◆1月29日(金)の子どもたち
2021年01月29日 金曜日
◆自分でやりたい (つぼみ)
自分で何でもやろうとすることが増えてきたつぼみ組の子ども達。
自分の持ち物はもちろん、お友だちの持ち物も覚え、「どうぞ」と渡すなど、お手伝いをしようという気持ちも少しずつ芽生えてきています。
一番それを感じるのが食事の場面です。
離乳食も進み、ほとんどの児がふじ組に近い幼児食になり、自分のペースで食べるようになってきています。
カゴから自分のエプロンを探して首にかけたり、食後にタオルで口や手を拭こうとしたり、カバンにしまおうとする子も増えてきました。
初めは食べさせてもらうことが当たり前だった子ども達が、食べ物に手を伸ばし手づかみで口いっぱいに詰め込みながらも一生懸命自分で食べて、今では少しずつスプーンに興味を示しこぼしながらもすくって食べようとしています。
保育士が手伝おうとすると、「やめて」と首を振られてしまうことあるくらい、自分で食べることが習慣づいてきました。
もちろん、嫌がられても介助が必要な部分はありますが、【自分でやりたい】という気持ちを大事にしていきたいと、日々保育士間で確認し合っています。
これからも、いろいろなところで見られる子どもたちの【自分でやりたい】という気持ちに寄り添っていける関わりを心がけていきたいと思います。(E.Y)
◆雪とかけっこ(ふじ)

2人繋ぎから6人へ。
まずは昨日の夕方。
みんなが起きてすぐ、パラパラと雪が降ってきました。気温もグッと下がりました。
「あめだ~!」と子ども達は雨だと思っている様子。
「さむ~い」と自分の手で自分の体を抱きしめている子もいます。
プールネットの上にかすかに雪が積もっていたので、おままごとのお皿でかき集めお部屋に持って入りました。2人の男の子が何度も「先生、ありがとう!」と言ってくれ、心が温かくなりした。
大胆にかたまりをわし掴む子
みんなの様子を見て慎重に手をのばす子
触らないと決め手にしない子
反応は様々ですが、雪を楽しんでくれました。
中には、生まれて初めての雪だった子もいたと思います。
今年は雪の予報があってもなかなか降ってくれませんでしたがやっと冬を感じられて良かったです。
夜も寒くなる、、ということで水を張って凍るかな、、と明日のお楽しみも作りました。
そのことを覚えていた〇くんは靴を履くと水を張ったタライを指差していました。
結果は、、、残念、、、水のままでした。しょんぼり顔の〇くん。
「こおりじゃないよ、なんで?」と疑問。もっと寒くないとできないのかなと答えるとふ~んとまだ不思議な様子。まだ分からなくてもいつか分かる時が来ます。
「なんで?」「どうして?」は、考えるきっかけや新たな発見にもつながるので大切にしていきたいです。
「いち、にー、さん、し」 準備運動をしてから外に出ます。
かけっこをして身体を温めます。
「気をつけピッ! よーいドン!」で一斉に走ります。フライングをする子もチラホラ・・でもそれが楽しい。ゴールすると、みんな「いっちばーん」と嬉しそうです。
今は「競争」ではなく、よーいどんでみんなと一緒に走るのが楽しい、ただそれだけ。それだけで十分なのです。
ひとりで走ってたはずなのに、気が付くとお友だち同士で手を繋いで走っています。
でも走るスピードは違うので転ばないかとヒヤヒヤ、、。足の速い片方の子に「ゆっくりね」と一言声をかけると、手を繋いでいる子に合わせて走っていました。
お友だちを思いやる気持ちが育っているようで嬉しく思いました。
チューリップの芽が2本出てきました。
チューリップの赤ちゃんと伝えると、イメージがついたようで「赤ちゃん、赤ちゃん」と独り言のようにつぶやいていました。
何色のチューリップがいいか聞くと、その場にいたほとんどの子が「ぴんく!」と答えています。
もっと暖かくなったらお花が咲く。とも伝えました。
きっと進級して、きく・たんぽぽ組(2歳児クラス)のお部屋になった頃かな・・?
何色のお花が咲くのかそれまでのお楽しみにしたいと思います。
それまでは、観察してチューリップの成長を一緒に感じていきたいと思います。
春が来るのが楽しみです。
(I・K)

雪ってつめたい!
ちょっと休憩。
◆凧揚げ納め。次は鬼退治(きく・たんぽぽ)

