◆12月21日(月)の子どもたち
2020年12月21日 月曜日
◆小さな音楽家と画家(つぼみ)
今週はいよいよクリスマスも控えているということで、部屋ではクリスマスの音楽をかけ雰囲気を味わいました。
陽気な音楽がかかると、一斉に振り向く子どもたち。その場でリズムをとる児や部屋中を歩き回る児などさまざまでした。
タンバリンと鈴を用意し楽器遊びもしました。
どちらか好きな方を選んでもらうと鈴を選択した◎くん。嬉しそうに両手に持ち上手に音楽に合わせ鳴らしていました。
朝の集まりで最近、タンバリンを使っての返事をしているおかげでタンバリンを叩くのも上手な子どもたち。いろんな音を出し小さな音楽会のようでした。
部屋で楽器遊びを楽しんだ後は高月齢を中心に園庭に出ました。
長めの枝を見つけた△ちゃん。持ち歩くには少し危ないかな、と思っていましたが、その場にストンと座り込み、自分の周りに円を描き始めました。とっておきのペンを手に入れてとっても嬉しそうな△ちゃんでした。長すぎて描きずらいと思うのは、大人だけのようです。
音楽会に続き、小さな画家の誕生でした。
子どもたちの感性豊かな表現や発想にいつも驚かされると同時に学ぶことも多いです。子どもたちの「今」を見逃さないように関わっていきたいと思いました。
H.A
◆水路の周りで(ふじ)
追いかけっこ
園庭で遊びました。ミッキー体操が流れると、みんなウッドデッキやトランポリンの上に上がっていき、元気良く体操を踊っています。低月齢の子達も振りを覚えてきたようで、しゃがんだり手を振ったり、大人の振りを見て、張り切って踊っています。
休み中にまた更に枯葉が落ち、園庭のあちこちにたまっていました。築山の水路にも、水路が埋まるほど枯葉がたまっていました。◎ちゃんが水路の中を枯葉をかき分け、ざざざざーと走っていました。それを見て△くんもざざざざーと水路の中を走り。すると、先を走る◎ちゃんは△くんに追いかけられと思ったようで、ゴールに着くと、◎ちゃんは「1番ね」と△くんに言っていて。かけっこをしたつもりになったようです。
水路にたまった枯葉をバケツにたくさん入れている2人の男の子たち。バケツいっぱいにたくさん枯葉を入れると、今度はそれをもって築山に登りました。「何入っているの?」と聞くと、「アイスでーす」と言って、枯葉を一枚渡してくれてました。次は「ピーナッツパン」と言ってまた枯葉を渡してくれて。思い出す食べ物を次々と言って、分けてくれました。今日はバケツを持ち歩く子達もたくさん見られ、それぞれが選んだ宝物?を入れて満足して遊んでいました。(T.Y)
バケツにいっぱい入れて
給食前の外でのランチタイム
◆優しい声掛け(きく・たんぽぽ)

