◆5月26日(水)の子どもたち
2021年05月26日 水曜日
◆十人十色(つぼみ)
今日も、お休みのが多いつぼみ組。だんだん回復してきているようですが季節の変わり目で4月から頑張ってきた子どもたちも疲れも出ているのでしょうか。子どもたちの体調の変化には、気を付けていきたいと思います。
今日は、園庭でシャボン玉をしてみました。目で追う子、手をなばしてつかもうとする子、わーと歓声を上げる大人たち。でも、〇くんはえーんと泣いています。シャボン玉を見て、きれいだな。楽しいな。と感じるものとも限らないものです。
きっと、こわい、いやだなと感じたんでしょう。見るたびに涙が出てしまいます。自分が感じるのと違う発想にはなぜと思いますがどう感じるのかは、十人十色です。
泣いていた〇くんを見て、「それだけみてるってことだね」と声を掛けた保育者もいました。〇くんを見て、色んな言葉を耳にしました。それだけ、一つのことに対しても感じることは大人でもそれぞれ違います。たくさんの人に囲まれて日常を過ごしている子ども達。いろんな気持ちに出会って成長につながっていってほしいと思っています。
一見ネガティブな発想のように感じる嫌だなも立派な感情です。
子ども達の気持ちの成長につながるような関りをしていけるようにと思いました。U・A
園周辺の散歩で電車が見れました!
◆上手にできるかな~(ふじ)
上手にできるかな~砂を叩いて固めます
砂場にて。
この間までスコップと動物のカップを持って「やって~」と保育者のところに来ていた〇ちゃんが、一人で黙々と作業中。先日、保育者の側で見守られながら自分だけの力で出来た経験がしっかり積み重なり、一人でやってみようという気持ちに繋がったのかもしれません。カップの中に砂を山盛り入れると、その上からスコップでパンパン叩きます。そのあと、砂の表面をスコップの面の部分で整えることまでしていました。今まで保育者がしていた動作をしっかり見ていたのだなと驚きです。子どもたちの吸収する力、見て学ぶ力の大きさを感じます。
すると、近くで遊んでいた△ちゃんが〇ちゃんの真似をしてカップに砂を入れ始めました。スコップでパンパン叩く動きも真似します。砂があまり入っていない状態で叩いていたので、上手く型にはなりませんでしたが、△ちゃんの見て真似をしようとする力も素晴らしいなと思いました。△ちゃんの今後の姿がさらに楽しみになりました。
今日は火災の避難訓練でした。
アラーム音が鳴ると、保育者に手を繋いでもらいながら園舎から離れたところに避難します。園庭に出たばかりだったので、遊びたい気持ちがある子もいましたが、普段と違う空気を感じた様子。ふじ組が集まっているところまで来ると、ちょんと座っていました。
避難訓練が無事に終わると、避難用に出してきたお散歩カーを見て「お散歩に行ける」と勘違いしてしまった様子。暫くお散歩カーに乗って園庭内を探検しました。(M.S)
昨日していた遊びが続いていました。袋の中に葉っぱを集めています。
避難訓練のあと、お散歩カーに乗って園庭をぐるぐる。風が気持ちよかったです。
◆避難訓練がありました(きく・たんぽぽ)
避難訓練真っ最中
園庭遊びの前に、育てている植物に「お水あげる」と言い順番に水をあげています。園庭に出るとすぐ、避難訓練がありました。サイレンが鳴るとそれぞれの遊びを楽しんでいた子どもたちでしたが、あっという間に保育士が呼びかける園庭中央に集まってくれました。ドキドキ少し不安そうな表情を見せる子ども達。人数確認、待機し育子園から火がボウボウでているんだよと話すと「こわいね~」と○ちゃん。避難が解除され、今日の火事は練習だったので本物の火事ではなかったという事を伝え上手に集まれ避難できたことを伝えると「よかった~」「やった~」としっかり保育士の話を聞き理解してくれる子ども達でした。
「先生、木に登れるんだよ」と話してくれた◇ちゃん。初めは倒れている木の事を言っているのかなと思い見せてと伝えると倒れている木ではなく近くにある支え柵のある木の方でした。支え柵を上手く利用しスルスル登っていき支え柵の上に立ち「できたよ」と。見ていた子どもたちも「すごい」と真似しようとしましたが、上手くできず、みんなから尊敬のまなざしを向けられ嬉しそうな◇ちゃんでした。
以前作った紙飛行機を築山の上から飛ばして遊んでいる子を見た数名の子が下に着陸した紙飛行機を取りに行ってくれ投げた子に渡してくれていました。そこで紙飛行機作ってみようかと保育士が声を掛けると「うん」と嬉しそうの返事が。広告を準備するとできるかな?まだかな?とウキウキした表情で保育士が折っていくのを見守っていました。出来上がり渡すと力いっぱい投げ上手く飛ぶと「もう一回やる」と言い楽しんでいました。他にも園庭にいる虫を見つけて興味津々。フラフープで電車ごっこや綺麗な花を見つけ、切って部屋に持っていきました。
今週から少しずつ食後にうがいの練習をしています。自分たちでコップを持って行き、水道でブクブクうがいをしています。自ら「うがいする」と言いうがいをする子もいます。片づけの時に、自分が使ったものじゃないおもちゃを片づけてくれる姿が見られました。保育士が「ありがとう」と言うと嬉しそうに笑っていました。
(K☆H)
ブクブクうがい、はじめました。
紙飛行機飛ばし楽しい~!
◆避難訓練(うみグループ)

