◆5月18日(水)の子どもたち
2021年05月18日 火曜日
◆どんなものが好き?(つぼみ)
今日は雨が降っていたのでお部屋で過ごしました。
お部屋にはボールと折り畳み式の家を出しました。家を見てキョトンとしていたつぼみ組の子ども達でしたが保育士が中に入って「おーい、〇ちゃん」と顔を出しながら声を掛けると嬉しそうに笑い、ハイハイでお家に向かいます。自分でお家の中に入るとまずは入れたことが嬉しくてにっこり。家の中にボールを入れてボールハウスにしてみると家から外にボールを投げたり、転がしたりと楽しんでいました。
お部屋で遊んでいると、ふじ組の方を気にかける様子があったので、保育士と一緒に△くん、□くん、☆ちゃんが遊びに行きました。磁石のおもちゃのところに行くとまずは箱からおもちゃを出してカチカチとおもちゃ同士をあてて音を出し、保育士がホワイトボードにくっついているのを見せると「あれ?」という表情を浮かべ、今度は貼ってあるものをはがしたり、上の方にあるものを下におろしたりと磁石の面白さに夢中になっていました。
△くんはおままごとコーナーにも行き、フライパンや鍋を見つけ、片手で持って気分は料理人。余程気に入ったようで、どこに行くにも持っていっていました。
お気に入りのおもちゃが少しずつ出てきたようです。
遊んでいるときに、近くにいるお友だちや隣にいるお友だちのことも気になるようで、手で顔に触れてみたり、手を握ったりと関わることも楽しくなってきました。
日々の遊びの中で子ども達一人ひとりが夢中になれるものをともに見つけていきたいと思いました。
(I.H)


◆楽しいお絵描きの時間 (ふじ)

今日も雨が降る前に園庭に出ようと思っていたのですが、朝おやつを食べている頃から霧雨が降ってきたので、お部屋で遊ぶことにしました。
今日はふじ組になって初めてのお絵描きをしてみました。
ふわふわ・きらきら・わくわく、それぞれどんな姿が見れるかなと分かれて行いました。
まずはふわふわから。
模造紙の上にはベビーコロールが並べて置いてあります。(握りやすいよう持ち手が丸くなっているクレヨンです)
なんだろうなんだろう・・と興味津々、でもなんだか様子を伺うかのように不思議そうな表情を浮かべながら一歩一歩ゆっくりクレヨンに近付いていく子どもたち。
早速手に取ると、なんだこれ!と目をキラキラさせて大きなお口でぱくり。口に入れても大丈夫な素材ではありますが、見て見てと保育者が紙の上に書いてみせると、じーっと見つめ真似をして書いてみる☆くん。
○くんはお家でもやったことがあるのか描き方がとってもダイナミックです。その姿が良い刺激になっていて、パクッと口に入れていた△くんも紙の上にトントン。初めてのベビーコロールのつるっとした感触にも夢中になっていたふわふわの子どもたちでした。
次はきらきら。
紙の上には何も置かず、紙の周りに座ってもらい、普通のタイプのクレヨンを見せてみました。
知ってるよー!と言わんばかりにすぐに手を伸ばして取りにきて描き始める子どもたち。
ぐるぐるぐるぐるダイナミックに描いたり優しい線で描いてみたり、いろんな色を使って混ぜてみたりと、驚くほどの集中力でした。
ぎゅーっとくっついて描いていたので近くにいるお友だちの絵が気になるようで指でなぞってみたり顔を見合わせてにっこり笑顔。
たくさん描いた証にみんなの手のひらは真っ黒でした。
最後はわくわく。
クレヨンを持つと、「ピンク」「あお」と好きな色を選んで見せてくれました。どのクレヨンを使おうか・・最初の色選びも楽しそうです。
そして描き方では、ダイナミックさに加えて「トトロ」「めいちゃん」と描きたいものをイメージして描く姿も中には見られました。
もっと書きたーい!と白い余白を探して場所を移動したり、このクレヨンはぼくのわたしの、と使っているクレヨンへの強いこだわりもありました。
わくわく・きらきら・ふわふわと分かれて行ったことで、お絵描きひとつにしても、それぞれいろんな反応があり、描き方があり、表現があり、普段の遊びの中とはまた違った新鮮な一面が見れたりと発見もたくさんでした。
梅雨の時期も近くなってきて、室内で過ごす機会も増えてくるので、お部屋でのお楽しみとしてまた行っていきたいと思います。子どもたちの変化が楽しみです。
I.S
※お絵描きの様子はPDFをご覧ください。


