◆10月1日(木)の子どもたち
2020年10月01日 木曜日
◆雨の楽しみ方 (つぼみ)
今日はあいにくの雨だったのでお部屋で過ごしました。
お部屋を広くすると思い思いに好きな玩具めがけて移動を始めます。
雨ということでたくさんのボールを用意しました。小さいものから大きいものまで様々のボールです。
少し開けたところに上から滝のようにバラバラーっと落としました。
〇くんはニコニコしながらボールを待っていましたが、すごい音でボールが落ちると、何事かと思ったのか、一目散に隅へと逃げていきました。〇くんの変わりように保育者も驚きです。
テントも用意しました。
珍しいものにみんな興味津々です。
中に入ったり、外からテントに倒れこんだり…遊び方はさまざまです。
ボールを中に入れると、中からポーンとボールが返ってきました。のぞくと、△くんがこちらを見てニヤリ。大人の反応をうかがっている、なんとも可愛らしいニヤリです。
自分のお部屋とでもいうようにテントの中でくつろぐ◇ちゃんもいました。ごろんと寝転んだり、中に絵本を持って行って読んだり。誰かが入ってくると、どうぞ、というように場所を空けてあげたり。
テントとボール遊びの合間にスタンプ遊びもしました。スタンピングも3回目となると、慣れたものです。勢いよくポンポン押してくれました。これは、わくわくうぃーくのクラス旗になるものです。どんなクラス旗になるのか、楽しみにお待ちください。
雨の中でも、環境や玩具、それに子どもたちの手にかかれば楽しいものばかりです。
保育者として子どもたちがより遊びこめる環境、玩具を常に追求し、提供していきたいと思います。
H.A
◆達成感とくやしさ(ふじ)
もうちょっとなのに、なかなか上れない。
季節は進み、10月に入りました。
今日から下半期、後半戦です。
めっきり成長を感じる日々、嬉しいとか悲しいとか、悔しい気持ちも達成感も、一人ひとりがそれぞれの場面で味わい表現する姿に、保育者たちも共感しています。
お部屋での遊びは特に、イメージの伝え合いがあり、伝える方法、思いが通らないはがゆさも遊びの中で経験しています。
いつもは縦型にはしごを使っての肋木を、今日は横型に設置してのすべり台。
ちょっと高くて、よじ上るのは一苦労です。
腕の力、足の力、そして諦めない気持ちの力を見る事ができました。
もうちょっとなのに・・・と何度も挑戦する様子をみていました。
自分の力で上りたいのです。だから保育者に助けを求めにはきませんでした。
すいすい上っていくお友だちもいますが、黙々と自分の力で頑張っていました。
ぐっとふんばって力を入れる時、思わず口元が横一文字になります。
うーっと力をこめて繰り返して挑戦します。そんな様子がしばらく続きました。
そしてふっと表情が一瞬緩んだ時、「できた。」と小さくつぶやく声を聞きました。
踏ん張り続けた足元が、ほんの少し上に進んで、いける・・・と感じたラインを超えたのでしょう。
その達成感は見ていても清々しく、心からの満足感を感じました。
その後はコツをつかんだようで、すいすい何度も楽しむことができました。
挑戦しようとした場所が、他のお友だちが今まさに頑張っている最中でした。
意気込みがあった分、出鼻をくじかれたような感じだったのでしょうか放棄しています。
全身でその気持ちを表すと、思わず寝そべってしまいました。
どうやって気持ちを切り替えていいか戸惑っていたのかもしれません。
やりたかった、がんばりたかったのにその場所はだめって言われたことがくやしいようです。
どうするかなとしばらくその様子に付き合ってみました。
すると、怒っているよりやっぱりやってみたいよ。と心が感じたようでした。
いつの間にか立ち上がり、何事もなかったかのように遊び出しました。
〇ちゃーん、どこにいるの?とお名前を呼んで探す姿、〇ちゃんを見つけると手を繋いでいます。
思わず可愛いって思い追跡すると、空になった玩具棚に2段ベッドのように転がっています。
面白い遊びを二人で考えたようで、それもまた達成感なのかと思いました。
粘土遊びや昨日のスタンプ遊びの続きをする子もいました。
それぞれに満足しています。(N・S)
2段ベッドみたい。
◆つまんでポイッ (きくたんぽぽ)
わかるでしょうか?土の中にごろごろしている幼虫たち。
10月の始まりは、冷たい雨。子どもたちも窓から外を見ては、「雨、降ってるね。」と言っています。外に出ないので、ゆっくり朝の集まりをしました。
エプロンシアターというものを観ました。保育士がつけたエプロンの上に動物が出てきたりして、お話が展開していきます。今回のエプロン上は、牧場。そこに動物たちが、音楽に合わせて、次々に登場します。手を使って、アヒルや牛のジェスチャーをすると、子どもたちも一緒に手を動かします。いつもとは違う遊びを夢中になって、楽しみました。
先日、発見したたくさんのカブトムシの幼虫。昨日、ケース越しに見たら、大きくなっているようだったので、今日は土を足すついでに、成長を確認することにしました。
広げた新聞紙の上に、保育士がざざーと虫かごの中身を空けると、中サイズに成長した幼虫たちが、ごろごろと出てきて、子どもたちは歓声。保育士はちょっと悲鳴。たくさんうんちをしています。保育士が「これ、幼虫のうんちだよ。」と言うと、「えー、うんちなのー?」と笑いながら、「あっ、ここにも。ここにも。」とたくさん発見してくれました。
新しい土に幼虫を移すのも手伝ってくれます。ごろごろの幼虫を指でそーっとつまむ作業、虫が得意な●くんがまずはじめにやるのを見て、次々に他の子たちもチャレンジしました。お友達と一緒なら勇気が出ます。ドキドキしながら、なかなかつまめなかった△ちゃんも勇気を出して、つまんでポイッ。少々手荒でしたが、「できたー!」と手を叩いて喜んでいました。
後半は廊下にも出て、体を動かしました。最近は、廊下に出るときは、ちょうちょになるのがお決まり。今日もたくさんのちょうちょが廊下を飛び回りました。□ちゃんのリクエストで、今日もオオカミの遊び。前回、友だちと一緒にきゃあきゃあ逃げ回って遊んだのが、楽しかったようです。「オオカミさん、今何時?」のゲームをしました。始めるとすぐに、何んも集まってきて、ちょうちょ、子ブタが入り混じって、オオカミから逃げ回りました。友だちと一緒に体を動かしたり、簡単なルールのある、集団ならではの遊びを楽しむことができるようになってきて、さらに楽しい毎日です。
(T.M)
明日がお誕生日♪手形をカードに押すのは、特別なことです。周りのお友達も、うらやましそうに見ていたので、紙にぺったんしました。
ハサミと糊を使ってどんぐり製作しました。真剣な表情でハサミを動かし切っていました。
◆パソコンでお仕事 (うみグループ)

