◆7月15日(水)の子ども達
2020年07月15日 水曜日
◆食べて・寝て・満たされる気持ち (つぼみ)

今日も朝から天候がすぐれず、室内で過ごしました。
登園が早かった児は好きなことを見つけたくさん遊んでから担任に会うと、ちょっとひといき休憩~とでもいうように両手を伸ばして抱っこを求め、ぺったりくっつくと、一人・二人・三人と気持ちよさそうに眠った子どもたち。そんな風に子どもたちが安心してくれているのかなと思うととても嬉しくなります。
ミッキー体操が始まり、楽しそうな声をBGMにすやすや眠っているのもこの時期ならではのいとおしい姿だなと寝顔を見ながら感じます。
今の子どもたちの中に流れるゆったりとした時間に寄り添いながら大切にしたいと思います。
ふじ組がシール貼りをしていたため、昨日お休みしていた子たちも一緒にやってみました。
最初はふじ組のお友だちの姿をよく観察していましたがシールを渡してみると、指先を上手に使い、ぺたり。紙だけでなく、ぺたぺたとした粘着部を気に入り、手や机にも貼ってにんまり。折り曲げたりと感触も楽しんでいました。
廊下やおひさま広場でもたくさん遊んでから、お腹いっぱい給食を食べ、ミルクを飲み、お腹が満たされるとご機嫌で眠くなるまでひと遊び。
つぼみ組だけの空間になるとお友だちとの距離も自然と近くなり、同じ玩具を欲しがって引っ張ってみたり、遊んでいる姿をじっくり見つめて目で追ったりと、より興味がわいて、キラキラした表情がとても印象でした。
I.S


お腹も満たされご機嫌です。
◆じっくり遊ぶの楽しい (ふじ)
じっくり、じっくり、こだわります
今日は朝から雨で、大好きな園庭遊びではなく、のんびりお部屋で過ごしました。
いつものコーナーあそびのほかに以前も遊んだことのあるシールあそびを設定しました。
最近のふじぐみの子どもたちは、少しずつすきな遊びを短い時間じっくり遊ぶ姿があります。指先を使うこの遊びは今の子どもたちにはピッタリです。
何度もシール貼りの経験のある子どもたちは、指先のうごきもスムーズに「(もっと)シールちょうだい」とあっという間に渡したシールを貼り終えてしまいます。そのあそびに興味を持ちはじめてみた子どもたちの中には、「あれ?指にまとわりついて、なかなか離れないぞ…」と離れていかない不思議な感覚を味わっていたのではと思います。
それでも繰り返すうちに、何となく指先の動きを獲得して、ペタリと貼れ嬉しがる子もいました。子どもの獲得する力はすごいです。
そして貼り方も一点集中に重ねて貼りあわせたり、横、縦一列に並べたり、台紙一面に広がって貼ったり、それぞれの個性が出て面白いです。
遊びの中に少しずつ、こだわりや自分のしたいこと、自己主張も芽生えてきて、自分の思いがあることが見られます。同じ遊びをしていても、一人ひとりが経験していることは異なります。今、その子が経験している事、感じていることを大切にしていきたいです。(O.A)
個性がでます
最近人気の玉差し
◆身体を動かす楽しさ (きく・たんぽぽ)
ナイスシュート。決まりました。
雨が続いている今日、今年度になって初めてホールで体育遊びをしました。
巧技台で滑り台、平均台、鉄棒etc.室内でも身体を思いきり動かせるようにしました。
沢山の遊具を目の前にした子ども達は、「わー」と声を上げて嬉しい気持ちを表現していました。
滑り台では自分たちの身長より高い事には臆することなく、手足を起用に動かし身体全身でよじ登り、滑りを楽しんでいました。遊ぶ前に「約束事ごと」を皆と確認した為か、順番に並ぶ事を忘れずに待っている姿に感心してしまいました。
平均台では両手を平行に広げバランスをとりながら歩いたり、カニ歩きで渡ったり形を色々変えながら楽しんでいました。よろけそうになるまで、足で踏ん張る子ども達を見ると、まるで自分の身体にどこまで出来るかを自分自身と対話している様に見えました。
鉄棒でも「これ出来るんだ」と言ってひょいッと足を軽々と上げて逆上がりの形になって得意気になっていたり、もう一方では足を床から離し、両手でぶら下がり保育者が「1,2,3…」と数えると子ども達も同時に出来るところまで、ぶら下がろうと頑張る姿が見られ、「やったー」だったり「足りなかった…」だったりと表情を変えて挑戦していました。
繰り返している中にも、やり方や力の強弱を変えて身体能力が備わってくるのだと感じました。ボールとバスケットゴール台を出すと、保育者に身体を持ち上げてと各々、意思表示を見せ、ボールをネットの中に落とし、まるで自分でゴールを決められた気分を味わっているかのように喜んでいました。遠目でみていると、まるでそこは、バスケット選手が集まっているように見えたので不思議です。梅雨にも負けない遊びを提供していきたいです。
S・A
それぞれのペースで。バランスをとって歩けるよ。
たんぽぽぐみ、今日は全員集合です!やや流行っていた風邪も落ち着いたようで、ホールで元気に遊んだ後は、大好きなカレーライスを食べました。
◆お菓子屋さん開店(うみグループ)

