◆7月16日(木)の子ども達
2020年07月16日 木曜日
◆ちいさな冒険家たち(つぼみ)
大きな園庭にドキドキしていた子どもたちも、行動範囲が広がってきました。
砂場や保育室前の滑り台に留まらず、トランポリンや築山にも自分から移動して、お兄さん・お姉さんに交じって遊ぶ姿も多く見られるようになりました。
最近、伝い歩きから一人歩きへと変わりつつある〇くんは、保育士と一緒にお散歩カーを押したり、鉄棒や木につかまり、周りをぐるぐる回り、近くの保育士と目が合うと「ばぁ~」と楽しそうに声を上げていました。
2歳児に姉のいる◇ちゃんは、シャベルを片手に二人でいろいろなところに移動し、何かを見つけると二人でしゃがんで覗き込み、仲良く過ごしていました。
汚れることが気にならない△くんは、水が溜まっている築山の水路に入り、中を歩いたり、落ち葉を拾ったりして、泥に足を取られて転びそうになりながらも、本人はとっても楽しそうな笑顔を返してくれました。
他にも、たくさんの冒険家がいるのですが、中でも一番の冒険をしたのは、自分からはあまり園庭に出たがらない☆ちゃんと★ちゃん。
今日は、テラスに行き靴を履くと、★ちゃんは自分から立ち上がり、保育士の手を取って園庭へと出発。
プランターの花の前で立ち止まったので、☆ちゃんも呼びに行き、一緒にお花を観察し始めました。
初めての感覚にハマったのは☆ちゃんで、なでるように葉っぱや花びらを触り、「触ったよ!」と保育士や隣の★ちゃんにアピールしていました。
★ちゃんは、お花よりも園庭自体に興味があり、歩きたい気分だったようで、保育士の後を追うように園庭の奥まで行きました。
途中、トランポリンや築山などにたくさんの友達や保育士がいて、ドキドキすると担任の元に来て手を取って先へと足を進め、気づけば園庭を一周してきました。
つぼみ組の子どもたちにとっては、初めてのことが多く、たくさんの経験をしていきます。
小さな冒険家たちの活躍がこれからも楽しみです。(E.Y)
◆今日は園庭 (ふじ)
スライディング参加
雨の日が続き、今日も少し肌寒いですが園庭に出られました。
室内遊びも楽しいですが、やっぱり園庭は格別のようです。
部屋では少しグズグズ気味の〇ちゃんも、園庭出れば活発に動き出します。何人かがまとまって砂場で遊んでいると楽しそうだと思ったのか、思わずダイブして仲間入り。服が砂だらけになろうが顔に砂がつこうがお構い無し。
まだ、「お友達」という関係にはいってはいませんが、「楽しそうなことやってるな。」「やってみたいな。」と楽しさの連鎖が繋がっていくように感じます。この連鎖がたくさん生まれればそばに居るお友達の存在にも気づけるはずです。
トランポリン目指して突き進む◎くん。上手に跳ぶお兄さんお姉さんに魅力を感じたのでしょうか。。。
でも、なかなかトランポリンに上がれません。。何度もグッと身体を引き起こしますが上手くいかず、でも◎くんは諦める様子はなく何度も挑戦しています。
両手で縁をガシッと掴みやっと上がれることができました。登れた時の◎くんの表情がとても印象的です。満面の笑みを浮かべ達成感に満ち溢れていました。
小さな達成感かもしれませんが、子ども達にとってはとても大きな1歩です。出来ることが増えれば自然とその子のやる気にも繋がると思うので、達成感だけではなく、様々な気持ちを感じられるような関わりをしていきたいと思います。(I・K)
がんばれ、がんばれ!