天井に傘が!!
◆お部屋で楽しく遊びました(きく・たんぽぽ)
楽しい太鼓でドンドンドン
梅雨に入り雨が多い日が続きます。園庭で遊べないのが残念です。
今日の午前は、前半は各クラスで遊び、後半はきくとたんぽぽの皆できく組と廊下で遊びました。朝の集まりでは、保育士が「先生がお話するから座ってください」と声を掛けると子どもたちが自分で移動して席に座ってくれました。保育士が「お話始めてもいいですか?」と言うと「いいですよ」と返してくれ子どもたちみんなが保育士の方を見てくれました。
きく組では、絵の具を使って遊びました。子どもたちは絵の具が楽しみで準備を保育士と一緒に行っていました。紙に手形をペタペタしたり腕に絵の具を塗ったり洋服につけたり楽しんでいました。
廊下では滑り台、太鼓、ボルダリングで遊びました。撥を持って保育士が歌っている歌に合わせてたたいてたり子どもたちが笑顔で太鼓をたたいていました。ボルダリングは、登れない子や降りれない子がいて保育士が教えると自分の手と足を使って頑張って行っていました。成功すると「出来た」と言って喜んでいました。雨でも子どもたちが楽しく過ごせるようにもっと遊びを増やしていけたらいいなっと思います。(Y.H)
絵の具でペタペタ~!
絵の具楽しそう。お手伝いに駆け付けてくれました。
◆序章~梅雨~(うみ)
サービス満点のアイスクリーム屋さん
週間天気予報を見るとずっとねずみ色一色。くもり、その横に傘マーク。
南の方から徐々に梅雨入りのニュースが聞こえてきました。
早い、いつもよりすごく早い。
昨日から室内はムシムシと蒸し暑くて、扇風機と除湿と両方を稼働しています。
お水を飲みましょう、呼びかけが始まっています。
朝の集まりの時お部屋の過ごし方のおさらいをしました。
みんなよくわかっています。
そしてちゃんと守れています。
自分のしたい遊びに向き合い始めました。
いらっしゃいませー・・・ロフトの下には可愛いアイスクリーム屋さんがオープンしています。
お店を覗いてみるともも組が勢ぞろい。
お客さんより店員さんの方が多い状態。とってもサービスがよくて一つ注文するとおまけに3つのアイスクリームとカップのアイスが付いてきました。
食べられるかなー・・・と思っていたら、可愛いハート付きのコインをこっそり手渡してくれます。
そして、「これでアイス食べて。」と内緒話。 おこづかいまでくれました。
ゆり組は何をしているかな?
うふっ…可愛い。
と恐竜のフィギュアにつぶやいています。
自分のお洋服のすそを恐竜の首のあたりでくるっと巻き付けてお洋服を着せている感じにしています。
セルフファッションー?
今日はお気に入りの洋服を着ているから、すその辺をちょっとおすそ分けしたようです。
可愛い遊びでした。
年長は更に自分らしさを追求しています。
続きの遊びが深まっていました。
一つずつ完成させる達成感、小さいことも大きいことも大切なくり返しです。
廊下のマンホールも増えてきました。
一緒にドーナツカードをしました。
絵合わせ遊びなのですが、ジャンケンの順番決め、絵が合わなかったときの記憶力、ずっとさっきどっかにあったよねー・・・と言いながらも自分の番でそのチャンスを逃しません。さすがです。
見てなくていいの?ちゃんと見ていた方がいいよ、と声掛けするもののなんかマッタリしています。
ところが・・・ちゃんと見ているんです。チラッと。確実に。
今日は負けました・・・・
東京も例年より梅雨入りが早いかもしれませんが、自分をしっかり見つめて楽しめる姿に安心します。
時々傘をさして園庭に行ってみようか、と話しているところです。(N・S)
恐竜とおそろい♡
片付け方も豪快です。
◆モノクロ(にじグループ)