買いに来たんだけど…。エコバックを持ってきた○君。男の子には少しだけしかくれないんだって。男女によってサービスの違いがあるようです。
折り紙や画用紙で制作を楽しむ女児が多くいます。本を見ながら、わからないところは保育士に聞きながら、友達に教わりながら一つ一つ丁寧に作り上げていきます。
ジュース・ケーキ屋さんも流行りだした姿を見て、『おりがみでおみせやさん』という一つの本を提供してみました。
早速、「これつくりたい」とキャンディー・アイスクリーム作りが始まりました。
普段、作品が作り終わると「これは飾らないで持って帰りたい」ということの多い△ちゃん。
今日は、「たくさんできたからみんなにも見せたいなぁ」といつもとは少し違う反応。
そこでお店屋さんを開いてみないか?提案してみました。
一緒に作っていた4名で早速開店準備です。
休業中のスシローの店舗を間借りして、品物を一つ一つ丁寧にかわいらしく並べていきます。準備中からすでにお客さんが並んでいます。
今日は開店サービスなのかお金は払わずとも、ただで次々商品を渡していく気前のいいお店屋さん。
品物が足りなくなりそうとお店の裏では「はやくつくるよ」とキャンディー作りで大忙し。
同じお客さんが多かったようですが、1時間近く大繁盛でした。
「お店は閉めるから入れないようにしてるの」
「次はもっとたくさん作らないと」
「お金も作らないとだね」
子どもたちの中で様々なアイデアが浮かんでいる様子。
必要なサポートをしながら発展していけるといいなと思っています。
途中、雨も上がり園庭でも思い切り体を動かして遊ぶことが出来ました。(M.C)

