反省そして成長を感じるとき
2020年10月02日 金曜日
年少児の〇ちゃんが園庭遊びを終え保育室に戻るとき、最後になってしまいました。周りのお友達が誰もいなったことに気付きふっと寂しくなったのか悔しくなったのか目に涙を浮かべていました。そこで、玄関を入ったばっかりの年長児◆君に「〇ちゃんを誘ってきてくれる?」とお願いしました。◆君は快く〇ちゃんに声をかけに行ってくれました。〇ちゃんは玄関に入ってきたものの、まだ不満な表情です。素直になれないようで分かっていながらあえて上履きをはかずに保育室へ向かいました。再び◆君に〇ちゃんの上履きを託しました。
少し遅れて様子を見に◆君たちの保育室へ行くと、ちょうど〇ちゃんが年中児の☆ちゃんと手をつなぎ、玄関に上履きを取りに行こうとしているところに遭遇しました。確か上履きは◆君に託したはず・・・。と思っていると、◆君が上履きを手に後から追いかけてきました。
しかし、心の中のもやもやがまだ消えていない〇ちゃんは「これは私のじゃない」と言います。そこでひと悶着ありましたが、結局〇ちゃんは◆君に抱っこされ保育室へ。☆ちゃんは代わりに上履きをもって一緒に戻っていきました。◆君と☆ちゃんのチームプレーで〇ちゃんは、保育室に戻ることができました。その後も☆ちゃんは〇ちゃんの目線に立って優しく触れ合ってくれ、〇ちゃんはすっかりご機嫌を取り戻していました。
ここで私の反省は、上履きは◆君に託さなくても良かったということです。〇ちゃんは心のもやもやは、大好きな☆ちゃんに付き添ってもらって上履きを取りに戻ることで晴れていたのかもしれない。また、上履きがなくて困ったら自分で気づき取りに来ることができたということです。子どもの今の心理状況を考えず、先回りしてしまったと思いました。
また、◆君や☆ちゃんの年上の子として行動する姿に、大きな成長を感じうれしさと感動を頂きました。そして優しさをたくさんもらっている〇ちゃんのこれからの成長も楽しみです。
保育主任
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