◆5月12日(水)の子どもたち
2021年05月12日 水曜日
◆のぼってみようかな(つぼみ)
よいしょよいしょ
今日も園庭に出てみたり保育室でゆっくり過ごしてみたりそれぞれに、心地のいい時間を過ごせるようにと関わっています。
園庭では、つぼみ組の保育室から、ずっと先の築山の方に行ってきました。子どもたちのハイハイでは、ずいぶん距離があるので今回は散歩車に乗って築山まで・・。到着して散歩車から降りると〇くん自分からハイハイで移動しています。そのうちに、築山を自分で一生懸命登り始めます。
「○×▽!!」ハイハイの手が出るたびに喃語が聞こえてきます。楽しそうな声にこちらも楽しくなります。登っていくと、徐々に傾斜が強くなっていきます。ちゃんと気が付いた〇くんは時々後ろを確認します。何度か振り向いてみた〇くん。やっぱり怖いなと感じたようで腹ばいの姿勢に変えて、ずるずると自分で降りていきました。
挑戦することも、やめてみることも、ちゃんと自分の気持ちで決めた〇くん。心の逞しさを感じます。どんな姿も、子ども達の感じた気持ちに寄り添える大人となって、一緒に共鳴していきたいと感じました。U・A
お部屋遊びも楽しいよ
お砂遊び
◆楽しそう! 何だろう? (ふじ)
ゆりかごスイング!一緒に乗せて! 揺らしたい!
新しい環境にも少しずつ慣れてきた様子が見られるようになってきたふじ組の子どもたち。
日々過ごす中で、笑顔も見られ、それぞれ好きなものや気になるものに手を伸ばし、自分からという姿も出てきています。
園庭での遊びもひろがり、いろいろなところで、面白そう!気になる~とそれぞれが発見しています。
クラスの友だちの存在も気になり始めているのかなと感じる場面もあります。
ふわふわの子どもたちは、友だちが使っている玩具に手を伸ばし、「あっ~!」と言いながら引っ張ってみたり、顔を見合わせて笑いあったり、同じ場所にいるということを感じながら触れ合っています。
わくわく、きらきらの子どもたちは、お友だちの楽しそうに遊ぶ姿から真似したり、自分もやってみようとする姿につながっています。
子どもたちの今の姿を大切にしながら、子どもたちの心が動くような環境を整えていきたいと思います。(O.A)
何を作ってるのかな~ お砂入れるの手伝うよ
小判落とし 楽しそう~ 仲間が増えてきました
◆ミズミズ(ミミズ)いるよ! (きく・たんぽぽ)
動く?動く?
今日は曇り空で涼しい天気です。こんな日は虫もでてきているかもしれません。
外遊びの準備ができた子どもたちが、テーブルの席に着いて楽しそうに話をしていました。昨日の話なのか、お家の話なのか、今日の作戦なのか、、、時々笑っていたりと、お友だちとの会話がはずんでいます。その楽しそうな様子をみながら、一人、二人と、支度をすませた子どもたちが加わっていきました。
歌で名前を呼ぶので、そのお友だちがどこにいるか探して教えてね、と伝え、手遊びで一人ひとりの名前を呼んでいきました。手拍子をしながら、〇〇ちゃんはどこですか、と歌うと、キョロキョロと見回して探しながら、ここだよ~、と指をさして教えてくれました。いつも同じ子ども同士で遊んでいるようですが、ちゃんと全員のことをみていて、わかっているのだな、と嬉しく感じました。
今日はダンゴムシやテントウムシに会えるかな、、、と期待を膨らませながら外階段に向かいます。するとベランダのプランターで、もう早速虫を発見したようでした。土があるところには、虫がいる、とのようです。
園庭の草木の茂みの、湿った土でミミズを発見。お皿にのせて観察してみました。すると、あっというまに水色の帽子が集まり、帽子のおしくらまんじゅうのようになっていました。ミミズ、と言っているつもりが、ミズミズ、となっている☆ちゃんのかわいい言葉もとびだしました。
ハサミムシも見つかりました。じっとしているハサミムシに、動け、動けとさわっていたのに、動きだすと
ヒャーっと言って逃げ出す子どもたちでした。ミミズがヌルヌルっとお皿から抜けだし始めると、ヒャヒ、ヒャヒっと騒ぎながら離れていこうとするのですが、後退りをしながらも目は離せず、興味でいっぱいなようでした。
もうすぐ雨の季節がはじまり、雨上がりの園庭でどんな虫にであえるか、、、子どもたちの反応が楽しみです。
ふるいにミミズを入れて、園庭を歩き回りながら、子どもたちに見せてあげていた◇くんは、部屋に入る時に、「ばいばい。」と、暗い茂みに帰してあげていました。優しい気持ちが育っている子ども達が嬉しいです。(F.S)
じーっくり、じーっくりと、自分の車を走らせて遊びこみ中。