雨粒に濡れた草はなんだか新鮮・・・。
◆
◆スライムはじめました (うみグループ)

昨日お菓子屋さんが開店しました。
今日も朝から売り子さんをする年長女児と年中女児。パティシエ役の年長男児の姿もあります。アイスやキャンディーとカラフルなお菓子が並んでいます。
新たなお菓子の案として、「ゼリーづくり」をしてみました。スライムを使ったスライムゼリー。
食紅を入れた水に洗濯のりと魔法の水を入れてスライムの出来上がり。はじめに保育士が見本を見せると「うわぁ~」と釘付け。「あ、それ前にもやったことあるよね」と去年スライムづくりをしたことを覚えていた年中の〇君。
早速、子どもたちと一緒にスライムづくりを始めました。作る前に、次のことを子どもたちと約束しました。
・手についたスライムで友達に触ったりしないこと
・スライムを触った手で目をこすらないこと
・絶対に食べないこと
今日は色付けに食紅を使い青、赤の2色で体験。青と赤を混ぜて紫色の子もいました。洗濯のりを入れると「あ、なんだか固まってきたみたい」「泡出てきた」と洗濯のりが入ったことでの感触の違いを感じていました。そして、いよいよ魔法の水を混ぜていきます。入れたと同時に混ぜていくと「うわ~!」「見て伸びたよ」とスライムを持ち上げて見せてくれます。「触ってもいい?」と実際にスライムを手で触ってみました。
楽しくて歌を歌う年中女児。スライムを長く伸ばして「ミミズみたい」と年中男児。
当初はゼリーづくりとしてスライムを提案しましたが、スライムの楽しさを味わった子どもたちの笑顔が印象的でした。スライムも取り入れながらお菓子屋さんの商品につなげていけたらと思います。(O.Y)


◆お互いに(にじグループ)
今日の夕方、送り火が行われます。
朝の集まりで、送り火について話をしました。
ご先祖様について、ナスの牛に乗って帰られることなどなど・・・話をすると、しっかりと聞き入ってくれていました。先日の迎え火も行われたこともあり、興味を持っていてくれたようです。今日も心を込めて参加したいと思います。
そのあと、年中児・年長児でなぞなぞ大会を行いました。
なぞなぞの本を先日から置いていたこともあって、張り切って望んでくれました。
今回は10問ほど出題。
問題が出ると、シーンと静まり考え込んでいます。わかると手を挙げ、答えてくれました。
間違っても、正解でも、手を挙げて答えてくれる姿が嬉しく思いました。
正解すると大喜び、不正解だと残念そうにでもまた考えて答えを頭の中で探しています。
嬉しい気持ち、悔しい気持ち、次こそはと頑張る気持ち・・・。
様々な気持ちが入り交ざる朝の集まりになりました。
頭を使って考える。子どもにとっても大人にとっても良い時間になりました。
最近のにじグループの部屋遊びは、年長児・年中児が遊んでいることが年少児にとって興味津々で、真似てみることが多く感じます。
先日年長児が作ったハムスターや家作りを、見ていた年少児。作ってみたい気持ちがわき、「私も作る」と年少児が挑戦中です。お兄さんお姉さんはこうしてたかな?ああしてたかな?と思い出しながら、同じように作ってみたいようです。出来上がるとまるで宝物が出来たように大事に自分のロッカーや道具箱にしまっていました。
カエルのお世話も、お兄さんがえさを集めていると一緒に参加しています。
年長児・年中児がしている行動が、憧れになっているようにも思えます。
年長児・年中児も年少児を気に掛けるやさしさを見せてくれて、困っているときにそっと寄り添ったり、声をかけて手伝ってくれたりしています。思いやりの気持ちがちゃんと育まれていることを毎日感じます。
これからもお互いに影響を大いに受けながら、どんなにじグループになっていくのか楽しみです。
I・Y
◆日本の米は世界一 (そらグループ)

今日は室内園庭遊びを行いました。
室内遊びでは様々なゾーンや玩具で遊ぶ中「LaQのコマ対決」や「折り紙でワンピース作り」や「ビーズ通し」など、制作や造形を通して集団で遊ぶ姿が見られました。
「LaQコマ」では10人ほどの男児が集まりそれぞれの感覚と価値観で勝負し合います。
(始まりは昨日の午後に一人のこどもと行ったLaQのコマ対決から始まっていました。)
それぞれがフリーダムにコマを回しているので側から見ると一体何をやっているのか分かりづらい様子にも見えますがそれぞれ楽しそうにコマを回してははしゃぐ姿は確実に見られます。
そこで、テープを使って床に土俵の様なものを貼り付けました。