上手に避難できました。
今日は、園内での火災を想定した避難訓練を行いました。
朝の集まり中に火災警告が流れます。
突然の出来事に驚きの表情を浮かべる子もいましたが、落ち着いた様子で待機する子どもたち。
園内一階からの火災ということで先月と避難経路は異なりますが、保育士の話を聞き上手に避難することができました。
訓練のなかでは「地震じゃないから机の下に潜らなくていいんだよ」「口を手で抑えるんだよ」などと子ども同士声を掛け合う姿も見られました。そして、何よりも印象的だったのは、年中、年長児が「大丈夫だよ」「ゆっくり行こうね」などと不安な気持ちになっている年少児に寄り添ってくれていたことです。
日々の生活のなかで、思いやりの心がしっかり育まれているのだなと嬉しい気持ちにさせられました。
毎月行う避難訓練。
命を守る大切さを子どもたちに伝えていくことはもちろんですが、そのなかで得られる経験、学びの一つひとつを大切にしていきたいと思います。
(T.N)

お団子屋さん

泥遊び
◆ポーリングアート(にじグループ)

今日はポーリングアートという絵の具遊びをしました。
絵の具と洗濯糊を1:1で混ぜ、ダンボールに垂らしていきます。色も量も好きなように自由に色を垂らし、ダンボールを傾けて色の混ざりや動きを楽しんでいく遊びです。
マーブリングと似ていますが、ドロドロの絵の具が混ざり合っていくポーリングアートも面白いようで、絵の具の動きとともに子ども達の「ウォーーー」という声が聞こえてきました。
透明のカップに絵の具を何色か入れ、ダンボールの上に流すと、混ざり合った絵の具が綺麗に広がっていきます。「宇宙の色ができたよ‼︎」と何かを想像する年長児。「先生見てー‼︎」「できたよー‼︎」と目を輝かせて報告してくれる年中児・年少児。一つの作品が出来上がるごとに子ども達は感動しているようでした。
手に絵の具が付くことを嫌がり、絵の具が付いた途端に手を洗いに行く児もいましたが、「絵の具遊び」=「汚れるもの」→「楽しくない」というような変換がされないように、まずは楽しむことを最優先に考えていきたいと思います。
今日は初めての試みだったため、絵の具・洗濯糊・ダンボール・プラスチックカップで行いましたが、アクリル絵具やオイル、型などを使って、今回の作品とは一味違うものにも挑戦できたらいいなと思います。
子ども達の好奇心を大切に、新しいことにもチャレンジしたくなるような環境を作っていきたいと思います。K.Y


◆ドライフラワー (そらグループ)

