◆8月6日(木)の子どもたち
2020年08月06日 木曜日
◆夏の楽しみ (つぼみ)
今日も、水遊び日和となりました。
昨日同様、タライに水を張り、手でバシャバシャして見せると水が顔にかかっても嫌な顔をする子はひとりもいませんでした。
〇ちゃんは保育者の真似をして、まずは指先でチョン。様子を見て、なんだか楽しそうだと思ったのか、今度は豪快にバシャ。顔に水しぶきがかかります。
ニヤッとする〇ちゃんです。その後は、シャベルで水を叩いたり、水の涼しさを存分に味わっていました。
タライの水の周りにはいつも間にかつぼみ組が集まっていました。水遊びが大好きな子どもたちです。
水遊び、園庭遊びからお部屋に戻ってくると、順番にシャワーを浴びてさっぱりします。そして、今日は給食前にふじ組の保育者が園庭で採れたキュウリを持ってきてくれました。
◇くんは、「どうぞ」と言われ差し出されたキュウリを見て、「なんだ?」の顔です。
「食べてもいいんだよ」と言われて恐る恐る一口。目を見開いて美味しさを実感。食べることが大好きな◇くんにとって給食前の幸せな一口でした。
離乳食の関係で食べられる子は限られてしまいますが、食べられる子は味わい、まだの子は収穫を一緒にして野菜の手触りを楽しむなどで、今後も夏の楽しみを共感していこうと思います。(h,a)
※今日の様子をPDFにも載せたのでご覧ください。
◆子ども達の成長と夏の楽しみ方 (ふじ)
今日も朝から暑い一日となりました。
園庭からは「ミーンミーン」とセミの大熱唱が聞こえます。
せみの抜け殻やセミは見つけることが出来るのか・・楽しみにしながら園庭に出ます。
今日も裸足で駆け回る子ども達。裸足に慣れたのか、ズンズンと進んで駆け出していきます。
最初はあんなに慎重だったのに、、積み重ねは大事です。
でもそんな中、「靴履くの」と自分で履きたい気持ちを伝えてくれました。
靴を履いて向かった先は、太鼓橋です。太鼓橋は裸足では登れない決まりがあります。
いつも裸足で遊ぶ時に「今日は靴履いてないからできないんだ」「靴履いてからやろうね」と声をかけていたことを覚えていたのでしょう。
”太鼓橋をしたいから今日は靴を履く”、〇ちゃんの意志の先には見通しがきちんとあったことが分かり成長を感じます。
子ども達、気持ちをきちんと受け止めなければいけないと改めて感じました。
今日は、まだまだ子ども達の成長がありました。
ついこの間までセミの抜け殻に悶絶していた△くん。
今日も見つけたのであげてみると・・あげてみるとビックリです。あんなに怖がっていたのに、普通に手に取り、「ほらさわれるよ」とでも言っているかのような自慢顔。むしろ、「オレの相棒」のように手にしています。△くんの成長を感じました。
抜け殻と仲間になった△くんですが、本物のセミはまだ敵の様子。
目に入るなり、涙が止まりません。この夏・・△くんvsセミの戦いはどうなるのか楽しみです。
同じようにセミの抜け殻を手にする、☆くんと◎くん。どこでどうやって手に入れたか分かりませんが、抜け殻のおかげでお互いの顔を見合いながら盛り上がる2人。
それもあってか二人で固定車に乗ったり、築山に登ったりと園庭ではずっと一緒でした。
進級児と新入児が長く一緒に遊んでいる姿をあまり見なかったので新鮮に感じました。
ただ、いつも同じ空間にいる子が・・いつも楽しそうなことをしている子・・楽しいことを一緒に楽しめる子=友だち。と視野が広がり、だんだんと友だちとして受け入れてくれてるんだと感じました。他児との関わりの変化にも成長を感じます。
子ども達の夏の楽しみ方をPDFにまとめましたのでご覧ください。(I・K)
こっちも抜け殻。一緒だね!
◆子ども達の掛け声はパワーの源(きく・たんぽぽ)
「おもいよ」と言いながらも一生懸命助けようとしてくれています。心優し子ども達。
朝の園庭に行く準備が日に日に早くなってきました。自分たちで準備する習慣が出来てきています。
園庭に出るとサルの置物が倒れているのを発見し保育士に「倒れてる」と伝えてくる数名の子ども達。「助けなきゃね」と声を掛けしばらく様子を見ていると子ども達同士で力を合わせ直してあげようと色々な角度から手で持ち上げようとしていました。なかなか直せず困っているとその中の一人◎ちゃんが「そうだ、シャベル持ってくればいいんだよ」と砂場へ走っていきました。
周りの子どもたちも後に続きシャベルを取りに行き梃の原理で「よいしょよいしょ」とサルを起こそうと一生懸命に力を入れてくれてましたがどうしても起こすことはできず、保育士に「先生助けて~」とヘルプの声がかかりました。「みんなの力を先生に注入してパワーアップするよ」と保育士が言うと「がんばれ~」と手拍子をして応援してくれる子、足に手を添えてパワーを分けてくれる子、サルに手を添えてくれる子がいたりとそれぞれの形で応援してくれました。子ども達のやさしさパワーで無事にサル2体とも起き上がらせることが出来、「やったー」「よかったね」とみんなで助けられた喜びをかみしめる事が出来ました。
園庭には夏ならではの自然物が沢山あります。
虫もセミやダンゴ虫など色々な虫が見られます。
セミを捕まえた保育士がじっくりセミを見せてくれました。
「これがミンミン鳴いているんだよ」と見せると「これがセミ」と不思議そうに指でツンツンする□君。セミが一瞬バタバタすると驚いて後ずさりするもまたツンツン触り観察していました。
園庭で収穫したゴーヤを保育室できく・たんぽぽ一緒に調理しました。包丁で切る時には前のめりになってみて包丁を下すたびに掛け声をかけてくれて興味津々。フライパンでジュージュー炒めるときには「ジュージューしてるね、おいしそうだね」「ゴーヤ食べれるようになったんだよ」など近くにいる友達と話しながら出来上がりを待っていました。
ここでも美味しくな~れパワーの注入です。「おいしくなーれ」と掛け声をかけ美味しく出来上がるのを応援してくれました。出来上がった味噌ゴーヤ炒めと醤油ゴーヤ炒めを給食と一緒に出すと「たべれたよ」「おいしかった」「おかわり」とをもりもり食べてくれる姿があり保育士たちも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。自分たちで収穫しおいしくな~れパワーが沢山詰まったゴーヤを通して素敵な体験が出来た日だなと感じました。
(K☆H)
「おいしくな~れ」パワーの注入中です。
赤ちゃんかわいい!
◆自分たちだけで椅子取りゲーム(うみグループ)

