言葉はなくても
2020年07月17日 金曜日
0歳児の◆君は、少し離れていても、よちよちと歩いてきて両手を伸ばし抱っこをせがみます。抱っこをすると今度は「立ってほしい」と喃語や体の動きで教えてくれます。「降ろしてほしい」という要求も体をくねらせ降りたいことを伝えてくれます。
1歳児の◎ちゃんは、穴落としの玩具を持ってきて「この蓋を開けてほしい」と差し出す姿で教えてくれます。他の子もみんな、言葉はなくても大人に自分の要求を伝えるすべを身に着けているのが不思議であり神秘的です。
子どもたちが今何を訴えているのか、子どもの思いに気づき要求を受け止め、それを言葉に代えて表情豊かに語り掛ける保育者を見ているのも楽しいです。「○○なの?」「あれっ違う?」「こうかな?」と子どもの要求を探る乳児の担任と、一生懸命思いを伝える子どもたち・・・。
この試行錯誤がお互いに大切な学びになっているように感じます。
保育主任
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