◆7月21日(火)の子どもたち
2020年07月21日 火曜日
◆初めての試み(つぼみ)
びろ~ん!!
絵本に興味を示す子が多くなったつぼみ組。
ふじ組の朝の集まりにも、数人が参加していることもあったので、今日はつぼみ組だけでおやつ後に集まってみました。
初めての集まりに選んだのは大型絵本『だるまさんが』。
「何が始まるんだろう・・・」と、みんなじっと絵本を持つ保育士のほうを見つめてくれました。
実際に始めると、初めはキョトンとしていた子どもたちですが、内容に合わせて動く保育士の様子に興味を持ち始め、一番前で見ていた〇ちゃんは、保育士の動作を真似て、大笑いをしながら一緒にやってくれました。
〇ちゃんは、最近本当に絵本が好きで、ふじ組の子と一緒に見て、同じように反応したり、「もう一回!」とアピールしたりしていたので、これから、〇ちゃんを筆頭につぼみ組に絵本の楽しさを広めていこうと思います。
絵本の後は、ミッキー体操をしてから、ゆっくり園庭に出ました。
思い思いに好きな場所へ移動し、自分のペースで遊んだり、お兄さん・お姉さんに遊んでもらい、どの子も楽しそうです。
お散歩カーに乗っていた子も、通りすがりに出会う保育士や友達にニコニコしながら返事をしているかのようでした。
子どもたちが何に興味があるのかを察知して、今日のように無理なく保育の中に取り入れ、もともとの楽しさだけでなく、新たな発見も出来るような関わりをしていきたいと思います。(E.Y)
◆せみのヌケガラザウルス (ふじ)
これは・・・せみのヌケガラザウルス。
昨日、2歳組がセミの抜け殻を見つけて盛り上がっていたので、今日はふじ組の子にも見せてあげたいな・・・と思いながら園庭に出たら願いは叶うもので、コンビネーションにしがみついている抜け殻を見つけました。
早速近くにいる子に声をかけて観察、「・・・・・。」声にならないリアクションです。
何度見てもグロテスク。まさに小さい恐竜のような姿です。
この手のひらサイズの恐竜を、みんなに見せてみました。
「?。」無言の反応が続きます。
二度見をしてギョッとしてしまう子もいます。
恐怖の怪物(小さいけど)、とばかりに怖くて泣いてしまう子。
逆に、「あら~。」と懐かしい友だちに会ったかのような笑顔の子もいます。
思わず手を伸ばして触ってみる子もいました。
見たけど、もう見ません、と視線をむこうに向ける子。
それぞれの心の声を聞いたような気がします。
園庭に咲いているおしろい花で、色水を作ってみました。
ビニール袋におしろい花とお水を少々、あとはもみもみともんでいくときれいなピンク色の色水ができます。
もみもみもみ・・・少しずつ色が変わっていく様子をじっと観察しました。
天気予報によると、梅雨明けはもう少し。
夏の遊びの始まりです。
園庭には、せみのヌケガラザウルスが沢山増えることでしょう。
2歳組がみんなで劇遊びをしていました。
オオカミが出てくる設定で、キャー逃げろー・・・とやりとりする遊びです。
ふと見ると、黄緑色の帽子の中に水色が一人混ざっています。
保育者と子ども達のやり取りを聞いて、理解しているようです。
逃げろーとなると、一呼吸おいて(考える時間が必要です)同じように小走りで逃げます。
顔は笑顔です。
その遊びは築山から始まりウッドデッキへ移動し、藤棚の下へ逃げさらに続きましたが、藤棚の下へ移動したところまで一緒に楽しみました。
自分の好きな遊びを選ぶ活動は始まっています。(N・S)
もみもみもみ、だんだんピンクになってきたー。
オオカミが来るよ~。
◆オオカミさん、今何時?(きく・たんぽぽ)

