◆7月27日(月)の子ども達
2020年07月27日 月曜日
◆積み重ね (つぼみ)
「待ってるよー」「今行くねー」
週初めの月曜日、元気いっぱいのつぼみ組。11人の出席です。
先週から始めたちょっとの朝の集まりを、今日も無理のない形で始めました。
先週の「だるまさんが」に続き、今日は「だるまさんの」の絵本を持ってきました。
バラバラにいた子どもたちでしたが、「じゃーん!」と声を掛け、絵本を出すと「おっ!」という表情で絵本の前に集まってきました。先週の集まりをしっかり覚えていたようです。
「だるまさんの」は大きな目や歯が出てくるので、怖がってしまうかな、と少し不安ではありましたが、絵本の目の前にいる子どもたちを見て、その不安は一掃されました。
一瞬驚いた表情の後、ケラケラっと笑う〇ちゃんや◇くん。顔の目の前に大きな目や歯を差し出すと愛らしい笑顔です。何度も目の前に差し出してしまうくらい良い表情でした。
△くんは絵本を知っているようで、保育者の横で声に合わせて揺れていました。
今後も子どもたちの様子を見て、無理のないように絵本や紙芝居を読んでいきたいと思います。
園庭にも出ました。
最近、保育者と一緒に手をつないで園庭中をお散歩している★ちゃんと☆ちゃんは今日もお散歩から始めます。途中、お友だちと固定車に乗ったり、築山に登ったり、トランポリンに乗ったりと以前よりもアクティブに見えます。日々の積み重ねでしょうか。段々と園庭にも慣れてきてくれているのが目に見えて、とても嬉しく感じました。
□くんは、座り型のカートが落ち着く場所のようです。今日はカートは動かさず、止まった状態にしていると、「なんで動かないんだ?」という表情ではありましたが、不満顔ではありません。しばらくいましたが、下で楽しそうに遊ぶ子が気になるのか、今度は「降ろしてー」とアピールしていました。その後は、砂をスコップですくおうとしたり、□くんなりに楽しんでいるようでした。ここでも、日々の積み重ねで、徐々に落ち着く場所を広げていっているように感じました。
他にも日々の積み重ねがわかるシーンが書ききれないほどたくさんあります。
成長著しいつぼみ組ならではの出来事も連絡帳や口頭でも保護者の方々にお伝えしていければと思うと同時に子どもたちの一瞬一瞬を見逃さないようにしていきたいと改めて思いました。
(H.A)
◆「はだし!」(ふじ)
四日間の連休が明けました。梅雨が明けるのはまだのようです。園庭は雨上がりでしっとり、砂場は砂がふかふかです。今日も裸足で園庭にでてみました。
裸足なので、支度は帽子をかぶるだけ。自分の靴下や靴を探さなくていいし、履かせてもらわなくていいのです。園庭にでていく友だちを見ながらやきもきしながらの支度もなく、窓が開けられると同時に、解放されて飛び出していく子ども達でした。
飛び出した先は砂場です。すぐに道具を持って遊び始める子に混ざって、まずは砂場にはいってみました、というように、すくっと立って様子をみている姿もあちらこちらにありました。保育者も同じように裸足になって砂場に入ると、「はだし!」「はだし!」と言いながら、子ども達が集まってきました。〇くんは「せんせいも~!」と、みんな同じ、はだし仲間ということが楽しい様子でした。
ひんやりとした感触を味わいながら踏みしめてみたり、手や足に砂をかけて埋めてみたり、子ども達も集まって、笑っていたりと、いつもの、じっくりと一人遊び、平行遊びの砂場の風景とはまたちがって、身体も心も開放的に遊べているように感じました。
裸足での感触が苦手だったのか、ゴム製の板の上に乗り、その上を行ったり来たりしている◆くん。保育者に助けを求め、マットに移動したようでした。楽しいと感じる子どもと、そうではないと感じる子どもいて、それぞれなので、一人ひとりの反応に寄り添っていくことも忘れないようにしていきたいです。
大人にとっては、裸足で 砂場以外の園庭を歩くことはきびしく感じますが、靴をはいている時と同じように歩いたり、走っている子ども達。☆くんは、水たまりにも裸足でザブンとはいっていました。しかし、裸足なので出たあと、ずぶ濡れの靴を履いたまま歩かなくていいのです。裸足っていいな、と感じていたかもしれません。
夏が始まり、地面が熱くなると裸足で歩くことはできませんが、雨上がりならではの遊びや夏の水遊びで、解放感をあじわうことができたら、と思います。
(F.S)
問題です。私の足はどこでしょうか、、、?