上手だね~そう、そこ切ってね!と優しく見守ってくれています。最後までじーっと見つめてくれていました。
先週から引き続き、クリスマスに向けてとんがり帽子を作っています。レンコンスタンプで表現された雪が綺麗に咲いている赤い画用紙を朝の集まりで「これは〇ちゃんがやったんだよ」「これは△くんだね」と順番に披露していくと『キレイだね~』『すごいね~』と一つ一つに素敵な言葉が降り注いでいました。
ここから更にクリスマス感を出すためにキラキラの折り紙を切って貼って華やかに飾り付けをしていくのですが、今回は少し難易度が上がります。今までは自由に紙をきっていましたが今回は線の上を切ってみる事に挑戦です。綺麗に線の上を切るなんてことはまだまだこれからですが、線を意識するというだけでも子ども達にとっては大きな一歩です。
「この線の上を切るんだよ。」『ここ?』と保育士の言葉に耳を傾け、子ども達は真剣です。何事も楽しくがモットーですが、挑戦する気持ちもやはり大事だなとも思います。挑戦したことにより、『線切れたよ!』と嬉しそうに報告してくれる子ども達のやりきった表情が見られるのも嬉しい瞬間でした。
そんな中、☆ちゃんが一生懸命に切っている隣で『そうそう、ここ切るんだよ。上手だね!』と声を掛けている□くんの姿がありました。☆ちゃんはハサミの使い方が上手で一人で切っていましたが一度、紙が詰まってしまい切れなくなってしまった瞬間がありました。その時に心配になった□くんが励まそうと声を掛け始めたのです。その後も☆ちゃんの姿に合わせて『上手だね~』等と声を掛け、終わるまで優しく見守ってくれていました。
☆ちゃんも□くんも線を意識して真剣に切って、楽しそうに切ったキラキラの紙を貼っていました。自分だけ良ければいいのではなく、友だちの事も気にかけてあげられる優しい気持ちを感じられほっこりした時間となりました。
優しい声が聞こえたきく・たんぽぽぐみにはクリスマスの日にサンタさんが来てくれると断言。
Kできそうです。K・E

お皿の持ち方教えてあげようか?と〇ちゃん。みんなでお皿を持って食べてみています。教えてあげてくれてありがとう~

園庭を沢山かけっこしました。しっぽとりやオオカミと七匹の子ヤギごっこもブームです。
◆それぞれのルール(うみグループ)

使い込んだUNO。新しい物を…サンタさんに願いは届くでしょうか。
室内遊びで人気のUNO。今日のメンバーも、しっかりとルールを理解して楽しんでいます。
かなり使い込んでいるので、紙は曲がり、破れているものもあります。
途中、数字や英語が見えてしまうこともあるほど。
そこで、「サンタさんに頼んでみたら・・」という意見が出ました。
それを聞いていた◎君。早速、色鉛筆と紙を用意しお手紙を書きました。書けない文字は友だちに頼んで書いてもらい完成。
うみグループの子どもたちで作ったクリスマスツリーに手紙を飾り付けました。
「サンタさん、くれるかなぁ」楽しみにしている◎君です。
園庭に出てからだを動かしたい児がたくさん。しっぽ取りをしようということになりました。参加者は、もも組・ゆり組・ひまわり組入り混じっています。
ルールを確認してから始めます。
「しっぽを取られたら動けない」「たくさん取ったら、とられた子にあげてもいい」
最初は年長児を中心に彼らが言う『いつものルール』で始めました。
けれど、始まってみるとすぐにしっぽを取られてしまうもも組。
取られたら動けないため、どうしてよいかわからず棒立ち。ルールを理解していない児は取られても追いかける。そして、「追いかけちゃだめだよ」と怒られ、棒立ち。
もちろん、足の速いひまわり組の一人勝ちです。
再度、集まってルールの見直しです。
「しっぽを取られても、他の子のしっぽを取りに行ってもよい」「友だちと仲間になるのはなし」
再びスタート。友だちと仲間にはならないので、ゆり・ひまわり組の参加者の顔は一段と必死になりました。もも組の児は、変わらず笑顔で追いかけます。
途中、『☆君が腕をつかんで取られないようにしている。あれはずるだと思う。だから、あんなにいっぱい取れたんだ」と抗議しています。
☆君は、「でも、△先生とやると△先生は僕の腕掴むんだもん。だから、ありだと思う」
基本のルールはあると思います。けれど、行うメンバーによって少しづつ変わってくるルール。その時々で今はどのルールが最適なのか、やっているメンバーで相談し楽しんでいけるといいなと感じました。(M.C)

しっぽとり、スタートです

しっぽを取られてしまい落ち込んでいるもも組の児に、しっぽわけてあげようか?と優しく声を掛けていました。
◆フォトフレーム(にじグループ)

