけてあるので床から浮いている分、子ども達には少しハードルが高かったようです。ですが、時間が経ち、何度も繰り返し行なっていくと自然とコツも掴み上達していくのが子どもたちです。いつの間にか高さなんてあってないもののようにスイスイ進んでいたので更にグレードアップし、一段から二段に増やしてみました。初めはおっと…といった様子で踏み外しそうな様子もありましたがちょっと怖いなと思えば緊張感が戻り、また慎重になっていました。
ここまでは出来る・・・これ以上は怖いな・・・という状況判断も少しずつつく姿もチラホラ見られ、保育者に頼るところ・そうでないところが子どもたちの中でもあるようです。はしごからバランス台までのプチアスレチックは大盛況でスタートからゴールまで子ども達の列は後を絶ちません。
わくわく・きらきらの子ども達はずんずん突き進み、その波に乗るようにふわふわの子ども達もゆっくり進んで行きます。子ども達が集まっているからこそ進みもゆっくりな場所もあり”早く行ってよ~”と順番を待ちきれずに途中から割り込んでしまう児もいましたが、「あっち(スタート)からやろうね」「ここは入れないんだよ」という保育者の声を聞いて”あ、そうか”とスタートまで戻る様子も見られました。中には、保育者のその声を聞いて自分の前に入って来る友だちがいると『ん!』とスタートを指さしてみたり『あっちー!!』と必死に教えている姿がありました。
楽しみながらもルールを守ろうとする姿も見られ、子ども達に一つ一つ丁寧に何度も繰り返して伝える事の大切さを改めて強く感じました。ふじぐみだからまだいいかではなく、ふじぐみでもこんなことができるんだと喜びを感じられるよう沢山経験出来る場を作って一緒に成長していきたいと感じました。
プチアスレチックは子ども達の姿に準じてウェイブバランス(一本に繋げた長い平均台の様なもの)が出てきたりはしごの終わりがジャンプ台に変身したりとどんどん進化していきました。新しいものが出てくるたびに嬉しそうな楽しそうな歓声が上がり、様々な場所で挑戦していました。一人では難しかったウェイブバランスを保育者と手をつないでやることでゴールまで行けたふわふわの☆くん。口を大きく開けてとても喜んでいました。
子ども達の姿を見ながら色々なものを設定し、楽しくやる気に満ちた気持ちで取り組んでいきたいと思いました。
K・E

みんなでスタート!

早くやりたいな〜とうずうず。しっかりお話も聞けていました。
◆「へい、らっしゃい!」(きくたんぽぽ)
カブトムシ元気かな・・・
また、病欠休みの児が増えてきました。登園した児の中にも鼻水・咳が出ている児もいます。
暑くなったり、今日のように少し涼しくなったりと気候の波がまだあるので、今一度子どもたちの体調の変化をよく見ていきます。
朝の集まりの頃には、雨が上がり園庭に出られる状況でしたが今日は室内でゆっくりと過ごすことにしました。
毎朝、カブトムシの様子を観察しています。
「あれ、いないよ!(メスは大体潜っていてみえないのです)」
「ご飯、美味しそうに、食べてる!」「お腹すいてるのかな・・」
「動いてるよ、動いてる!」「ご飯がもうないよ」 などなど・・・
その日のカブトムシたちの様子を一人ひとりが自分の言葉で伝えてくれます。
「おなかすいたよ~」とカブトムシの気持ちになってオフレコのようにお話をしてくれる子もいます。子どもたちも興味を持って一緒に大事に育ててくれていると実感する瞬間です。
みんなにも○○って名前があるから可愛い名前つけてあげる?ときくと、う~んと考えています。
そんな子どもたちから出たものが、「あんぱんまん」「ごはん」「おかあさん」「とと」です。
自分たちの頭の中にある言葉の中から馴染みのある言葉を選んだのだろうなと思います。
何とも微笑ましいやり取りでした。
今日のメインイベントは「さかなすくい!」
前々からやりたいと思っていて準備していたものです。
ランチスペースのテーブルをよけ、たらいを3つ。水を入れ、トレーで作った魚を浮かべポイですくう遊びです。どうやったらうまくできるのか、どれだけすくえるのか、ゲーム性のある遊びで子どもたちは一気に「さかなすい」の魅力にハマっていました。
最初はやっぱりみんなやりたいけれどポイの数は決まっているので、やる人と椅子に座って待機する子に分かれました。「交代しようね」の声が掛かると座っている子にどうぞと渡してあげていました。〇くんは、ぎゅっと握りしめまだ・・とアピールをしていましたがしばらくして「これだけ・・」と小さな声で気持ちを伝えてくれました。今、浮かんでいるのを取ったらお終いにするということで、自分の気持ちに折り合いをつけて決めてくれました。
△くんは、イカがお気に入りのようですくっては逃がして・・と何度も繰り返していました。容器にすくったイカを入れ、逃げないようにポイで蓋をして、水を戻すときも中のイカがこぼれないように、ポイでこしながら戻すなど、巧みに使いこなしていてびっくりです。
☆くんは一番の盛り上がりを見せてくれました。まるでお祭りに来たみたいです。
バンダナではちまきを作って付けるとお祭りにしか見えません。
次は、ハッピを用意しようかなと次回への楽しみが増えました。
初めてやった「さかなすくい」でしたが大好評でした。
まだ梅雨が続き、園庭に出られないこともありますが、室内あそびの楽しみの一つに加えていきたいと思います。今日は“さかな”でしたが、小さいボールを入れてスーパーボールすくい風にしても楽しめるなと思いました。(I・K)
赤・青・黄&緑のタワー建設中・・・
廊下では太鼓の音色が。お祭りの気分です!
◆感触あそび (うみグループ)

