◆8月18日(火)の子どもたち
2020年08月18日 火曜日
◆いろんな気持ち (つぼみ)

最近絵本に興味を持つ子が多くなってきたので、「もこもこもこ」の絵本を集まって読んでみました。初めて「だるまさんが」の大型絵本を読んだ時のキョトンとした、不思議そうな表情がすでに懐かしく思います。今では、何か始まる!とちょこんと保育者の前に座り、絵本を出しただけで、絵本に近づき、声を出して本に手を一生懸命に伸ばす姿がたくさん見られるようになりました。
〇ちゃんはこの絵本が好きで遊んでいるときもよく一緒に読んでいたこともあり、保育者の声に反応し動きを真似をしてみたり、そんな〇ちゃんの姿はみんなにとってもとても良い刺激になっているようで、お友だちの姿も見ながら絵本の時間とても楽しんでいました。
外は今日も暑いので、タライで水遊びをしました。
ホースから霧のシャワーを出すと、満面の笑みで顔をあげて、お水の気持ち良さを全身で感じているようでした。
ちょうど背中を向けていた□くんは、上からの突然の霧に、不思議そうな表情で霧の水をつかもうと手を伸ばしにぎにぎ。つかめたかな・・と掌の中をじっと確認する姿がなんとも可愛らしかったです。
気持ち良さのほかにも、「なんだろう?」の気持ち、お友だちの持っているカップが気になる、両手に持ちたい、触りたい、持って違う場所に遊びに行きたい、いろんな気持ちが見え隠れ。お友だちがいるからこそのいろんな気持ちの芽生えに寄り添っていきたいなと思います。
水分補給も行いながら、じゃぶじゃぶ今日もたくさん楽しみました。
I.S


◆不思議な色水(ふじ)
色水鑑賞
今日は朝は曇り空でしたが段々と日差しが強くなり暑い一日の始まりの合図のようにセミが元気に鳴いている中、ふじ組の子ども達も元気良く園庭に出て遊び始めました。
園庭に出ると鉄棒やターザンロープのワイヤーや吊り橋の下のネットからも色水を入れたビニール袋がぶら下がっています。色とりどりの色水は昨日、そらグループの子ども達が作って飾ってくれたようです。ふじ組の子ども達も何がぶら下がっているのか興味津々です。触って感触を楽しむ子、いつもなら水遊び大好きな〇ちゃんですが、不思議なものを見て緊張したのか近づこうともしませんでした。
色水を触っている子はぷにゅぷにゅの感触を楽しんだり色や光の変化を楽しんでいるようでした。吊り橋の下に規則正しくぶら下がっている色水ビニールには子ども達が並んで色水のビニール袋を触ったり眺めたりしていました触りすぎて袋が破れ中から色水が出てきてビックリしている子もいました。色水とミストで涼を楽しみながら園庭で元気に過ごしました。
そらグループのお蔭さまで楽しい経験が出来ましたありがとうございます。2歳児のクラスからもふじ組は刺激をもらっています。2歳児クラスのお姉さんが「ダンゴ虫」とダンゴ虫を探すのを手伝ってもらおうと「ダンゴ虫どこ」と行ってきました「ここは」プランターの下を指差します「ここは」と次々、保育者がプランターをどかしていきますがダンゴ虫は見つかりません。
ふじ組の子ども達もその行動に興味を持ち一緒に何を探しているか分かりませんが行動に参加してきました。最終的にはダンゴ虫は見つかりませんでしたがアリが卵を運んでいる場面に出合いました。
その場面を見てふじ組の☆ちゃんは「アリいた」ととても興味深そうにアリの行動を見ていました。2歳児クラスのお姉さんにはアリは目的外だったのですがふじ組の子ども達にはとても興味深い行動だったようで興味津々、アリの卵運びを見ていました。
ふじ組の子ども達もつぼみ組の子ども達に影響を与えたりすることもあります。色々な場面で園庭は姿が見えなくて見えても刺激をし合えて異年齢が繋がる不思議で楽しい場所なのだと思いました。(y.n)
収穫も楽しんでいました。
つぼみさんと一緒にタライで水遊びも楽しんでいました。
◆美味しいジュース、出来ました! (きくたんぽぽ)
どんなジュースができるかな?
少し前から保育士の間で、ペットボトルやプリンカップなど透明の容器を集めていました。だいぶ集まったので、今日は色水遊び決行です。
先週も少しやりましたが、今日は赤、青、黄、白の4色の絵の具でしっかりと色を付けた水を用意します。まずは、「クーイズクイズ♪これは何色?」と色の質問。ペットボトルに入れて見せた水の色を子どもたちが「あか!」「あお!」と元気に答えてくれます。
4色のペットボトルができると、今度は色を混ぜて見せます。まるで魔法のようにきれいな紫色や緑色が出来上がっていくと、子どもたちの目がキラキラと輝きます。「みんなもやってみる?ジュース作ってみる?」と聞くと、さらに目がキラキラ。
絶対に飲んではいけませんの約束のあと、「どうぞ。」の声で一斉に立ち上がった子どもたち。様々な容器の中から好きなものを選んで、さっそく色水を入れていきます。
用意したテーブルに、いろんな容器を置いて、次々に色を足し、その変化を楽しむ〇ちゃん。片手にカップを持ち、もう片方の手にはペットボトル、ペットボトルですくった色水を、カップに入れていく△ちゃん。皆、小さな研究者のようです。
ざぶざぶとこぼれるのも構わずに豪快に入れていく子もいれば、慎重にこぼさないように少しずつ入れていく子もいて、遊び方も個性豊かです。
美味しそうなジュースができると、保育士にうれしそうに見せてくれ、その楽しさを共感したいという思いが伝わってきます。
「わあ、すごい。何ジュースかな?」と聞くと、少し考えてから「ブドウジュース!」「カルピス!」などと想像力でこたえます。美味しそうにできたジュースをいくつか小さなペットボトルに詰め、お部屋に持ち帰ることにしました。保育士が並べて置いておくと、子どもたちも同じように自分で詰めたものを並べていました。
お部屋に戻ってから、できたジュースを使ってジュース屋さんごっこ。「いらっしゃいませ。どのジュースがいいですか?」と、次々にジュースを買っていき、買ったジュースで乾杯です。と思ったら、ベンチ替わりに用意した長い台の上に立ち、ジュースをマイクに見立てて、カラオケが始まりました。昨日の午後に少しやった遊びを思い出したようです。それぞれ、カラフルなマイクを持って、素敵な歌声を披露してくれました。
色水の準備の時点で、気になりながら横を通過していったきくぐみの子供たちは明日やる予定。たんぽぽ組は、なんか楽しそうなことしているぞと期待を膨らませています。明日も楽しみです。
※PDFにも写真を入れましたので、ぜひご覧ください。
(T.M)
なみなみと注がれたカップを見たら、思わず手を入れたくなりました♪気持ちいーい!
◆次は輪投げ(うみグループ)

