◆6月19日(土)の子どもたち
2021年06月19日 土曜日
◆おにいさんと一緒に(低年齢)
今日は朝から雨降りです。登園児は、つぼみ2名、ふじ1名、きく1名の少人数で、雨の日カタツムリのように、のんびりとしたスタートでした。それでもミッキー体操が流れはじめると、きく組の〇くんが曲に反応をしてムズムズッと体を動かしはじめています。保育者も一緒に体操をはじめると、手足を大きく動かして、体操の先生になっていた〇くんでした。玩具で遊んでいたつぼみ組の子どもたちも顔をあげて、体操の先生を注目。かっこいいな、と熱い視線をおくっていました。
〇くんの遊びは、年下の子どもたちにとってとても魅力的なようで、〇くんのつくったままごとの朝ごはんがお気に入りになった□くん、おひさま広場でトンネルに入って、あとをおいかけていた△くん。肋木に上っている〇くんを追ってすべり板をハイハイで登った☆ちゃんは、そこから登ったり下りたりが楽しくなったようで、何回も繰り返してはニコニコの笑顔でした。
なかでも〇くんのつくったレゴブロックは大人気で、みんなに手をのばされて壊れたり、とられてしまったのですが、「こわさないでね。」とやさしく対応していた〇くん。自分が一番おにいさんなのだと自覚でき、年下の子ども達にやさしい気持ちになっていたようでした。
そんなやさしいおにいさんと一緒にのんびりと過ごしたやさしい日になりました。(F.S)
まてまて~。
あっちにだれかいる・・・?
◆土曜保育(幼児)

〝いつもとはちがう友だちとあそべる〟
土曜保育のいいところだと思います。でも、それが子どもの気持ちを不安にさせることもあります。
いつもなら仲良しの子がいるから一人ぼっちにはならないけど、今日はどうしよう…
そんな気持ちが見え隠れする場面に出会いました。
雨なので、室内で風船あそびをしました。
みんながお気に入りの風船を見つけて、ボールのようについたり、友だちと投げ合いをしたり、高く飛ばして楽しんだりする中、○くんは少し離れたところで寂しそうに様子を伺っていました。風船あそびはしたい様子でしたが、一歩がふみだせずにいました。
保育者も何度か○くんに声をかけましたが、うかない表情です。気になりながら遊びを続けていると、子どもたちが次々に○くんに声をかけ始めました。
○くんを一番気にしていたのは子どもたちでした。風船を渡したり、ポーンと投げて誘ってみたり、それでも中々入りきれない○くんに△ちゃんが「いっしょにやろう!」と手を引いて、風船を投げました。すると、○くんの緊張していた顔が一気に和らぎ、遊び始めました。
寂しそうな表情を一気に笑顔に変えてしまう、そんな子どもたちの力を改めて感じました。そしてなにより子どもたちの相手を思いやる気持ちがたくさん見られたことを嬉しく思いました。
e.y

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