折り紙でお寿司を作っている年長男児がいました。
今のレパートリーはマグロ、サーモン、たまご、トロ、いくらです。
その隣には箸の練習ができるマナービーンズというおもちゃで遊ぶ年少女児が。
小さな豆を箸で運ぶのは難しいですが、「お寿司なら!」と思ったのかお寿司をお箸で掴んでいました。
それを見た男児は「お寿司には醤油が必要だったね。でも難しいなぁ。」と作り方を考えているようでした。
年少女児のお箸への興味は年長男児から、そして男児の遊びの発展は女児から。さまざまな場面で学び合っていることを感じます。
今日は白黒探しをしました。
集まりで白と黒のものを聞いてみました。
白…上履、マスク、歯磨き粉、ニンニク、洋服
黒… アリ、ズボン、ピアノ、髪の毛、TV、クレヨン、コンセント、リュック、濡れた石、時計の針
黒の方が思いつくものは多いようでした。
「園庭の白と黒」
園庭は霧雨でしたが、濡れるほどの雨ではなく、子ども達も貸切の園庭にウキウキでした。
白…花、軽石、葉っぱ、鳥の羽、石灰が混じった砂、落ちていた紙
黒…枝、土、石、濡れた葉っぱ、アリ、ミミズ・・・
「室内の白と黒」
お部屋の中は白と黒がたくさんです。あっという間に画用紙の上はいっぱいになります。
白…ハンガー、テープ、手袋、絵の具、上履、ゴミ箱の蓋、加湿器の棒、石鹸…etc
黒…カゴ、泡立て器、ちりとり、鉛筆削り、フライパン、おたま…etc
室内では白いものが多く、スペースが足りないほどでした。
鍵盤ハーモニカのホースを探してきてくれた女児がいました。色は白と黒です。少し立ち止まって考え、ホースの白い部分は白側に、黒い部分は黒側になるように置き方を工夫します。
次に持ってきたのはグレーの猫のぬいぐるみ。どこに置くのかと思って見ていると白と黒の間に置いていました。
子どもなりに工夫し、考えて活動に参加していることがわかります。
その後白と黒で絵を描きました。
クレパス、絵の具、筆、綿棒、子ども達が好きなものを使って描きました。
テーマを決めずに描いていても1枚の画用紙の中はなんだか統一されているようにも見え、周りをよく見ていることも感じます。
クレパスで顔を描いた男児が少し経つとその上に絵の具を塗っていました。
「先生見て、絵が浮き上がってきたよ!」と。
男児はクレパスが絵の具に負けないことを知ったようです。
技法を使った絵の具遊びを提供することももちろんありますが、子ども達が自由に描くことで新しい発見をし、それが学びにつながっていくこともあります。
様々な素材を提供し子ども達が探究心を持って取り組めるような活動を考えていきたいなと思います。K.Y


◆蟻の標識 (そらグループ)