パプリカを熱唱中です
「椅子取りゲームやる人あつまって~」と年長の◎君の声が響きました。
「やりたい」と数人が集まっています。
「じゃあ、椅子を並べよう」
「丸くしないとだね」
「この机が邪魔だよね」・・・
自分たちで遊ぶために話を進めていく◎君。
最後に、「先生音なんか流して」とお願いに来ました。
「先生が手伝わずにできる方法あるかな?」と聞いてみたところ、「じゃあ、◎◎がうたうよ」と自分は参加せず、みんなが楽しめるようにと提案してくれました。
いざ、スタートです。
『鬼滅の刃』の歌を歌い始める◎くん。鬼滅の刃を知らない児にとっては???
スタートできません。
そこで、◎君が歌い始めることだけを保育士がみんなに伝え再スタート。
続いてパプリカ。途中、「あ~っ、忘れちゃったよ」
歌詞を忘れてしまった◎君。
またまた中断。
隣にいた△ちゃんが一緒に歌ってくれ再スタート。
準決勝。二人が一つの椅子に座って、一人が怒る。怒鳴る。
「ジャンケンで決めたら?」
ここで、◎君がナイスアシストです。
保育士が見守る中、なんとか自分たちで進めていく椅子取りゲーム。
何度もトラブルがあり、人も入れ替わりながら無事ゲームが終了しました。
普段ならば、保育士が進めていくことの多いゲーム遊び。
自分たちだけでやってみたいという気持ちを大事にしていくと見えてきた子どもたちのいろいろな姿。保育士は楽しませてもらいました。
そして、昨日凍らせた泡と色水。
指で触ったり、頬に当ててみたり。
「冷たいね。」
「泡がまだ残ってる」
「宝石みたいにキラキラしてる」
様々な感想。触った感触を楽しむ子どもたちは、凍った泡で絵を描いて楽しみました。
「氷で絵が描けてすごいね」
いろんな発見がありました。(M.C)

