相手が気になる
2021年05月14日 金曜日
3歳児の男児ふたりが、同じ空間にいました。〇君は線路をつなげ電車を走らせていました。そのすぐ横で◆君は線路を丸くつなぎ、その中に積み木を置き「お顔みたいだよ」と遊んでいます。そばにいるものの一緒に遊んでいるわけではなく並行遊びです。しかし、お互いに相手が気になるようで遊びを邪魔し始め、相手の玩具を取ったり壊したりしながら喧嘩になってしまいました。
一緒に遊びたいという自分の思いや考えをうまく言葉で表現することがでず、互いの思いが伝わらないままそれを通そうとするため、喧嘩になってしまいます。自己主張のぶつかり合いは、相手の存在を知るためにも、関係を深めながら相手を理解できるようになっていくためにも必要な経験です。
しかし自分たちで解決に導くには少々難しそうでしたので、それぞれの気持ちを受け止め、二人の思いを代弁しました。しかし互いの思いはなかなか伝わらず、納得した解決ではありませんが、ふたりの喧嘩は収まり、喧嘩した原因をも忘れたかのように別の遊びに発展していきました。
本当は一緒に遊びたいふたり・・・友達との触れ合いの中で、自分の気持ちを言葉で伝え、相手の思いもくみ取りながら協力して遊べるようになるために、これからもたくさん自己主張しながら友達とかかわってほしいと思います。
保育主任
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