さわれるよ。
◆夏を待ちきれず・・・ (きくたんぽぽ)
小さな指先でチョンチョン。ドキドキして、震える指先が可愛い!
ようやく夏の気配が感じられる様になってきました。梅雨明けまでもう一歩です。
子どもたちの大好きな虫たちも、夏が待ちきれないようです。〇くんが、お父さんと見つけたカナブンや大きなダンゴムシ、セミの抜け殻を、皆で一緒に見て欲しいと、園に持ってきてくれました。虫かごの中には、カナブンが7匹も。最近は、カナブンもあまり見なくなってきたので、なかなか貴重です。
園庭に持って行き、たらいに出してみます。保育士が虫を触れないので、子どもに頼らせてもらいます。普段から虫を触ることのできる△くんにお願いすると、次々とタライに移してくれ、頼もしい限りです。△くんに勢いをもらい、周りの子たちも、指を一本出し、葉っぱやセミの抜け殻にしがみついたり、元気よく歩き回るカナブンを、恐る恐る触ってみようとします。「※ちゃんも触ってみる!」と次々にチャレンジしていました。指で一瞬触るだけでも、その子にとっては大きなチャレンジです。ゆーっくり近づけた指で、チョンと一瞬だけ触った□くん、「怖かった~。」と言いながらにっこり。自らチャレンジしてやり遂げた喜びがあります。
カナブンが登れるようにと枝を探しに園庭をぐるり。●くんが「あっ、いたよ!」と何かを発見。セミの抜け殻が葉っぱにぶらぶらとついていました。「あっ、ここもいるよ!」と言われ見てみると、あっちにもこっちにも。上を見上げると、しだれ桜の葉にもものすごい数の抜け殻がついていて、保育士まで興奮して子どもたちと一緒に眺めました。
長かった梅雨で、セミも待ちきれずに次々と出てきたようです。セミの成虫は、今日は見つけられませんでしたが、給食時には、園庭から聞こえるセミの鳴き声に気づき、「なんか聞こえるよ。」と言っている子がいました。目で見て、音を聞いて、触って・・・、五感を伸び伸びと解放して、今の季節を感じていきたいです。
(T.M)
頭を寄せ合って、観察。「ほら、ピンクだよ。」カナブンの体がいろんな色に見えるようです。
水鉄砲は順番で遊んでいます。
◆みつけたー (うみグループ)
「セミの鳴き声がするー」
今日は、朝から「虫探したい」と園庭遊びに期待を寄せる子が多くいました。
虫探しのきっかけとなったのは、一人の子が「お休みのときセミ見つけたんだ!」と嬉しそうに友だちや保育士にお話ししてくれたことです。
これが子どもたちの意欲につながったようで、なかには「あっ!あそこの木から鳴き声した!」とベランダからセミを探す子もいました。
園庭に出ると真っ先に木の下に向かう◯◯ちゃん。
普段あまり虫探しをしない◯◯ちゃんでしたが、セミを見つけたいと目を輝かせていました。
年少の△△くんも「虫どこだろう」と虫探しをするお兄さん、お姉さんの後を一生懸命追いかけます。
気づくと年少から年長まで、たくさんの子が協力し虫探しを行っていました。
そして園庭遊び終盤、ようやく近くでセミに触れることができました。
「やったーつかまえた!」「きゃー触れない」
達成感に満ち溢れた子どもたちの笑顔は、本当に素敵でした。
共に楽しむことや協力すること、探求すること。
今回の虫探しは、子どもたちにとって貴重な学びの時間になったことと思います。
これからも、子どもたちの学びの空間を大切にしていきたいと思います。
(T.N)
「触りたーい」
◆夏の遊び(にじグループ)

