2歳児だっておねえさん
2020年12月25日 金曜日
土曜日保育での出来事です。1歳児と2歳児が園庭に出ようと、身支度を整えていました。自分で出来るところは挑戦したり、できないところは手伝ってほしいことを言葉やしぐさで表現したり、それぞれの発達で保育者の援助も変わります。
2歳児の〇ちゃんは、室内で保育者に甘えながら抱っこを求めたり遊ぼうとせがんだり、外へ行く気配はありません。〇ちゃんが自ら行きたくなるまで一緒に遊んでいました。しばらくすると、どのタイミングで気持ちが切り替わったのか「お外行く」とジャンバーを持ってきて着せてほしいと言います。きっと〇ちゃんは、普段は一人で着られるのだと思います。でも、今は普段あまり触れ合わない保育者にちょっと甘えたいようです。「一緒にやってみようか」と少し手伝いながら準備万端整いました。
次は、外靴を履きます。テラスへ出ると大分前に支度を終えていた1歳児の◆君と△君が、靴を履くのに悪戦苦闘しています。自分でやりたいけどなかなかできないようです。そこで「◆君たち一生懸命頑張っているね。でもなかなか履けないみたい。〇ちゃん履き方を教えてあげてくれる?」とお願いすると、さっきまで「やって~」と甘えていた〇ちゃんは、さっさっと隣で靴を履いて見せてくれました。
1年前は〇ちゃんも靴を履くのに悪戦苦闘していたはず。でも今ではこんなにスムーズの履くことができるようになり、そんな姿に感動です。そして〇ちゃんは、◆君のお手伝いをして靴を履かせてあげました。自分が履けても、人に履かせるのは少々難しいので、さりげなく手を添え援助しましたが、おねえさんとして頑張る姿に2度目の感動です。
時には甘えたり、時には頑張ったりしながら子どもたちは日々成長しています。甘えたい時にはしっかり気持ちを受け止め、安心して次へ進めるようこれからも温かく見守っていきたいと思います。
今年もあとわずかになりました。様々な変化に気持ちが追い付かず、自分なりに反省することがたくさんある年でした。ただ、今年の目標であった「学ぶ」がたくさん出来た年でもありました。振り返ると少しは成長できた部分もあるかな・・・と自分を励ましながら、来年も子どもたちと一緒に前を向いて歩んでいきたいと思います。どうぞよいお年をお迎えください。
保育主任
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