危険回避
2020年08月14日 金曜日
先日まだ足元がおぼつかない0歳児の◆君が、平らなところではなく、あえてバランスの取りづらいところを選び、何度も転びながらよたよたと歩いていました。また0歳児の☆君が肋木に登ろうと悪戦苦闘しています。○ちゃんは不安定な台に上り、その怖さを楽しんでいるようです。私はヒヤヒヤしながらも、大きな怪我につながらないように手を貸すタイミングを計りながらそばで見守っていました。
子どもたちは、ときどき少々危険を感じるような行動を起こします。階段の4~5段上から飛び降りてみたり、高いところから身を乗り出してみたり、硬いものを投げてみたり、前を見ないで走ってみたり・・・あげているときりがないほどです。そんなときは直ぐにでも危ないことを伝え、止めさせ未然に危険を回避したいと思ってしまいます。
しかし大人が、子どもの行動を全て制限し転ばぬ先の杖を立て、安全確保してしまうと子どもの自発性や遊びの広がりを奪ってしまい、体験からの学びを得ることができなくなります。そして同時に自分の身を自分で守る力が養われなくなってしまいます。
子どもたちは発達していくためにあえて難しいことにも挑んでいるのです。失敗を恐れず、失敗を学びに変えて楽しみながら挑戦し続ける子どもたちは、無難に時を過ごそうとする私のお手本になっています。
保育主任
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