◆6月22日(火)の子どもたち
2021年06月22日 火曜日
◆やさしいな (つぼみ)
ないちゃったの?
今日は1階保育室の奥にある広場で、肋木を使ってトンネルや伝い歩きを経験したり、マットを山にしたり階段にしたりして体を使って楽しみました。つぼみの保育室でもハイハイやずりばい、伝い歩きなどそれぞれの姿で身体を移動させる姿があります。今日は広い場所で思い切り楽しんでもらえたらと思って設定しました。
場見知りしていた〇ちゃんは、なかなか積極的な気持ちにはなれないようです。ちょっと他の子が傍に来るのも不安そうな表情をします。元気に遊びまわっていた△くんは〇ちゃんの姿を見つけて、チョンっと触ったら泣いてしまいました。慌てた△君。「泣いちゃったね。よしよしってしてあげよう」保育士の言葉がけが聞こえてきます。△くんは、それを聞き取って傍に行って頭をなでてくれています。泣いている子がいるということ、よしよしという言葉と頭をなでるということも理解している姿に驚きます。泣いていた〇ちゃんが泣き止んだわけではないのですが、△くんの優しい気持ちが〇ちゃんの涙のおかげでまた一つ広がったと感じます。日頃から、優しい言葉を耳にしながら生活しているからだと思います。子どもたちの優しい気持ちや前向きな気持ちを集団生活の中で生かし合える環境でありたいと思います。U・A
トンネル通って・・楽しいな
◆電車を見に(ふじ)
わくわくの子達歩いてます
園庭が使えないこともあり、散歩へ行くことにしました。どこへ行こうか迷い、久しぶりに地下鉄を見に行く事に決めました。なるべくたくさんの子が歩く経験が出来るよう、散歩カーも少めにし、大人と手を繋いで行けるようにしました。
行きはわくわくの子達が歩くことにしました。散歩カーが用意され、てっきり散歩カーに乗れると思い、のる~とアピールするわくわくの◎ちゃん。でも、いざ散歩が始まり手を引かれると、散歩カーのことは忘れ、歩くことを楽しんでいました。
行く道、歩きながらも、「バス」と指差す余裕も見せています。地下鉄が見えるところに着く少し手前で、ゴ~ゴ~という音が聞こえてきました。電車が出てくる音です。電車が見えるところへ、歩き隊も散歩カー隊も思わず小走りに。待って~と大人が必死に。一方子どもたちは、訳が分からず、中にはゴ~という音が怖く、大人にしがみついてる子もいました。一本目は、電車の行く姿を必死に追いかけ、見ることが出来ました。そして電車がよく見える所まで着きました。次が来るかという期待と、歩くメンバーチェンジをしようとしているころ、再び、ゴ~という音が聞こえてきました。
何回か通過する音の中、ゴ~という音が大きくなりいよいよ電車が出てくる音がします。今度は目の前に電車が現れました。(しかも赤い電車)喜んで見る子もいれば、顔をこわばらせ、音に驚き引いている子も見られました。電車にバイバイと手を振り、電車を無事にお見送りしました。
帰りはきらきらメンバーが歩いて帰りました。最後までよく歩いていました。友だちと手を繋いで歩く子もいたり、途中渡る橋から川を見てみたり、歩く散歩の楽しさもまたこれから味わえたらと思います。(T.Y)
目の前に電車を見て
きらきら歩いてます
◆おわかれの日(きく・たんぽぽ)
きく組はホールで運動遊びをしました。
今日は、悲しいニュースがあります。
〇ちゃんが今日で退園してしまいます。皆にも朝の集まりで「さようなら」なのだと伝えました。〇ちゃん最後の日、出来ればたんぽぽ組全員で過ごしたかったですが今日登園している12人で楽しい思い出が作れるように大聖堂までお散歩に行くことにしました。
大聖堂のお約束、「池には入らない」「蓮ツボの水の中に手を入れない」を行く前に伝えました。
御仏さまに挨拶をして元気に出発。
行きかえり共に4人ずつ歩きました。