輪投げ作り
お盆明けから徐々に子どもたちの人数も増え、明るさが戻ってきたうみグループ。今日も様々な場所で子どもたちの笑顔が広がっていました。
思い思いの遊び、空間に主体的に働きかけていく子どもたち。なかでも盛り上がりを見せていたのは、先週からはじまった射的遊びです。
お盆明け、久しぶりに登園してきた子どもたちにとっては新たな遊びとなり大人気。経験のある子が撃ち方を教えてあげたり、的を立ててあげたりと「お客さん」「お店屋さん」というような縁日遊びの構図が自然と浮かび上がっていました。
そして、遊ぶことだけではなく、縁日遊びを盛大に行うための準備も着々と進められています。
今日行ったのは、輪投げ作り、看板作りです。
年長児の提案ではじまった活動ですが、興味を持ちやってきた年少、年中児に年長児が目的を伝え巻き込んでいくという関わりもあり、自然と誰もが参加しやすい空間となっていました。
年少の◯◯くんも輪投げ作り。黙々と新聞紙をドーナツ状にしていきます。
「◯◯くん、たくさん作ってくれてありがとう!」
年長児に褒められ得意気な◯◯くん。これが自信につながったようで、その後も「次はなに作る?」「◯◯もやってあげるよ」などと積極的に取り組んでいました。
遊びを通し主体性を育み合う子どもたち。これからも温かく見守っていきたいと思います。
(T.N)

「やったー あたったー」
ベランダ水遊び
◆泡色水遊び(にじグループ)

