見通す力
2020年08月24日 月曜日
二人の3歳児が藤棚の築山に泥遊びをしようと近づいて行った。しかし、彼らにとってその土は想像以上に固かったらしく、築山で遊ぶのをあきらめようとしていた。そこに一人の保育士がスコップをもって築山に近づいて行った。築山の斜面にのぼるとその持っていたスコップでサクッサックと掘り返した。保育士の「さあ、やってみな!」の声掛けで、子どもの目が生き生きとよみがえった。二人は泥を手に持って楽しそうに遊び始めた。
ただ、見ているだけでは子どものわくわく感は引き出せない。子どもたちが何を求めているのか、やりたいと思っているのか、子どもの気持ちに寄り添っているとどんな手助けが必要か見えてくる。やりすぎては子どもの遊びの邪魔になってしまう。何もしないと遊びが展開していかない。子どもがわくわくする、生き生きする展開を読めるのが保育士なんだとあらためて、泥遊びを楽しそうにしている3歳児を見て学ばせてもらった。
Posted in 三感ブログ