鬼だぞー! プレゼントを返せ~!! この後、鬼が増えました。
一月も終わりに近づいています。年明けにみんなで作った凧は沢山遊んだ証拠に袋には沢山の皺が付いてくしゅくしゅになっています。それに気づいた子ども達は『もうこんなになっちゃったよ』とその姿さえも嬉しそうに報告してくれました。楽しかった凧揚げもお持ち帰りにしようという事で、今日が凧揚げ納めです。
今日は風があったので今までで一番の凧揚げ日和。『先生すごいよ!凧が膨らむ!!』と喜びが隠せず、子ども達は沢山走っていました。凧揚げならぬ凧揚げ追いかけっこのようになっていたように感じますが『まてまてー』と腕を上げ、凧が泳ぐ姿はやはり凧揚げ。みんなで『わははは』と大きな声を出しながら楽しめ、良い凧揚げ納めになりました。
昨日現れた赤と青の巨大な鬼。『おにはーそと!』と鬼退治に励んでいる子ども達は『もっと豆作らないと!』と気合が入っています。
巨大な鬼にびっくりしてしまう子もいるかもしれないので巨大鬼が現れる前に鬼に少しでも慣れてもらおうと思い、部屋に小さな鬼を準備していました。おにはーそと!の掛け声は知っているものの、何故か子ども達の中で【鬼はサンタさんからもらったプレゼントを奪った】という設定になっているようで、豆を撒く時の掛け声が『プレゼントを返せー!』『サンタさんからもらったプレゼントを返せー!』と毎日鬼と戦っています。大切なプレゼントを取られたのならこの気合の入れようは頷けます。そんな様子が続き、今日、ついにリアル鬼が登場しました。自分で作った鬼のお面を身に付けた〇くんは、豆まきを楽しんでいる友だちの輪に入っていきました。すると、両手を前に突き出して一言・・・『鬼だぞー』。〇くんの一言を聞いた子ども達は『鬼だ!やっつけるぞー!』と更に気合が入り、豆を撒きながら『プレゼントを返せー!』とあの言葉が飛び出しました。『うぉー!』と鬼がうなります。豆が当たって倒れても尚、何度でも生き返るのがこの鬼の特性。『きゃーまた起きた!』といつまでも楽しむ子ども達でした。
作られた鬼をやっつけるのも楽しいですが自分が鬼になってみるという発想は新しく、子ども達は本当に『楽しい』を探すのが上手だなと感じました。この調子で鬼退治、頑張ってもらいましょう。
K・E

最高の凧揚げ日和でした。
「梅の花がもうすぐ咲くね。」と、梅木のつぼみを眺めていたら、☆ちゃんが「咲いてる。」と、御日様によくあたる上方に小さく咲く梅の花を見つけました。
◆自分のイメージしているもの(うみグループ)

自分のイメージ通りに
保育士が持ってきた大型絵本を見て「『あ』がみえた。何の話かわかっちゃった」と子どもたち。「あかずきんちゃんでしょ」とみんながよく知っている話を食い入るように見ていました。
話の内容を知っていても、この先どんなことになるのか知っていても、『知っているから見なくてもいい』『内容を知っているからおもしろくない』と言う児が1人もいません。
それぞれの楽しみ方ができるよう、提供していきたいと思います。
しばらくの間、折り紙は保育士管理になっていました。
どうしてか?子どもたちに尋ねると、
「誰が作ったのかわからないのが落ちていたから」
「無駄にしている子がいた」
子どもたち自身、よくわかっています。
それならば、どうしたらよいのか?みんなで考えてみました。
そして今日から、また様々な色の折り紙が子どもたちの手の届く場所に置かれることになりました。
折り紙だけではなく、部屋の中のすべての玩具においても同じことがいえるねとの話もしました。うみグループの40人がみんなで気持ちよく過ごせるようにするには・・・
「一人ひとりが使ったものをきれいに片付けよう」
「きれいに使ってないのを園長先生が見たら、サンタさんにプレゼント頼んでくれないかも」と心配する声も聞かれました。
一人ひとりの意識がいつまで続くか・・・期待したいと思います。
集まり後、もも組の子どもたちは劇遊びで使う「オオカミとぶた」のお面作りをしました。自分がやりたい役を選び、クレパスで塗っていきます。
「オオカミって何色?ぶたって何色?」
「ブタはピンクがいい。肌色のもいると思う」
確認した後に塗り始めた子どもたち。
「可愛くしたいから、カラフルなぶたにする」
「ぶたに見えるように肌色にするね」
「リボンも付けたんだぁ」
「三つ編みしてるの」
「怖いオオカミに見えるでしょ?」
自分が演じたいオオカミ、ぶたのイメージをしっかりと持ち表現しているのが伝わってきました。
たくさんの可愛い・かっこいいぶた、こわいオオカミが出来上がりました。(M.C)


