◆1月21日(木)の子どもたち
2021年01月21日 木曜日
◆やり取りの楽しさ(つぼみ組)

いたー
今日は天気がよく気温も少し高くなったので、園庭日和になりました。
いつものようにミッキー体操が終わり、保育士がタンバリンを持ってくると「あっ」と嬉しそうに保育士のそばに集まって、名前が呼ばれるのを待ちます。順番に呼び、「は・あ・い」とタンバリンを叩いていくと「自分の番だ」と感じたようで〇くんが立ち上がって保育士の方に目線を送っていました。「〇くん」と呼ぶと嬉しそうにタンバリンを叩きました。
園庭へいく準備が終わり、テラスへ出ると靴箱から自分の靴を持って座るのがルーティンのつぼみ組さんですが、□くんがいつも靴を片方持って座るのですが、今日も片方だけ持って座ろうとしたときに☆くんがもう片方靴箱に残っていることに気が付いたようで、すぐに□くんに靴を渡していました。自分のものだけでなく、お友だちのものも次第に認識できるようになってきたようです。
園庭に出ると必ず行くのがテラス前の滑り台。つぼみ組のほとんどの児達が階段を上って滑るので、つぼみ組だけの長い列ができます。滑るのが大好きな◎くんは何度も滑り台を滑ってはまた階段を上り滑るを繰り返しを楽しみました。
そして、園庭に出ると必ず聞くのが「バス」という言葉です。
固定遊具がある場所は道路が見え、車が曲がったり、進んだりする様子がダイナミックに見られる場所でもあります。そこへバスが大好きな□くんの姿が今日もありました。固定遊具に乗り、道路を見つめ、次々に現れるバスやタクシーに向かって「ばすー」「ばす、いない」「ばす、いた」「たくしー」「ばいばい」とたくさんの言葉が出てきました。
言葉も単語だけでなく、二語文が出てきて、遊ぶ中での大人や子どもたち同士の会話がより楽しくなってきたように感じます。
保育士がボールを持って、◇ちゃんのところに持っていき、転がすと上手にキャッチをします。保育士が「◇ちゃん、コロコロしてごらん」と伝えるとボールを押して転がしてくれました。「上手だね。もう一回。」とまた保育士が転がすと上手にキャッチし、転がし返します。その後も何度かボールのやり取りができ、キャッチボールが出来るようになりました。
園庭での過ごす姿を見ていく中で、子どもたちの行動ひとつから成長を感じる日になりました。これからも子どもたちの成長した姿を見逃さないように見守っていきたいと思います。
(k.h)

お友達の靴を渡したら自分のも持って

つぼみワールド
◆盛り沢山(ふじ)
こぼさないように・・・
ウッドデッキにみんなで座って出席をとりまーす。
お外だから大きな声でお願いしまーす。
体操の後の呼びかけでみんなが集まってきました。
「はーい。」と大きな返事が返ってくる子、手を挙げることで示した子、目力で合図を送ってくる子・・・それぞれの返事の後今日の予定を伝えました。
今日はぽかぽか陽気です。園庭で遊んだあとで、ちょっとだけお散歩に行きましょう。
ちゃんと覚えているかな?
最近本当に感じる子どもたちの遊び方の変化。
視線の先にある物はお友だちの姿です。
よく観察し、よく聞いて、いいなぁと思う事はすぐに真似します。
刺激し合って高め合ってぐんぐん成長していることを毎日感じます。
クライミングが出来る子も増えました。
2歳組の遊びに便乗する子もいます。
タライの氷も一緒に触らせてもらいました。
おいで、と誘わなくても自分の興味に向かって、みんなちゃんと進んで行きます。
自分のイメージを伝える様子がはっきりわかります。
みてみてーと言う言葉が増えてきました。
地面に描いた絵も、これ何?と聞くとちゃんと説明してくれます。
今日の◎ちゃんの作品は、「さかな」でした。その続きがあります。
さかなからつのが出てきました。
ちゃんと「つの、出た。」と教えてくれます。
うん!納得。 そう感じることが本当に増えてきました。
確かめる姿も出てきました。
自分でやって確かめる。 とっても大事なことです。
こぼさないように・・・ってどうやって? ゆっくりゆっくりちょっとずつ。
いっぱいってどのくらい? 全部入れてみよう。溢れた分は多すぎです。
遊びの中でしっかり実験中です。
その経験は、後に色々な物に入れ替わり頭の中で想像して自分なりの答えが出ます。
見ている方もわくわくします。
そろそろ行こうかな・・・つぶやきも聞き逃しません。
あっという間にお散歩カーに集まって、中野車庫までぶらぶらを楽しみました。
順番にちょっとずつ歩いたのですが、いいもの見つけよう!と気合を入れて、お花やきれいな石、バスにトラックにごみ収集車・・・
オオゼキの前ではやきいものにおい、あーおいしそう・・・自然とやきいもの歌を口ずさみます。
みんなで歩くと心が弾みます。
楽しいお散歩でした。(N・S)
はい、ってお返事できました。
お尻を洗ってゴシゴシゴシ。(2歳組と一緒に)
◆がんばりマンがいっぱいです (きく・たんぽぽ)