今日は泡を使った色水遊びを行いました。
石鹸をおろし器で細かくし、水と混ぜると泡立ちます。
それに三原色の色を混ぜ、赤・青・黄色の泡を作りました。
「キレイ!」「いい匂い」と子どもたちは順番に混ぜておりました。
他に紫・オレンジ・緑を三原色を使って作り計6色の泡ができました。
泡を透明のカップに何層にもなるように好きな色、やってみたい色を重ねていきます。
「おいしそうなアイスでしょ」「アイス屋さんだね」と泡をアイスに見立ててみたり、色合いを気にしてみたり、とにかく混ぜてみたりと子どもたちのこだわる部分の違いにも面白味がありました。
園庭でもこの暑さになり食べたくなるアイス屋さんは展開。
砂場での子どもたちが可愛くアレンジしたアイス屋さんは大繁盛となりました。
また集まりでは△ちゃんの誕生会。
大きくなったらなにになりたいですか、の質問に「お猿さん」
「だってバナナ100個食べたいんだもん」と。
子どもたちも保育者もみんな笑顔がたくさんの集まりとなりました。
(a.y)


◆目的と満足と自信 (そらグループ)

困っているこどもを助けてみる
先日に引き続き、エプロンシアターと園庭活動を同じ提供方法で進めてみました。
今日はわずか3人だけのお休みで朝の集まりで行う手遊びも昨日と同様盛り上がった様に感じます。
手遊びはとんとんとんですが、変形バージョンを織り混ぜていくとこども達は大爆笑です。あまり大声や大笑いは安全な環境を保守する為に相応しくはありませんが、ツボにハマったこども達にとってはもっとやってもっとやりたいとアドレナリンが放出しすぎてそれどころではなくなります。それもまたこどもの純粋な情動体験を育むワンシーンとして捉えていき、オンとオフの切り替えを行なっていきたいと思います。
先日に引き続き行ったエプロンシアターは「赤ずきん」です。
ただ話を聞くだけでも面白いですし、エプロン上で展開される人形とその物語に釘付けになれば小さいエプロンが映画館のスクリーンの様に変わる事もあります。今回は、登場人物である赤ずきんやおばあちゃん、猟師がオオカミに食べられない様に話を進めていけるかこども達とのやりとりを楽しむ形式で行いました。
「狼は嘘つきだよ」
「おばあちゃんはもう食べられてるよ」
「家から一回出て」
「後ろを見ながらお花を摘んで」
などこども達の登場人物へのアドバイスはいつ聞いても感心します。
園庭では昨日に引き続き色水作りゾーンを設置しました。
余程気に入ったのか「またやりたい」という声が多数ありました。
今回の活動で目立ったのは傘袋を結ぼうと挑戦するこどもの姿です。
すでに結ぶことの出来るこどもは皆にとってヒーローです。
出来ない…と困っているこども達の分までやってのけます。そしてそれが嬉しくて微笑むこどもと、自分で何とか結ぼうと試行錯誤するこどもがおりました。
どうやったら傘袋に水を入れられるのか?見様見真似で行っても出来ないもも組のこども達にヒントを与えると「お口が開いて中に入ってる。お口開いたよ」と感動していました。
途中穴の開いたビニールから出る水が楽しくて観察していたこども達がいます。
勢いが弱くなっていき、とうとう止まってしまう瞬間に「あ、止まった」とビニールを見ていました。その後手で握り潰すとまた出てきましたが、手を離すと止まります。不思議そうに疑問を抱きながらも握り潰しながら水が出る様に興味を示しています。
水圧や穴の位置による変化を遊びを通しながら気付いたり感じていく感性やその時間を丁寧に設けていけたらと感じます。
砂場では何故か芽が出ていました。
文字だけ見ると、更に驚きと違和感のある内容です。
こども達が大騒ぎをし、教えてくれました。
※にじGの保育者がプランターに植え替えました。
園庭に出てずっとセミを追いかけていたもも組男児がいます。
室内に戻る時間間際になってようやく保育者が手に届きそうな位置にアブラゼミが止まりました。
「抱っこして?」と言われたのでタカイタカイの要領で持ち上げるとすかさず帽子を使って手を伸ばしましたが後一歩のところで逃げられてしまいました。
もうだめだ…と下を向いていましたが反対側にはミンミンゼミがいました。
男の子は「抱っこして?」と言います。
先ほどと同じ様に抱き上げた自分と、さっきとは違うこどもの姿があります。
そのこどもの手には帽子がありません。
素手です。
「帽子は使わない」と言いました。
そして見事キャッチし、年長児に見せていつの間にか年長児の手から飛んでってしまいました。それでも満足げに室内に戻る男の子の姿があります。
帽子を使用して失敗したという体験を通してそれを経験に変え帽子を使わない方法で再挑戦し見事成功体験に変えた事、セミを逃してしまった年長児や逃げてしまったセミに執着しなかった姿からセミを捕まえる事が出来た達成感という紛れもない自信を感じた事。
今日一日を通して改めてこども達の力や学びに感動させられました。
k★y


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