なんかまだ泡みたいだけど・・・氷になってるね。溶けてくるとふわふわの泡に戻りました

「つめた~い」なんで、これでえがかけるの?不思議でたまりません。石鹸のいい匂いもしました
◆教えること・伝えること(にじグループ)

朝の集まりで先日染めた布をひとつひとつ広げていくと「きれーーーい!」「それ私がやったやつだよ!」「染めたのは私たちだよ」「ビー玉入れたから丸になっているんだよね!」「先生のTシャツと同じだね」「これは〇先生のTシャツの模様だよ!」と興味を持って参加してくれていることが伝わってきます。
以前染めた布でワンピースやバッグを作ったこともあり「バッグにするなら縫うよ!」「お洋服もう1回作りたいなー」と年長女児が話に来てくれました。新しく染めた布で何を作ろうか子どもたちと考えた結果、まずはバッグにも洋服にも使うことのできる三つ編みを作ることにしました。三つ編みの経験がある児はコツをつかんでいるためスムーズに編んでいきますが、はじめて経験する児はなかなかうまくいきません。
年中児が年少児の三つ編みをサポートしてくれる場面がありました。その年中児は年下の児の面倒を見るのが得意で生活面でも助けてくれることが多いですが、三つ編みは苦手でどのように声をかけていいかわからない様子でした。教えてあげたいという気持ちから年少児に優しく寄り添い、年少児の手に自分の手を重ねて必死に編もうとしていることが伝わってきます。
前に座っていた年長児が「次はこっちの布だよ」「真ん中に持っていくよ」と声をかけながら教えている様子を見た年中児は、少し経つと小さな声で「こっち」と年少児に教えてあげていました。
教えること、伝えることは大人でも難しく感じる場面がありますが、子どもたちはまわりの大人や友だちとの関わりから学び、吸収し、行動していきます。日々成長していく子どもたちと一緒に私たちも学び、考えながら保育を深めていきたいなと改めて感じました。K.Y
◆ジュース作り (そらグループ)

勝って嬉しいはないちもんめ。負けたチームも「次は勝つ」と意欲を見せます。
今日も暑さが厳しい日となりましたが、子どもたちは「ジュース作りしたい」「はないちもんめやりたい」等、今日やりたい事を次々と話してくれました。
室内では年長児と年中児数人で『はないちもんめ』をし、最初は大人が入ってルールを確認しながら行いましたが、次第に子どもたちだけで楽しみ、新しく誰かが入ると「こうやるんだよ」とルールを伝える姿が見られ、頼もしさを感じました。
昨日の色水遊びの続きをしました。
今日は石鹸を擦って水で溶かして泡立て、ホイップクリーム作りを行いました。
まずは集まりの時間に保育士が少しだけ作る工程を見せると「やりたい」と子どもたち。
そこで代表で年長児に前に出てもらい、魔法の呪文を唱えながらかき混ぜてもらいました。見ている年中・年少児も一緒に呪文を唱えます。
石鹸水が泡に変わっていく様子に歓声が上がりました。
ここで約束事を確信します。器具が1つずつしかない事を伝え、どうすればこの人数で出来るかを考えてもらいました。子どもたちは「順番にゆずる」「10数えて交代する」と案を出し、その言葉を実践して順番に貸し合っていました。ここにも大きな成長が感じられます。
ジュース作りが始まるとそれぞれ思いおもいに好きなジュースを作り、「昨日はいちごジュースだったから今日はぶどうジュースにする。青と赤を混ぜるんだよね」と、昨日取り組んだ事でより自分が作りたい色を認識し、色の配合を楽しむ姿がありました。
ホイップクリームを乗せ、葉っぱや木の枝を探して飾りつけし、クリームが足りなくなると作って足したり声を掛け合ったりと役割分担が見られました。
次の発展も楽しみです。
O・Y

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