◆5月17日(月)の子どもたち
2021年05月17日 月曜日
◆よく見てます よく聞いてます よく感じています(つぼみ)
はかせてー
今年度が始まってひと月半・・子どもたちにとっては、どう感じているのでしょうか。もし、今の気持ちがいつまでも覚えていられるのだったらおしゃべりができるようになったら聞いてみたいです。「あの時は・・・おなかがすいたんじゃなくて、眠たかったんだよねー」と言われてしますかもしれませんが・・・。
月曜日、週の初めは手探りですが、少しずつ少しずつ、新しい環境に慣れてきてくれている気がしています。子どもたちがどうしてほしいと思っているのか少しずつ、リンクできるようになってきたのかもしれません。
園庭に出ることにしました。靴下を履いて・・と準備をするのですが、7か月の〇くん。抱っこされながらも靴下を見て足をあげてくれます。
「はかせてー」といった感じです。日々の声掛けや、経験でいろんなことを吸収していくんだと改めて感じた場面です。
〇ちゃんは、帽子を子どもたちに配っている保育者の傍にやってきて「どうぞ」と帽子を渡してくれます。あなたもどうぞと配ってくれたのでしょうか。様々な場面で、子ども達の目線の中で感じ取っていることがあるに出合い、言葉にはしないけれど、体中で感じ取ろうとしていることを感じます。
日々自分が発する言葉と立ち振る舞いも含めて、子ども達に伝えたいことを表現していきたいと思います。 U・A
ゆらゆら~
風がふいてこわかったよ~
◆楽しいがいっぱい(ふじ)

あ、アリいたね!
風が強い日でしたが風さえも子どもたちにとっては一つの遊びとなり、びゅうっと吹く度に『うわぁー!』と歓声をあげていました。風に吹かれて体が押される感覚に面白さを見出した〇ちゃんと△くんは『おーっとっと』と言って小走りし、風が止まると動きを止めての繰り返し。その反面『こわい…』と保育士の背中に隠れる☆ちゃんがいました。こわいながらにも風が気になるようで吹くのを待っている様子が見られ、感じ方はそれぞれでその中で楽しいや気になるが発見されていました。
金曜日に行なった絵本を持って絵本の中に描かれている虫探しが今日も始まりました。
園庭に出て、アリの住処に一直線で向かった子どもたちはアリに釘付けです。金曜日の虫探しの時にもいた□ちゃんに「絵本持って来る?」と聞いてみると力強く頷いてすぐさま部屋に向かい、一緒にいた子どもたちも何か楽しいことが始まる予感を感じたようで□ちゃんの後をついてきました。
「絵本あったよー」と渡すと大事そうに抱えてアリの住処へ行き、着くとすぐに絵本を開いて観察していました。みんなで本物のアリを指差し、絵本の中のアリを指差しての繰り返し。『アリ!アリ!!アリ!!!』と大騒ぎです。
そんな声がピタリと止んだかと思えば視線の先にはアリが羽根を運んでいる様子があり、夢中になって見ている子どもたちは声を出す事を忘れてしまったようでした。
その後、アリ以外に描かれていたちょう・てんとう虫を探しに行くことになって色々な草花の付近を見て回っていると、絵本の中にあった三つ葉を発見。保育士が「これ同じじゃない⁉」と本物と絵本の三つ葉を交互に指差すと『あ!』っと気づいたかのようにみんなも同じように三つ葉を交互に指差し始めました。そして、アリとは違って自分でも触れると思ったようで三つ葉をなでたりつまんでみたり動きが活発になりました。
実物と絵本の中の絵が同じだと分かった嬉しさと触れるという喜びから三つ葉をむしり取ろうと鷲掴みにし、くしゃくしゃになった三つ葉を見た◎くんが『あーあ』と一言。一気に空気がどよんとしてしまったのですが、みんなは嬉しい気持ちが溢れて掴んでしまっただけ。「じゃあ、一つずつ三つ葉を取って押し花にしようよ」と提案してみました。みんなにとっては押し花って何?とハテナは浮かんで見えましたが、保育士がやって見せるとこれまたなんだか楽しそうと子どもたちも続いて三つ葉を選んで取り始めました。
◇ちゃんが三つ葉を取った際に葉が一枚取れて自然とちょうの形になり、『ちょうちょはいなかったけど葉っぱがちょうちょになったね」と大盛り上がりする場面もありました。「ここに置いてね」とティッシュペーパーに乗せてもらい持っていた絵本に挟んであとは出来上がりを待つだけ。どうなっているのか気になるようで開けてと何度も絵本を指差す子どもたちは、とてもいい笑顔でした。
その日その日で遊びが完結して楽しいを感じるのはもちろんですが、遊びが続いていくのもまた違った楽しみがあります。色々な楽しいをもっと感じていきたいものです。
K・E