ジャンパーを畳むのも上手になりました
登降園玄関からお部屋に戻るのも日を追うごとに習慣づき、玄関では『ちゃんとお靴(下駄箱に)しまってきたよ~』と得意げに報告してくる声が聞こえてきています。『こっち(右側)だよねー!』と階段を上る際も右側通行を守ろうと意識したりと、色々な場面で子ども達の頑張る気持ちがひしひしと伝わってきます。
お部屋に戻ると着替えが始まりますが、『ここやってー』と袖を引っ張る事や裏返しを手伝って欲しいという程度でだいぶ自分の力で着替えも出来るようになってきました。最近では『わたしが一番!』『ぼく早かったでしょー!』と友だちと競ってみたりと競争心も芽生え、自分の頑張った喜びを感じたりもしています。
そんな中、△ちゃんが靴下を一つにまとめられるようになった事がきっかけで靴下をひとつにまとめる事に力を入れる子が続出し、毎日コツコツと頑張る姿が目立つようになりました。「靴下の口と口をくっつけて・・・」等と伝え、『こう?』『ここは?』と一つ一つ自分なりに理解しようとしています。持ち方・力の入れ具合がなかなか難しいようですが、△ちゃんの丸まった靴下が羨ましいのと新しい取り組みの楽しさに魅了され毎日頑張っています。日々少しずつ丸まるようになってきた靴下を見て『あ、ちょっとできた』と喜ぶ子ども達です。
がんばる気持ちが溢れる子ども達。
明日もたくさんのがんばりマンが見られそうです。
K・E

巨大な段ボールを真っ赤に色づけ。何になるのかはお楽しみです☆
お客様・・・毎日ムクドリが2Fテラスのタライにはった水を飲みにやってきます。今日もムクドリの訪問に気づいた児が皆に教えてくれました。
◆自分の気持ちはどんな気持ち?(うみグループ)

ふーっと吹いてもなかなか上手くいかない時も、これって楽しいと☆君
最近、新しく本棚に入った「泣いた赤オニ」の絵本を読みました。47ページと長いお話です。真剣に聞き入る子どもたち。
読み終わってから感想を聞いてみました。
「楽しかった。」「どんなところが?」「う~ん。」
「面白かった」「どんなところが?」「人間が逃げていったところ」
「面白かった」「どんなところが?」「ぜんぶかな」
「なんか、悲しかった」「どんなところが?」「青オニがいなくなったところ」
人それぞれ感じるところは違います。それを自分の言葉で表現すること、どんなふうにというところまで考えていくとうまく言葉で表現することが難しい児もいるようです。
『読んで思ったこと、やってみてどうだった?こうするとどんな気持ち?』
自分の気持ちを自分の言葉で伝える経験をたくさんしてほしいと思います。
オニの話を読んだので、オニのパンツ柄を作ることにしました。
画用紙の色は黄色か黒。反対に絵の具は黒か黄色。
技法は、ビー玉ころがしか吹き絵。
自分の好きなものを選択しながら行いました。
吹き絵をやりたいと☆君。スポイトで慎重に絵の具を垂らした後は大胆に吹いていきます。
「これ、おもしろい」
表現遊びは恥ずかしいと消極的な☆君ですが、自分のやってみたいことに対してはとても積極的。もっとやりたいと長い時間集中して楽しんでいました。
「みて、できたよ」と素敵な笑顔を見せてくれた☆君。自身に満ち溢れていました。
園庭では、年長児を中心に「逃走中」が大流行。友だち同士、ルールを確認しながら楽しんでいます。タッチされたのに知らないふりをして逃げる児がいます。その場面でも、自分たちでやり取りをし、解決していました。
「ハンター(捕まえる側)になるのは嫌だからやめようかな」と呟く児に対しても、「なんでよ」だけではなく、きちんと話し合いをしながら説得しています。
大人が介入しなくても、自分たちで気持ちを伝え合い、ルールを守りながら遊ぶことができるようになっている光景に心の成長を感じます。
今まで保育士が仲裁に入っていたその役割を、今度はこの年長児が代わりに行っていってくれるのかなと感じています。楽しみです。(M.C)

ハンターに見つからないように隠れています。

泣いている友達を見つけて、どうしたの?と声を掛ける△君。自分の気持ちを上手く伝え合うことができない2人の仲裁に入ってくれました。
◆秘密厳守です(にじグループ)