◆はじめての家、はじめての舞台。(にじグループ)

今日は朝からホールへ。
年少児→年中児→年長児の順番で懇談会の発表の練習をしました。
まずは年少児。
初めてぶたのお家を使って練習をしました。毎日の練習で自信もつき、だんだんと声も大きくなってきました。4つの役がありますが、一人だけがセリフを言うのではなく、みんなで合わせてセリフを言う姿が可愛らしく、子どもたち自身も楽しんでおこなっています。
おおかみがえんとつからレンガのお家に入ってくるシーンでは、まるでジャックと豆の木の木を登っているかのように煙突に上る演技をしてくれました。 こぶたたちが鍋を準備している間、おおかみは煙突をのぼり続けるので、かなり長い煙突が観客側からはイメージできます。「どんだけのぼるのー!」とお客さんの笑いを誘うこともできました。
続いて年中児。
舞台での練習がはじまりましたが、環境が変わっても素敵な演技を見せてくれました。休みの児がいたため、一つ役が空いてしまうと「○役、代わりにやるよ!」「2回やろうか?」と状況を考えてすぐに発言してくれる年中児は、保育士の行動も年長児の行動もまわりの友だちのことも本当によく見ています。
最後に年長児。
年長児ははじめて舞台の上へ。年長児の発表はまだ、年中児・年少児に見せたことがないため「見せたい!」と言う児もいたのですが、あともう少し温めたいと思います。お母さん・お父さんをびっくりさせたい!ゆり組もも組もびっくりさせたい!と意気込んで練習しているので、発表するときの子どもたちの表情も楽しみです。準備から片付けまで保育室と同じように頑張る子どもたち。できないことは助け合い、できるようになるまで一緒に頑張ります。そんな姿に日々励まされます。K.Y

◆
お別れ (そらグループ)

素敵な片付け方。
今日は室内、ベランダ、園庭遊びを行いました。
室内では広場で「お別れ会」の後にゲーム遊びを行いました。登園が本日で最後のこどもがおりましたので楽しい思い出を全員で過ごす時間をあえて設けています。「俺手紙書いたよ」と寂しそうにいうこどもや、退園するこどもの隣に座って少しでも一緒にいる時間を作っていたりとこども達同士の見えない絆がしっかりと見えた事に感動しました。
ベランダでは遊動車を使って遊んだり、鬼ごっこをしました。
こども達はベランダならではの空間で遊ぶ「楽しい遊び」を見つけています。
こども達のその空間にあった遊びの見つけ方は大人では考えられない事も多いです。
狭い空間だからこそ鬼ごっこなんて…と思いますが、端から端まで鬼からただ逃げるというこの行動にこども達は大興奮です。
この縦の距離や横のスペースがスリルや周期が丁度良いのかもしれません。
遊動車で遊ぶこどもや鬼ごっこをするこども、混雑している様でしっかりとそれぞれがそこで存在意義を持って活動している姿にこども同士互いを尊重し合っていると感じます。
園庭遊びではドッジボールや鬼滅ごっこ、砂場遊びやホッピングに縄跳びやフラフープ…etc。
様々な遊具で遊んでいます。
こども達は自分の発達に合った遊びを選択します。楽しいかもしれないと思える自分がいるか、そしてそこで楽しめる自分がいるか、簡単すぎるのか、ちょうど良いのか、難し過ぎるのかなどがありますがここでの丁度良いという定義は「簡単か難しいか」ではなく「簡単でも楽しめる、難しくてもやってみたい」という思いなのかもしれないと感じます。また、大人がいくら誘っても気分が乗らない時や、嫌いな遊びは行わないこども達がいます。しかし、それが集団遊びになると少し違ってきたりもします。(我慢したり譲歩したり等)
こども達の今の気持ちや発達をしっかり感じながら、コレだったら…?と遊びを通して学びやふしぎを体験するこどもの姿をしっかり見ていきたいと思います。
☆くん、今までありがとう。
☆くんのこと忘れないよ。
またいつか会う日まで。
そらグループのこども達、先生達より。
※そらグループは来週から新入園児が来てくれます。
k★y


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