今日は染め物遊びをするための準備をしました。染料で染める前の布を絞る作業です。昨年も何度か染め物遊びをおこなっていたため、保育士が布を持っている姿を見ると「染め物するの?」と女児中心に集まってくれました。「どうやって染める?」と〇ちゃん。「花火みたいな模様がいいな」「ビー玉使うと水玉みたいになるんだよね」「くるくるするのもやる?」と、昨年の染め方を思い出してイメージを膨らませていました。布が6枚あったため、サークル染め2枚と、ビー玉を使った絞り染めを3枚、残りの1枚は今までやったことのない絞り方で準備してみました。昨年の経験もあるため、保育士が教えるのではなく子どもたち同士で教え合いながら、あっという間に絞り終わりました。梅雨が明けないため、いつ染めるかはまだ未定ですが、絶好の染め日和がくることを願っています。
園庭に出ると「おばけきゅうりあるよ!」「ゴーヤいっぱいある!」と野菜の収穫がはじまります。自分たちで収穫した野菜は普段食べる野菜の数倍美味しいようで、調理保育をするとよく食べてくれます。先日食べたしし唐が驚くほど辛かったのですが、辛いしし唐、苦いゴーヤも積極的に「食べたい」と言ってくれる子どもたちの好奇心は素晴らしいなと思います。
最近はセミの抜け殻が見られるようになり、ダンゴムシやミミズの他にセミの抜け殻を両手に持って駆け回っている姿も多く見られます。保育士が捕まえたセミに興味津々の男児たちとセミが怖くて逃げ回る女児たち。女児たちは「キャー!」と逃げながらも表情は楽しそうにしています。セミの鳴き声が聞こえてくるたび「セミいるね!」と嬉しそうに教えてくれる子どもたちと夏ならではの遊びを楽しめたらいいなと思います。K.Y


◆今日もフル稼働 (そらグループ)
今日は連休明けの月曜日でしたので、朝の集まりの際にこども達と連休をどう過ごしたか会話をとおして楽しみました。
祖父母宅に行った事。
旅行に行った事。
BBQをした事。
プールに入った事。
キャンプをした事。
Switchをした事。
スイカを食べた事。
UNIQLOに行った事。
素麺を食べた事。
飛行機に乗った事。
新幹線に乗った事。
etc。
どこまで信憑性のある会話であったかは定かではありませんが、休み明けにこども達が元気な姿を見せてくれただけで全て○の様に思います。
そして、朝の集まりを普段より短く行い、その上でこども達にはじっくりゆっくり好きな玩具と好きな場所で遊びたいのであればプレイゾーン(玩具ゾーン)へ促し、少し体を動かしたりゲーム遊びや集団遊びを楽しみたいこども達にはこの場所に残って「○の後に▽、▽の次は□、□の次は…」とワーキングメモリを使う様な声かけを促しました。(疲れが残っているこどももいました)
集まりの途中に参加するこども達もいます。
片付けが終わらなかった、友達の片付けを手伝っていた、疲れてゆっくりしていた、集まりたくないなど様々な理由があります。
その理由を考慮しこども達に再度保育者が関わっていくのですが、集まりの途中から参加するとどんな事を今から行うのか、誰が対象でどんな順序なのか分からないことがあります。その時に困ってしまうのは保育者ではなくこども達です。
「またお話しするの?」
「早くやりたいよ」
「また最初から」
「さっき聞いたよ」
と心の声を本当の声にして表現してくれるこども達と、それを耳にする途中参加のこども達がいます。どちらも困るのです。
今はお互いに折れつつ過ごしていますが暫くすると「だって○○してたんだから」と意見のぶつけ合いが起きるかもしれません。
「○○するからでしょう?やめれば良いじゃん」などお互い正しいと思う事を言い合うのでこのトラブルの仲介役として見守る事になる保育者は生半可な気持ちでは関われません。