ネジの緩みをドライバーで直していました。
「あびーだ、びーのってるよ」
図鑑を見ていたゆり組の女児が言います。
※p.48 ハチの一生を開いていました。
最近、英語教室に通い出した様で園でも様々な言葉が英語に変換されます。
「ビーが公園にいたの思い出すなぁ」
と言うので、私はそんな芸能人がいた事をリメンバーです。
現在、そらグループでは飼育栽培も少しずつ定着しつつあり室内には虫かごと廃材プランター(野菜)も増えました。
栽培に関しては、「にんじん」「大根」「ルッコラ」「ネギ」の4種を脱脂綿での発芽と成長を観察後、野菜の成長に必要なものは何かを想像、予想しました。(土、水、光、音楽(歌)、挨拶)
その中で出た挨拶や歌はすぐさま実行され、登園するなりおはよう、大きくなってねなどの声かけを野菜の種にするこども達が増えていきます。
他にも必要なものがいくつか出ていましたがちょうどその週から雨が続き太陽が出ていなかったためその中の「光」に焦点を当てて、光を当てた種(スポットライト)と光を当てていない種の成長スピードの違いの観察を行いました。
※目に見える程の変化は無かったのですが、こども達はこっちの方(光に当てている方)が伸びていると言っていました。
また、休み明けに大量の芽と葉っぱが出た野菜もあり次に「植え替え」をする事にします。
畑の土を掘り、植え替えを済ませ「毎日の水やりと観察」が日課となりました。
飼育に関しては、園庭で見つけた青虫が見た事もない(想像していたものとはかけ離れた)蛹になり、蛹の色の変化や動き、生死を日々観察しています。青虫を捕まえて育てている代表のこどもは瓶に蛹を入れ、手に持ち歩く程愛着がある様ですが時折室内に姿を見せる小蝿には涙を見せる程の虫に対する嫌悪感を抱いているようです。
この姿からも「愛着」とは計り知れないパワーを秘めている事が分かります。
※本人は本当は虫が嫌いな様です。
園で飼育しているカブトムシと保育者が持ってきたカブトムシの観察は虫かごの外から行います。
蛹になっていないか、蛹の色の変化はないか、生死、を観察しています。
すでに成体になっていますがまだ土の中でじっとしているカブトムシに「足が生えてるよ」と驚くこども達がいます。
少しずつ出てきて欲しいですが、保育者は嫌な予感しかしません(一気に羽化しそうです)
※その数約30匹
金魚のきんちゃん、めだかのぽっちゃんにも餌やりをしたり赤ちゃんめだかを水槽に戻したりと水生生物も密かに成長、変化しています。
そんな日常もあってか、園庭で捕まえたという虫の種類が日に日に増えていき今では「アリ」「ハナムグリ」までも捕まえて「飼いたい」と言います。
捕まえて終わりという、虫にとっても残酷なシーンが少しずつ緩和していければ良いと感じます。
ハナムグリもアリも弱っており「逃がしてあげる」という方向に向かいましたが「まだ生きている」と微力な足の運びを見せる昆虫の姿に喜びと安心が逃がす勿体なさを上回り中々逃がしません。
※こども達は死んだら逃すという感覚なのかもしれません。
それでも蟻を育てたいという年長児がいます。蟻の飼育について保育者と図鑑を基にディスカッションを行いました。
ありに必要なものとは?
飼育方法は?
エサは?
捕まえ方は?
前回捕まえたアリは何故死んだ?
どうすれば良かった?
そんな細かな蟻の巣の様な思考を辿りながら今から、今、やるべき事は何か、やれる事は何かを見つけていきます。
今日はアリの巣キット作成に取り掛かりました。
※図鑑に載っているものです。
※材料〜木材、ガラス、プラスチックかご、チューブなど
ノコギリと木の板を用意し、まずはカッティングを行います。
カッティングの線は保育者が引きましたがそれをカットしていくのはこどもです。
ノコギリの使い方と周囲のこども達の観覧の仕方、便利さだけではなく勿論、危険性もしっかりと伝えています。
※活動の切り替わりや集まりの際にもその振り返りをしています。
言う事を聞かないノコギリに苦戦しながらも一生懸命取り掛かります。
保育者と一緒に二人羽織状態でノコギリを前後に動かすのですが、不慣れなこどもは腕ではなく体を動かす為スムーズに刃が板に入っていかず四苦八苦していました。
コツを掴むと足で抑える位置や向き、速さも変わっていきます。
ノコギリが挟まった時にはどうやって抜くのか、あと少しで切り終わりそうな時はひっくり返して裏側から切る事、細い刃と太い刃の違い、体制、予測…etc。
厚さ1.5cm の板を20cm切ります。
これを4つ用意するのです。
今日一日で見違える程の姿になりました。
※それもそのはず。朝9時から昼12時前まで約2時間半強も切り続けました。
途中、板を押さえる手伝いのこどもも自然と現れ、一人で切り終えた四つの板には何人ものフォローや応援の跡が目に見えずとも確かにあります。
朝の集まりの時間を設ける事なく室内で遊び続けました。
他にもゾーン遊びが繰り広げられています。
LaQ、LEGO、絵本、ままごと、絵の具、パズル、ゲーム…etc。
午後の活動も尽きそうにない程、こども達の「やりたい」「やってみたい」が梅雨のように続いていくかもしれないと感じました。
k★y

何これ初めて。

これ好き。

Posted in 園のこだわり