園庭に出ると『待て~』と集団になって保育士を追いかけてくる子ども達がいました。こらも追いつかれまいと必死に逃げ、築山の頂上に着いた時『次、先生が待てーして!』と〇ちゃんの一言から「じゃあ、オオカミさんで追いかけようか」とオオカミさん今何時ゲームが始まりました。数人の子はルールを知っていましたが、知らない子もいたので簡単に説明。
ルールは簡単です。子ぶたちゃん達が『おおかみさん、今何時?』と聞き、オオカミが「朝の9時」などの時間で答え、「夜中の12時!」と答えたらオオカミが追いかけ始め、子ぶたちゃん達は捕まらないように逃げるという内容になっています。時間で伝えるのはまだ難しいので「お昼寝の時間」「おやつの時間」「お風呂の時間」といったように何をする時間かイメージが湧きやすいような表現で伝えていきました。
追いかけられるのが醍醐味のこの遊びですが「おやつの時間」と言われると『いただきまーす』と食べるふりをしてみたりオオカミが言ったお題に沿った行動をするのも楽しいようで、元気な声がよく聞こえてきました。中でもお風呂の時間が気に入ったようで、ちゃんと頭を洗い、『あ、顔も洗わなくちゃ!』とゴシゴシ洗っている△ちゃん。△ちゃんを見て周りにいた子ども達も同じように洗い、最後にはタオルで体を拭いたりとしっかりイメージしてて思わず笑ってしまいました。
そして、待ちに待った夜中の12時が訪れました。
オオカミの声色も変わり「夜中の12時~!!」と言われると『キャー!!』と大騒ぎ。捕まるもんかと意気込んで逃げる子ども達ですが、慌てすぎてどこに行けばいいのやらなんやらでその場から動けなくなっている姿がちらほら。
素早く次の場所まで走り『こっちだよー』とオオカミを呼んで余裕を見せたり、迷っている友だちに『☆くーん!』と声を掛けてあげる子もいましたが、ずっとオオカミ役の保育士の近くにいる□くんはなんとオオカミに捕まってしまいパクリと食べられるという場面も・・・。
そんな様子を見て『こわいよ~』と目に涙を溜める◎くんは保育士にぎゅっと抱き付きながらもゲームには参加。『早く~もう一回やろう!』と何度も繰り返し行われていました。
回数を重ねると逃げる子ぶた役ではなくオオカミ役をする子も現れ、オオカミ役の保育士と同じように両手を突き出し『ガオー』と声を出して追いかけ始め、なんだか強くなった気分を味わって楽しそうでした。
曇り空で涼しいかなと思いきや、ずっと走っていた子ども達は汗でびっしょり。ゲームの中だけでなく、本当のお風呂の時間(シャワー)でスッキリしてぐっすりお昼寝の時間を満喫している子ども達です。また「色々な時間」を増やし、集団での楽しみを思いっきり味わいたいと思います。
K・E

オオカミにつかまらないようツルツル滑る山を急いで登ります。
◆集団あそび (うみグループ)

椅子取りゲーム2回戦目
今日も室内と園庭遊びをしました
パティシエの格好をして、お菓子やアイスを作る年長☆君。ケーキ作りをする年長女児たちの姿もあります。ランチルームでは、ダンスで身体を動かし、椅子取りゲーム、フルーツバスケットの集団遊びを行いました。年少児も主体的に参加していました。音楽に合わせ歌いながら椅子の周りを回っていると、足を高く上げて歩く年長●くん。その姿を見て笑顔で真似をする年中、年少児。途中、惜しくも椅子に座れず涙のもも組☆ちゃんの姿がありました。涙を拭きながら「次もやる」と意欲的な☆ちゃん。☆ちゃんの気持ち大切に受け止めてる大切さを改めて感じる瞬間でした。
椅子取りゲームの後は、フルーツバスケットをしました。何度かやっていることもあり「ブドウがいい」「バナナがいい」と準備も子どもたちでやり始めました。椅子を丸くして座る時には、なかなか丸くならず「ね~これじゃあ丸じゃなくて小玉スイカみたいな形じゃん」と年長児。椅子取りゲームよりは少人数でしたが、楽しみながら参加している姿が印象的でした。
園庭にも遊びに行きました。「先生、鬼ごっこしよう」と年長児。途中から年中児も参加して鬼ごっこ。誰が鬼なのかわからなくなるほど子どもたちの逃げ足は速いものです。暑さにも負けず、園庭を元気いっぱい走る子どもたちの姿があります。たくさん汗をかいた後は、シャワー。「気持ちよかった~」とシャワーを終える子どもたちの笑顔も微笑ましいです。
そろそろ梅雨明けの予感。夏本番がやってきますが、暑さに負けず元気いっぱいに過ごしていきたいと感じる毎日です。(O.Y)