手を繋いで歩いていると「あ!たんぽぽさいてるよ」「アリの巣あったよ」の声が聞こえます。散歩カーでは気づかないような歩きならではの視点で色々な発見がありました。お散歩の楽しみが更に増えたように思います。
大聖堂に向かう途中では、清掃車・ミキサー車、バス、フォークリフト、はしごを伸ばし訓練中の消防車に遭遇。帰りにはパトカーにも会えて、手を振ると手を振り返し「いってらっしゃい」と言ってくれました。
はたらく車大好きな☆くんは、車を見つけるなり「町中きれいにお掃除清掃車~(清掃車)♪」「重たい荷物も上げ下げフォークリフト~(フォークリフト)♪」・・「はたらくくるまのうた」を歌って、自分で合いの手を入れて楽しんでいました。
遊び始めてすぐ、▽くんが大きな木(ヤシの木みたいな木)を見上げて「わぁ~大きな松ぼっくりだ~」と言っています。その言葉を聞いて初めて私たちも松ぼっくりに見えてきました。子どもたちは面白いものを見つける天才だなと感じるのと同時に子どもたちの目には普段大人が見ている世界とは違うものが見えているのだなと思いました。
改めて子どもたちの視点を大事にしたいと思いました。
蓮の花もきれいに咲いていて、下に落ちた花びらを集める子たちに、池の周りにいたタニシに興味を持ち集める子、大好きな友だちと手を繋いで「あそぼうよ!」と声を掛け誘う子・・。同じ空間で、それぞれが違うことに興味を持ち、楽しみを見つけ久しぶりのお散歩を満喫していました。
蓮ツボが気になった男児2人。葉っぱをツンツン・・・するとあることに気づいたようです。蓮の葉がついていた水滴をはじき、コロコロっと葉っぱの上を転がっているのです。
ここでもまた面白い発見をしました。そのうちの一人が、「みて~」と近くにいた友だちに声を掛けました。面白いことを、教えてあげたかったようです。これまで、何かを発見した時など、保育者に声を掛ける姿はよく見られましたが、今日は友だちに教えるという姿に変わっていました。みんなにも教えたい、という気持ちが出てきて成長を感じました。
お散歩からの帰り、〇ちゃんに、今日楽しかったかを聞くと「今日、楽しかった~!!」とニコニコ笑顔で答えてくれました。最後に楽しい思い出が出来て良かったです。
たんぽぽ組は今年初シャワーもしました。散歩でかいたたくさんの汗を流してスッキリです。
※印が未記入のお子さんや印はあったがタオルのないお子さんが数名おりました。
これから本格的にシャワー等が始まりますので記入漏れのないようにお願いします
(I・K)
滑り台や鉄棒、はしごや風船で沢山身体を動かしました。
カエルやウサギ、ぞう、ネズミ、電車等々に変身してホール中をジャンプしたり走ったり息が切れるほど体を動かし疲れた様でダンゴムシになってゴロゴロしていました。
◆ベランダ遊び (うみグループ)

昨日に引き続き、今日も園庭には行けず…
なので、今日は3階のベランダと室内で遊ぶことにしました。
ゆり組→もも組→ひまわり組の順番で、クラスごとベランダへ行くことにしました。
朝の集まりで、ベランダで遊ぶときの約束(①三輪車やキックボードは順番に使う②二人乗りしない③スピードを出し過ぎない)をみんなで確認しました。年少児は、先日はじめて3階のベランダに行ったのですが、しっかりと約束を覚えており、子どもたちのなかに一つひとつ遊びのルールが根付いていっているようで嬉しく思いました。
ゆり組…
一番初めにベランダで遊べることが嬉しそうな年中児。
ベランダに着くと、早く遊びたいという気持ちが溢れ、三輪車に目がけて走っていきました。「ぼく、三輪車上手に乗れるようになったんだよ~」と○くん。嬉しそうに保育士に報告して、またベランダの端から端までスイスイ漕いでいきました。
もも組…
みんなより一足先にベランダへ移動する△くんと□ちゃん。保育士の「今日はたくさん三輪車あるんだよ~」という言葉を聞いて、「え!たくさんあるの?やったー!!」とこちらが嬉しくなるほど喜んでいました。