むにゅむにゅして気持ちいいね!
先週、天の川制作をした続きとして今日から星空制作に取り掛かりました。
朝の集まりで、『おほしさまかいて!』という絵本の読み聞かせを行いました。
絵描きの主人公が次々と注文されるもの(星・太陽・花・木・月など)を描いていき、最後は、星と一緒に夜空へと旅立っていくお話です。絵本のなかで2回星を描いているのですが、1回目に出てきた星と2回目に出てきた星はどこか違うところがあります。子どもたちに何が違うのか問いかけてみると、年少児はいまいち質問の内容が分からなかったのか、違いが分からなかったのかポカーンとした顔をしていました。年中・年長児はすぐに分かったようでたくさん手が挙がっていました。正解は「星の尖ったところの数が違う」でした。1個目の星は尖ったところが5つ(★)、2個目の星は尖ったところが8つで描かれていました。年長〇くん、見事正解でした。
星空制作は子どもたちが大好きな絵の具を使い、まずは画用紙に色を付けます。今日は、筆などを使わずにジップロックと洗濯のりを用意し、フィンガーペインティングのように絵の具の感触を楽しめるようにしました。やり方は、自分の好きな色の絵の具を画用紙に少しずつ垂らし、それをジップロックに入れます。そして、ジップロックの中に洗濯のりを適量入れ、チャックを閉め、指やペンで絵の具をのばして終わりです。
絵の具と洗濯のりが混ざったとろとろな感触、マーブル模様のように色が混ぜっていく様子、白い画用紙に絵の具が広がっていく様子など…一人ひとりが思い思いに自分だけの色づくりを楽しんでいる姿が見られました。制作中には、「これお母さんに見せたいなぁ」とつぶやいている児がたくさんいて、満足のいく出来になったのだと感じました。
乾いたら、星の形に切っていく予定です。どんな星空になるか今から楽しみです。
(M・Y)

みんなでお片付け

◆驚くほど綺麗に(にじグループ)