すると、そこからルールが生まれ、チームが生まれました。そのルールやチームを率先して決める1人の男の子がいましたが、周囲にそのルールを理解してもらう事が出来ずにそこにいた数人が「もうやめる」と言いました。
ルールを決めていたリーダーの男の子が保育者の所に来て言います。
子「先生?止まったら負けだよね?最後まで動いているって勝負だよね?昨日先生とそうやって勝負したよね?」
保「そうだよね。そのルール先生は楽しかったし、楽しいだろうなって思ったよ。でも○君たちはそう思わないみたいだね。○君たちと一緒にやりたいの?もしやりたいなら○君たちが考えたルール聞いてみると良いんじゃないかな。2人のルール合わせたりいろんな方法ががあるよね。」
子「うん。ちょっと考えてみる。」
そう言ってまた再び残っていたこども達と遊び始めました。
保育者としての意見を伝えましたが、もう少し待った方が良かったのかベストタイミングだったのか、根本的に伝えた内容に改善の余地があったのではないか等その瞬間やその日の振り返りで気付く事ばかりです。
その時はうまくいったように見えていても実際には何も変わっていなかった事や、保育者の一言で更にこんがらがる事もあります。
我々保育者の言葉一つで様々なニュアンスにも受け取られ様々な考え方を生み出してしまいます。生み出すのであればまだ良いですが、植え付けにならないよう気を付けていきたいと日々反省の毎日です。
このこどものシーンを通して、遊ぶ友達は一人じゃない事、意見に賛同してくれる人ばかりではない事、それでも賛同してくれる人がいる事、今自分が何をどの様な形で誰と楽しみたいのかを選択する事、自分の思いだけではなく相手の思いも聞き、その上で受け入れてみようとする事、受け入れない事…。
様々な学びの予想に希望を託しまた明日こども達を見守っていきたいと思います。
「ワンピース作り」は広告をワンピース型に折る折り紙遊びをしているこどもがおりました。慣れた手つきで一つ二つと作り上げていくので机の上は山の様なワンピースが出来上がりました。広告を使ったそのワンピースの柄が様々な折り方により同じ柄でも違って見え、お洒落なパターンのワンピースが仕上がりました。
そこで、それを大きな画用紙に貼り顔と手足を切った紙をワンピースに張り付ける着せ替え遊びの様な活動を提供してみると山の様に沢山あったワンピースもあっという間に貼り終わり今度は顔と手足だけとなりました。
活動はまた後日展開されるかと思います。
「ビーズ遊び」では色分け、箸移しを楽しむこどもが少なくなりその反対に紐通しを楽しむこどもが増えました。
(室内の遊びのスペース入り口真ん中上部に吊るされたビーズがこども達の活動の印です。)
大きな穴のプラビーズ、中くらいの穴のウッドビーズ、かなり小さい穴のアイロンビーズがあります。難易度があり大きさによって、かかる時間も個数も違ってきます。
作品を見て分かる通り大きな穴のプラビーズは柄がまばらがおもです。
中くらいの穴のウッドビーズは少しパターン化しているものが増えました。
小さい穴のアイロンビーズの作品はパターン化された作品が増えていっています。
あれ程沢山あったビーズが今、入れ物の底が見える状態になっています。
今ある作品を残しつつまた新たに素材を揃えていけたらと思います。
三歳児クラスのこども達が少しずつ生活にも慣れ、自分を出しつつ楽しみながら生活をしています。遊びも三歳児で集まったり、昼食も三歳児で集まったりと三歳児の輪の繋がりが硬くなっている様に見えます。
今日も朝の受け入れで涙を流すこどもは一人もいませんでした。
お兄さんお姉さんのやっている遊びを見様見真似で行いトラブルになりそうになったり、自分たちのオリジナルルールで進むカルタやカードゲーム等、本人達(三歳児クラス)はとても楽しそうにやっています。普段、遊びのルールを説明したり進行するファシリテーションを三歳児の中でなら行える満足感を感じるこどももいます。ここに四歳児や、五歳児がいるとそうはなりません。
様々な活動を記すと果てがない為また後日ドキュメンテーションや朝夕の受け入れ受け渡しの中で我々に尋ねて頂けたらと思います。
以下、
~今日のこどもの呟き~
「あのね。炊飯器黒に変えた。早く出来るんだよ。…黒い炊飯器ってすごい。」
(最近、家の炊飯器を変えたそうです。すぐ炊けるそうです。象印かもしれません。炎舞炊きかもしれません。そう呟いてくれた○さんのお盆の上にはお茶碗いっぱいの白米が残っていました)
k★y


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