三輪車は人数分あるのですが、キックボードや二人用の大きい三輪車は、それぞれ一つずつしかないため取り合いになるのかなと様子を見守っていたところ…「貸して」「いいよ」「ちょっと待っててね」という声があちこちから聞こえてきて、安心しました。中には、友だちに直接言うことが恥ずかしく保育士に助けを求める児もいます。でも、しっかりと「○○これ乗りたい」という自分の意思を伝えることが出来ていました。
ひまわり組…
「待ってました」と言わんばかりに、ベランダへ移動する準備が早い年長児。
一通り三輪車を漕ぐと、数人が三輪車を壁に立てかけ、〈かき氷屋さん〉〈ドーナツ屋さん〉〈自転車屋さん〉など、お店屋さんごっこを始めました。三輪車の車輪を手動で回し、いろいろな機械に見立てるという発想がすごいなと驚かされました。
クラスごと、思い切りベランダで身体を動かせたようでよかったです。
(M・Y)


◆七夕制作(にじグループ)

今日は年長☆ちゃんの誕生日会をしました。
みんなに名前を呼ばれると嬉しそうに前に出てきてくれました。
「誕生日プレゼント何をもらいましたか」
「好きな食べ物はなんですか」
「好きな色は何ですか」
「誰と遊ぶのが好きですか」など沢山の質問にじっくり考えながら嬉しそうに応えてくれた☆ちゃん。
「育子園で迎える最後の誕生日会だね」と伝えると
「え?そうなの?」と聞いて驚く年長児数名。
「来年もいる?育子園小学校にする?」
「あぁ〜そっか!いや、育子園小学校は行かない」と笑う年長児。年長児にとっては、育子園で迎える最後の誕生日会が思い出の一つになると良いなと改めて感じる誕生日会となりました。
☆ちゃん6歳のお誕生日おめでとうございます。
今日から七夕飾りの制作を始めました。
「七夕」というワードを伝えずにはじめに保育士が作って見せると
「何か木みたいだね(三角つなぎ)」
「あ、七夕で使うの?」
「パンダが食べる笹につけるんだ」とどんどん閃いていく子どもたち。
早速、準備をして今日は折り紙で三角つなぎと輪つなぎを中心に作ってみました。
三角つなぎから始めてみる年少児。
指に糊をつけるのも少し慣れない様子でしたが、難しいところは保育士と一緒にやりながらすてきな三角つなぎを作り上げてくれました。
年中、年長児たちは、はじめは一人ずつでやっていたものの「4人グループでもいい?」と同じテーブルのお友だちと合体させながら協力して作り上げていました。
数人で作っていた為、少ない時間でとても長い輪つなぎ飾りができあがりました。
「先生みて!かなり長くなったよ」
「あっちまで持って行ってみようよ」
「何メートルくらいかな」と達成感に満ち溢れている姿が微笑ましく感じられました。
出来上がった飾りは、笹が届くまで天井などに飾って楽しみたいと思います。
「すてきなお姉さんになれますようにってお願い事したいなぁ」と教えてくれる児もいます。
子どもたちがどんな願い事をするのかも楽しみです。
制作を通して七夕の由来についても触れていけたらと思います。(O.Y)


◆初めてのキューリ (そらグループ)

感謝が土台にある事。
当たり前に待ち、当たり前に並び、当たり前に量の選択、当たり前に気分で決め、当たり前に食べ、当たり前に残し、当たり前に片付ける。
給食があるという事。
誰かがではなく、
こどもを思う給食の先生が丹精込めて、愛情込めて作る沢山の料理。
一人ひとりを考慮し関わる保育者と変わりはありません。
残した食事に「体調が悪かったのかもしれない」と想像する保育者とは別の視点で「どの味が問題だったのか」(食材か、食感、匂い、味、見た目)その上で「後でお腹空かないかな」「どうすれば食べられるだろうか」と漸く保育者と視点が揃ったりもします。
返却口に食器を返せば、誰かがではなくこども達を思う職員がそれを運び、給食職員がそれを洗ってくれています。
