◆7月29日(水)の子ども達
2020年07月29日 水曜日
◆できた! (つぼみ)

登園後、気になる玩具に向かってそれぞれ楽しむ子どもたち。いろんなところへ遊びに行っていた〇くんがしゃがみ込んでなにかを見つめています。〇くんの目の前にはコマがふたつ。コマに向かって「うー。あー。おーーー。」となにか言いたげです。
「こうやってまわすんだよ。」と回してみせると、何度もコマを保育士に渡し、「やってやって」のアピールをしてくれます。何度も繰り返していると、ひとつのコマに手を伸ばし、保育士の手をじっと見ながら見よう見まねで指先を使ってくるっと回そうとする姿が見られました。
でもうまく回らずしかめっ面で、「あーー・・」と言いながらも「〇くんすごいね」の声に何度も挑戦し、くるっと回るとにこにこです。何度かやって楽しむと、他の場所へ遊びに行きました。
きっと〇くんの中で「できた!」という満足感で満たされたのだと表情を見ると感じます。小さいできたの積み重ねを大事にしたいなと思う毎日です。
園庭にマットを出していると、ふじ組・きくたんぽぽ組のお兄さんお姉さんたちも集まってきました。お兄さんたちが「どうぞ」と玩具を渡してくれたり、声をかけてくれたり、嬉しい時間です。
セミの抜け殻や捕まえたセミやダンゴムシを何度も近くで見せてもらいました。
これは一体何・・?と無言で見つめる子や、動く玩具だと思ったのか、わしづかみしようと必死に手を伸ばす子と、反応が様々でした。
今日はいつもより涼しい風が吹いていましたが、夏を感じる触れ合いがたくさんの園庭あそびでした。
I.S

◆葉っぱどーぞ (ふじ)
今日も園庭で遊びました。時々、自然のミスト(弱い霧)が降る中ではありましたが心地よい気候で。園庭に出ると、それぞれが好みの遊びを選び遊び始めていました。
セミの鳴き声がしてきて、セミの抜け殻が落ちてくるころになりましたが、今日も園庭にはセミの抜け殻が落ちていて、大人がそれを見せると、じっと見ている子、近づいて逃げる子、ちょんちょんと触る子と、それぞれにセミに挑もうとする姿が見られました。
今日は抜け殻ではなく、セミそのものをつかまえてそれを見せてみました。わくわくきらきらの子たちは、怖いという意識があるようで、見て逃げる子も多く、ふわふわの子は、まだ怖いという認識がないのか、気にせず触っていました。
築山の方では、〇くんが木の下をじっと見ていました。近づいて尋ねてみると、指をさして何か訴えようとしていて。その辺りを見ると、小さーいダンゴ虫がいました。近くの地面には小さい穴もたくさんあり、〇くんは今度はその穴の中をじっと見て、穴の中にも虫がいると思ってか、辺りに落ちている葉っぱを採って、その穴の中に入れようとしていました。虫に葉っぱをあげようとしていたのでしょうか。
慣れ保育も落ち着き、新入園児の子たちも泣かないでよく遊ぶようになりました。自然いっぱいの育子園でまたどんな体験をするのでしょうか、楽しみです。(T.Y)
セミ触われる?
砂場でそれぞれ
◆セミの観察しました。(きく・たんぽぽ)
ちょっと怖いね~と言いながらもじーっと見ています。
朝のおやつが終わると園庭に行く習慣が出来てきている子ども達。保育士が靴下入れを動かすとロッカーに帽子を取りに行き準備を始める子もいます。
園庭の水道に上手に飛べないセミがいるのを発見した子ども達。虫をさわれる◎君に捕まえてもらおうと声を掛けそっとつかもうとするとセミも驚いたのか急にバタバタ動き出したセミに驚き掴むことが出来ませんでした。虫が得意な保育士に捕まえてもらいじっくり観察することができました。
ベランダで栽培しているピーマンが大きくなっていたので収穫して調理をしました。
園庭から戻り保育士がこっそり調理をはじめ、気づくのを待っていると、□君の「先生なにしてるの?」がきっかけで続々と集まり包丁でピーマンと園庭で収穫したししとうを切る様子を「チョッキン、チョッキン」と効果音を付けてくれながら観察してくれました。
「ピーマンおっきいね~」「ピーマン食べられるんだ」と友達同士で話が膨らみどのようなりょくりが出来るかウキウキしながらみていました。フライパンでいため始めると「パチパチ聴こえるね」「いい匂いしてきた」とウキウキが最高潮になっていたのかジャンプしたり子ども達同士で絡み合ったりして興奮しているようでした。
給食の時に一緒に食べれるようにお皿の端っこに乗せてあげるともらったはいいが野菜が苦手で食べられずにいたさん▽ちゃんでしたが一口ぺろりとなめてみると「食べる」と自らスプーンですくい口の中に。「もぐもぐ、おいしい」と食べてくれました。食べられたことが嬉しかったようでそこにいた保育士全員に報告する▽ちゃん。少し自信がついたようです。
(K☆H)
切り終わって何が出来るかわくわくしています。
◆石鹸って何?(うみグループ)