「先生見て見て!驚くほど綺麗に並べたよ!」と年長男児。
朝のベランダ遊びが一段落すると、バラバラになっていた三輪車を男児たちが並べてくれていました。
ただ並べるだけでなくこだわりがあったようで、タイヤの位置・ハンドルの位置が綺麗に揃っていました。
それを「驚くほど綺麗」と表現して教えてくれる姿が微笑ましく、綺麗に片付ける意識を持ってくれていることにも嬉しく感じました。
一度片付けた後は、三輪車競走とリレーをしました。
普段は自由に三輪車に乗ったり、走ったりしているのですが、端から端まで競走してみると大盛り上がりで乗る側も見る側も楽しんでいました。
「●くーん!」「○さん!○さん!○さん!」「もっと早くー!」「がんばれー!」と大きな歓声が飛ぶ中、三輪車を漕ぎずらそうにしながら前に進む女児に「足が長いからきっと漕ぎづらいんだよね」と1人の男児が呟きます。
その男児の言葉で「もっと早く」と言う言葉が聞こえなくなりました。女児が一生懸命三輪車を漕いでいることに気付ける男児がとても素敵でした。
リレーでは年長児の中に1人だけ年少児が参加してくれました。
年少児の出番が回ってくると、なかなか出発できない年少児に「一緒にいってあげる。僕の後をついてきてね。」と、小走りで先導してくれる優しい男児の姿が見られました。
年少児も安心したようで、全力で三輪車を漕いでいました。
ベランダ遊びでのワンシーンですが、子どもたちの優しさや心の成長を感じる場面は毎日どこかしらで見られます。褒めること、認めること、そして感謝の気持ち「ありがとう」は小さなことでも伝えていきたいなと思います。
にじグループで2年ちょっと飼育してきたヒキガエルのヒッキーとお別れすることになりました。子どもたちと話し合い、ヒッキーが住んでいた場所に返してあげることにしました。
最後の思い出にヒッキーの絵を描くことにしました。
ヒッキーをよーく観察しながらクレパスで描いていきました。
自分の名前を描いた後「ありがとう」「可愛い」とメッセージを描く姿も見られました。
寂しい気持ちもありますが、みんなでありがとうの気持ちを伝えてからヒッキーのお家に返しにいきたいと思います。K.Y

よーいどん!!!

ヒッキーありがとう。
◆晴れ?雨?曇りです?(そらグループ)

ドンジャンケンポン!
「今日は何月何日何曜日ですか?」
朝の集まりはこの言葉で始まります。静かに手を挙げてわかったことを教えてくれる子や「月曜日!」と答えを言ってしまう子など様々です。今日は5日(いつか)です。難しい言い方を伝え、せーので今日の日付とお天気を全員で言います。
「今日は7月5日月曜日、お天気は…」
「晴れです」「雨です」「曇りです」
と3つの天気が出てきてしまいました。子どもたちに登園した時の天気を聞いてみると、「私が来た時は雨降ってたよ」と早番に来ていた子どもたちが教えてくれます。「僕が来た時はもう降ってなかったよ」と9時頃に登園した子どもたちも教えてくれます。ランチルームの窓を開け、空を見てみると、雨は降っていません。雲は多いですが、ところどころ晴れ間も見えるほどです。雨が降っていないことを伝え、もう一度今日の天気をせーので全員で言います。
「今日は7月5日月曜日、お天気は曇りです」
やっと今日の日付とお天気を言うことができ、そらグループの1日が始まります。
朝の集まりの後、ランチルームでは、「ドンジャンケンポン」をしました。木曜日、床に貼ったテープを使い行います。男女でチームにわかれますが、男子チームは人数が足りないようです。女子チームの子が「私そっち行くよ」と自分から男子チームに行ってくれました。人数が揃ったところでゲームのスタートです。1本のテープの上を器用に歩き、「ドンジャンケンポン」とジャンケンをしていきます。相手チームの所まであと一歩というところでジャンケンに負けるという展開が続きます。「あと少しなのに!」ともどかしい気持ちを抱えながらジャンケンをしています。中にはジャンケンのリズムが取れず、意図せず後出しになってしまう子もいましたが、そこは協力してゆっくり掛け声をします。敵同士ですが、楽しくゲームができるようにひまわり組の子どもを中心に協力プレイが出来ていると感じました。
ドンジャンケンポンがひと段落し、そらグループはベランダで遊ぶことにしました。「ベランダ行くよ」の一声でラキューやブロックをしていた子どもたちも一斉に片付けを始めます。急いで片付けを終えて並ぶ子どもたち。雨で外遊びができない日が続いていたので久しぶりの外遊びに興奮気味です。ベランダでは、三輪車を使ったり、走ったりして、体を動かしました。荷台付きの三輪車に乗るために、停車場では子どもたちの行列が出来ています。一周したら交代するというルールで遊んでいるようです。子どもたち自身でルールを作り、それに則りながら遊ぶことで、全員が気持ちよく遊べるのだと思います。最後は三輪車を片付け、1番奥の壁に背中をつけます。「よーいドン!」の合図で一斉に走り出し、ゴールした子どもから部屋に戻りました。部屋に戻ると着替えながら、「僕が1番速かったよね」「僕は2番だった」と自分の走った順位を嬉しそうに教えてくれました。
F・A

大渋滞の停車場

誰が1番速いかな?

Posted in 園のこだわり