木登り
2020年09月11日 金曜日
育子園の園庭には、大きなケヤキの木があります。たくさんある木々の中で、このケヤキだけは木登りをしてもいいことになっており、力をつけた子ども達はこのケヤキに挑んでいきます。
先日、入園希望で見学にいらした方が、「園庭の木で木登りをする子はいますか?」と質問されました。「ケヤキの木は登っていいことになっているのですが、今年度はまだ挑戦する子がいないんですよ」とお答えしました。
ところが、見学の方をお見送りした直後、そのケヤキの下で上を見上げている保育士がおり、その目線を追ってみると、そこには二人の男児がいました。先に登ったのは年中児・・・、それを見た年長児が挑戦したそうです。その年長児は、歴代の記録を越える高さまで登っていました。
木登りは身長が伸び、筋力がついたから登れるというものではありません。不安定なところで、どこに手や足を掛けるかを考えながら集中して取り組まなければなりません。
真剣な顔つきで登っていた子どもたちでしたが、降りくると晴れやかな笑顔と、自慢げな表情に変わっていました。そして達成感を感じ自信をつけたことで、この二人は次の日も木登りに挑戦していました。
ケヤキの下で、その日も目を離さず見守っていましたが、二人は無理することはなく、しっかり降りてきてくれました。
保育主任
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