自分の意見と他者の意見を聞く場面や考える場面はこの時にやっと生まれる訳ではないので、今日の様なシーン一つひとつを丁寧に汲み取って、丁寧に噛み砕いてお互いがお互いの気持ちを知ったり、思い通りにいかない事もある事やいく事を知れる様にあえて深く関わる場面とあえて浅く関わる場面との距離感やタイミングを日々図っています。
上手く伝わったと思うとそうでない場合もあるので日々の繰り返しがいかに重要で大切か感じる事も多々です。
そんな中、今日は室内でジャンケン遊びや、新聞紙遊び、蜘蛛の巣ゲームなどを行いました。
ジャンケンゲームは慣れもあり飽きが見られ、3ゲーム行うと自然とやめていました。
(以前は何度もやっていたのに)
新しい難易度が上がった内容のものを提供しようと思います。
蜘蛛の巣ゲームはすずらんテープをくぐりながら鬼役の蜘蛛男に捕まらない様に逃げるゲームです。(蜘蛛女でも良いです)
※ルール
1、すずらんテープが切れても捕まる
2、捕まったら外で応援
3、友達を押さない
その中で面白い姿が見られます。
「ブツンッ」
「あ、切れた」とすずらんテープが垂れ下がっています。
こども達は誰がやったか言いません。
「僕じゃない」
「私じゃない」
と言います。
「ブツンッ」
「あ…。○ちゃんだよ」
と言います。
「ブツンッ」
「あ、でも○ちゃんは切れたやつに引っ掛かったから○君が切ったんだよ」
と言います。
テープが切れる事でこども達の心の中でドラマが生まれている様です。
なんて言おうかな、なんて言ったら良いのだろう、なんて言ったらいけないのだろう…頭の中でグルグル巡っている感情があったように見えます。
しばらくすると、捕まったこども達が残りのこどもを応援したり前のめりになり壁を作ったり新たなルールを設けないとゲームが成り立たなくなります。
ルール追加~
「捕まったらしっかり座っていると、ゲーム途中でももう一度参加可能」というライフポイント+1制にしました。
すると大変な事になります。
静かに座るのですが応援がなくなります。
そして誰かを参加可能にすると誰かが僕も私もと言います。
この線引きは完全に大人都合になりがちなのでこども達を夢幻参加せざるを得なくなり無限ループ遊びと化してしまいました。
「ねぇ、この遊びずっと帰るまでやらない?」
と天使の呟きが悪魔の呟きに聞こえたのは嘘ではありません。
そんな中、プレイゾーンでは造形や机上遊びなどじっくりゆったりとした時間が流れ、その後園庭に行きました。
園庭に行く前に虫かごの中にカブトムシの卵があると報告してくれた年長児がいます。
写真を撮ると嬉しそうにしています。それを見て我々は嬉しくなります。
こども達に卵を紹介した時、中の異変に気づきます。
何と、カブトムシのオスが天国に行ってしまい体がバラバラになっていました。
こども達とその姿を共有し命やカブトムシの特性など「死」を通して改めて考えていく事が出来たかもしれません。(園庭でお墓を作り埋めました。先日埋めたクワガタ虫が出てきてしまい、綺麗な状態のクワガタムシを見て「眠っている」と呟くこどもがいました)
園庭ではセミを捕まえたり、以前設置したバナナにハチやハエやハナムグリの仲間が寄ってきてこども達は興味深そうに観察していました。観察は虫だけではなく花壇や畑にも向けられていました。
「先生、見て。この裏に大きいきゅうりあるから」と嬉しそうに言います。
二本収穫し給食の際に食べようと思います。
休み明けの一日。
フル稼働のこども達は、様々な発見や体験を通し経験に変えていました。
k★y

盛り上がらなかった事がない遊び。

紙の海を泳ぐこどもも。

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