まだまだかきまぜないと…ふわふわにしたいんだぁ。美味しそうだよね。必死にかき混ぜていました
女の子たちが大好きなキラキラの飾りを用意してみました。
早速、目がキラキラになる子どもたち。
折り紙で作ったハートや時計、お花に飾り付けていきます。
ピンを付けたらハートのブローチになりました。あちらこちらの女子たちが身に付けています。そこへもも組の○君が近づいてきて「ピンクで作りたい」とその輪に入っていきました。ハートも保育士と一緒に丁寧におりました。
「キラキラ付けていいの?」と目がキラキラになった◎君。完成して嬉しそうに腕に付けていました。
そして、今日は泡遊び。
ボウルと泡だて器、石鹸、水を準備します。
まず、石鹸を知らない児がいました。
「なんか、クリームなの?」
「クッキーかな?」
「いい匂いはするよ」
保育士が少量の水を手に付け泡立ててみると「なんか泡が出てる」「手洗えるの?」不思議な物体というまなざしです。
ボウルに少量の水と削り下ろした石鹸を入れます。そして、泡だて器でかき混ぜる。
手際のよい△ちゃん「だって、家でパンケーキ作ったことあるもん」
誰よりもふわふわの泡になりました。
それぞれの泡に色も付けてみました。
赤・青・黄色・ピンク・・・好きな色を混ぜていきます。
混ぜていくとカラフルな泡。
『同じ色の絵の具を入れたのに、混ぜていくと違う色』
『△ちゃんみたいに混ぜてるのに、同じようにふわふわにならない』
なんでだろう?
と不思議がいっぱいです。
「光を当てたらもっときれいな泡にあると思うよ」☆君のアイデア
子どもたちの不思議を沢山キャッチしながら遊びを広げていけたらと思います。(M.C)

カラフルな泡。チョコレートクリームみたい
◆新聞紙だらけ2 (にじグループ)

帽子作り
今日は年中児だけの横の活動を行いました。
年少児の子どもたちとも行った新聞紙ゲームです。
年中児と年少児での違いという話し合いの中で
「大きさが違う」
「難しいことができる」
「給食でのご飯とかの集まれができる」
「年少児さんたちにご飯とかの集まれをしてあげられる」
「こぼさないようにおぼんを運べる」
とたくさん挙がりました。
みんなもそうだったね、と伝えると、「わすれたー」と。
新聞紙ゲームの内容は
折り方は自由にとにかく小さく折る。
なるべく破れないように丁寧に広げる。
その新聞紙で帽子作り。
その新聞紙で剣作り。
その新聞紙で服作り。
最後にビリビリ破り、新聞紙の海の中に新聞紙で作ったハートを女の子たちが探す、新聞紙で作った手裏剣を男の子たちが探す、宝さがし。
小さく折る方法は角と角を合わせる、くしゃと折る、とにかく丁寧に折る、時間をかけ上手に折ってくれました。
新聞紙で帽子を作るでは「えー無理だよ」という声も上がりましたが、そのまま被ってみると「あ、そんな帽子もあるね」と認め合う姿、そこから子どもたちの自由な発想が展開。
両手で抑えないと落っこちてしまう帽子から抑えなくても被れる帽子。
剣はクルクルとすぐに作りあげますが、丁寧に丸める子どもたちは細くて綺麗で「それすごいね」と褒め合う姿も。
新聞紙での服作りは破っても、穴を開けてもいい、という条件で行いました。
そのまま巻いてみるとスカート。
手を通す穴を開けて「片手だけ手の通る服」と子どもたちの無限さを感じます。
「ズボンも作りたい」と新聞紙を2枚も3枚も纏う子どもたちも。
宝さがしでは新聞紙の海に埋もれる新聞紙のハートや手裏剣のため難易度があがり、中々見つけられないとみんなで探しました。
2人の女の子たちが見つからず手伝いに入ると、「あったよ、はいどうぞ」「ありがとう、やったー」ととても喜び合う姿に仲の良さが伺えました。
年長児・年少児の子どもたちも本日制作でアイスを作り、食べながら見に来てくれていました。
次は年長児だけで楽しみたいと思います。
(a.y)

服作り

セミの産ま、羽を伸ばすシーンを観察中
◆小麦粉ねんど (そらグループ)

昨日の夕方、以前作った太鼓をきねとうす、白い紙を餅に見立てて餅つきが繰り広げられていました。ついたら餅をまるめ、テンポ良く、息を合わせて餅をついていました。その姿から、餅とまではいきませんが小麦粉粘土を提供してみました。
小麦粉を桶に入れ、少しずつ水を足していきます。子ども達が手でこねていくと、さらさらだった小麦粉がぼそぼそからねっとりしていき、「なんか変な感じ」と声が聞こえてきます。さらにこね、しっとりとしてまとまりが出てくると、「ねぇねぇ、ここ触って!つるつるしてるよ!」と変化に気付きます。
まとまったものを一人ひとりに分け、さらに自分の手でこねていきます。
こぶしでドンドンと叩き平たくする
へびみたいに長くしていく
さらにそれをうずまきにしてぺろぺろキャンディーにする
小さな団子をたくさん作り並べる
さまざまな姿がありました。
さらに赤・青・黄3原色の絵の具を混ぜてみました。
指の先に少しだけ絵の具をつけこねていくと、綺麗に色付きました。
3つの色の粘土ができたあと、この粘土をどうするか子どもたちと話し合い、混ぜることに決めました。「茶色になるのかなぁ」「紫になるのかなぁ」と期待は膨らみます。
混ぜてみるとマーブリングのように綺麗な色合いになりました。根気よくこね続けた子のものは、茶色へと変化し“黒にんにく”を作り上げていました。中には3色をまぜずに、赤青黄の信号機を作ったり、3つを層にしてお布団を作っている子もいました。
“餅” にはなりませんでしたが、小麦粉粘土の手触り・感触、絵の具と混じりあったときの変化、自分だけの粘土で遊ぶ楽しさ、さらにそれを子ども同士共有する喜びが感じられたのではないかと思います。
E・Y


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