りかい
2021年01月18日 月曜日
1歳から2歳で言葉が出始めてきます。保育園は集団生活なので子どもたちも自分の思いが他児に伝えられることは、遊びをスムーズに展開させることになります。しかし、言葉寄りがまだ出にくい年齢では手や口が先に出てしまうことがあり、それが引っ掻きや噛みつきとなって表れることもあります。引っ掻きや噛みつき自体が目的ではありません。言葉の発達によって必要のなくなっていく行動です。言葉が伝えられるということは子どもにとって大きな行動の変化につながっていきます。
子どもも大人も言葉によって相手を理解し、納得し協力していきます。2歳児を見ているとまさにそのとおり行っているのが分かります。隣の子の遊具を見ていると欲しくなって「かしてください」と言葉に出していう前に手が出てしまうことがしばしばあります。保育士は二人の様子を見計らって手を出した子に「ほかのKが使っているものが欲しい時は、なんて言ったらいいのかな?」と様子を見はからって話します。そこで「かしてください」「まっててね」などのやり取りを覚えていきます。『理解』と『納得』を覚えていきます。
大人でも理解するということが会話のスタートになります。理解できなくても理解しようとする姿勢が理解するよりも大切だと思っています。
園長
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