パソコン作り
今日は、室内、園庭遊びを行いました。
ここ数日、子どもたちが意欲的に取り組んでいる遊びの一つに「パソコン作り」があります。はじめは、少人数の活動でしたが友だちの作品を見て興味を示し取り組む子が増えました。
「パソコン作りたーい」
やってきたのは、年中の〇〇ちゃんと△△ちゃん。
「本物のパソコンと同じにするー」「△△ちゃんもこのマーク描いたら?」
「見てー可愛くなってきた」「○○ちゃんの綺麗だね」
などと、互いに認めあい、刺激しあい楽しんでいました。
他児の姿を見て「自分も」と憧れの気持ちを持ったり、他から認められ頑張ろうと思ったり。二人の姿から、子どもは、このような仲間との様々な関わり合いを通し主体性を育みあっているということを改めて教えていただきました。
「先生見て!先生のパソコンと一緒みたいでしょ!」
今日も何台かのノートパソコンを見させていただきましたが、キーボードにビーズが装飾してあったり、両面とも液晶画面になっていたりと、どれも個性溢れる素敵な作品でした。
これからも、子どもたちが夢中になれる環境、自発活動を保障していきたいと思います。
(T.N)

ダンス遊び

園庭では、リレーが盛り上がっていました。
◆ダンスandリレー(にじグループ)

室内では全員でダンス、園庭ではリレーをして、たくさん身体を動かした1日でした。先週まではダンスを1曲踊るだけでも汗が流れるほどでしたが、今日は5曲踊っても子ども達に疲れた様子は見られず、必死に保育士についてこようとする姿に感心しました。
園庭でのリレーでは、年長児vs年中児で走ってみました。年長児が毎日練習している姿を見ているからか、年中児も年長児に負けじと一生懸命走ります。最終的には年長児が勝利しましたが、来年のリレーを今から想像して楽しみにしていることが年中児からも伝わってきました。
昨日、恐竜のカードが見つかり、今朝から床の上にカードを並べて遊んでいる子どもたちの姿がありました。恐竜のカードには絵だけが描かれていて名前は書かれていないため、子どもたちの最大限の知識と、図鑑を使って名前を調べてカードにかいていました。集まりで恐竜クイズをすると「ティラノサウルスとTエックスは一緒だよ」「〇と●は同じ仲間だよ」と、恐竜博士たちが次々に豆知識のようなことを教えてくれました。子どもたちの興味に寄り添っていけるように子どもたちとの遊びの共有もしていきたいと思います。K.Y


◆絵の具で色付け(そらグループ)

10月最初の今日。朝の集まりで“何月何日”か、を確認しました。
そして、今日は○くんの誕生日です。カレンダーをめくると、「○くんの誕生日だ」と子どもたちから歓声が上がります。○くんが前に出て皆でお祝いです。
恒例の歳の数だけ質問をし、皆から大きな拍手をもらい、○くんが席に着こうとすると、年長児の▽くんから「♪ハッピバースデートゥーユー♪」と小さな声で歌が聞こえてきました。▽くんの“おめでとう”の気持ちをうけ、皆で○くんに歌のプレゼントをしました。○くんも、思いがけないプレゼントに笑顔が止まりませんでした。
今の社会状況のなか思うように歌をうたうことができずにいますが、今日は子どもの気持ちを大切にし、心温まる誕生会となりました。
誕生会のあとは、以前作った紙粘土の作品に絵の具で色付けをしました。
色付けするのを楽しみにしていたようで、「いつ塗るの?」「早く塗りたい!」と子どもたちからも声が上がっていました。
真っ赤なハートやオレンジのハート
一つずつ色が違うパンケーキや青一色のパンケーキ
虹色が好きな◇くんは、緑のハンバーガー
本物に忠実なサーベルタイガー
それぞれが真剣になって色を塗りました。それぞれが自分の作品に色がついていくのを楽しみながら塗りました。
重ね塗りをしマーブリング模様になり、それに更に筆の動きを足して色の変化を楽しみました。また対照的にひとつひとつの色を大切にし、色が混ざらないように塗りました。
できたあとも、自分の作品を確認しにくる姿。大切な作品になったのかな、と嬉しくなりました。
E.Y


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