フルーツバスケット

「カメムシ見つけた」と鬼ごっこしながらも虫を見つけて集まっていました
◆日々変化(にじグループ)

最近子どもたちの遊びに変化を感じます。
平面で遊んでいた遊びが立体へ変わっていく様子が伺えました。
それはもちろん年少児にも。
年長・年中児の真似をしてできた遊びだと感じます。
今日年長児が迷路のような道づくりをしており、様子を見にいくと「これ、前◯くんと作ったの」と教えてくれました。
◯くんは去年の年長児。
遊びが引き継がれていっていることに気付かされた瞬間でした。
川魚ゾーンでも昨日から「新聞紙を使って魚を作りたい」という声がありました。
それも去年の年長児が行っていたことです。
やってみたい、やれるようになった、そんな姿があります。
去年と同じ遊びが広がりを見せていくことも面白さがありますが、去年とは違ったメンバーであることでまたバージョンアップした発見もできればと思います。
園庭ではヒキガエルの土変え、餌取りが毎日のように行われ、子どもたちは毎日それをこなしております。
ダンゴムシを探す、ミミズを探すのがとても上達しております。
今後も子どもたちの変化を感じていきたいと思います。
(a.y)

観葉植物に水をあげております。

こんなにきれいにたべたよ!おかわりまだかなー
◆喜びの声 (そらグループ)

今日は室内と園庭遊びを行いました。
先日の遊びの中で玩具の使い方や扱い方により破損したものが見受けられました。朝の集まりで玩具の使い方や扱い方について話をしました。保育者として何と伝えれば良いか、保育者としてその場面に対し何と関わっていくべきか、保育環境としてその様な場面が起こる予測や環境設定を今後どう捉えていくかなど正に自分自身に向けてこども達と共有している気持ちになりました。
言葉では「優しく」「丁寧に」と伝えますがその「優しく」「丁寧に」とは?が一番大切でこども達に理解してもらいたい部分であったりもしますが、言葉ではなく保育者の行動や思いを伝えていく事が一番良いのかもしれないと改めて保育の難しさを痛感しました。
自分のものでは無いから、みんなやってるから、壊れないから、割れないから、楽しいから、楽だから、○○だからの中に生まれる行動に対して疑問を抱き保育者として見過ごしていないか今一度見直して関わっていきたいと思います。
室内では朝顔作りやステンドグラス作り、ワンピース作りが展開されました。ワンピース作りは年長女児の作品で折り紙のワンピース作りから様々な動きが見られています。
朝顔作りはこどもが葉っぱを切ったり、以前行った染め紙を使用したものです。
園庭遊びでは鬼ごっこが楽しそうに行われました。
どうしても保育者が鬼の設定の方が今は盛り上がる様です。
しかし、しばらくするとこども同士の方が楽しくなってきて保育者は入らないでというこどもが出て来ると思います。
保育者は早いからだめ、すぐ捕まっちゃう、そんな言葉が出てくるかもしれません。
逃げたらすぐ捕まえられないと答えを見出していくまでの過程だと思い今は全力で鬼をやっています。
室内の遊びの充実が園庭遊びの時間になっても園庭に行かないこども達を作っている様に感じる程、今、充実して遊んでいるこどもがいます。友達と協力してカプラをやったり友達と一緒にごっこをしたり同じ場所で違う制作を楽しんでいたり同じ事を同じ場所でそれぞれが行っていたり様々ですが、遊び方や工夫を保育者のヒントや素材を使ってインスピレーションを磨いている姿が見られます。
こんな遊び方が出来る様になったんだ…と保護者の皆様、我々だけではなく、本人達も感じながら遊んでいます。
「こんなに大きく出来た」
「こんなに繋げられたよ」
想像を超えた時の喜びの声はいつ聞いても微笑ましいものです。
k★y


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