カブトムシにヤモリにサイちゃんに…
腐れている。
「腐敗」という分別や線引きのその具合に関しては大人でも判断が難しい時があります。
朝、年長児が難しい言葉を使っていました。
「もうこれ腐れている」
湯気を纏った覚えたてほやほやの年長児のその言葉は室内に吊るしてある「フキ」に対して向けられたものでした。
室内には他にも、「菖蒲」「しゅろ」「フキ」「菩提樹」が吊るされています。
ドライフラワーの様になったフキは先日給食のメニューにあったフキごはんに使われたフキです。
見た目はしなびれ、以前の様な美しさの面影もなく、所々に黒い斑点を纏った御世辞にも綺麗とは言えない「フキ」を見つめています。
「腐れている…かな」
それだけ返事をすると、こどもはまた別の話を始めました。
部屋の装飾の一部であるそれは、こども達の目線にあるものでは無い為(天井に吊るしてある)、ふとした瞬間にしか目に入らずふとした瞬間に目に入ったとしてもそれは風景になってしまいかねません。
一体それらは何の為にあるのか…今日は「腐れている」「腐れている…かな」のこのやり取りを通し、やはりこども達がその答えであると実感しました。
こども達のアンテナがキャッチした自発的な気付きと保育者からの発信を受信した受動的な気付きのバランスやタイミングが必要な場面が保育の中に山の様にあります。
もしかしたらそれらは阿弥陀籤の様になっており、100の関わりに対して100の結果が用意されてる様にも感じます。
部屋の装飾の一部としてあるそれらを少し紹介させて頂きます。
・菖蒲〜ゴールデンウィーク明けに保育者が持参。匂いを嗅いだり、菖蒲湯ならぬ菖蒲水に浸かった(使った)菖蒲です。
・フキ〜給食で出たフキ。匂いを嗅ぐと顔を背けるこども達。少数ですが「好きな匂い」と言わしめたかの有名なフキです。
・しゅろ〜園庭で遊んでいると雨が…。こども達が向かった先は木の下です。しかし、誰かが平気で雨の中を歩いています。その右手には傘の様な葉っぱが(でも実際はもろ濡れ)。こども達は真似ぶ(学ぶ)プロです。
一気にしゅろの木に人だかり。何としてでもあのしゅろを手に入れようと必死な人ばかり。
あの日あの時あの場所でのしゅろです。
・菩提樹の蕾〜久しぶりの晴れの日。こども達は嬉しそうに園庭へ駆け出します。そして人だかりが出来たのは菩提樹に接したウッドデッキでした。こども達を虜にしたのは菩提樹の蕾。不思議な形(丸や四角や三角、長い、太い、細い、短い全てを兼ね備えた)に魅了されしゅろに続いて収穫祭り。(ウッドデッキがちょうど良い高さ)
秋には回転しながら落ちるのが面白い菩提樹の蕾です。
こども達の見つけたもの、こども達と共有したもの、こども達に伝えたいもの、こども達が興味を示したものをピックアップして装飾にしています。(全てチョイスすると室内がジャングルになってしまいます)
虫、石、木や枝、植物など、それらをいけてみたり、育ててみたり、持ち帰ったり(ママにプレゼント)、色をつけたり、絵を描いてみたり、遊びに使用したり、観察したり様々な活用や保管方法がある中でのこれは吊るす分野です。
※以前、カブトムシのうんちをプレゼントに持ち帰ったもも組のこどもを思い出しました。あの節は…。
吊るして飾っているとドライフラワーの様に保管出来る状態になっていきます。
「元気ないね」
「悲しんでるね」
という表現が次第に
「枯れちゃったね」
「萎れているね」
「腐れてるね」
と変わっていきました。
今はそれ位の気付きで、今はその位の量です。(吊るすものも気付きも)
※それもあり、日付とその内容のメモも貼り付ける事にしました
今後もしかすると…
・色の変化〜どうして色が変わるの?
・感触の変化〜どうして硬くなるの?(壊れるの)
・形の変化〜どうして曲がる(曲がらない)の?
・匂いの変化〜どうして変わった(変わらない)の?
こども達が自発的にこれらに焦点を当てる日が来るかもしれません(来ないかもしれません)。
焦点を当てても「へぇそうなんだ」で終わる事もあります。
「どうして?」をいくつも何段階も先まで続けていくこどもがいます。(内容によっても)
すぐに自分の中の答え(ゴール)にたどり着くこどももいます。(内容によっても)
それは個々によって違います。
この様な環境、関わりの中で主体的,そして能動的な姿が生まれていくのではないかと感じます。
こども達の興味や関心を生み、育む様な環境(装飾)を用意するだけでなく、要所要所でアプローチをかけ反応や不思議を共有する為には、興味が芽生える発達の見極めや提供の仕方に工夫を凝らさなければならないと改めて保育の難しさと楽しさを感じました。
※今回記載した内容はあくまで「吊るす」に焦点を当てたものです。この様な視点と考察が他の場面にも同じ様にあります。
「腐れている」
その発言の秘める今後の行先が楽しみです。
もしかすると…
・腐れているってどんな事?
・腐れるとどうなる?
・腐れたら臭い?
・腐れるとダメ?
・腐れると良い?
・腐れたものは食べられない?
・腐れているのにどうして食べられる?
・どうして腐れる?
・どうやったら腐れる?
etc。
腐れているとは○○である。
で完結するかも知れません。
それでもこども達は我々、大人の想像を超える想像をさせてくれます。
それだけでこども達の可能性があるという事を痛感したこども達との何気ない朝の会話に日々感謝していきたいと思います。
※避難訓練がありました。
※園庭では色水遊びや色水宝探しをしました。
※後日ドキュメンテーションでお知らせ致します。
k★y

幸せのお裾分け

色は人を元気にさせる

Posted in 園のこだわり