みんなで育つ
2020年09月07日 月曜日
園庭には蝉のミーンミーンやジージーという声とトンボの舞う姿が見えるようになりました。
自然の変化が見れる時節となってきました。穏やかに過ぎる自然の変化はあるがままに楽しむことができます。
人の成長も幼児期においては、あるがままにたのしめることが多いのではないでしょうか。
育子園では0歳児から子どもをお預かりしています。0歳児はまさしくこどもが主体になっています。こどもの成長に合わせて保育者が手を貸しています。お昼ご飯は、中期食、後期食、完了食と子どもに合わせて用意させていただいています。月数に合わせてミルクが用意されています。排泄も自由にしています。時間が決められていることもありません。保育者がお手伝いをしてきれいに交換しています。うんちをしては周りの大人に喜んでもらっています。いのちの時を生きているときは、すべてが尊く大事な事です。
こどもが2歳、3歳になり周りの環境を認識し理解できるようになります。自分の趣向で行うこと以外にほかの子の言葉や遊びによって変化します。他の子を理解して、認識して、行動(行為)することで協調的生き方ができるようになります。さらに4歳、5歳にもなると自分で考え、判断して行っていく主体的生き方ができるようになります。
子どもたちはその年齢に応じて認識する、理解する、納得する、協調する、共感する、協同しています。その姿は誰もが同じではありません。子どもによっては理解できないこともあります。理解しても、自分のやりたいことがあれば協同することが難しいこともあります。みんなが一つになる生き方よりもみんながいろいろでありながら一つに生きている、生きていけるのが幼児期の環境であると思っています。
この幼児期、先生の話すことが理解できる子、自分から行動できる子がいます。また理解できていない子、行動できない子もいます。すべての子がいっしょになって、たのしくこの時を送ってもらいたいと庭に育つ雑草を見て思っていました。
園長
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