ミミズを発見!ニョロニョロ動くと大盛り上がりです。

きく・たんぽぽぐみのお兄さん達に混ざりたい〜
◆ボク、ワタシのお気に入り (きくたんぽぽ)
お気に入りのブルドーザーとお気に入りの枝で。。なんだか美味しそうだな・・・
朝の集まりで、「たんぽぽぐみさーん!」と呼ぶと、「はあい!」と元気に返事を返してくれる子どもたち。きくぐみは17人、たんぽぽぐみは18人の登園です。一人ずつ名前を呼ぶと、自分の番はまだかなまだかなと期待してこちらを見ています。自分の番が来ると、待ってましたとばかりに元気な返事。「今日はねえ・・・、お休みはいませーん。」と発表して、ひとりずつ頭をポンポンしながら、「いーち、にーい・・・」と人数を数えました。頭を触られるととっても嬉しそうな子どもたち。やっぱり自分の番を心待ちにしています。朝のひととき、皆で顔を合わせて・・・。大切な時間にしたいです。
園庭に出て、砂場に向かった〇くん。バケツを持ち、中にブルドーザーの玩具を何個も入れていきます。そして、園庭を散策。車好きの〇くんの最近のお決まりです。
木の枝も好きです。ちょうど良さそうな少し太めの枝を見つけた保育士、〇くんが気に入るかなと〇くんを探して、枝を見せようとすると、既に〇くんの手には枝が握られていました。アイスのスプーンのような形のちょっと変わった枝で、お気に入りのブルドーザーに入れた砂をすくって食べる真似をしています。さすが枝好きの〇くん、アンテナをピピっと働かせて、かなり魅力的な枝を手に入れました。
〇くんだけでなく、それぞれに今のお気に入りがあります。太鼓橋、ブランコ、虫探し、電車・・・。虫探しでは「こっちにいそうじゃない?」と一緒に探したり、電車遊びでは、線路を保育士が繋げてあげたり、それぞれの好きなものに大人がちょっとプラスして手を足していくことで、子どもの遊びはさらに広がり、より主体的に遊べるようになります。一人ひとりの「今のお気に入り」を知り、一緒に楽しんでいきたいです。
(T.M)
電車遊びも、線路をつなげてあげることで、より興味を持って長く遊べるようになっています。
お昼ごはんは春の山菜「ふき」のご飯です。お弁当のうたに出てくる「ふきのすじ」って何だろう、、、。指でつまんで、すうーっと剝いてみました。
◆「やりたい!やりたい!」(うみグループ)

大根抜きゲーム。どっちが勝つかな?
新しい週が始まりました。
そろそろ梅雨入りしそうなお天気です。天気とは裏腹に、登園してきた子どもたちの熱気で部屋の中はムシムシしています。ですが、暑さなど関係なく子どもたちはさっそく仲の良い友だちと遊び始めたり、おしゃべりに夢中になっています。年長〇くんと△くんは、「ぼく、歯抜けたんだよ」「ぼくも」と嬉しそうに教えてくれました。また一つ大きくなったことを保育士や友だちと共有し、大きくなることのうれしさや期待を感じられるように子どもたちと関わっていきたいと思いました。
朝の集まりでは、もうすぐ梅雨に入ることを伝えたうえで、子どもたちに雨が好きか・嫌いかという問いを投げかけてみました。手を挙げてもらうと結果は、半分半分となりました。数人に理由を聞いてみると、「外で遊べないから(雨が嫌い)」「濡れるから(雨が嫌い)」という意見の子どももいれば、「水たまりができるから(雨が好き)」「水たまりでバシャバシャするのが楽しいから(雨が好き)」という意見の子どももいました。雨が好きという子どもは少ないと思っていたので、とても結果が意外で驚きました。これから、雨の日が多くなってくると思いますが、雨の日だけの楽しみ方・過ごし方を子どもたちと見つけていけたら良いなと思います。
朝の集まり後は、年長児の要望によりゲーム遊び(大根抜きゲーム・椅子取りゲーム・フルーツバスケット)を行いました。年少・年中児も数人いたため、年長児が年下の子たちにルール説明をしたり優しく誘導している姿がありました。さすが年長です。また、準備や後片付けも主体的に手伝ってくれました。年少☆ちゃんや年中◇くんは、ゲームに負けてしまって悔し涙を見せる場面もありましたが、勝ち負けというルールのある遊びをみんなで行うことの楽しさを少しでも味わえたのではないかと感じました。これからも、子どもたちのやりたい気持ちに寄り添って、さまざまな遊びを提供していきたいと思います。
(M・Y)