今日たんぽぽ組に入ってくださった保育者が読み聞かせをしてくれました。何冊も何冊も、、真剣に時にはおちゃらけて聞いていました。絵本が大好きな子どもたち、こういう時間も大切にしていきたいですね!
◆混ざり合う(うみグループ)
このお腹、誰だろう?目を開けずに当ててみて。
うみグループの特徴の一つに、『広く浅く』という姿があります。
1つの事にのめり込んで来る日も来る日も同じ遊び続ける、というより今日はこれ、そして次はこれ・・・というように色々なことを広くやってみるというタイプです。(この先没頭する何かと出合うかもしれませんが・・)
だから保育者側は、(今日はこれをやっているのかー。昨日の続きは後にしよう・・)と様子を見ながら遊びを見届けます。
そして今日。
ロフトの下から聞こえてくるわらべうた。 かーごーめかごめー、うしろのしょーめんだーれ?
ケタケタケタ…と笑い声が続きます。
その笑い声につられて次々集まってきます。
うしろのしょーめん、だから後ろにいる人を目を開けないで当てるのよ。途中解説、説明を加えながらだんだん上手になってきました。
そっと髪の毛、ほっぺ、ズボン等々触りながら予想をたてます。
気付くと、ひまわりも、ゆりも、もも、全部の年齢が混ざり合っていました。
大きい児が小さい児の手を引いて伝える・・・もうすっかり板についています。
皆がおなじ温度で楽しい気持ちで遊べる姿でした。
思わず仲間に入って、かーごーめかごめー・・・と歌って楽しみました。
園庭に出るとどこに行ったか分からないほどみんなはちりちりに散って思う存分身体を動かしています。
昨日、築山の上から流した水で出来た水路をふさぐためにあれやこれやと考えて、プランターまで動かしてやってみた実験。続きがあるかと思いきや今日は全く手も付けません。
昨日で満足したという事か。そう、広く浅くというより『一瞬でやり遂げる』
そこには一人の力ではなくぎゅっと力を合わせる団結力があります。
(N・S)
なんとも幸せな笑顔
ふじ組の時、先生に言われ続けた事、弟に伝えます。「帽子かぶって!」
◆野菜を育てる(にじグループ)

園庭に虫が多くなってきました。
過ごしやすい気候の中で子ども達が盛り上がっているのは虫探し。
重いプランターを移動させて幼虫を探してみたり、タイルの隙間を覗いてアリが出て来ることを待っていたり、虫探偵達がたくさんいます。
そして虫だけでなく、花や葉っぱなどの植物に目を向け、新しい発見をしてくれる児もいます。
今日は園庭のプランターに野菜の苗を植えました。
とうもろこし・きゅうり・ピーマンです。
にじグループのプランターにもスイカ・かぼちゃ・冬瓜の苗を植えます。(明日以降)
冬瓜以外の野菜はよく食べるわかりやすい物ですが、あまり馴染みのない冬瓜を子ども達に紹介すると頭の中に?が浮かんでいるようでした。
園の給食ではよくスープやお味噌汁の中に入っていることを伝えると、年長児数人が「あ、わかったかもしれない」とつぶやいていました。
写真を見ながら皮は緑、中身は白、95%が水分でできているという特徴を伝えると「だから味があんまりしないのかぁ」と納得したように頷きながら話す男児もいました。
食べられる野菜になるまでには大切に育てなければならないことを伝え、苗を植える土も園庭の土とは違うことや、植物が育つためには太陽や水が必要なことなど、子ども達と一緒に考えながら話していると、苗の水やりも園庭での苗植えもたくさんの子ども達が参加してくれました。
また、瓜系の野菜が多く、きゅうり、かぼちゃ、スイカ、冬瓜の葉っぱの形が同じことも新しい発見でした。
園庭で育てる野菜にはパワーがあるようで、給食では「野菜だけちょっとにする」と言っている児も自分たちで収穫した野菜は「食べてみる」と言ってくれます。
収穫までしばらく時間がかかりますが、成長記録を撮りながら子ども達と収穫まで楽しんで観察していけたらいいなと思います。
そして、食べられる野菜のレパートリーが少しでも広がり、食への興味につながるような関わりをしていきたいと思います。K.Y


◆なんでも食べると元気になるんだよね(そらグループ)
なんでも食べると力が湧いてくる話に夢中です。
エプロンシアターで身体の中のお話をしてから子ども達がよく「バナナうんち出たよ」と良いうんちが出た事を報告してくれるようになりました。今日もみんなに「バナナうんち出た人」と聞いてみると、「はい」とみんな元気なうんちが出ている事を知らせてくれました。中には「ベタベタうんちだった」と言う報告もあり、お腹痛かったのか、食べすぎたのかという話をしたりしました。色々なものを良く噛んで食べるといいうんちも出るし、元気になる事を話をすると関心を持って聞いていました。
そこでエプロンシアター『ピーマンマンとバイキン』のお話をしました。ピーマンマンは、野菜もお肉もご飯も嫌い、好きなのはお菓子だけです。そこにバイキンが来てお腹痛バイキンをばらまいていきます。弱ってシナシナになっていたピーマンマンは、力も出なくてやられてしまいます。子ども達から「ご飯食べないからだよ」「野菜美味しいよ」「お肉も食べたらいいのに」と言う声に、ピーマンマンが食べてみると、「おいしい」と言う声に子ども達は、「ほら、美味しいでしょう。ぼくもすきだよ」という自信たっぷりの声が聞かれました。ちょっと好き嫌いがある子は、小さくなってお友達に隠れながら見ていました。
そんな姿を見て、本当は何でも食べなくてはいけない事は分かっているという子どもの中の葛藤を見た気がしました。ピーマンマンは、何でも食べて元気になってバイキンマンをやっつけました。子ども達は「やった。ほらお肉食べると力がでるんだよね」「トマトだっておいしいよね」とピーマンマンに言い聞かせているかのようでした。何でも食べられる自分たちの方が、凄いと言う自信のようなものがあるようでした。
自信たっぷりになって今日は大きくなったか重くなったかを調べに身体測定に行きました。もちろん、みんな大きくなっていました。
エプロンシアターを壁に付けて触れるようになっています。取ったりつけたりしながら、うんちの状態やからだのしくみ、栄養の事などに関心が深まってきているようです。
M・K
お腹に中とうんちを動かしながら体の中を知っていきます。
身体測定、着替えも1人で脱いできれいにたためます。名前を言って量っても洗いました。大きくなりました。

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