2歳児のお父さん
2021年06月07日 月曜日
今日の朝のご挨拶の一コマです。
おはようございます!の呼びかけに応えてくれたのは、ベビーカーに乗っている2歳児ではなく、押しているお父さまでした。それでもTちゃんは、ベビーカーからちょこんと手を動かしてくれました。その子どもの様子を見てお父さまはTちゃんに「ご挨拶、上手にできたね、よくできたね!」と声を掛けをしていました。お父さんは、Tちゃんのできたことを見て声をかけていたのでした。それも嬉しそうに声をかけていました。
幼児期における言葉がけはとても大切です。
低年齢期における言葉の質と量が子どもの成長に影響を与えるといいます。
子どもが一生懸命にしていることではなく、「もっと大きな声で!」「先生の顔を見て!」と足りない点やもっとしてほしいことが優先してしまうことがあります。道ならば穴が空いていれば、そこを埋めて舗装することできれいな道に戻ります。関わる方は、足りない点を指摘することで早くその点を直そうとしたり成長を促そうとします。しかし、人は足りない点を指摘して正そうとしたり本人が望んでいないことを促されたりすると却ってうまくいかないことがよくあります。
Fちゃんのお父さんの「ご挨拶できたね、上手だね」の言葉はFちゃんの顔を笑顔にしました。
子どもがすくすく育つ言葉がけは、子どもばかりでなく聞いている周りの人にも心地よさを感じさせます。
園長
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