みんなで電車ごっこ

山の穴の中に、何かいるかな?
◆水遊びしたい(にじグループ)

トンネル作りの⭐︎君、水を流す△君。
週明け月曜日。ジメジメ蒸し暑い日ですが、登園してくる児は元気いっぱい。
先週、冬瓜、かぼちゃ、スイカの苗木を植えましたが、「水やりやってあげる」と子どもたちにも少しずつ興味が広がっているように感じられます。みんなで大切に生長を見守っていきたいと思います。
年長児は、視力検査を行いました。「C」の形をしたものがどっちを向いているか。一人ずつ行いました。
片目ずつ確認するためガーゼで片目を隠すと「かっこいい!」「海賊みたい」と楽しそうです。
「みぎ!」「した!」「うえ!」「こっち(指差し)」と小さな記号もよく見えていました。
「なんでこれ年長さんだけなの?」
「小学校行って、お勉強するからかな」
「年長さんは静かに待っていられるけど、ゆりさん、ももさんまだ無理だからかな」と年長だけという特別感を味わいつつその理由を模索する年長児の姿が微笑ましく感じられました。
今日はジメジメと蒸し暑い気候でしたが、雨が降っていなかったので園庭の時間になると園庭と室内に分かれて遊びました。
「先生〜、水遊びしたいの!」と年少☆君。
築山でバケツを使って水を流す△君。
「砂場でお山作ってやってみようか」と誘ってみると「やるー!」とやる気満々。
保育士がシャベルで砂を山にしていく横で、☆君はトンネル作り、△君はバケツで水運び。どんどん形になっていく山と水が流れていく光景が楽しいようで「(水が)コーヒーみたい」「リンゴジュースかな」とイメージが広がっているのが伝わってきます。
途中からそらグループ、うみグループのお友だちも集まり「水流れないからここもっと掘ろう」「トンネル作ろう」とグループの枠を超えて子どもたち同士の関わりが盛んに行われている姿が居心地の良い空間であると感じられる場面でした。
ジメジメと蒸し暑い空気。梅雨の時期が近づいてきていますが、「水遊びやりたい」という姿が見られたように水遊びが楽しくなってくる季節。この時期ならではの楽しみをたくさん見つけていけるといいなと思います。(O.Y)

グループの枠を超えて大きな山が出来上がりました

「海賊みたい。」年長児だけの視力検査。
◆種の成長(そらグループ)

綺麗なお山座り
朝の集まり。今日はいつもと少し違います。机と椅子はありません。子ども達は遊んでいたおもちゃを片付けて、続々と集まってきます。早く来たひまわり組の〇ちゃんは、お山座りをして静かに待っています。後から来た子達も周りを見てお山座りで待っています。あまりにもお山座りが綺麗なので、「写真撮らせて」と言うと、先ほどより綺麗なお山座りになっていました。朝の集まりの時間中、殆どの子ども達が綺麗なお山座りで静かにお話を聞くことが出来ていました。
園庭遊びでは、金曜日に植えたピーマンの苗に水をあげに行きました。もも組とゆり組の数人の女の子が一緒に行ってくれました。小さい如雨露が3つあったのでそれを借りて水を入れて2階のプランターまで持っていきます。階段を上る時、如雨露を持っているもも組の子どもたちに、ゆり組の子どもたちが「ゆっくりだよ」「下見てね」と教えてくれていました。ひまわり組の背中を見て、ゆり組の子どもたちも少しずつ成長しているのだと感じました。水やりもゆり組が「こっちにも水かけて」ともも組に教えながら上手に行う事が出来ました。
ひまわり組の数人の子ども達は、そらグループで芽が出るまで置いておいた、ルッコラと大根と人参と葱のトレーを持って園庭に行きました。畑で良さそうな土を厳選して、プラスチックの容器に入れます。土を入れたら水をあげ、芽が出ている種などを植えていきます。一粒ずつ丁寧に植えていきます。ルッコラと大根の種は成長が早く、多くの種から芽が出ていて、なかなかトレーから取れません。それでも一生懸命植えている姿は、まるで野菜を愛して育てる農家の人の目だと感じました。
これからどんな風に野菜たちが成長していくのか、子ども達と一緒に育てていきたいと思います。
F・A

ピーマンにもお水あげよう

力を合わせて水あげ中

Posted in 園のこだわり