今日は年長児中心にフォトフレームづくりをおこないました。
はじめに準備する物ものと順番を伝え、子どもたちで役割を決めて準備していきました。①1番と2番のテーブルの椅子をおろしてくっつける。②黄緑と緑の絵の具を大きなパレットに入れる(絵の具と水の量はOKサインの丸と同じ大きさ)。③フレーム用の段ボールを取りに行く。④椅子に座る
準備の説明中にいなかった児もいたため、子どもたちで教え合いながら協力して準備をすすめていきます。
フォトフレームを緑と黄緑で塗り、絵の具がかわくまでの間にゲーム遊びと写真撮影会をしました。子どもたちに育子園の中の好きな場所で写真を撮ろうと提案すると「園庭」「ベランダ」「集まりをする場所」「魚の大群の前」「クリスマスツリーの前」「みんなで描いたにじの前」etc… それぞれの好きな場所を教えてくれました。その中で多かった園庭とクリスマスツリーの前とおままごとゾーンに飾ってある手形で作ったにじの前で写真をとりました。
写真撮影会が終わったころに絵の具もかわき、次は木の実でのデコレーションです。先週、女児たちがフォトフレームを作るために木の実に色を付けてくれました。どんぐり、まつぼっくり、いちょう、どんぐりの帽子…今まで拾ってきたものとリボンを使ってクリスマスリースに見立てたフォトフレームが完成しました。
写真も何十枚も撮った中から子どもたちで3種類選びました。「これがいいね!でも〇くんが前向いてない」「これは寝ちゃってる」「あれ?顔が半分しかない」と、ほとんどの写真につっこみが入っていましたが、バランスのとれた写真を選んでくれました。
フレームの後ろに名前を書くときには、わからない文字がある友だちに自分の名前に同じ文字が入っていると見せてくれたり、絵の具を塗るときには絵の具に付きそうな友だちの服をそっと持ってあげたり、「次みどりの絵の具使う人いる?」と優しく声をかけてあげたり、今日も優しさでいっぱいでした。自分のことだけでなく常にまわりのことを気にかけ、みんながいい気持ちで楽しく過ごせるような環境を作り出してくれる子どもたち。本当に素敵だなあと感じる場面がたくさんあります。K.Y


◆クリスマスバスケット(そらグループ)
今週末にはクリスマスです。子ども達は指折り数えて楽しみにしています。
そんなクリスマスにちなんで、今日は『クリスマスバスケット』をしてみました。ルールはフルーツバスケットと同じですが、それぞれが持つカードが4種類、サンタ、トナカイ、クリスマスツリー、プレゼント。カードを子ども達の前で紹介すると、一枚一枚めくる度に「わーお、わーお」と歓声が上がり、気分も盛り上がります。
それぞれ自分の好みのカードを選び、準備万端。はじめようとすると、「みんなが動くときはどうするんだろう」とつぶやく◎くん。その言葉を待っていました。そこで、みんなが動く魔法のことば“メリークリスマス”を伝えました。すると、「えー」と目を輝かせ、最初に保育者が「メリークリスマス」と声をかけると、みんな一斉に動き出しました。
「なーんでしょなんでしょ」のかけ声に合わせてゲームは進んでいきます。その中で年少児の▽くんが、鬼になりました。なかなか何にするか決められず、声が出せず、涙ぐみ始めました。すると助けにきてくれたのは年長児の2人。「どうしたの?大丈夫?○○でいいの?」と▽くんに声をかけ、ゲームを進めてくれました。異年齢で楽しめてよかったと改めて感じました。
ゲームの最後は「クリスマスバスケット」で、大盛り上がりの中終わりました。
園庭に出ると、木の枝についている紅葉をむしっている年少児。それを見ていた年中児の◇くんが、「いたいからだめだよ。でも、こんなに真っ赤な葉があると取りたくなっちゃうよね」と声をかけていました。なかなか大人でも言えないこの言葉に驚かされました。
今日も氷鬼、しっぽとり、サッカー、砂場とそれぞれの場所で園庭遊びを楽しみました。
e.y
ソーラン節も久々に踊りました
園庭に行く子ども、きれいに並んでます
Posted in 園のこだわり