今日はホールで劇の練習をおこないました。
極寒のホールに入ると「さむーーーい!」と身体がバタバタ動き出します。
窓を完全に閉めることはできないため、まずはダンスで身体を温めました。1曲踊るとすぐに身体は温まり、5曲目では汗が滲むほどでした。
「ダンスだけで時間がおわっちゃいそうだよー!」と冷静な女児からつっこみが入り、手話の練習がはじまりました。ホールの舞台に上がっておこなうのははじめてでしたが、いつも通りの様子で堂々と披露する子どもたちでした。
年中児は昨日役決めをした劇をやってみました。年長児・年中児はお客さんです。順番にやっていきましたが、演じる側も見る側も1、2回目とは思えないほど素敵でした。
「ままとぱぱをびっくりさせる」と意気込む子どもたちは、劇の内容を内緒にしている児も多いようです。ご家庭での様子を保護者の方に伺うと、子どもたち同士での約束を守り、可愛い嘘をついている姿になんだかほっこりします。それと同時に本当のことのように劇の話をできる子どもたちはすごいなあと感心してしまいました。ぜひ、子どもたちの話を疑わずに聞いていただけたらと思います。
帰りの集まり中、保護者の方がお迎えにくると「○くんのまま来た!ばれちゃう!」と年長女児はすぐに教えてくれます。劇中の話を保護者の方にする際にも「言っちゃっていいの?」「ばれちゃうよ?」と保育士の行動にも目を光らせています。
保育士たちの行動も注意して見ていてくれる子どもたちは劇に対する熱もあつく、みんなで作り上げようと全員で同じ方向を向いているように思えます。気分がのらず、みんなの輪の中に入れない友だちがいるときには「隣いいよ!」と座る位置をずらしてくれたり、近くまで迎えに行ってくれたり、全員が優しい気持ちで認め合い、受け入れる姿に温かい気持ちになりました。
年長児の発表が終わると「〇ちゃんすごい上手だった」と年中児が小さな声で声をかける姿がありました。素直に自分の気持ちを相手に伝えられることもとっても素敵です。
まだまだ劇の練習はこれからですが、子どもたちのように私たちも一人ひとりの姿を認め、気持ちが盛り上がるような関わりをしていけたらいいなと思います。K.Y


◆理不尽 (そらグループ)

おめでとうございます。
今日は朝からブンブンゴマの土台作りを行うこどもがいました。今週で沢山のコマができてきました。穴を開けるのがもったいないくらい素敵なカラーリングはマッキーとシールで彩られました。
保育園という環境で生まれる昨日の続きや明日への期待が我々保育者の目に見えてくるとこども達の目的を持った活動に主体性が見えてきます。それが玩具であったり造形やゲーム遊びなど個であったり集団であったり様々です。
こども達の自由な活動の時間を設けつつ、今、横の活動としての「表現の時間」を煮詰めています。
集まりでは今日は誕生児がいたので前に出てお祝いをし、好きな本を読みました。
大きくなったらカナヲになりたいと言っていました。(鬼滅の刃の栗花落カナヲ)
沢山のこどもや保育者におめでとうと言われとても嬉しそうです。
その後、年齢別に分かれて活動を展開していきます。
「○役の歩き方が良かった」←なり切っていました。
「○役のダンスが素敵だった」←キレが良かったです。
「○役の顔が可愛かった」←そうですね。
こどもなりの良い所を言ってもらうとこどもなりの視点とこどもなりの言葉で教えてくれます。
首を傾げながら○君の良い所…えーっと…と考えるこども達に嬉しくなりました。
振り絞って出てきた言葉が、「○君の洋服が良いね」と求めていたそれとは違いましたが嘘偽りのないその言葉に言われた本人は嬉しそうです。
園庭では様々な遊具を使用して遊んでいました。
数に限りがあるものは順番に行います。
そこでは「待つ」「ルール」「順番」「譲り合い」「我慢」「葛藤」など様々な成長に必要なキーワードが生まれてきます。
そしてそこでよく耳にしてしまうのが「貸して?」です。疑問系ならまだ受け止められそうですが、「貸して」と指示もしくは強制的なシーンであれば言われたこども達も納得はしません。
「なんで勝手に使うの?私使ってたよ」
「え?だって、貸してって言ったじゃん」
「良いよって言う前に使わないでよ」
「貸してって言ったら使って良いんだよ」
この様なやり取りもざらではありません。
保育者として双方の思いに寄り添いながら解決策を自分達で導いてもらう為に介入ふる事もあります。
理不尽を経験する事はとても嫌な体験ですがとても良い経験になります。
我々の見ている目の前のこども達の理不尽を止めても見る事の出来ない真後ろではこども達の理不尽が溢れかえっています。
こどもを信じるからこそ目の前のこども達との関わりを大切にしなければならないと思っています。
k★y

こんなに増えました。

先生にあげたい。

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