お店やさんの裏では品物作りで大忙し。お客さんいっぱい来るから。と嬉しい悲鳴です。

こうだよね?洋服の前後をしっかりと確認しながら着ています。
◆憧れの姿(にじグループ)
今日の朝、折り紙の本を見ていた年長男児が「ハンバーガーとポテトとジュースでマクドナルド作ろう!」と言いに来てくれました。昨日、年長児が折り紙でハンバーガーとポテトを作っていたため、その姿を見て作りたくなったのかもしれません。生きてきた年数は1.2年しか変わりませんが、子どもにとっての1年はとても大きく、年少児・年中児にとって年長児は憧れの存在となっています。
年中児とハンバーガーを作っていると年長男児が「何作ってるの?」ときてくれました。そして「お家でお兄ちゃんに折り紙教えてもらったから一緒にやってあげるよ」と年少児のハンバーガーづくりを手伝ってくれました。
バンズ、ハンバーグ、レタス、トマト、バンズ、ポテト、ジュース、全てそろうと年中児は「マクドナルドできた!」と満足そうに友だちに折り紙を見せていました。年中児の様子を見て年長児も嬉しそうにしていました。
午前中は雨が降っていたため室内遊びとなりました。
スパッタリングとスタンピングの技法を使って「とうさんはタツノオトシゴ」という絵本の絵を描きました。スパッタリングでは絵の具が体に飛び散っていることも気にせず夢中で取り組む姿がありました。スタンピングはクリアファイルを使っておこないました。ファイルを画用紙からはがすワクワク感やはがした後に出てくる形を楽しみに、何度も挑戦してくれました。大きいものから細かいものまで色を考えながら集中して取り組む姿が見られました。
雨の日が続き、室内での活動が増えていますが、子どもたちが退屈に感じることがないよう、様々な遊びを提供できるようにしていきたいと思います。K.Y
◆根が出たよ。そしてゲームでの協力する力(そらグループ)
もも組お兄さんお姉さんと絵の具持ってきたよ。
給食で出たスイカの種を水にしたしておいたところ、根が出てきました。みんなで共有したくて、朝の会で見る事にしました。根が出ていたことが分かると喜ぶ子や見たいと言ってくる子もいて、自分たちで食べたスイカは、関心が高かったようです。大事に見ていこうという事を声掛けていきました。そして種をまいたオジギソウの方は、しおれかかっていたので同じように大切にしていこうと言う事を声掛けすると、関心がなかった子も良く見て関心が持った様でした。
今日もみんなの大好きなゲームをしました。もも組の子ども達には、お兄さんお姉さん1人と手を繋いで保育士とタッチしてから絵の具を1つ持ってきてくださいと言うお話をすると、2回目という事もあってすぐにお姉さんの所に行って手を繋ぐ子もいました。お兄さんの方も選んでもらいたくてきちんと座ってちょっとアピールをしていました。
それぞれ恥ずかしそうに手を繋いで絵の具を取りに行っていました。絵の具の量を確認してたくさん入っているのを選んでくる子もいれば、高い所の絵の具をお姉さんに取ってもらっている子もいました。どの子もお兄さんお姉さんと手を繋いでニコニコで帰ってきました。
ゆり組の子ども達には、重い物を持ってきて下さいと言うと張り切って持ってきました。ブロックの木の蓋、積み木を1箱、ブロックを1箱、みんな重そうに持ってきました。図鑑を抱えてくる子もいて、確かに他の絵本より重いです。そして最後に3人で持ってきたのは、おままごとのちゃぶ台を遠くから運んできました。1人1個ではなく、3人で持ってくるとは思ってもいず、保育士の方がびっくりでした。
ひまわり組の子ども達には、長い物を持ってくることを話すと、さすが年長児、思いもよらないものばかりに驚きました。どこから探し出してきたのか模造紙が丸めて筒になっているのを抱きかかえてきた子、重い物でも登場したブロックの木の蓋は、長い物でも登場しました。
電車の鉄橋を持ってきた子、図鑑も他の本よりは長いです。良く探してきました。そして1人が、ビー玉ころがしの溝の付いた積み木を持ってきたかと思うと、隣の子の同じものを持ってきていて、なんと5人同じものを持ってきていて、くっけて見せて『長い』を表現してくれました。
こんなゲームを続けてきましたが、思いもよらないものが登場し、「なるほど」と感心します。そしてもも組の子ども達は、お兄さんお姉さんと協力して絵の具を持ってきました。ゆり組では、大きなちゃぶ台を3人で協力して持ってきました。長い物も5人で協力して長い物を作っていました。1人ではなく、協力するという事が出てきたことに感心しました。これからもどんなことが出来るのかを楽しみにゲームをしてみたいと思います。 M.K
ゆり組、本当にこれ重いよねと言いながらよく運んできました。
Posted in 園のこだわり