そんな給食のシーンの背景を読み取る事をこども達には求めはしませんが、日常の中で「感謝の土台に立っている姿」を育む事は出来ないかと感じます。
「いっぱい」
「ちょっと」
のやり取りに「頂けないでしょうか」を語尾につけるだけで格段に感謝の土台が上がって見えますがそこまで高くせずとも「ください」位の高さで十分だったりもします。
「どうぞ」と渡された時に無言で受け取らずに「ありがとうございます」と言葉にする事で感謝の土台に立つ事も出来るかもしれません。
「ありがとう」や「挨拶」は言って聞かせるのではなく体験を通して身につけるものでもありますが、日々の生活の中でその視点や取り組みをコツコツと構築していければと思います。
今日言えば今日はやるかもしれません。
しかし、明日の保障はありません。
だからこそ明日になる今日を明日になった今日を大切にこども達に伝えられる事はこれからも「今日を大事に」伝えていきます。
そんな今日は園庭のきゅうりを収穫しました。
先日から大きく実ったきゅうりの収穫を楽しみにしていたそらGのこども達と園庭に出ると、別のクラスのこども達が全て収穫していました。
その時のこども達の顔は忘れられませんが、いくつか譲ってもらったきゅうりと大葉をぎゅっと握りしめ室内に戻る頃には萎びれた大葉がこども達の喜びを全て吸収してくれた様に感じます。
譲って貰った事に感謝をし「ありがとうございます」を伝えました。
皆でホールに行き、園長に収穫したきゅうりと大葉を見せ御仏様にどれをお供えすれば良いか尋ねました。
すると、御仏様の声が保育者を伝って聞こえてくるよと言います。
「あなた達がこれをあげたいと思うものが私は嬉しい」との事でした。(金谷の声)
全員、苦笑いです。
どれもあげたくないのです。
念願のきゅうり。
やっと手に入れたこのきゅうりを誰が好きであげるものか…と言わんばかりでした。
※3本ありました
曲がったきゅうりを持っていたこどもが言います。
「私のはこんなに曲がってるから喜ばないはず」
真っ直ぐなきゅうりを持ったこどもが言います。
「私のはちっちゃいから足りないと思うよ」
一番大きなきゅうりを持ったこどもが言います。
「僕のは大きいから皆で食べる為に取っておいた方が良いよ」
埒が空きません。
暫くして年長児が「ジャンケンする?」と提案します。
曲がったきゅうりのこどもが負けました。
大葉ときゅうりをお供えし、日頃の感謝を述べ「ありがとうございます」を伝えます。
次は給食室に行き、調理セットを貰います。
こども達は距離を取っているため遠目からでした。
忙しい時間の準備、貸し出しを快く受け入れてくれた給食職員に「ありがとうございます」を伝えました。
室内では三つのジップロックにきゅうりと大葉を入れクラス毎に塩揉みをします。
※半分に折っただけのきゅうり(切っていない)
年長児は塩揉みとラップの芯でたたきキューリにしました。
最初は固かったきゅうりが柔らかくなり変化に驚きます。
何度も握るこどもや早くしてというこどもがいます。
興味関心が芽生えている事にひとまず安心です。
そしていよいよ実食すると…
「うまーい」
「きゅうりなのに紫蘇の味がしてすごい」
「紫蘇ときゅうりできゅうりがレベルアップした」
「これめっちゃ美味い」
と語彙力よりも表情と声色が蛍光オレンジの様に明るく見えました。
今度は干してあるニンニクと塩にするか、醤油とニンニクにするか…レシピも楽しみの様です。
※給食で出たスイカの種も集めて植える気満々のこども達…
食育〜これも全て感謝に繋がっていきます。
食材の命に感謝、育ててくれた農家さんに感謝、作ってくれた給食職員に感謝…
「みほとけさま、しぜんのめぐみ、おおくのひとにかんしゃしていただきます」
日常の中にある一コマにもう一度目を向けていき感謝の土台を見出していきたいと思います。
k★y


Posted in 園のこだわり